皆さんは、どこかの誰かが誤発注したせいで、損をした経験はありますか?

昨日のブログ「 「まさか!?」のリスクを想定していますか? 」では、一瞬のうちにとんでもない値動きをするフラッシュ・クラッシュ(瞬間的急落)のリスクをお伝えしました。

フラッシュ・クラッシュの要因の1つに、誤発注があります。
2016年10月7日のポンドの急落は、誤発注ではないか、という説があるみたいですね。

どこかの誰かが誤発注したせいで、自分がとんでもない大損失をくらう、というのは、なかなか受け入れがたいことではありますが。。。(^^;


もしも誤発注であれば、一瞬だけ急落しても、すぐに元に戻るはずです。
ですが、逆指値を入れていたら、もしくは、証拠金が不足して強制的にロスカットされたら、元に戻る前に大損失が確定してしまいます。

株であれば、たとえ誤発注で、とんでもない巨大な売り注文が出ても、「連続約定気配」になって、すぐには約定しません。
もし、誤発注した人がすぐに気づいて、売り注文が取り消されたら、損失を出さずに済みます。

また、株であれば、ストップ安という制限もあります。
誤発注した人が気づくのが遅れても、その日のうちに売り注文が取り消されたら、最大でもストップ安で損失を抑えることができます。

FXや仮想通貨には、こうした制限は無いので、どこかの誰かが誤発注した時点でアウトです。
すぐに気づいても、後の祭りです。


また、FXは基本的にレバレッジを掛けてトレードします。

レバレッジは、よほどのことがない限り証拠金が無くならないように計算して掛けるとは思いますが、フラッシュ・クラッシュは、その「よほどのことがない限り」の想定を超えてしまう値動きなので、一発退場や、借金になることもあり得ます。
かといって、フラッシュ・クラッシュでも耐えうる程度のレバレッジに抑えると、利回りは小さくなってしまいます。

株であれば、上場廃止になる確率がけっこうあるので、たいていの場合、自分の資金を超えるようなポジションは持ちません。
つまり、たとえ上場廃止でゼロになったとしても、借金に陥らないようにします。
空売りをしていて、連続ストップ高に巻き込まれた場合は、一発退場や借金もあり得ますが、出来高の少ない仕手株を避ければ、遭遇する確率はかなり小さいと思います。

いずれにせよ、株であれば、レバレッジを掛けずにトレードすることがほとんどですので、誤発注のせいで一発退場や借金になることは、まず無いと思います。

 

 

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【8848 レオパレス21】が、今日2月19日(火)、突然に急上昇しました!

この5日間、逆張りで待ち構えていたトレーダーには、待ちに待った瞬間が訪れましたね(^^)

ご存知の通り、レオパレスには悪いニュースが続いており、2月8日(金)のストップ安から、ずっと下落し続けていました。
今日も、朝一番には上昇しましたが、210円の節目は超えず、かといって200円の大台も割らず、ずっと揉み合っていました。

しかし、14:25に210円の高値をブレイクしてから、一気に急上昇!
およそ2週間ぶりの陽線となりました。
昨日の200円割れが大底で、ようやく反転したのでしょうか。

日中の値動きを見ると、きれいな三角持ち合いブレイクの形です。




昨日2月18日(月)には、【4594 ブライトパス・バイオ】も、昼休みの直前に、突然に急上昇しました!
今日は、さらに上昇しています。

こちらも、日中の値動きを見ると、きれいな三角持ち合いブレイクの形です。




このように、揉み合いで上にも下にも動かない状態から、突然に急上昇し始めた時は、買いの大きなチャンスになります。

「いったい何事!?」と思うかもしれませんが、こういう急上昇を見つけた時は、上昇している理由を調べる前に、まずは飛び乗ることです。
できれば秒単位で、遅くとも1~2分のうちには飛び乗らないと、急激に上昇してしまって、高値掴みになってしまいますので。

どちらの場合も、日中の値動きを見ると、きれいな三角持ち合いブレイクの形です。
急上昇は突然に起こりますが、監視していれば、うまく飛び乗れた人も多いのではないでしょうか。

 

 

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株もFXも仮想通貨も、たまに、とんでもない値動きをしますよね。

ごく稀にしか起こらないけれども、いざ起きてしまったらとんでもない損失になるリスク。
皆さんは、「まさか!?」のリスクを、どこまで想定していますか?

