バシャアアアアアアアアアン!!
(次の瞬間、湖畔の水面の一部が間欠泉のように噴き上がり、赤い水龍が飛び出してくる)


スカルリーナ「!?」



ボオオオオオオオオオオ!!
(水龍が一瞬にして燃え上がり蒸発しながら空高く昇天していく)



バシャアアアアアアン!!
(突然、破裂すると同時に激しい水飛沫が)



スカルリーナ「!!」(咄嗟にヒプノアームで顔を覆う)





・・・・・・・・・・・・





そよそよそよ・・・





スカルリーナ「・・・・・・・・・・」(おそるおそる目を開ける)




そよそよそよ・・・(何事もなかったかのように黄昏色の湖畔がせせらぎを奏でている)



ちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷ・・(まるで時が戻ったかのように飛んでいったはずのアヒル的環境生物も少し前と同じ様子でゆるりと水面を優雅に泳いでいる)



スカルリーナ「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」


とっとっとっとっ・・(森林エリアより護衛のミッチを筆頭にバステトを抱いたフラワーを乗せた愛らしいケストドンと白きガルクに跨ったスリーに挟まれながらガリタン夫妻(旦那はなんだかロマンティックなお面を被った奇面族の赤ちゃんを抱っこ)がこちらに向かって歩いてくる)


トド美「ほら。やっぱりここにいた」とっとっとっ・・

エムセス・ガリタン「お一人になりたいお気持ちは分かりますが・・」(抱っこしている奇面族の赤ちゃんが彼の顎に手を伸ばしてくる)

ジャス「イ~~」ぐいっダッシュ(ガリタンの白ひげを)

エムセス・ガリタン「いたっアセアセ

エ・ソ「ふふ。もうじき日が暮れます。さぁ、戻りましょう」

スカルリーナ「ええ・・・そうね」


スリー「どうしたんです?顔が真っ青」


ミッチ「ほんとっす。まるで初めてジエン・モーランに遭遇したような顔色でありますな。それとも亜種かな」みゅう~~(と下からスカルリーナの顔を見上げる)


フラワー「まぁたいへん。戻ってすぐにハチミツ入りの滋養強壮薬を用意しますわ」うい(とバステトも)

スカルリーナ「大丈夫よ。気分転換したかっただけ。ありがとう」にこっ

バステト「みゅうううう・・」じーーーー


カーラ・スノウ「志願兵のお相手もされたりと、お疲れなのよ」


ぺしぺしハッ(とカーラがモフモフな尻尾で上に跨っているスリーのゴシャメイルな背中を)


スリー「えっ・・ああ・・・スカルリーナ様。これを」スッ(ウッドマスクを差し出す)

スカルリーナ「ラ・エメシスで無くしたとばかり思っていたけど・・・あなたが拾ってくれたのね」

スリー「ええ・・まぁ・・そのぉ・・」もじもじ

トド美「渡すのが恥ずかしくて、ずっと持っていたんだよね」ええ・・まぁ・・そのぉ・・(とスリー)

カーラ・スノウ「さぁ、早く」ぺしぺし

スリー「・・どうぞ・・」スッ

スカルリーナ「ありがとう」にこっ(笑顔でそれを受け取る)

スリー「・・・・・・・」(少し照れくさそうに俯きながら顔を背ける)

ミッチ「そういう時は「どういたしまして」って言うっすよ。ほら」ぺし~~ん!(スリーの太ももを)

スリー「ええ・・・まぁ・・・どういたしまして・・」ぽりぽり(ポニーテールな頭を)

ミッチ「ほほえましい!!」ぱちぱちぱちぱち(バステトとジャスの赤ちゃん軍団も一緒に)

エムセス・ガリタン「フフ」(パートナーと顔を見合わせながら)

