尊敬&敬愛する
描いている手を撮ってくださった。
手って、自分から見えるけれど、
みとさんを通して見せられる私の手は
思いのほか美しく…なんだか胸がいっぱいになった。
写真の通り、
私の手は肉厚で指先も丸くて太い。爪も、横長。
そんな手が若い頃とてもコンプレックスだった。
爪を伸ばして整えて…ネイルを塗っても似合わない。
女性らしくない。
すらりとした、しなやかで美しい指先や形の良い爪が欲しかった…神様は不公平だ。
そんな風に思っていた。
自分の手の造形があまり好きではなかった私に転機が訪れたのは28歳の時。
初対面の方に
「もしかして職人さんですか?手がオーラを放ってます。」と言われたのだ。
手の周りのオーラが大きい、
命を吹き込むエネルギーを感じる、
手が私は職人だと言っている。
そんなようなことを言ってもらい、、、その日から私は自分の手が大好きになった。
そうだ、私は職人なのだ。
キレイなネイルに憧れるのはやめた。
爪は短く切り揃えて、私のつくるモノを傷つけないようにしよう。
この手が、指先が…つくるモノを優しく撫でるよう、命を与えるようにしよう。
何を大切にすればいいのか、やっとわかった。
華やかであること。
それは他の誰かにお任せしよう。
私は職人の仕事をまっとうできるよう、これからを考えよう。
そう思った28歳の日。
その3年後、仕事を辞めて画業に入った。
愛しい、自分の手。
描いてる姿をみとさんが見せてくれた。
こんな手だったんだね。
今日までずっとずっと、ありがとう。
これからも一緒にいてね。
写真を見ながら…喉が熱くなるほど感動した。
私の手は、こんなにも美しい!
知らなかった。
山本みと様、素晴らしいお写真を、
本当に本当に…ありがとうございます✨
本記事の写真は、すべて、山本みとさんのお写真です。
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山本みとさんの写真展「続-家族∴3人展」がとっても素敵でしたー!
たくさんの感謝を込めて。
光田色李(こうだいろり)