Designな日々 -7ページ目

いろきち

またしても昔の話。

生徒さんはほとんどがデザイン初心者。

なのでカラーコーディネイトの授業もあるわけですが、皆さんが大好きな色は大抵、蛍光色。


なんでやねん!


あれほど、蛍光色は気持ち悪いので使うなと釘をさしてるのに。


サンプルデザインの配色は見事に蛍光色に染まる。


生徒の中にデザイン経験アリの生徒さんがいた。

作るデザインは悪くない。

ただ、色がメチャクチャ。

なのでその色を選らんだ、理由を聞くと、


「私、色キチなんですっ!」って言われました。


色キチって…

スキモノって意味なのでは?

というと顔を真っ赤にしてました。

年頃の女の子がいう言葉じゃないような気がする。


ちなみに、その娘は「ものすごくかわいかった!」です。


※一般的には色彩感覚がないことを色キチというらしい。ということを後で知った(笑

 スキモノと解釈した私が間違ってました、スイマセン。

近頃のムカツキ

なんだか昔のことばかり書いてるので、

ここら辺で最近のムカツキ事項を列挙(何となくノリでやってみます。)


客に徹夜を強要された。(まぁ、いつものことだ。)

嫌がったら、ギャラ払わないよ!と脅された。

頑張って徹夜作業をしてみた。

タイムリミットは夜中の3時まで。


夜中2時くらいに出来たので、連絡したらお客がベロンベロンに酔っ払って話にならない。

結局、次の日の夕方までチェックできなかった…ので徹夜はすべてムダ~


ガッデム!



気難しいと有名な客と仕事をした。

確かにうわさに違わぬ気難しさ全開。

(やってもやってもOKでねぇよ!)


ようやくチェックが通ったので印刷屋に入稿。

数日後、凄まじい剣幕で怒ってて呼び出しを食らった。


原因は印刷の仕上がりが悪かったから。

(色が悪かったから。)


しらんがな!俺デザイン屋であって、印刷屋じゃないのになんで俺を呼ぶ?


正直自分の責任範囲外で問題が起きてるのに、呼び出されると流石に理不尽さを感じなくもない。

そんな日々が続いております。

皆様お元気でしょうか?


ちなみに世間では黄金週間というものがあったようですが、客はみんな口そろえて、

「休み明けにはできてるよね?よろしく~」といって消えていったのは気のせいでしょうか?

コンピュータは自動的に仕事を処理してくれてるわけじゃないんですがね!

デッサンのおもひで

デッサンの思い出はイヤな事でいっぱい。

前にも書きましたけど古タイヤをかく授業がありました。

(予備校時代の話ね。)


でかいし、黒いので描きずらい。

しかも現物が描く用紙よりも大きいのだから、画用紙内にバランスよく

縮小しなくちゃいけなくてこれがどうしても出来なかった。

黒いものを描く場合やわらかめの鉛筆(4B~7B)を使うのですが、

芯がやわらかく画用紙の目に炭が簡単に食い込んでしまいます。

一度、紙の繊維に入りこんだ炭は消しゴムを使っても完全には消えず、うっすらと後が残るわけです。

だから書き直しても前の残りの炭が輪郭をぼやかしてしまう。

描いているときは至近距離ですからそんなには気になりませんが、結局最終的に判定するときは

3メートル以上はなれて見るのが通常なのでこの残りの炭のせいで形がいびつに見えるんですね。


あとトレッドパターン(タイヤの溝ですね。)は通常規則的に並んでいますが、これが幾何学模様の為

パターンをつかみずらい。かつ円形に模様が回り込むわけでむずかしい。

かつ古タイヤですから場所場所で磨耗しているわけですよ。

その表情をうまく描かなきゃいけなくて

あーもう、んなに器用に描けるかっ!」

って思ってました(笑


で、描いてるうちに講師が見回りにくるんですが、このディテールを詰める作業をしていると

「そんな部分にこだわらないで大きい形を捉えないとダメだよ!」

とかいわれるわけですよ。

でも細部を書き込まないと、

「ディティールの観察が足りないよもっとよく見て!」

とダメだしされます。


いまでこそ、全体を詰めながら細部を表現するんだな、ということがわかりますけど、

その当時は右も左も分らない小僧ですからね、分るはずもありませんでした。

「全体をおおまかに詰めながら、細部の密度あげていって雰囲気をだしてね」

一言言えばいいのに、そう言わない。

体感としてとらえさせようとするからそういう指導にならざるを得ないんですけど。


回りくどいヒントだけしかもらえなくて中には結構腐って地方に帰る人もいました。

ある意味では淘汰されてるのかもしれないけど、何も予備校の時点で

それはしなくてもよいような気がします。


ちなみに、私はタイヤのデッサンのときはいつも

「機械的に描いて観察もしない、デッサン云々以前に人として信じられないね、田舎に帰れよ!」

と言われてました。

ひどい言われようですけど、こんなん普通なんですよ。

わかもの

若めの生徒さんを見てて思ったこと。


すさまじく応用力と想像力がない。

多分、前回の立体構成の課題出しても、おそらく自力では作れないと思われます。

根本的に創意と工夫が足りないのかな?