ミッチ「それと報告があるっす。首都に送る鉱石の件ですが、ハハーン族と地元の部族の方々が炭鉱に行ってくださるそうっす」

トド美「うちのパパやヤッ君おじさん達も手伝うって。ディ・ガルシャーがいないなら、こわくないって」

エムセス・ガリタン「パパグラーナから派遣されてきた傭兵達もいるので、十分な数を輸送できるかと」

スカルリーナ「シャンティ家がお金で雇っただけで、グランデギルドの精鋭ではないわ」

エムセス・ガリタン「・・・・・・・」(眉をひそめながら同意するように小さく頷く)

スカルリーナ「ヴァンニクローゼ・・グランドマスターから、その後、伝達は?」

エムセス・ガリタン「いえ。今のところ」

スカルリーナ「そう」(湖畔を眺める)

エムセス・ガリタン「・・・・・・」

スカルリーナ「でも、良かったわ。アダンカのお願いを了承したはいいけど、ちゃんと送れるか少し心配だったの」にこっ

エムセス・ガリタン「アダンカ様もお喜びになられます」

スカルリーナ「族長にお礼を言わないと」

スリー「その代わり、自分も王墓へ連れて行けって、張り切っていました」やれやれ

ミッチ「グリムリンクスだけ従軍するのはずるいって。ジャブ吉殿達もやる気満々っす」

スカルリーナ「でも、いいのかしら・・」

エムセス・ガリタン「彼らもまたスカルリーナ様と同じ考えです。例え虐げられようとも信仰を捧げてきた対象に疑問を抱き、その存在が果たして正しきものなのか、自分達の目で確かめたいのです」

トド美「ディ・ガルシャーは悪いやつだよ。きっとまた復讐しに戻ってくる。だから、みんな家族のために戦うの」

ミッチ「王妃様達には申し訳ねぇっすが、自分達はボッコボコにするっすよ。邪龍の一味を」むん

スカルリーナ「ええ。あなた方をお呼びした責任が私にはあります。あと少しで・・あと少しで私達が求めている答えがすべて分かる・・・そんな気がします・・」(湖畔を見つめる)

バステト「みゅうううう・・・」(同じく湖畔を訝しげな目で)

ジャス「マ~マ・・」しょんげり

エ・ソ「心配よね。でも大丈夫。きっとアジャリナは元気になって帰ってくるわ」なでなで

スリー「そうだよ。イェル・ミナや純平達も一緒にね」

ミッチ「鈴木の兄貴は、こちらから王墓進軍の合図が出るまでは回復に専念すると。王妃様の号令待ちであります」

スカルリーナ「そうね・・」

バステト「マ~マ!イ~~ッ!」ぺしぺしっ!(抱っこされている母のモフモフな腕を叩く)

フラワー「ダメよ」ぷいっ

スカルリーナ「??」

フラワー「自分も王墓へ行きたいって聞かないんです」ぺしぺしっ!

バステト「マ~マ!イ~~ッ!」ぺしぺしっ!

フラワー「めっ!!」シャアアアアア(鬼の猫形相)

バステオ「マーマ・ブー!!」PRRRRRアセアセ(唾を)

ミッチ「UBU殿みたいになってきたっすね」PRRRRR!

トド美「悪い影響ね」やめなさい!きたない!PRRRRR!

ジャス「ブーブー!!」ぺしぺしっ!(同じくガリタンの腕を)

エムセス・ガリタン「父上と共に戦いたいという、お前の気持ちも分かる。勇敢な子だ、ジャス。だが、まだお前は私の腕の中だ。オ~~ヨボヨボヨボヨボ♪」ブーブー!ぺしぺしっ!(顔面を)

エ・ソ「・・・・・・・・・」

トド美「どうしたの?不安な顔」

エ・ソ「あ・・・みんな、家族のことが心配なのよ。バステトもジャスも、本当に偉いわ」イ~イ~!!PRRRRR!!よしなさい!!みっともない!!二人とも喧嘩はやめるっす

トド美「お子さんがいるのね?」ぺしぺしっ!ほ~らほら、オ~~ヨボヨボヨボヨボ♪

エ・ソ「ええ。しばらく会っていなくて・・・でも、大丈夫。きっとあの子も元気にやっているわ」PRRRRR!!ほら、お母さんにつばを吐く行為は・・PRRRRRR!!うわぁ~目に入った!こら!!バステト!!

