【エシカルはあなたのすぐそばに】ETHICAL DAY.1 2024に行ってきました!
みなさんこんにちは!みょんです🐰
今回は10月13日にせんだいメディアテークで開催された「ETHICAL DAY.1 2024」の潜入レポートをお届けします!
エシカル消費ってなに?学生には難しいのでは...?
そんなイメージがある方も少なくないはずです。そこで、この記事をきっかけにエシカル消費について少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです!
そもそも「エシカル」ってどういう意味?
エシカル[ethical]:「倫理的な」という意味の単語。人や社会・地域・環境に配慮した消費行動を「エシカル消費」といいます。
このイベントでは「エシカル消費」を身近に気軽に楽しめるコンテンツがたくさんありました。私たちCOLORメンバーも実際に体験をして、わくわくしながら楽しみました!
さて、どんなエシカルなコンテンツがあるのでしょうか?
まずはステージコンテンツからご紹介していきます。
① 伊達武将隊と学ぶエシカル消費
② ETHICAL DAY.1トークショー
はじめは(一社)日本エシカル推進協議会会長 生駒芳子氏と伊達武将隊とともに、今と昔のエシカル消費につながるヒントや工夫を再発見していきます!
では、トークショーの様子を見ていきましょう👀
◉今も昔も変わらない!ものを大切にするエシカルな感性
生駒会長:日本には伝統ある産業がたくさん眠っています。伝統工芸品は日本の宝です。海外のアパレルブランドの始まりは伝統工芸が多く、そこから世界的なブランドが生まれているにも関わらず、日本はそのようなケースが少ないです。
伊達政宗:それはもはや、数々の伝統工芸が廃れて途絶えてしまうということだな。
生駒会長:昔も今もルーツは一緒で、伝統のあるものづくりから現代に生きるモノに転換していく、進化していくことが、日本ができるエシカルの要素だと思います。
そして、地方が元気になることで日本が元気になると私は信じています。中心だけじゃなくて地方からどんどんエシカルアクションを起こして繋がれたら良いなと思います。
片倉小十郎景綱:そもそもエシカルってどういう意味なんですか?
生駒会長:エシカルとは倫理的な、道徳的なという意味で。
つまり、理にかなった、人の道徳心や倫理観の理にかなったものづくりやファッション、衣食住全てを指します。そのようなライフスタイルの提案ということです。
片倉小十郎景綱:エシカルをもっと簡単に、日本語にしたらどうなるんですか?
生駒会長:大きく分けると3つになります。
① 思いやり。利他的。自分のことだけじゃなくて、他人のことも考える。
② 勿体ない
③ 足(たる)を知る
ほどほどを知る、満足感を得る、心の豊かさを知るというのもエシカルに繋がるかなと思います。
生駒会長:エシカルとは心の豊かさを目指すこと。物質的な豊かさだけではなく、自分たちが満足して幸せや豊かさを感じるようなこと、またはそういう伝統です。
これは伊達政宗さんの「五常訓」にもありますよね。
伊達政宗:何事もやりすぎは良くない。その人その人に合わせて、その時代その世界に合った考え方をしていかないといけない。それをしてきたからこそ、わしは戦国の世を生き残ることができたと思っておる。
伊達政宗:現代に比べると、江戸時代はエコな時代であったな。
生駒会長:江戸時代は世界一エコでエシカルな時代だったと思います。着物を無駄にせず、座布団にして最後まで大事に使っていたんです。
松尾芭蕉:私の羽織もかなり長く使っておりますが、これも味が出ていてとても気に入っております。
生駒会長:現代でいうと、ジーパンの色褪せに近いですね。年々履くことで身体に馴染んできて、色味も変化する。それもまた良いですね。
伊達政宗:それを楽しむのも「心の豊かさ」に繋がるのだな。
◉エシカル消費を意識したショッピングテクニック!
