こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回から何回かに分けて悩み解消法をご紹介していきます。
悩み解消法というのはそれこそ無数にありますが、
中でも基本的にひとりでできるものをご紹介して
行きます。
4回目の今回は「今日1日を生きる」です。
今日1日を生きるというのはどういうことでしょうか?
簡単に言ってしまえば、過去のことを悔いたり、
未来のことを心配する代わりに今日この1日を
しっかり生きるということです。
このブログでも過去何度かお伝えしましたが、
悩んでいる人ほど現実をみていない
という特徴があります。
苦難に直面していても、それに全力で対応して
いる人というのはその苦難の割に案外悩んで
いないのです。
もちろん、悩んでいますが、現実から離れすぎて
しまわないので、ただ悶々と悩むということが
先ずありません。
わかりやすい例で言えば、総理大臣などが
そうでしょう。
それこそ国家の一大事となるような
出来事にも対処していかなければならない立場
ですが、そんな総理大臣が仕事もせず、頭を抱えて
座り込んでいたらどうでしょうか?
もちろん、頭を悩ませ苦悩しているでしょうが、
それは現実への対応策ということで前向きな
苦悩です。
それに長々と苦悩していたら身が持ちませんね。
ですので、現実をみているひとほど苦悩する割合は
少ないのです。
計画はもちろん大切ですが、明日のことは明日考える。
終わったことは悔いても仕方ないですね。
具体例でお話します。
将来、大地震が来るかもしれない。
それは十分可能性があることかもしれません。
ここで苦悩する人は大地震について調べます。
どんな可能性があるんだろうか?
どんな被害がありえるんだろうか?
調べた結果、助からないかもしれないということが
見えて来て、将来を悲観します。
本によっては、ほぼ確実にやってくるというような
ことが書いてあるかもしれません。
そのことが頭から離れず、目の前のことすら
モチベーションが下がって行きます。
今頑張っても、将来大地震が来たら・・・。
実は、何を隠そう、僕自身がまさしくこんな
タイプの悩み人間でした。
ですが、「うつ」になったことのある人や
なりやすい人にはこの傾向があります。
ネガティブなことにフォーカスしやすいのです。
では、「今日1日を生きる」という姿勢では
どうなるでしょうか?
大地震が来る可能性が本当にあるなら
それについて多少調べることは必ずしも
悪くありません。
ですが、それは具体的です。
この本を読んで知識を蓄えて
できることをやる。
ただ、それだけです。
今日1日という枠の中で言えば、
1,本を読む
2,出来ることをリストアップする
3,その後は他の目の前の仕事をしっかりやる。
というだけでしょう。
心配してもしなくても大地震は来る時は来るし
来ないかもしれないし、誰にもわからないのですから
それに多大な時間を費やしても仕方ないでしょう。
さらに翌日以降はリストアップした
対応策を1つ1つやっていくだけです。
・保存食を買う→今日スーパーに行った時に
日持ちの良い缶詰を10個ほど買っておく。
・懐中電灯と電池を用意
・-------
・-------
etc
という感じで具体的なリストになったら
それを順次実行するだけです。
よほど心配なら2,3日対応策のために確保して
一気にやってしまえばいいでしょう。
あとは、悩んでも仕方ないのです。
それでも心配なら、以下の記事も読んで下さい。
そして、頭を悩ませる代わりに具体的な
仕事に落としこんで必要なだけやれば
いいのです。
悩むとしたらそれは今日1日だけのこと
で十分です。
今日1日の現実として、足元にあること
に頭を使って、未来や過去に囚われる
のをやめましょう。