皆さんは、勝っている時と負けている時、どちらがトレードにのめり込みやすいですか?
 
トレーダーの性格によって、答えは様々だと思います。
勝っていると調子に乗ってしまう人もいることでしょう。
 
私は反対に、勝っている時に手控えてしまい、負けている時に頑張ってしまう傾向があります(^^;
これは悪い癖なので、意識して直すようにしています。
 

相場には好調/不調の波がありますので、トレードにも波ができます。
お金が増える時期もあれば、減る時期もあります。
トレードチャンスがたくさん見つかる時期もあれば、チャンスがほとんど無い時期もあります。
 
トレードはルール通りに淡々と繰り返すのが良い、とされています。
ですが、それは、毎日同じ回数のトレードをして、毎日同じ金額の利益を得る、という意味ではありません。
相場には好調/不調の波がありますので、淡々と一貫したトレードを行うと、結果的に波ができるのは自然です。

「相場が好調」というのは、必ずしも、株価が上昇している、とか、他のトレーダーがみんな儲けている、ということではありません。
あなたのトレード手法と相場がうまく合致して、あなたのトレード手法でうまく利益を出しやすい時期、という意味です。
 
トレンドに乗るのが得意なトレーダーであれば、強いトレンドが出ている時期が「好調」です。
逆に、レンジ相場が得意なトレーダーであれば、強いトレンドが出ている時期は「不調」になると思います。
 

本来であれば、相場が好調な時期にはトレードに積極的になり、逆に、相場が不調な時期にはトレードに消極的になるべきです。
 
ですが、私の性格だと、勝ちが続いてある程度の利益が出ると、
 
「もう十分に利益が出た。さらにリスクを取って、この利益を減らしてしまうよりは、この利益をキープしたい」
 
という思いが生じて、トレードを手控えてしまいます。
 
探せばたくさんチャンスが見つかる時期なのに、探そうとしないため、チャンスを獲り逃してしまうことになります。
 

逆に、勝てない時期が続くと、
 
「少しでも改善したい。ただ好調になるのを待つのではなく、なんとか努力して、少しでも利益を出したい」
 
という思いが生じて、もっとトレードをしようと、頑張ってしまいます。
 
不調な時期ですから、勝率や期待値が下がっているのに、少しでもチャンスになりそうだと思えば手を出してしまって、余計に損が膨らんでしまうことになります。
 
 
この性格ですと、勝ちやすい好調な時期ほどトレード回数が減り、負けやすい不調な時期ほどトレード回数が増えることになり、逆効果になってしまいます。
 
トレードに負けている時に、やる気が出てくるのは、良い面もあります。
本を読んだり、ブログを読んだり、トレードについて学ぶ意欲が沸いてくるのは、うまく行かない時の方が多いかと思います。
トレード手法を見直して、改善できることもあるでしょう。
 
ですが、実際にトレードを遂行する段になれば、相場の波に合わせて、好調な時期に積極的になり、不調な時期に消極的になるようにしましょう。
 
もっとも、専業トレーダーになると、
 
「今は相場が不調だから、しばらく何もせず、無収入でいいや」
 
とは、なかなか思えないかもしれませんが(^^;

 

 

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2月22日(金)の【4563 アンジェス】は凄かったですね~!

ストップ高張り付き840円まで急落ストップ高842円まで急落ストップ高張り付き

と、目まぐるしい1日でした(^^;



■朝から、寄り付きそうな気配が漂う

前日2月21日(木)は寄らずのストップ高で、大引けではおよそ2000万株もの大量の買い注文が出ていました。
ですが、金曜日は朝から、寄り付きそうな気配が漂っていましたね。
8:45頃に見た時には、買い注文がおよそ550万株、売り注文がおよそ200万株と、かなり拮抗していました。

とはいえ、圧倒的に買い注文が多く、寄り付かないまま、885円のストップ高まで気配値は切り上がりました。

■ストップ高になったら、すぐに売り注文が急増して、寄り付いた

9:27に板寄せがストップ高に到達した時点では、買い注文はおよそ700万株、売り注文はおよそ350万株と、まだ2倍の差がありました。

しかし、9:33頃から、急に売り注文が増えてきて、いよいよ寄り付きそうな気配が高まってきました。
そして、9:36に、およそ600万株の出来高で、885円のストップ高で寄り付きました。

■剥がれてきたら、一気に急落!