■オーバーナイトのリスク

24時間いつでもトレードできるFXや仮想通貨に対して、株は基本的に昼間しかトレードできません。
そのため、夜間にとんでもない悪いニュースが出ると、市場が開いていないので損切りもできず、大損失になるリスクがあります。

株は、会社が上場廃止になれば価値がゼロになってしまいますし、そうでなくても、例えば先日の【4592 サンバイオ】のように、いきなり5分の1になってしまうこともあります。

厄介なことに、株価が2分の1や3分の1に暴落したり、上場廃止になってゼロになることは、けっこう頻繁に起こっています。
FXや仮想通貨と比べて、とんでもない暴落に遭遇する可能性は、株はかなり高い確率になると思います。

なお、FXでも、週末に持ち越してしまうと、とんでもない悪いニュースが出ても損切りできない状況に陥ります。

■昼休みのリスク

昼間のうちに売買を完了するデイトレードであれば、FXや仮想通貨と同様に、いつでも手仕舞いできるので、少し安心でしょう。

ただ、デイトレーダーでも、昼休みは持ち越している人が多いと思います。
ですが、東日本大震災の直後の2011年3月15日(火)のように、前場が引けた直後にとんでもないニュースが出れば、デイトレーダーでも逃げられない場合もあります。

※この時は、11時のニュースで、福島原発が爆発したことが報道されて、後場の寄り付き時点ではほとんどすべての銘柄がストップ安に張り付いていたように記憶しています。

■フラッシュ・クラッシュのリスク

一方、24時間いつでもトレードできるFXや仮想通貨ですが、必ずしも、いつでも損切りして逃げられるから安全だ、という訳ではありません。

FXでは、一瞬のうちにとんでもない値動きをするフラッシュ・クラッシュ(瞬間的急落)が、ごく稀に起こります。
例えば、2015年1月15日のスイスフランショック、2016年10月7日のポンドの急落、など、有名な事件が起きていますし、今年2019年1月3日の朝に起きた急激な円高も、巻き込まれれば大損失になっていたと思います。

フラッシュ・クラッシュは、たとえ自分のポジションと同じ方向に動いても、すぐに元に戻ってしまうので、利益にするのはまず無理だと思います。
もちろん、自分のポジションと逆方向に動いたらロスカットされて大損失です。
つまり、利益になることがない、損にしかならない値動きです。

そして、ごく稀に起きる、ということは、FXトレーダーとしてトレードを続けていけば、いつか必ず遭遇する、ということでもあります。
株であれば、財務状況を調べて倒産のリスクがある会社を避けている人もいると思いますが、FXでフラッシュ・クラッシュを避けるのは、難しいように思います。


「ちゃんと逆指値を設定して、損切りすればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、一度に巨大な注文を出されると、損切りできません。

例えば、1ドル101円でロングのポジションを取って、1ドル100円まで下がったら損切りしようと、逆指値を入れたとします。
でも、巨大な売り注文が一度に出れば、1ドル101円から90円まで一気に動くかもしれません。
そして、1ドル90円になった後で、あなたの逆指値注文が発動することになります。
ですから、たとえ1円のリスクで損を抑えたい、と思っていたとしても、11円も損してから売ることしかできないのです。

実際には、一発の巨大な売り注文で急落するのではなく、ストップロスを巻き込んで、売りが売りを呼ぶ展開になることが多いと思います。
その場合は、急落の途中で逆指値が発動しますので、底値に届く前に損切りできるでしょう。
ですが、急落している時はスプレッドがかなり広がりますので、想定していたよりも損はかなり大きくなることが多いと思います。

 

 

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【7048 ベルトラ】が爆上げしてますね。

先週末2月15日(金)、今日2月18日(月)と、2日連続でストップ高の大陽線になりました。

 



きっかけは、2月14日(木)の引け後に出た決算です。

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月14日発表分)

今期経常は71%増で4期ぶり最高益更新へ。


14日(木)の終値963円から、今日18日(月)の終値1413円まで、わずか2日間で1.5倍近くになっています。
いくら決算が良かったとはいえ、ここまで爆上げするとは驚きです。


特に、今日18日(月)は、朝からもの凄いことになっていました。

先週末の終値は1113円でしたが、今朝は早い時間から、およそ10万株もの大量の成行買い注文が出て、1350円の辺りまで大ギャップアップしそうな気配でした。

ただ、買い板はスカスカだったので、これは早い時間に気配値を吊り上げて見せているだけで、9時が近づけば1113円の近くまで下落するだろう、と予想していました。
1344円に怪しい1万株の買い板が出ていて、消えたと思ったら1359円に出たり、1371円に移ったり、怪しい動きを見せていたので、やはり、気配値を吊り上げているのだろう、と思っていました。

ところが、1293円とかなり高い値段までギャップアップして寄り付いて、いったん下落しかけたこともありましたが、すぐに1413円のストップ高まで上昇して、張り付いてしまいました!