生駒会長:エシカルアクションの一歩目として、自分が気に入ったものを見つけて長く使うことをおすすめします。服をいくつも買うのではなく、本当に自分が納得のいく良いものを買う。
しかし「良いものってどうしてもちょっと高い」と、特に学生さんからよく相談を受けます。その時に私は「5着買わないで1着にしてみよう」と言っています。
一つのものを丁寧に選んで、長く着る。これはまさにエシカルです。1,000円の服を5着買うのではなくて、5,000円の服を1着買う。こういう発想になってくると、買い物は真剣勝負なので、より丁寧なよりエシカルな買い物ができます。
◉自然からエシカルを取り入れ健康を維持する昔の知恵
伊達政宗:江戸時代では、直して使う、使い終わったら自然に還せるように循環させることが当たり前だった。
生駒会長:まさに今、日本は循環するものづくりを目指さないといけないんです。
例えば、藍染。藍染は一度色褪せてもまた染められるんです。
鎧の下は全て藍染が使われていたのですが、その理由を知っていますか?
松尾芭蕉:蛇よけや蚊よけになるんですよね。
生駒会長:その通り。藍染には抗菌作用があるんです。だから、体を守るための「着るお薬」だったんです。昔の人は葉っぱや花、野菜など自然の中から身を守るための知恵を見つけ、生活していました。それは現代にも色濃く残り、ファッションや健康的な側面からおしゃれに楽しまれています。昔の人の生活にはエシカルのヒントがたくさん詰まっているんです。
◉教えて!日常からできるエシカル消費
「食べすぎない、買いすぎない」などのフードロスはもちろんのこと、「認証ラベル」など、一つの手がかりとして“マーク”を意識してみるのも大切です。
食べ物に関しては、着色料や保存料が入っているのかいないのかを見ることです。これは健康にも直結するので、習慣化すると良いですね。
あとは、買い物でどちらを買おうか悩んだ時に、スマートフォンでそのモノについて調べてみる(トレーサビリティ)。その商品や企業について調べ、どのようにして作られたかを基準にして選ぶことも一つの方法です。今までの買い物は、まず値段。食べ物ならおいしいか、おいしくないか。ファッションならかっこいいか、かっこ悪いか。そこにもう一つのアンテナを立ててほしいんです。それは、その商品がちゃんと作られているかどうかです。そのアンテナを買い物時に立てておくと良いと思います。
また、普段のニュースや社会の動きに目を向けてみると良いかもしれません。社会貢献したいけど何をしたらいいのかわからない人に向けて、「今日からできる社会貢献はエシカル消費」と言うようにしています。つまり、お買い物です。ショッピングはすぐにできる社会貢献ですから。
続いては、ETHICAL DAY.トークショーです!ここでは、モデル・タレントの渡辺花さん、モデル・ヨガインストラクターとしても活躍される村越りささん、コメディ動画で人気のYouTuberバイヤー高橋さんとともに、さまざまな角度からエシカル消費を学びました。
◯生駒会長
エシカルとは自然環境にも社会にも人にもやさしいことです。エコ+人、人権、動物、福祉など、動物も人の命も守ること。そのように“大きな傘”のように考えて欲しいですね。そして、毎日の暮らしの中で何かを選ぶ時、一人ひとりがエシカル消費を物差しにしたら、私たちの世界全体がもっと良い未来につながります。
◯村越りささん
多くを求めずに、今目の前にあるもので満足し、感謝をする。ヨガの教えがエシカル消費の根源につながっていることに気づきました。自分にとっても身体にとっても見えない誰かにとっても居心地のいい選択が、エシカルにつながるんですね。
◯バイヤー高橋さん
“エシカル初心者”としてここに立っていましたが、すでにエシカル消費の入り口にいたんだと気づきました。また、エシカルはエコの中に“人”も入ってくることにすごく驚きました。エコだからと言って窮屈になるんじゃなくて、人の幸せを目的として考えることがエシカルなんだなと思いました!
いかがだったでしょうか?
学生でもすぐに始められるエシカル消費をたくさん提案していただきましたね!
私たちの身近に潜むエシカルサインを探してみると新たな発見があるかもしれません。
ステージコンテンツの他にも、子供から大人までエシカル消費を楽しく学べるブースがたくさんありました!
