【4592 サンバイオ】に続いて、今度は【7776 セルシード】が暴落でしょうか。。。

2月15日(金)の引け後に悪材料が出て、夜間のPTS(私設取引)では766円のストップ安まで急落しています。

株探のニュースがこちらです:

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月15日発表分)

■セルシード
食道再生上皮シートの治験で主要評価項目に対する統計的な優位性が証明されなかった。今後追加の臨床試験を実施する方針。今期最終は赤字転落へ。




【4592 サンバイオ】と【7776 セルシード】を比べると、

・赤字
・臨床試験の結果が悪い
・前日は買い手が多く、株価が上昇した

という点が、良く似ていますね。

2月15日(金)は決算前にも関わらず、株価が上昇しましたので、買って持ち越したトレーダーもいることでしょう。



売買代金が断トツトップでバブル状態にあった【4592 サンバイオ】とは違って、【7776 セルシード】は膨大な買いが殺到していた訳ではなく、セルシード・ショックみたいなことは起こらないと思います。

ただ、766円のストップ安になれば、1月の上昇分がほぼすべてパーになってしまいます。
1月21日に高値を付けた後、2月8日までは下落していたので、1月に買った人は、すでに利益を確定させていたと思います。
しかし、2月12日から反発してきていたので、もし買い直していれば、せっかく確定した1月分の利益を、すべて吐き出すことになってしまいます。


なお、PTSでは766円のストップ安に張り付いていますが、18900株もの取引が成立しています。
766円のストップ安に、まだ27000株の売り注文が売れないまま残っていましたが、「766円まで下がれば買いたい」という買い手もかなりいるみたいなので、週明けは意外と高く寄り付くかもしれません。

いずれにせよ、決算の時期にバイオ株を持ち越すのは、やはり怖いですね。

 

 

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前回のブログ「 優位性さえあれば、予想はしなくていい 」では、トレード手法に優位性さえあれば、上がるか下がるかは、予想しなくていいし、全然分からなくてもいい、とお伝えしました。

ただ、上がるか下がるかは分からなくてもいいのですが、その優位性が「今でもちゃんと通用するかどうか」は、分かっている必要があります。


優位性とは、「続ければ利益になる」と信じられる根拠です。

信じられるのは、しっかりと筋の通った理論的な裏付けがあるから、かもしれませんし、過去の実績で証明されているから、かもしれません。
ですが、必ずしも、将来も利益をもたらしてくれる保証は無いのです。


例えば、ボリンジャーバンドを使って、「2σまで動いたら、反転して戻ってくることの方が多い」という統計学的な優位性は、どうでしょうか。

ボリンジャーバンドの標準偏差や、その範囲に収まる確率は、正規分布に基づいています。
実際の相場は正規分布ではありませんし、真の確率分布を知る術はありませんが、「正規分布で近似してもいいだろう」という仮定で作られたインジケーターです。

ですが、もしも正規分布から極端に乖離した相場になったら、この優位性は通用しなくなってしまいます。


また、過去10年間のデータを使ってバックテストを行い、トータルで利益になることを確認した、という事実を優位性にしている場合は、どうでしょうか。

もしかしたら、過去10年間は上昇トレンドだったのに、これからはずっと下降トレンドになってしまうかもしれません。
もしくは、AIによる自動売買が広まって、相場の動きが大きく変わってしまうかもしれません。
このように、相場の性質が変わってしまったら、おそらく、バックテストの結果は無意味になってしまうでしょう。


何がどうなっても利益になるような、絶対的な優位性は存在しません。
どんな優位性にも、何らか前提としている条件があります。

「確率分布が、正規分布から極端に乖離しなければ・・・」
「過去10年間と、これからの相場が、大きく違わなければ・・・」

これらの前提が変わってしまったら、優位性は通用しなくなり、利益は出なくなります。

トレード手法の優位性を理論的に説明したり、バックテストで実証することは、とても大切ですし、そうすれば、「続ければ利益になる」と信じられることでしょう。

ですが、それ以上に、そのトレード手法の優位性が何を前提としているかを理解すること。
そして、その前提が変わっておらず、まだ優位性が通用しているかを、つねに確認することが大切です。

 

 

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皆さんのトレード手法には、ちゃんと「続ければ利益になる」と信じられる根拠、つまり、優位性はありますか?