張り付いた後は、数十万株の成行買い注文と、さらに、数十万株の引け成行買い注文が出て、まるで剥がれる気配はありません。


ただ、買い板は数百株から、せいぜい1000株ちょっとの薄い板ばかりで、かなりスカスカです。

もし、大量の成行買い注文を出してストップ高に張り付かせているのは、実は他のトレーダーに買い注文を出させるための演出だったとしたら。。。
買い注文が溜まったら売り抜けて、大量の成行買い注文は取り消してしまうのでは?
もしそうなったら、買い板がスカスカなので一気に暴落するかも、という不安も感じていました。

14時頃に見た時には、1413円のストップ高の売り板がおよそ2万株、成行売り注文もおよそ2万株だけでした。
つまり、大量の成行買い注文が取り消された場合に備えて、念のために利益確定の売り注文を出しているトレーダーがほとんどいないようです。
もし、成行買い注文が取り消されてしまったら、一気に暴落して、買った人はほとんどが逃げられないのではないか、と思っていました。


結局、買い注文が取り消されることはなく、成行買い注文は100万株以上に膨らみ、さらに150万株以上の大量の引け成行買い注文が加わって、ストップ高に張り付いたまま引けました。
売り注文は42200株だけでした。


それにしても、これほど膨大な成行買い注文を出す理由は、何でしょうか?

通常であれば、比例配分が当たりやすくするために、大量の注文を出します。
ですが、【7048 ベルトラ】はすでに2日連続で大陽線になっています。
ザラ場でいくらでも買えたのに、1413円のストップ高になってから、今さら「少しでも買いたい」と考えるものでしょうか?

比例配分を当てよう、というのではなく、ただ単に、膨大な買い注文を出して上昇の勢いがあるように演出しているだけでは?、と考えてしまいます。

今週の2月22日(金)からは、久しぶりにIPOが続きます。
12月に上場した【7048 ベルトラ】の株価が急上昇すれば、「2月に上場する銘柄も同じように上昇するかも!?」とみんなが考えて、IPO株を買うのではないか。
そうすれば、初値も高くできるのではないか。
そういう狙いで、【7048 ベルトラ】の株価を吊り上げているのではないか、と邪推もしてしまいます。


まあ、今年はゴールデンウィークが10連休になりますので、単純にその思惑で買われているだけかもしれませんが(^^;


いずれにせよ、今日の大引けでは42200株しか約定しませんでしたので、ここまで買い上がってきたトレーダーは、まだ大量の株を持ったままだと思います。
これほど買い板がスカスカで、どのように売り抜けていくのでしょうか。

 

 

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「自分が買えば下がり、自分が売れば上がる。。。」

トレードで負け続けていると、

「もしかして、自分がやっていることと逆のことをやれば、連戦連勝になるのでは!?」

と思ったことはありませんか?

私も、トレードを始めたばかりの頃、半年間ずっと負け続けた時には、同じようなことを考えました(^^;

ですが、負け続けたトレードのやり方をひっくり返して、逆のことをやろうと思っても、勝てるようにはなりません。
というのも、逆のことをやろうと思っても、できないこともあるからです。

■上がりかけたら飛びつく人の場合

「上がる!」と思ったから飛びついて買ったのに、すぐに下がって損切りになってしまう、という人も多いでしょう。



ですが、あなたのポジションがある程度大きいと、これをひっくり返して、逆のことをやるのは難しくなります。

例えば、105円まで上昇して、あなたが買おうとしている時の、売り板と買い板は、次の通りだったとしましょう。



あなたは、105円で1万株を買いましたが、残念ながら下がってしまったので、100円で1万株を損切りしたとしましょう。

これをひっくり返すには、まず、105円で1万株を売ることになります。
すると、売り板と買い板は、このようになります。



さっきまでの話では、あなたが105円で1万株を買っていました。
ですが、もうあなたは、105円では株を買いません。
あなたが逆のことをやるためには、誰か他の人が、105円で2万株を買ってくれなければなりません。

ですが、さっきまでの話では、あなたが105円で1万株を買った後は、誰も買ってくれる人がおらず、株価は下がってしまった訳です。
つまり、あなたが逆のことをやろうと思って、105円で売り注文を出しても、それは成立しないのです。

かといって、買い板が薄いため、成行で売ることもできません。

■落ちるナイフを掴む人の場合

「下がりすぎ!」と思ったから買ったのに、もっと下がって損切りになってしまう、という人も多いでしょう。



ですが、あなたのポジションがある程度大きいと、これをひっくり返して、逆のことをやるのは難しくなります。

例えば、あなたが105円で買おうとしている時の、売り板と買い板は、次の通りだったとしましょう。



あなたは、105円で1万株の買いを指値で入れます。



この直後、誰かが1万株を売ったので、あなたは105円で買えました。
その後、さらに売りが続いたので、あなたは100円で損切りをした訳です。

これをひっくり返すには、まず、105円で1万株を売ることになります。
すると、売り板と買い板は、このようになります。



あなたが逆のことをやるためには、誰か他の人が、105円で1万株を買ってくれなければなりません。

ですが、さっきまでの話では、買ってくれるどころか、この直後に、誰かが1万株を売っていました。
そして、その後はさらに売りが続いて、株価は下がってしまった訳です。

つまり、あなたが逆のことをやろうと思って、105円で売り注文を出しても、それは成立しないのです。

かといって、買い板が薄いため、成行で売ることもできません。


結局、負けたトレードをひっくり返すのは、机上の空論でしかないことがあるのです。

 

 

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