トド美「さびしいね」そっ・・(大きい顔をエ・ソの腕にこすりつける)

エ・ソ「あなたは平気?」なでなで

トド美「うん。最近のパパの様子をこっそりママに伝えにいったの。そしたら、少しだけ喜んでた」にこっ

スリー「そうよね・・みんな、お母さんだもんね」PRRRRR!!バステト!!湖に放り投げるわよ!!マーマ・ブ~~!!

スカルリーナ「あなたのお母様は、とても聡明で、立派な御方だったと・・」

スリー「やめて!!」


・・・・・・・・・・・
(フラワー、バステト、ミッチが喧嘩を止め、三人共、フレーメン反応みたいな顔でスリーを見る)


バッ!
タッタッタッタッタッ
(カーラから飛び降り、森の奥へと走り去っていくスリー)


カーラ・スノウ「ごめんなさい。王妃様」

スカルリーナ「いいえ。私が軽率だったわ」なでなで

エ・ソ「時間が必要なだけです。スリー様もまた、アダンカ様同様、大切なご家族。スカルリーナ様のお気持ちも、きっとご理解されているはずです」

バステト「みゅうう・・」スッ・・(シストラム・ニャオスを取り出す)


シャラシャラシャラ♪ボウンボウン♪♪
(シストラムをフリフリさせて独特な音を奏でるバステト)


ジャス「イ~イ~♪」ぱんぱんぱん♪(リズムに合わせて手を叩く)

スカルリーナ「ありがとう。みんな、本当にいい子ね。私も二人のお母さんを見習わないと」なでなで(二人の頭を)

バステオ「マ~マ、ブ~~~」PRRRRRR(その愛らしい頭をあまがみするママ、フラワー)



ジョー「飯ができたぞ」とっとっとっとっ・・


トド美「ジョーさん。今日のご飯はなぁ~に?」

ジョー「GOGOバクレツアロワナのボムソテーがメインだ」UH~~~♪(喜ぶ赤ちゃん軍団)

フラワー「まったく。口の中が弾けても知らないわよ」マ~マ、ブ~~

ジョー「さぁ、乗れ」(王妃の前で頭を下げる)

スカルリーナ「ありがとう」バッ(颯爽と)

ミッチ「ジョー殿が乗せるなんて、すごいっすね」こそっ

フラワー「UBUさんに少し似ているからかもね」

バステト「みゅううううう・・・」じーーーー

カーラ・スノウ「さ、私達も戻りましょう」とっとっとっとっ・・

バステト「ア~~ニャ。イッイッ」(背中を指さしながら)

トド美「かゆいの?」

バステト「イ~~~」(背中を掻こうとするもまだちいちゃいから手が届かない)

フラワー「この頃、ずっとなのよ。お風呂を嫌がるからね」そうなんだ(とトド美)

バステト「マ~マ・ブ~~」なんでよ(とポリポリ掻いてもらいながら)




「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights





とっとっとっとっとっ
(森の中、物憂げな王妃を乗せたドスファンゴが勇ましく歩いていく)

スカルリーナ「またスリーを傷つけてしまったわ。あの子の母親代わりになろうなんて思うこと自体、傲慢よね」とっとっとっとっ

ジョー「チャンスはいくらでもある。状況に応じて、必要なことをしてやればいい」とっとっとっとっ

スカルリーナ「そうすれば、あなた達みたいな絆が得られる?」とっとっとっとっ

ジョー「それには、もっと死線を共に乗り越えないとな」とっとっとっとっ

スカルリーナ「ふふっ・・彼にも、その言葉を聞かせてやりたいわ」とっとっとっと

ジョー「誰のことだ?」とっとっとっとっ

スカルリーナ「パパグラーナに閉じこもっている、臆病者よ」ふふっ


To Be Continued







次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」

第407話 「テグゾ・テッサ/PART36」の巻
6/29(月)0時更新予定

そんだらば!次回も読も見逃すな!!

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