この時は、すぐにおよそ60万株の買い注文が出て、1円も下落することなく、またもストップ高に張り付いてしまいました
しかし、売り注文が増えてくると、買い注文も取り消されて、9:38にまた、およそ34万株の出来高で寄り付きました。

すると、今度は大量の買い注文は出ず、株価が下がり始めました。

この時点で、SBI証券のHYPER空売りは、残りわずかでしたが、まだ空売りできる状況でしたので、空売りを仕掛けたトレーダーもいると思います。

下がり始めると、今度は一気に売り注文が出て、一気に843円まで急落しました。
その後、いったんは大きく反発しましたが、再び売り注文が出て、一気に840円まで急落しました。



■暴落しない、と見るや、ストップ高まで買い上がる

しかし、二度の急落にも関わらず、そのまま一方的に暴落する様子はありませんでした。
株価が860円の辺りで揉み合いになると、840円が底だと見た買いが集まり、一気に885円のストップ高まで上昇しました。

朝一番でうまく空売りを仕掛けたトレーダーも、この頃に撤退となったと思います。

ただ、そのままストップ高に張り付き、とはいきませんでした。
9:52にストップ高まで上昇した後、およそ10分間、張り付かないけれども下がらない状態が続きました。

■極端に厚い売り板があるが、下がらない状態が続く

10:30頃になると、885円のストップ高におよそ100万株、884円にもおよそ40万株の、極端に厚い売り板が出ました。

ここまで厚い売り板があると、今日はもう、ストップ高に張り付くのはかなり難しいように思えました。
それにも関わらず、株価はほとんど下がらず、880円の辺りで高値をキープしていました。

これは、どこかで極端に大口の買い注文が出て、一気にストップ高に張り付くことを期待していたのかもしれません。

■午後には、再び840円の安値近くまで下落

しかし、昼休み目前の11:20に、急に売り注文が出て、大きく下落しました。

午後になると、下落の傾向ははっきりして、13:10には、842円まで下落しました。
今日の安値の840円を割って、大陰線になりそうな感じでした。

この段階で、SBI証券のHYPER空売りが残っていたかどうかは、見ていませんでした。
もし残っていれば、もしくは、両建てで様子を見ていたのであれば、ここでまた、空売りを仕掛けたトレーダーもいると思います。

■大引けにかけて上昇し、最後は大口買いでストップ高に

しかし、840円の安値を割らずに揉み合いとなりました。
13:45には、859円の直近高値を超えて、大きく上に動き始めました。

14時頃には、880円の近くまで戻ってきましたので、昼前後にうまく空売りを仕掛けたトレーダーも、この頃に撤退となったと思います。

とはいえ、885円のストップ高には、およそ120万株という極端に厚い売り板があり、しばらくは、880円を超えて買い上がる人はいませんでした。
週末ですし、最後には売り注文が出て急落するかも、と不安に思っていた人も多いと思います。


しかし、14:32、最後には85万株の大口買いが出て、885円のストップ高に張り付きました!

最終的には、およそ150万株の買い注文と、およそ50万株の引け成行買い注文が出て、圧倒的に買い優勢のまま、大引けとなりました。

 

 

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突然、値段が急上昇したのに、すぐに元に戻ってしまうことって、ありますよね。

そんなチャートを後から振り返って、

「もったいない!うまくトレードすれば、短時間で利益にできたのに!」

と思ったことはありませんか?

ですが、果たして、本当にうまくトレードできるものでしょうか?


例えば、次のようなチャートを見ると、

「310円で買って、330円で売れば、仮に10万株なら200万円の利益だった!」

と思うかもしれません。



これは、2月21日(木)のお昼前の【4594 ブライトパス・バイオ】のチャートです。

株であれば、いつ、いくらで、どれくらいの株数の取引がされたのか、すべて分かります。
果たして、10万株の株を、310円で買って、330円で売って、200万円の利益にできたのか、検証してみましょう。

■大きな資金は動かせない

まず、履歴を見ると、ほとんどの注文は、数百株から数千株、せいぜい1万株ちょっとの株数でしかなかったことが分かります。
2.5万株を超える大口の注文は、次の通り、数えるほどしかありませんでした。

11:05:28 326→327円 62000株 買い
11:05:35 329→330円 33000株 買い


11:08:31 333→330円 37500株 売り
11:10:48 327→322円 50000株 売り
11:14:56 322→320円 25000株 売り
11:21:14 318→314円 61000株 売り