エシカル消費をゲーム感覚で学べるクイズラリー
このゲームでは「エシカル」という言葉の本来の意味を考えながら問題を解き、だんだんとエシカルの知識を身につけていくことができます。クイズは全4問用意されており、最終問題を迎えた頃には一人一人が「エシカルとは?」に対する自分なりの答えを見つけることができたと思います。
見事全問正解することができました!
クイズに全問正解すると、景品として宮城県利府町の「利府梨」を使ったナシサイダーをいただくことができます!なんとこの梨もエシカル消費に貢献しているんです。規格外で販売できない梨をおいしいサイダーに大変身させることで、フードロスにつながる社会貢献を果たしています。
学べる!遊べる!食育エシカルぬり絵体験
久しぶりの塗り絵に心躍らせ、mameも私も夢中で描いていました(笑)このぬり絵は、豚肉と牛肉のそれぞれ脂肪の多いところと少ないところを区別してぬっていきます。動物の種類だけでなく、各部位によって脂肪の多さは違ってくるので、ヒントを見ながら一つ一つ丁寧にぬっていきました。普段食べている唐揚げやハンバーグがどんな動物のどこの部位を使って作られているのか。そんなことを意識して食事や料理を楽しめたらフードロスや動物愛護につながりますね。これもまた立派なエシカル消費ですね!
一緒に参加したCOLORメンバーに感想を聞いてみました!
◯あっか
ファッションからエシカル消費に繋がると知って驚きました!日常の買い物からもエシカル消費に繋げることができるので、私も意識してやってみようと思いました。
◯mame
エシカル消費は誰でもできる社会貢献の1つだと思いました。
これからはいつもより少しだけ意識を変えて、買うものを選択していきたいです。
「あれも!これも!エシカルなんだ」と驚きの連発だったETHICAL DAY.1。
続けることも大事ですが、なにより自分自身がエシカル消費を楽しんでいないと、心の豊かさにはつながらないと思いました。エシカルのサインはいろんな世界に潜んでいるので、学生でも楽しみながら、自分の気になる分野、好きなことでエシカル消費に貢献できると思います。
今からできるエシカル消費!みなさんもぜひ実践してみてください!
Write:みょん
Photo :あっか、mame
秋に絶対聴きたいプレイリスト特集
みなさんこんにちは!おぶしです。今回は夏に引き続き、COLORweb編集部メンバーが秋に聴きたい曲を大調査してきました!
秋の雰囲気を感じながらお気に入りの一曲を探してみてくださいね!
▷ころちゃん’s pick 「秋に聴きたくなるバラード」
①オレンジ/SMAP
→ゆったりとしたメロディーは、秋空がオレンジ色にゆっくりと染まっていく様子を連想させます。
②360m/Snow Man
③マジックアワー/緑黄色社会
→7thシングル『サマータイムシンデレラ』のカップリング曲として収録され、恋愛の切なさや満たされない想いなどが表現された曲です。
④オレンジ/Little Glee Monster
⑤カブトムシ/aiko
⑥歌うたいのバラッド/斉藤和義
⑦ヒカリ/幾田りら
→「夕焼け」や「イチョウ並み木」など秋を感じられる歌詞が含まれており、透き通るようなメロディーが心地いい気分にさせてくれます。
⑧ノスタルジア/いきものがかり
⑨マリーゴールド/あいみょん
→麦わら帽子という歌詞が入っていて、夏の思い出を振り返りながら、秋に向かっていく感じが表現されている曲です。
⑩おかえり/絢香
→肌寒くなり、寂しさが増す秋ですが、この曲のサビの「おかえり」という歌詞を聴くと、心がほっとします。
ひとことコメント📝
夏の思い出に浸りながらノスタルジックな気分になる秋。そんな秋に聴きたくなるバラードを集めたプレイリストにしました。
一人でも、家族や友達と一緒にでも、のんびり聞いてほしいです^ ^
▷mame’s pick 音楽好きによる"私的”秋ソングたち
①駅前喫茶ポプラ/あいみょん
→あいみょんさんならではの癖になるサウンドが魅力の一曲です。
一度聴いたら、あなたもついつい口ずさんでしまうはずです(^^)
②悲しみはバスに乗って/マカロニえんぴつ
③君と夕焼け/レトロマイガール‼︎
④September/aiko
⑤でたらめ/バウンダリー
→私のいまイチオシのバンド「バウンダリー」!
