こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回から何回かに分けて悩み解消法をご紹介していきます。
悩み解消法というのはそれこそ無数にありますが、
中でも基本的にひとりでできるものをご紹介して
行きます。
5回目の今回は「目の前のことに心を砕く」です。
4回目の「今日1日を生きる」と似たところもありますが、
ある意味ではそのさらに具体的な実践法とも言える
かもしれません。
具体例からお話します。
バード提督という人がかつて南極で5ヶ月間を
たった一人で過ごしたことがあったそうです。
周囲160キロ以内に生物と呼べるものは
何一つ存在しない。
昼間でも夜と変わらないくらい暗かったそうです。
息を吐けば息が凍りつく音が聞こえたそうです。
そんな中で、バード提督は正気を失わないように
あることを実行しました。
一言で言うと忙しくしたのです。
夜、灯りを消す前に翌日の仕事をリストアップしたそうです。
・退避用トンネルを造るのに1時間
・雪かき作業に30分
・燃料用ドラム缶の整備に1時間
・-------
・-------
etc
というように自分に悩む暇、考える暇を
与えないようにしたそうです。
バード提督はこのお陰で自制心を養うことが
出来たし、目的の無い日々を送らずに済んだ。
もしも目的のない日々を送っていたら・・・。
このように、超過酷な状況でも、目前の現実に
対処していくことで正気を保つ事ができたという
好例があります。
人それぞれの悩みは深刻ですが、バード提督の
悩み以上に過酷という人はなかなかいないと
想います。
そのバード提督ですら、このシンプルな方法で
正気を保てたというのですから、試してみない
手はないと想います。
今、悩んでいる方はやることをリストアップして
次々と実行して考える暇、悩む暇を自分に与え
ないようしてみてください。
ここで、ひとつ、強いてポイントをあげれば
頭脳労働は気がつけば悩むことになりかねないので
家事や掃除を中心に身体を使う方が
いいかもしれません。
※もちろん、仕事の悩みなどそもそも頭脳労働
をやらなければいけない場合は集中してそれをやって
下さい。
ペースが出来て来たら頭脳労働も様子をみながら
少しずつり入れてみてもいいかもしれませんね。
また、以前ご紹介した以下の方法と組み合わせても
効果は高いと想います。
上記の方法について事態を改善するためにベストを
尽くすという行為がそのままやることリストになりますね。
ぜひ、お試しください。