ダシャアアアアアアアアン!!
(溶岩台地を叩きつける深緋に燃え上がる炎角竜の尻尾をひらりと宙を舞いながら交わすハーフ・ドラゴン)
テグゾ・テッサ「ほんと。元気がいいこと」ヒュオオオオオ!!(背中の翼を羽ばたかせ、並行移動しながら炎角竜との間合いをとる)
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
パシャアアアアアアアアン!!
(大地の激震と共に溶岩台地の裂け目からマグマが吹き出てくる)
テグゾ・テッサ「警告のつもり?嘘だね。楽しんでいるくせに」
パシャアアアアアアン!!
ドスン・・ドスン・・
(大地より噴き上がるマグマ飛沫を受けながらおもむろに歩いてくる巨大な炎角竜)
テグゾ・テッサ「自分の手は汚さず、あいつに力を与えて、こっちの様子を窺おうって魂胆でしょ?ミューズ・ネロを討伐できたのは、あの子達のお手柄だったしね」シュトッ(災厄の大地に着地する)
パシャアアアアアアン!!
(テッサに降り注がれる灼熱のマグマ飛沫)
テグゾ・テッサ「おもしろいじゃん。それじゃあ、久々にあたしの実力をみせてあげる」にや
ボギャアアアアアアア!!
(龍の雄叫びをあげながら両手を握りしめ、全身に力を入れたテッサの顔が膨張するように突き出て黒龍の頭部へと変貌してい)
テグゾ・テッサ「懾れよ。ドラゴンを」メキョメキョメキョメキョ(従来のテッサの女性の声と淀んだガテラルボイスからなる二重声を発するドラゴンヘッドと化した頭の両端に生えている羊のように丸まった角が解放されたかのように、それぞれ2つに割れながら、両目の上から赤紫と黒に編み込まれたコーンロウの髪をなぞりつつ天高く伸びていき、四本の黒龍の角を形成させる)
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
グルルルルルルル・・!
(各地よりマグマが噴出して飛び交う煉獄の溶岩台地にて、巨大な炎角竜は唸りをあげたまま立ち止まっている)
テグゾ・テッサ「激しい感情をもってこそ、ドラゴンってもんさ。恐怖もまた感情のひとつ。大切なのは心を制御すること。それが出来なくて、死んでいった多くの仲間を見てきた。もちろん、あたしのように契約を受けた人間も含めてね」
パシャアアアアアアン!!
(目の前の巨大なターゲットを睨みあげるドラゴンヘッドと化したテッサの左右の大地より、マグマの噴出と共に襲いかかってくるニ頭の熔晶蠍)
テグゾ・テッサ「ただフレンジーなだけじゃ、死ぬだけ」
バオオオオオオオオン!!
ズシュッ!!
(襲撃者達には目もくれず、テッサは右手に握るクロノキャノンの零距離拡散弾発射で右側の熔晶蠍を血肉諸共爆砕、同時に左側から襲いかかってきた熔晶蠍を左手に握るクロノランスの一突きで標的の心臓を的確に射抜く)
フオン
ドシャーーーーーン
(ランスに突き刺さったまま息絶えている熔晶蠍を投げ飛ばすように振りほどき、大地に叩きつけるテッサ)
ショオオオオオオ・・・
グチャら・・
(そんな血みどろのランスの先端に突き刺さったままになっている瘴気を放出させた鮮血滴る新鮮な心臓を食いちぎる人型サイズの黒龍の悍ましい顔)
テグゾ・テッサ「あんたの力の源になっている火は五大元素のうちのひとつだけど、実は、もうひとつあるの知ってる?」グチャらグチャら(完全に龍と化している鮮やかなマゼンダの虹彩に覆われた黒い瞳孔からは、ただならぬ雰囲気が放たれている)
シャオオオオオオオ!
(肉片と化した熔晶蠍と心臓をえぐられた熔晶蠍から放出される瘴気がテッサの全身に吸い寄せられていく)
テグゾ・テッサ「ダークエレメント。大陸が消し去りたい過去さ」ゾルルルルルルル(鋭い牙が生え揃った爬虫類のように突き出ている龍口の隙間から禍々しい瘴気が溢れんばかりにもれていく)
ワッシャッシャッシャッシャッ!!
