こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回から何回かに分けて悩み解消法をご紹介していきます。
悩み解消法というのはそれこそ無数にありますが、
中でも基本的にひとりでできるものをご紹介して
行きます。
3回目の今回は、「最悪を覚悟する」方法の続きです。
まだ前回記事をお読みでない方は
コチラを先にお読み下さい↓
では、前回からの続きです。
以下3ステップの内、ステップ２からでしたね。
１，起こり得る最悪の事態を考える。
２，最悪の事態を受け入れる覚悟をする。
３，事態がよくなるようにベストを尽くす。
ステップ２
２，最悪の事態を受け入れる覚悟をする。
これは、そのままですが、最悪の事態が想定
できたらそれを受け入れることを覚悟します。
何でわざわざそんなことをするのか？
これは、人間が悩む理由を踏まえたとても
合理的な方法です。
人間の悩みというのは実は全て
あるがままの現実の否定と抵抗
から来ているからです。
ですので、こうなったらイヤだという
これ以上ない最悪のラインを明確にして
そうなっても覚悟する。受け入れるとなると
もうそれ以上悩むことはなくなるのです。
半信半疑の方は、ぜひ一度試してみてください。
さて、今回のケースで言えば、実力のある
先輩（お局様）にイビラれ続けて、疲れきって、
会社を辞めざる得なくなるとか、職場で孤立
してしまうような事態を覚悟しておくということです。
そして、ステップ３
３，事態がよくなるようにベストを尽くす。
これは異論はないかと思いますが、最悪の
事態を覚悟したら、あとは出来ることを
全てやります。
覚悟するというのはそうなることを歓迎する
という意味ではありません。
回避・克服できるものは全力でそうしましょう。
今回のケースで言えば、人それぞれ
色々な方法があるかと思いますが、
まず、出来るとか出来ないとか現実的とか
非現実というのは一旦脇において
可能性のある対応策をリストアップします。
●リストアップ例
・先ず、真っ先に月曜日に実力のある
先輩（お局様）に精神誠意謝罪する。
・謝罪の誠意として、土日で高級菓子など
贈り物を買う。
・実力のある先輩（お局様）と仲が良いが優しくて
後輩思いの別の先輩に土日の間に相談しておく。
・それでもイビリられた時のためにイジメ
対応法などの本や、ストレスを回避する方法
の本をこの土日で買い込んで読み始める。
・気持ちが後ろ向きにならないように今日から
ジョギングを始める。
・最悪の場合、イビリが始まったら転職先を
探し始める。
・最悪の場合、うつになるくらいなら自分から
見切りをつけられるように辞表を用意する。
・自分に非があるのは間違いないので、ここまでは
仕方ないという一定のレベルまでは忍耐する。
・イビリが度を越したら、辞める覚悟を持ちながら
実力のある先輩（お局様）と対決する。
・イビリの証拠を残せる準備をして度を越したら
それで会社に訴えて部署異動してもらう。
・今まで以上に仕事に打ち込んでこれ以上
職場で立場が悪くならないようにする。
こうやってリストアップしたらこの内で
現実的に出来るものから順にやって行きます。
そのうち、もしもイビられたらというのは
謝罪して、様子をみてダメそうだったら
開始すればいいでしょうからとにかく
先ずは謝罪が重要だなとなります。
誠意をみせるためにもこの土日でお詫びの品を
用意して誤り方をしっかりトレーニングしておこう。
そして、こう言われたらこうやって謝ろうと
しっかり想定しておきます。
そして、遊ぶ気分にもなれないので、この際、
転職サイトでも眺めて最悪でも行き先はある
ことを確認して気持ちを落ち着けようという
風に対策を立てて、あとは悩む代わりに対策
をひとつひとつ実行するだけです。
こうやって文章にして読むとたかが、
飲み会の席での失言くらいで大げさと
思うかもしれません。
もちろん、大して悩んでいないなら気晴らしを
して忘れてしまえばいいでしょう。
何が深刻な悩みかは人それぞれですので
例はあくまで例ですので、自分にとって悩まずには
いられない深刻な事態が発生した場合には
ぜひ試してみてください。