恵まれた状況で育ったせいか、何か困っても「誰か」が「どうにかしてくれる

って思っちゃうみたいです。


所謂、指示待ち症候群ですね。


で、一人出来た奴がいたらみんな右に倣えで同じものを作る。

人と同じものを作っても恥と思わない。


そんな光景を何度も見ました。

ウチの学校は2席をくっつけて座らせていたんですが、

どうにも作品の傾向が並んだ二人のものはソックリ。


うーん…

人と違うことをするってそんなに難しい事?

私が大学に行ってた頃って、人と作品がかぶるとそれだけですごい恥ずかしい思いをしたんだけど。


最近はそうでもないのかねぇ。


立体構成

立体構成という試験科目が美大にはあります。


おもに建築科やプロダクトデザイン科の人たちがうける試験なんですが。

予備校に行ってたころは何科に向けて勉強!というわけではなく、

志望学科がグラフィックデザイン科の人たちも強制参加でした。


どういうことをやるかというと、


問題

1)4つ切りケント紙一枚で赤レンガを10センチの高さに持ち上げなさい。

2)ただし持ち上げた煉瓦は水平でないこと。

3)ケント紙の構造の一部は煉瓦の高さより上にあること。


と、こんな感じ。


つまり、ただの台ではダメ(3の条件に引っかかる。)で、かつ構造的に

赤レンガを10センチ以上の高さに持ち上げられ続ける強度があること。

2)の条件により煉瓦を水平におけないので加重をどの場所で逃がすかという、

力学的な観点からも考えなきゃいけない。

で、なおかつ形として美しいものを作らなきゃダメ。


※4つ切りサイズは254ミリ*305ミリ


こんなことを美大生や美術予備校に通う人たちは考えてるわけですよ。

制限時間は6時間。


ちなみにこの課題のときは30人中無事10センチ以上に持ち上げられたのが18名。

形として幾ら美しかろうが、課題条件に当てはまらない場合は採点負荷。

つまり0点。


美大生ってこんなことばっかりしてます。

だから、普通の大学の子とコンパしても間が持たないんですよねぇ。

初めて会う相手に

「セルリアンブルーって知ってる?」とか言っても意味わかんないもん(笑

ろうにんじだい

浪人時代には美術予備校に通っていました。

朝9時から夕方6時くらいまで一日中デッサンや平面構成のお勉強をする毎日。

その中で描くのが苦手だったモチーフがいくつか…


・インスタントラーメン(袋をやぶって、麺を出した状態でデッサンしなければいけない。)

・ニッカウィスキー黒瓶(黒いので形の変化を出しにくい。)

・古タイヤ(モノがでかいので画用紙内にちゃんとおさめるのが大変、かつ黒い。)


逆に描きやすいのは金属製のもの(パイプとか)

生もの系(海鮮、果物など)等など。

(まぁ、海鮮系は机の上に一日中ほったらかしなので2日目には多少臭いはじめます。)


当時はデッサンするのがいやでいやで仕方なかったのですが。

理由としては、2日かけて描いても講師からはボロクソにけなされるのがデフォルト。

褒められる事はほとんどなし。

たま~に人間性自体を否定されることもあったなぁ。

なのでデッサンになると授業を抜け出し、外で一日時間をつぶすこともあったりして。

(おかげで3浪しましたけど…)


デッサンってのは要するに美術大学に入るための手先の技術なんですけど、

それ故にどうにも受け入れられませんでした。

手先の技術ならいくらでも説明できるだろうに、曖昧で観念的なことをくり返し言うばかりで

実質、何かを教えるってわけではなかったのです。


確かに本人にとっては技術的なことだけではなく、形を正確に把握できるとか、観察力をつけて

もらったほうが為にはなるのだけれど、予備校ってのはあくまで大学に入る為の学校なわけで、

それ以外の事は余分なんですけどね。


未だに、美術予備校はああいう教え方をしてるんでしょうかねぇ?


でっさん

私自身もお世辞にもうまい方だとはいえないのですが、

それでも浪人して何年かはデッサンと平面構成の勉強だけをしていたせいで、

普通の人よりはうまく描けるようです。


専門学校では実務的なことを中心にやるため、

それ以前の基礎的なところは一応ながすだけ、というような感じでした。


ましてやデッサンなんてやってる時間もなく、私もデッサンをすることに苦痛しか覚えなかった為、

あまり乗り気ではなかったのですが、

あるとき教科主任からデッサンを4時間だけやってくれと言われて生徒にやらせてみたら

意外とPCでなにかつくるよりも絵を書くほうが楽しいという感想がチラホラ。


(まぁ、内容が内容だけに仕事っぽくないせいかもしれませんが。)


で、その授業中に生徒から聞かれたこと。

「本当にヌードデッサンってあるの?」(女性からの質問でした。)


ありますねと答えたら、

「なんか興奮とかしないものなんですか?」

とのこと。


あのねぇ、デッサンしてるときは裸だろうとなんだろうと所詮、モノだから!