この曲はだんだんと肌寒くなり、人肌が恋しくなってくると、より聴きたくなります。
⑥東京の夕焼け/back number
→聴いていると自然と物語や情景が浮かんでくる一曲。
⑦あのね/あいみょん
⑧君と夜明け/FOMARE
⑨予測変換から消えても/the paddles
→こちらも私的イチオシバンド!
「予測変換から消えても 僕は忘れないから」
このフレーズが頭から離れない💭
⑩音楽よ/バウンダリー
⑪チェックのワンピース/back number
→back numberオタクの私が「秋といえば」と最初に思い浮かんだ曲がこれでした!
アルバムのジャケット画像からも秋を感じます🍁
⑫メリールー/SIX LOUNGE
→ストレートな歌詞にキュンとするラブソング🫶🏻
個人的にカラオケで男性に歌ってほしいと思っている曲です。
⑬染まるよ/チャットモンチー
ひとことコメント📝
音楽好きによる"私的”秋ソングたちです🎧🍂🍁曲順にもこだわってみました。
この秋の通勤・通学のお供にいかがですか?
▷はなもん’s pick 楽しさから切なさまで楽しめるプレイリスト
①イエスタデイ/Official髭男dism
→イントロに時計の針の音が響いて、そこから一気に世界観に引き込まれます!
②くちづけDiamond/WEAVER
③トーキョーゾンビ/おだじん
④Dancing stars on me!/μ's
⑤Trick&Cute/蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
→Theハロウィンな曲!今年のハロウィンはこちらの曲とともにぜひ!!
⑥シュガーメルト/スリーズブーケ
→秋の幸せな恋愛曲といえばこれ!聴いてるだけで幸せになれる…
⑦秋のあなたの空遠く/Lily White
⑧飴色/DOLLCHESTRA
→秋と恋愛の切なさが詰め込まれた1曲
⑨ミカヅキ/酸欠少女さユり
⑩MOON NIGHTのせいにして/DRAMATIC STARS
⑪Zzz/佐咲紗花
→色々あったけど今日も良い1日だったなぁと思わせてくれる一曲です。
ひとことコメント📝
ハロウィンに関する曲、月に関する曲、秋特有の切ない曲などを中心に選びました!
楽しさから切なさまで色んな感情を楽しめるプレイリストです!
▷おり’s pick 秋の少し寒い日の散歩で聴きたくなるようなプレイリスト
①10月のプールに飛び込んだ/欅坂46
②君がくれた夏/家入レオ
③Step/羊文学
→羊文学は儚い雰囲気の曲が多く、肌寒くなってくるこの時期により聴きたくなります。
④斜陽/ヨルシカ
→曲の優しい雰囲気が秋冬のやわらかい日差しのイメージに重なります。
⑤多分、風。/サカナクション
⑥アンドロメダ/aiko
→調べたらアンドロメダが秋の星だったので選びました。小さい頃に車でよく聴いていて大好きな曲です。
⑦読書/宮内優里、星野源
→アプリのおすすめで知った1曲です。落ち着いた気持ちになりたいときに聴いています。
⑧愛って/adieu
⑨怪盗/back number
→この曲を聴きながら落ち葉ざくざく踏みたいです。
⑩金木犀の夜/きのこ帝国
ひとことコメント📝
秋の少し寒い日の散歩で聴きたくなるような切ない雰囲気、儚い雰囲気のものを多めに選びました!
▷おぶし’s pick バスに揺られながら聞きたいプレイリスト
①This Way/Chilli Beans.
→先日トークネットホールで行われたライブで実際に聞いて最も印象に残った曲です!イントロのベースから惹きつけられる…
②東京フラッシュ/Vaundy
③ハイキ/リーガルリリー
→メロディーも歌詞もすべてが好き🥰
④ばらの花/くるり
⑤邦画/indigo la End
⑥Spread My Wings/Stray Kids
→「大人っぽくなりたい」けど「大人にはなりたくない」思春期の葛藤を表した一曲。高校生や大学生の方に聴いてほしいです!