最大の注文でも、6万株ほどしかありません。
金額に直すと、およそ2000万円ほどです。

つまり、この急上昇に参加したトレーダーは、それほど大きな資金を動かしていた訳ではありません。
個人トレーダーが集まって、急上昇したような印象です。

また、この【4594 ブライトパス・バイオ】は、板が薄く、大きな資金で売買することは、そもそも無理でした。
例えば、11:10:48には、5万株の売り注文で、一度に327円から322円まで値段が動いてしまっています。
数千株の買い板しかないところに、数万株の売り注文を出したら、こうなってしまいます。
ましてや、10万株もの注文は、現実的には実行できなかったでしょう。

■売り抜けるのは難しい

また、急上昇して値段が上がったところで、うまく売り抜けて利益にするのは、かなり難しいです。

大口の注文を見ると、上昇中の買い注文では、たとえ6万株の大口注文でも、値段は1円しか動いていません。
しかし、下落中の売り注文では、5万株の大口注文によって、値段が5円も下がってしまっています。

11:05:28 326→327円 62000株 買い

11:10:48 327→322円 50000株 売り

つまり、急上昇が止まって下がり始めてから売り抜けようとした場合は、自分の売り注文によって値段がかなり下がってしまうので、高値で売り抜けるのは難しいことが分かります。
天井を確認してから売るのであれば、ある程度の値幅は捨てる覚悟が必要になります。

もしくは、下がり始める前に、急上昇している途中で厚い売り板を指値で入れるのであれば、高値で売り抜けることはできるかもしれません。
但し、その場合は、いくらで売り抜けるかを決めるのは、かなり難しいです。

もし、320円に指値を入れてしまったら、その後、334円まで急上昇したのに、その分の値幅は獲り損ねてしまいます。
逆に、340円に指値を入れてしまったら、売れないまま、値段が元に戻ってしまい、利益を獲り損ねてしまいます。


後からチャートだけを見れば、うまくトレードすれば利益にできたかもしれない、と思いがちです。
ですが、実際にその時の売買を見ると、そううまくはいかないことが分かります。

特に、ある程度まで資金が大きくなると、難しくなります。
今回の例では、もし資金が100万円ほどで、3000株ほど買うのであれば、下がり始めてからでも、天井の近くで売り抜けることはできたかもしれません。
ですが、その場合の利益は、おおよそ数万円くらいです。

結局、チャートの値動きは派手でも、実際に獲り得る利益の額を考えると、それほど大きなチャンスでは無かった、ということもある訳です。

 

 

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【4594 ブライトパス・バイオ】が、また昼休みの直前に、突然に急上昇しました!

この銘柄、最近、このパターンが続いていますね。



2月18日(月)には、285円から311円まで急上昇しましたが、後場にはずるずると下げてしまいました。

今日2月21日(木)は、306円から334円まで急上昇しましたが、昼休みを待たずして、急激に下落しています。

特に好材料が出た訳でもなく、急上昇してもすぐに下落してしまう、というイメージがついてきたので、だんだん、手放すのが早くなっているみたいです(^^;

しかし、日足では上昇が続いています。
18日(月)のスタート地点の285円には戻っていませんので、18日(月)に飛びついた人は利益になっています。

今日も、前場の終値は312円で、スタート地点の306円には戻っておらず、一応、陽線になっています。

 

 

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昨日2月20日(水)の夜に開催された、厚生労働省の再生医療等製品・生物由来技術部会の結果を踏まえて、【4563 アンジェス】と【4582 シンバイオ製薬】が、どちらも夜間のPTS(私設取引)でストップ高の近くまで急騰しています!

ニュースも報道されていますね。

白血病などの遺伝子治療製品、国内初承認へ

ただ、どちらも、PTSではストップ高に張り付きませんでした。

【4563 アンジェス】は、735円のストップ高を付けましたが、剥がれて、733.4円で引けました。
【4582 シンバイオ製薬】は、298円のストップ高まで届かず、292円の高値を付けた後、最終的には285円で引けました。

【4563 アンジェス】はおよそ60万株、【4582 シンバイオ製薬】はおよそ95万株と、どちらもPTSとしてはかなりの出来高で取引されました。

どちらもストップ高に張り付かなかったのは微妙なところですが、今日のザラ場ではどうなるでしょうか?
もし、ザラ場でストップ高に張り付いて、日中には売買が成立しないようなら、「昨晩のPTSで買っておけば良かった~!」と後悔することになるのかもしれません(^^;

 

 

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