(炎角竜は溶岩台地をその大きな角で掘り進めながら潜行を開始する)
テグゾ・テッサ「賢いね。けど、今のあたしには意味がないよ」ブワッサ・・(翼を羽ばたかせ、垂直に浮上する彼女の背中はいつものような猫背ではなく背筋がピンと伸びている)
クワッ(邪眼を刮目させるように瞳孔を開くテッサ)
パシャアアアアアアアアン!!
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
(マグマ噴き荒れ、振動によって激しく揺れ動く溶岩台地の地中を弾みながら怒涛の勢いで潜行してくる大きな赤いエネルギー体が透けて見える)
テグゾ・テッサ「フフ。元素エネルギーが強すぎるのも問題だね」チャッ・・フォオオオオオオ(右手に握るクロノキャノンの砲口を龍の口にあて、ブレスを注入していく)
ドギュウウウウウウウン!!
(溶岩台地に向かってクロノキャノンのトリガーを引くと、龍属性と瘴気を帯びた悍ましい髑髏のようなカラ骨弾が発射される)
ドガアアアアアアアアン!!
ボギャアアアアアアア!!
(地面に着弾して大爆発した地中から炎角竜がたまらず飛び出してくる)
ヒュオオオオオオオ!!
ガシッ!!
(テッサはすかさず宙に浮かんできた炎角竜の頭部に向かって急降下していくと、額に張り付く)
テグゾ・テッサ「よく聞きな!!これがあたしの声だ!!」
グボオオオオオオオオ!!
(炎角竜の頭殻に向かって膨大な龍属性エネルギーを吐きつけるテッサ)
ボギャアアアアアアア!!!!
(たまらず叫び声のような咆哮をあげる炎角竜)
テグゾ・テッサ「叫べ!!叫ぶことがあたし達ドラゴンにとっての共感性だ!!」スオオオオオオ!!(大きく息を吸い上げる)
ボギャアアアアアア!!
グボオオオオオオオオ!!
(再び咆哮と共に放たれるテッサのドラゴンブレスが瞬く間に巨大な炎角竜の頭部を包みこんでいく)
ギャアアアアアアア!!
ドサアアアアアアン!!
(赤黒いエネルギーに頭部を覆われた炎角竜はたまらず地面に激しく落下していく)
テグゾ・テッサ「あんたに恨みはないよ。だって、あんたは利用されただけなんだから。あたしみたいにね。そういう意味じゃ、似た者同士なのかも」シュトッ(と着地してきた彼女はもとの黒鱗に覆われた人型女性の顔に戻っている)
グオン・・・グオン・・・・
(大きな両角を震わせながら横たわっている炎角竜)
テグゾ・テッサ「分かったろ?あたしの魂の半分はあんた達と同じなんだよ。だから、あんたのこともよく分かるんだ。ほんとうだよ?」
フシューーーーーーーーー
(熱気を排出する炎角竜のつぶらな瞳にテッサが映り込む)
テグゾ・テッサ「そうだね。あんたもあたしも大戦を経験してきた仲間だ。静かに暮らしたいだけなんだよね」ス・・(倒れている炎角竜の頭を龍の爪が生えた手で優しく撫でる)
ドスン・・(静かに起き上がる炎角竜)
テグゾ・テッサ「おうちに帰り。悪かったね」ブワッ(翼を羽ばたかせ、いつもの猫背で宙に浮かんでいくテッサ)
ワッシャッシャッシャッシャッ
(溶岩台地を見下ろすと、炎角竜が地中深くに帰っていく姿が映り、いつの間にか割れ目噴火もおさまっている)
テグゾ・テッサ「さてと・・」バッサバッサ・・
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・!!
(少し離れたエリアの上空に留まっている赤黒いキノコ雲)
テグゾ・テッサ「今行くよ、アムちゃん」
ブワッ!!
(黒い翼を羽ばたかせ飛んでいくテッサ)
To Be Continued

次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第365話 「今世紀でも恥をかきにきたのか?」の巻
1/26(月)0時更新予定
そんだらば!次回も見よう!!読も見よう!!
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