⑦Tremolo/Chilli Beans.
⑧憂、燦々/ヨルシカ
→クリープハイプ初のトリビュートアルバムに収録。尾崎世界観さんとヨルシカさんの声質の違いを聴き比べるとより楽しいです!
⑨Traveling/宇多田ヒカル
⑩Zombie/DAY6
⑪Imaginary Friend/ITZY
⑫ラッキーカラー/あいみょん
→初めて聴いた時から「今日もまつ毛を空に高くあげる」という歌詞が印象に残りました。失恋を通じて主人公が成長する姿を描いた、聴くだけでポジティブになれる曲だと思います!
⑬決戦は金曜日/DREAMS COME TRUE
ひとことコメント📝
私自身が秋の景色を眺めながら、バスに揺られている時に聞きたい曲を選びました!
このプレイリストが新しい曲との出会いのきっかけになりますように!
COLORweb編集部メンバーが紹介する、選りすぐりの曲たちはいかがだったでしょうか。
みなさんも秋はこのプレイリストと一緒に過ごしてみては?
Write:おぶし
0⇄1プロジェクトvol.5 仙台リファッションデー「服からはじまる地域のつながり」
みなさんこんにちは!みょんです🐰
現在COLORwebでは、仙台市役所とタッグを組み、このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトを実施しています!
全5回にわたって、仙台を盛り上げる多くの若者たちを紹介してきたコンテンツですが、今回で最終回を迎えます。(セカンドシーズンもあるかも…?!)
最後にご紹介するのは、服の交換を通じて地域のつながりを作る「仙台リファッションデー」さんです!
実は私、取材をする前から仙台リファッションデーさんの活動に興味を持っていました!
「服の交換会ってなに?」「どうして学生が?」などの疑問を、インタビューを通じて明らかにしながら、若者が地域を動かしていくリアルな姿をお届けします。では、インタビューを見ていきましょう!
目次
仙台リファッションデーとは?
メンバー紹介
0. 仙台リファッションデーのはじまりと参加のきっかけ
⇄. 現在の活動とイベントの様子
1. 仙台リファッションデーが目指すこれから
仙台リファッションデーとは?
子供から大人までより多くの人に衣替えを楽しんでもらいたいという想いから、着なくなった服を持ち寄り、服と服の交換をすることで、地域と人のつながりをつくる新しいイベントを開催しています。仙台の大学生・高校生が中心となってイベントの企画・運営を行い、企業からの協賛や地域の支援により活動の幅を広げています。
メンバー紹介
東北大学法学部4年 後藤慧篤(ごとうえるま)さん
仙台リファッションデーでは広報を担当している。
元々イベントの運営が好きで、大学祭の実行委員では広報の班長を務めた経験も。
活躍の場は学内だけでなく、仙台リファッションデーをはじめ、ジャズフェスの運営にも参加するなど、仙台のイベントに熱心に取り組んでいる。
0.仙台リファッションデーのはじまりと参加のきっかけ
―団体発足のきっかけを教えてください。
後藤:元々は地元企業である株式会社THECLO(ザクロ)が「仙台初の共有クローゼットを作る」というビジョンを掲げて、一緒に事業を運営してくれる人を募集していたんです。そこに学生が集まり始めたっていうのが、現在の「仙台リファッションデー」の始まりです。
―「共有クローゼットを作ろう」というビジョンは、まさに「みんなで服をシェアしよう」という発想だったんですか?
後藤:「服」というのは手段でしかないと思っていて、根幹にある目的としては、仙台でいろんな人が集まれる場所を作りたいという想いがありました。服は人が生きるために欠かせない“衣食住”の一つなので、たまたまそこに着目したという感じですね。
私は大阪出身で、大学進学のために仙台に越してきました。仙台は4年目になるんですけど、いまだに仙台の友達と話す時は「仙台って遊ぶ場所が少ないよね」ということが多くて、私としても“ふらっと集まれる場所”“みんなの遊び場”が増えたらいいなという想いがあったので、そのビジョンにすごく共感できました。
―では、後藤さんが団体に加入したきっかけは?