そのへんに生えてる草や花となんらかわりませんて。


ちなみに誤解してる人が多いけど、女性のヌードの場合、描く対象となるのは年配の方が多い。

西洋絵画でも裸婦像は大抵オバサンでしょ?

ピチピチの女性は普通に見る分には楽しいけど、描くのは楽しくないものなのです。(笑


ハリのある肌ってのはデッサンするときに面の変化がつけずらいので、描き難い。

あと、モデルさんの疲労を考慮して20分固定ポーズを何度か繰り返すので、

描く事に必死になっててやましい事を考える暇なんてありませんヨ。

第一モデルさんに失礼じゃありませんか。

びじゅつかんへ行こう!

専門学校の行事で体育という名のもとに様々な事をやっていたわけですが、

あるとき美術館へ行く、という授業がありました。


といっても実際にはみんなで行動するわけではなくて、美術館前で解散。

数時間後に点呼、出席確認の後解散、という流れなので、

集合時間までずっと遊んでいても出席扱いにはなるんですけど、

生徒の大半が肝心の美術館には入らずどこか別のところで遊んでいるような有様。


あまつさえ、よそに行くならまだマシなほうで、美術館前でしゃがみこんで

漫画を読み始める始末。

どうやら自分で書いた同人誌をみせあいっこしてるようでした。

いや、別にね、マンガやアニメより絵画の方が上だとか高尚だとか思ってるわけでは

ないですけどね。


なんか違うだろ!それ!といいたい。


本人の問題だし別にいいけどさぁ。

「オマエ、なにしにきてんだよ?」と言いたかった。


普段の生活で美術館にいく習慣のある人なんてほとんどいないだろうに。

(そんな習慣があればとっくにデザイン系の仕事をしてるわな。)

強制的に連れて来られた時ぐらい素直になれないのかな?

とはいえ、これはこれで、ある意味研究熱心ともいえなくもないか?

自分に忠実なだけで。


でもそういう子ってたいてい、さしてがんばったわけでもないのに評価してもらいたがったり、

ミスを他人のせいにしたがるんですよねぇ。




無料で体験

私が教えてた専門学校では避難訓練ってモノがありまして、(ヨソにもあるのかな?)

消防署の方がいらっしゃってじきじきにご指導いただけるというものなのですが、

なにせそこはいまどきの若者、消防署の方々の熱い体育会系ののりについていけなくて

若干引き気味でした(笑


で、その中にはしご車に乗れるという体験学習があるわけですが、

これがみんななぜか拒否するんだな。


もったいない。


はしご車なんてお金払っても乗れないよ普通。

地上何十メートルの高さから下をじっくり見れるチャンスなのに。


なんで誰も乗りたがらないのやら。

あと、体育という名の授業で、裏庭の草むしりとかもあったんですが

これもみんなイヤがる。


なんでだ?


「草むしり放題なんてなかなかできないのに!」


って言ったら先生ポジティブ過ぎます、って言われました。

まぁ、私一人で4分の一ほどむしったら、ほかの生徒もやる気になってむしりめましたけど。

デザインばっかりやっていて机から離れることを嫌がってるようではマダマダ。

汗を流すことを嫌がってるようでは、デザイナーという職業に夢をみているなぁ、と感じました。


人生、思わぬところにに意外なヒントが隠されていたりするものなんですけどね。

どんな些細な経験がとっかかりでアイデアが思いつくのか予想できないし、それが

デザインの面白いところではあるのですけど。

経験則

FLASHの授業をしていた時のこと。

生徒に呼ばれていってみると作成したファイルが保存されないとの事。

別名で保存にしようとしてもエラー。


なので保存する階層を一つずらしてみた。

すると問題なく保存できた。


で、立ち去ろうとすると、

「なんでですか?」と生徒さんがえらく怒っている。

「なんで、階層をずらしただけで保存できるんですか!」

とさらに逆切れ。


知らんがな!私マクロメディアの人じゃないもん。


っていうかWINDOWSをつかっているなら、たまに同じ名前だと上書き保存できないことぐらい

ふつうは知っているはずなんですが。


たしかにこれはどの教科書をみても載っていない。

いわば経験則で反応しているだけなんですが、

ただなぁ、もうちょっと機転をきかすというか頭を回転させるというか、できないんですかね?


基本的にデザイン作業って想像力と応用力のない人には無理ですヨ。

お手本どおりに作る作業じゃないんですから、もっと脳ミソをフル回転させないとさ。