その優位性は、なんでもいいです。

例えば、ボリンジャーバンドを使って、「2σまで動いたら、反転して戻ってくることの方が多い」という統計学的な優位性でも良いでしょう。

または、過去10年間のデータを使ってバックテストを行い、トータルで利益になることを確認した、という事実を優位性にしても良いでしょう。

四季報や会社の決算書を読んで、「この会社は将来、売上が大きく増える」と分かる能力があるのなら、その能力が優位性になります。


逆に言えば、優位性さえあれば、エントリーしようとしている銘柄(通貨ペアや仮想通貨、株)が上がるか下がるかは、予想しなくていいし、全然分からなくてもいいのです。

もちろん、もしあなたに「今後の値動きを予想できる」という能力があるのなら、その能力が優位性になります。
その場合は、予想できるはずですし、予想しなければトレードできないでしょう。

でも、「今後の値動きを予想できる能力」を根拠にして、それを頼りに勝ち続けているトレーダーは、少ないんじゃないかな、と思います。


大切なのは、優位性があること。
そして、その優位性を根拠にして、トレードを遂行していることです。

 

 

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【3990 UUUM】が、東証マザーズの売買代金第1位に返り咲きました!
・・・ですが、ものの見事に「行って来い」ですね(^^;

昨日2月14日(木)は12%以上も上昇して大陽線になりましたが、今日2月15日(金)は12%以上も下落して大陰線になり、結局、上昇した分をすべて吐き出してしまいました。

私は、2月12日(火)の大引け前に5790円で買って、14日(木)の大引け前に6760円あたりで手仕舞いしましたので、およそ16%の利益を獲れました(^^)

私が、売り板や買い板をどう見て、どのように判断したのか。
どうして昨日のうちに利食いをして、どうして今日は買わなかったのかを紹介します。






■2月14日(木)に利食い

昨日はギャップアップして寄り付いた後、ほぼ一日中、ずっと上昇が続きました。

この【3990 UUUM】、先週は6220円の上値抵抗線を何度も試したけど超えられずに下落したり、今週も6000円の上値抵抗線で跳ね返されたりしていたので、この急激な上昇は意外でした。
ですが、日足で見れば三角持ち合いを上放れましたので、大陽線になると期待して、ずっと利食いせずに保有し続けました。

大引けが近づくと、7020円のストップ高が見えてきました。

この時の売り板を見ると、7020円のストップ高でも3万株ほどしかなく、あと10万株ほど買い注文が出れば、ストップ高まで届いてしまうという状況でした。
さらに、大引けでは早くも、1万株の成行買い注文も出ていました。

これらの好条件を見れば、一気にストップ高まで上昇し、張り付いてもおかしくない、と考えていました。
その一方で、ここまで条件が良いのに、もしストップ高まで届かないようであれば、逆に、もうストップ高までは届かず、失望で売られる可能性がある、とも考えていました。

14:15頃から、しばらく6800円の節目が上値抵抗線になっていましたが、14:38に、ついに6800円をブレイクしました!

ここで一気に6900円、7000円と急上昇するなら、保有し続けるつもりでした。
しかし実際は、ブレイクしてから1分も持たずに急落し、6800円すらキープできないようでした。

この値動きを見て、ここが天井になりそう、と判断して、手仕舞いしました。

結局、翌日の15日(金)には6620円までギャップダウンしてしまいましたので、大引けの前に手仕舞いしたのは、正解でした。



■2月15日(金)に反発を見送り

今日はギャップダウンしたので、急いで買うつもりもなく、様子見をしていたのですが、それにしても急激に下落しましたね。
まさか、午前中のうちにストップ安まで下落するとは思っていませんでした。

さて、5750円のストップ安を付けましたが、張り付かずに反発して、前場は5940円で引けました。

昼休みに監視していると、6000円におよそ4万株の、極端に厚い買い板が出て、6000円までギャップアップしそうな気配になっていました。
12:30が近づくと、およそ3.7万株の厚い買い板が、まず6020円に、次いで6100円まで切り上げて、6100円までギャップアップしそうな気配になりました。

ですが、あからさまに怪しい買い板なので、上昇の勢いが強いのではなく、逆に、弱いと見ていました。
下落しそうな株価を無理やり高く見せかけて、他の人に買い注文を出させよう、と誘導していると判断しました。