後藤:元々私の友人が仙台リファッションデーで活動していたことでInstagramを通じて団体を知り、最初は来場者として服の交換会に行きました。その時に「おもしろいイベントやっているな」と思い加入することにしました。
大学では学祭の実行委員をするなど、元々イベントの運営が好きだったというのもありますし、こういった“服のシェア“という新しい発想に惹かれました。イベントには毎回幅広い年代の方が来ていて、私自身も温かい気持ちになれたんです。そんなイベントの雰囲気がすごく好きで、こういう場所が増えたらいいなと思いながら活動しています。
⇄.現在の活動とイベントの様子
―改めて現在の活動内容を教えてください。
後藤:“服の交換会”をはじめとした「Sendai Re:fashion Day」というイベントの企画や協賛集め、当日の運営などを行っています。イベント前は週1回ミーティングを実施。メンバーは東北大生が多いのですが、高校生も1人参加してくれています。
―服の交換会は年間で開催する回数は決まっているんですか?
後藤:基本的には衣替えの季節にやろうということで、年に3〜4回、我々が主催のイベントを開催しています。今年は外部のイベントに出させていただくケースもあって、今年9月に開催された「SENDAI SDGs Week」や仙台市が主催するイベントにも出させていただきました。団体としてのビジョンとも重なりますが、私たちがイベントを開催する目的は大きく3つあって、①衣替えを楽しんでもらう ②地域のつながりを創る ③SDGsの貢献につなげるということを意識しています。
衣替えって結構憂鬱というか、めんどくさいと思うんですが(笑)、そんな衣替えの時期にイベントが開催されていたら、「衣替えの時期だからあのイベントに行こう!」という前向きな気持ちになれる方もいると思います。そうやってイベントに人が集まることで参加者同士のつながりができて、ご近所さん同士の付き合いができたりして。仙台中のつながりが生まれる場所になったらいいなと思います。
そして最後に、服の廃棄を減らす活動を通して、いろんな方から「その活動いいね」と言ってもらえることが多いんです。それをきっかけに企業に協賛していただき、活動が大きく広がることにもつながります。実際に、ブックオフさんが在庫として抱えている服を提供してくださったり、さまざまな地元企業が協力してくださっています。企業だけでなく参加者の方も使わなくなった服を誰かにあげることで、自分も新しい服を手に入れることができるというみんながwinwinのマイナスがないイベントになっていて。そんなふうに人にも地域にも環境にも良いイベントであり続けたいと思っています。
―イベントの来場者の方からはどんな反応があるんですか?
後藤:イベントの最後にアンケートを書いてもらっているんです。そのアンケートの中で、10代や20代の方の意見としては、そもそも服が好きな学生が多くて、「自分が捨て切れなかった服を持っていき、違う服と交換できる」というイベントの仕組みに興味を持ってもらえているなという印象を受けました。また、アンケートを書いてもらっている時にお話しすることがあるんですが、「こういうイベントを開いてくれてありがたい」「損がないイベントだから、もっといろんなところでやってほしい」と言っていただくことも多くあります。やっぱりそういうふうに言ってもらえるとうれしいですね。
Writer’s memo
実は今年の8月31日に行われたイベントにCOLORwebのころちゃんが取材に行っていました!学生から大人まで幅広い年代の方で賑わっていた会場には試着室も用意されており、実際に選んだ服を試着することができます。
縁日や地元のカフェのお菓子販売まで用意されており、服の交換以外にも地域の方々が楽しめるブースがたくさんありました!
―そういうお声があると、地域の方々の役に立てているという実感が得られますよね。活動やイベント運営で苦労したことはありますか?
後藤:活動では、メンバーのモチベーションの維持ですね。そもそもメンバーは8名程度なので、人数が足りずやりたいことができない点は課題だなと感じています。
―そのような課題にはどのように向き合っていますか?
