今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」のメイン・テーマは、坂本龍一が作曲している。和と洋の印象がうまく調和していて、いい曲だと思う。坂本龍一は、1952年生まれのミュージシャン、作曲家、編曲家、音楽プロヂューサー、ピアニスト、キーボーディストで、東京芸術大学の大学院修士課程を修了している。僕が坂本龍一の名前を初めて知ったのは、1978年に結成されたYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)時代だった。YMOでは、やはり1980年にリリースされた「ライディーン」が一番印象に残っている。 1979年には、アレンジを手掛けたサーカスのシングル「アメリカン・フィーリング」で、日本レコード大賞編曲賞を受賞している。1983年公開の大島渚監督の映画「「戦場のメリークリスマス」では音楽を担当。そして、これはビッグ・ニュースだが、1987年公開の(僕 も劇場で見た)ベルナルド・ベルトルッチ監督、ジョン・ローン主演の「ラスト・エンペラー」では、音楽をデイヴィッド・バーン、コン・スーとともに担当し、アカデミー賞作曲賞を受賞した。その後1992年には、バルセロナ・オリンピック開会式のマスゲームの音楽を作曲(坂本のスケッチに基づく管弦楽編曲は作曲家鈴木行一が担当)、自らも会場でオーケストラを指揮した。
先日の日曜日に、「NHK バレエの饗宴 2013」をテレビで見た。時間が無かったので、中村祥子(ベルリン国立バレエ団プリンシパル)と共演のヴィスラウ・デュデック(ベルリン国立バレエ団プリンシパル)の「黒鳥のパ・ド・ドゥ」しか見れなかった。これはチャイコフスキー作曲の「白鳥の湖」の中の一場面で、振付けはマリウス ・プティパだ。最近のことだが、フィギュア・スケートの浅田真央が、後半の演技でこの場面の曲を使っていた。昔「白鳥の湖」を見た時、白鳥より黒鳥の方がきれいだとなにげなく思った記憶がある。中村祥子は、パートナーのヴィスラウ・デュデックに見劣りしないぐらい背が高く、容姿端麗で、均整のとれた体型をしていた。手の表情も良く、足もきれいに伸びていた。「黒鳥のパ・ド・ドゥ」は、バレエの数ある名場面のなかでも、屈指の名場面ではないだろうかとかってに思っている。特に32回連続のフェッテは見ごたえがある。こちらが目が回りそうになるくらいだ。バレエ・ダンサーはアスリートだと言う人もいるが、確かにクラシック・バレエの中には、あらゆるダンスとスポーツの基礎があると思う。