2024年4月に書いた記事を再アップします。
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ミヒャエル・エンデ著『モモ』を読みました。

有名な児童書ですが読んだことがなかった1冊。
暮らしの読書コンシェルジュmasumiさんが
「お喋りな本だなとパステル」で紹介していて読みたくなりました!
「50年以上前の物語だけれど、現代の大人に刺さる1冊!」と語るmasumiさん

レポ記事はこちら〜
「お喋りな本だなとパステル」に行ってきました♪
メッセンジャーのmasumiさんと、描かせていただいた魂の絵。

魂の絵「見通す」完成しました!
2日目ご来場ありがとうございました!!〜魂の絵展
わたし、子どもの頃から本が大好きで…
特にファンタジー小説や児童書を読むのが好きなんです。
最近は、お仕事に家事育児に…となかなか本が読めずにいましたが
入院中はここぞとばかりに読書に没頭。
元気ですが入院してきます
手術が終わりました

3日間の入院で3〜4冊一気読みしたのですが
その中でも『モモ』は大きな衝撃でした。
時間どろぼうである灰色の男たちに、節約した時間を盗まれていく大人たち。
大人は、増え続ける灰色の男たちの存在に気がつかない。
豊かになっていくけれど時間に追われイライラしている大人たち…。
廃墟となった円形劇場で暮らす浮浪児モモ(何にも縛られない…自由の象徴?)が、
友だちを取り戻すために灰色の男たちに立ち向かっていく物語。


灰色の男たちが
「あなたは時間を無駄使いしていますよ。それをしていると○○秒無駄にしています。」そう説くのを読んで
ああ、わたしも、灰色の男たちに出会っていた。
そう、呆然としました…。
どうして、いつも時間がないんだろう?
どうして、あっという間に夜になるんだろう?
ずっと不思議でした。
ああ、わたし、「効率よく」に囚われて、大切なものを見失っていた…。
効率とか、生産性とか、現代人の思考回路から解き放たれている
道路掃除夫ベッポがすごかった・・・
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?
つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」
ー道路掃除夫ベッポの言葉
そうだった。
目の前のことを
一つひとつ丁寧に、取り組むだけなんだよね
先のことを考えると
「今この瞬間」が蔑ろになってしまう…
つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。


獣の骨拾い
わたしの願いは何?
1月に病気が見つかって以来、ずっと考えていました。
娘が健やかに育ってくれること、
家族が健康で心穏やかに暮らせること。
そして、絵を描くこと、生きることを楽しむこと…!
願いは、それだけなんだ。

子どもの頃から、ずっと、両生類が好き。
オタマジャクシを眺めていても、
もちろん、なんの生産性もないけれど
そういう無駄なことに生きる喜びがある。
無駄な時間は、豊かな時間。

無駄なこと・・・
「絵を描いたって、お金にならないんだから!(それ無駄だよ)」
と、合計100万回言われたなぁ…
何度も何度も心をへし折られた。
『モモ』は
あなたは子どもにどんな言葉をかける?
あなたはどう生きる?
そう鮮烈に問いかけてくる物語でした。
子どもは、大人の生きる姿を曇りのない目で見つめている。

最後に…
本の中のたくさんの言葉が印象的でしたが…
特に心に残ったところを紹介します。
「ねえ、おねがい。」モモはカシオペイアに言いました。「もうちょっとはやく歩けない?」
「オソイホドハヤイ」
カメはこうこたえると、これまでよりもっとのろのろと這いました。そしてモモも─このまえのときにもそうだったのです─ここではそのほうがかえってはやくすすめることに気がつきました。ゆっくり行けば行くほど、まるで足もとの道路がふたりをのせて、どんどんはやくはこんでくれるようなのです。
『モモ』より引用
児童書なんだけど
ーーー時間の余裕がない
そう感じている大人にぜひ読んで欲しい1冊です
それでは、また。
光田色李(こうだいろり)
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