後藤:今いるメンバーがやりたいことをやるようにしています。例えば、「イベントの時に縁日を開いて、小さいお子さんに遊んでもらいたい」と言ったメンバーには「じゃ、やろう!」というようにしています。本当に自分が何をやりたいのかを考えて、そのためにどういうことをするのかという段階まで決めてミーティングをしています。それこそ、対面で集まってみんなでわちゃわちゃ話しながらミーティングをする機会を増やして、みんなのモチベーションを維持していますね。
―団体を運営していく上で、他にも心がけていることはありますか?
後藤:あとは、いろんな人と繋がる機会を逃さないようにしています。新しい人とつながることで、「あれやろう!」「こんなこともできたらいいな!」が実現していくことを実感しているからです。だから、いろんな人との接点を増やすようにしています。また、お客様としての目線やInstagramを見ているユーザーの視点など、いろんな角度からイベントの在り方を考えることも大事にしています。
1.仙台リファッションデーが目指すこれから
―これから仙台をどんな街にしたいですか?
“みんなで衣替えを楽しめる街”
後藤:やはり、自分たちならではの活動として「衣替えを楽しんでほしい」という想いが第一にあります。そこに加えて、“みんなで”を付けたのは、学生や家族、地域の皆さんが遊びに行ける場所、なんなら衣替えじゃなくてもふらっと行って立ち寄れるような場所を作りたいという想いからです。そんな場所が増えていけば、大学だけの友達だけじゃなくて、仙台市という大きな括りでつながれる、楽しめる街になると思います。
―今後の展望について教えてください。
後藤:イベントとしての認知はまだまだなので、「衣替えの時期だからSendai Re:fashion Dayに行こう」という人を増やしていきたいです。仙台中の人にそう思ってもらうことが目標です!
―これから地域の活動に参加したいと考えている学生にアドバイスをお願いします。
後藤:「最初の一歩」はすごく勇気のいることだと思います。ですが、我々のように少人数でやっている団体もありますので、そういう団体なら参加しやすい方もいるのかなと思います。また、こういう活動をされている皆さんは、意欲を持ってチャレンジしようとしている人のことを温かく迎えてくれることを、私自身実感してきましたので、一歩を踏み出すことをためらわなくて大丈夫だよと伝えたいです。最初は僕のように「イベント運営が好き」とか興味本意でもいいので、まずは始めてみることが大事ですね。
今回は貴重なお話をありがとうございました!
目標に向かって活動する仙台リファッションデーさんの姿は、私たち学生の背中を押してくれるだけでなく、地域にフレッシュな風を運んでくれると思います。Sendai Re:fashion Dayが新たな遊び場として、地域とつながっていく様子がとても楽しみです!
仙台リファッションデーのメンバー募集は随時受け付けているそうです。応募方法は下記ホームページに記載のメールアドレスか、InstagramのDMへ。まずは活動の様子を見学したい方も気軽にご連絡してみてください!
↓ホームページ
https://www.cirkyun.com/articles/2024-07-26.html#google_vignette
今回の記事を読み、イベントや活動に興味を持った方は気軽にフォローしてください!
https://www.instagram.com/refashion.day_official?igsh=d2o3b2F0Yjh1M3dt
【「ゼロイチ(0⇄1)」応援キャンペーン実施中!】抽選でAmazonギフト券プレゼント!
若者の「ゼロイチ(0⇄1)」を紹介・応援する
SENDAI 0⇄1 PROJECT。
この記事を読んで
「こんなことをしている人がいるんだ〜」
と感じてもらうのも「ゼロイチ(0⇄1)」。
そんなみなさんの次のアクションを応援する
キャンペーンが実施中です!
参加方法:記事を読んで、下記のアンケートに回答をお願いします!
参加資格:学生や若者のみなさん(30代以下の方)
景品:Amazonオンラインギフト券500円分(抽選で3名)
※ご回答は、1つの記事につき1回までとさせていただきます。
ぜひAmazonギフト券を新しい「ゼロイチ(0⇄1)」に活用してください!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
「なにかをしなければいけない」というよりも「好き」という真っ直ぐな気持ちが、地域や人々を勇気づける。そんな若者たちであふれる仙台で、一緒にチャレンジしてきましょう!
Write:みょん
Photo:COLORweb編集部、仙台リファッションデー提供