案の定、寄り付く1分半前になると、およそ3.7万株の厚い買い板は5970円に切り下げられました。
6000円に12500株の買い板があるので、これでは、6000円で寄り付いてしまって、およそ3.7万株の買い注文は約定しないことになります。

つまり、このおよそ3.7万株の厚い買い板を出したトレーダーは、本当は買いたくない、と思っていた訳です。

寄り付く20秒ほど前には、結局、この買い板は取り消されてしまいました。

むりやり見せかけの買い注文を出して、株価が上昇しそうな演出をしていたこと、さらには、その注文は寄り付く前に逃げてしまったことから、私も、ここで【3990 UUUM】を買うのは見送りました。

結局、後場は上昇せず、やや下落して引けましたので、買わなかったのは正解でした。

 

 

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やるのはすごく簡単で、時間もほとんどかからず、勝率も利益率もとても高い、と思っているトレード手法があります。

それは、17時から始まる夜間のPTS(私設取引)で、誤発注を狙うトレードです。

実際、今日2月14日(木)にも、チャンスがありました。
【3990 UUUM】が、株価は6750円のはずなのに、なんと、1000円も安い、5790円で売られていたのです!

この注文は、17:00のPTSのスタート直後に売買が成立していました。

もちろん、これは誤発注でしょう。
その後すぐに、6750円を挟んで、買いと売りの正しい注文が並びました。

17:00に5790円でこの株を買えた人は、すぐに、6750円あたりで売れたはずです。
1単元は100株なので、およそ10万円の利益です


夜間のPTSでは、しばしば、誤発注が出ます。
今回のように、一番上の数字を1つ間違えてしまうケースもしばしば起きていて、今回のようなビッグチャンスになります。

やり方としては、17時になったら、あり得ないような安い値段で買い注文を出すだけです。


ただ、私は、このトレード手法は勝てる方法だと思っていますが、デメリットも多いので、自分ではやっていません(^^;


■デメリット

(1) めったに起こらない

誤発注はしばしば起きるとはいえ、めったに起きるものではありません。

誤発注を狙うには、毎日17時ちょうどにパソコンの前に座って、万が一の大当たりに備えて注文を出す必要があります。
ですが、毎日毎日、空振りが続くことになりますので、心理的にはけっこう辛いです。

(2) 競争率が高い

17時のPTSのスタートと同時に、おそらく誤発注を狙ったトレーダーが一斉に注文を出します。
それほど多くはありませんが、早いもの勝ちなので、ちょっと遅れると、取り逃がすことになってしまいます。

(3) 惜しくも逃すと悔しい

他のトレーダーに一歩出遅れて取り逃がす、というケースだけでなく、指値の値段がちょっとだけ及ばずに取り逃がすこともあります。

例えば、今日の【3990 UUUM】では、誤発注で売られたのは、5790円でした。
もし、ストップ安の5750円で指値をしていたら、せっかくのビッグチャンスが起きたのに、たった40円をケチったことで、取り逃がしてしまいました。

めったに起きないビッグチャンスだからこそ、こうしたわずかな違いで取り逃がすと、心理的には辛いです。

(4) 大きな資金が使えない

PTSはもともと出来高がたいへん少ない上、誤発注をするような人は、たいてい1単元の注文しか出しません。

なので、パーセントで言えば大きな利益ですが、金額で言えば大した利益にならないことが多いです。

対処法としては、1単元の金額が高い銘柄だけを狙う、くらいです。

(5) 17時ちょうどの悪材料に気づかない

夜間のPTSは、17時にスタートします。
一方、17時には、適時開示情報などのニュースが発表されることが多いです。

非常に悪いニュースが発表されると、PTSでかなり安い値段で売り注文が出ます。

このトレード手法では、17時になったらすぐに買い注文を出します。
ですので、悪いニュースに気づかず、誤発注だと勘違いして買ってしまうリスクがあります。

対処法としては、17時に悪いニュースが出ていないことを確認してから注文を出せば良いのですが、そうすると、他のトレーダーに一歩出遅れて取り逃がす可能性がかなり高くなってしまいます。


という訳で、私はあまりメリットを感じられず、実際にはやっていないのですが、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

 

 

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