先月開催した個展で
「なぜ油絵なんですか?」「現代に油絵を選んでいる理由はなんですか?」と
2〜3名の方にご質問いただきました
おおおおお…もしかして
油彩は古典技法になりつつあるのか!!??
と驚きのご質問でした…!!
言われてみれば…
一見「油彩かな?」と思う絵でも
よく見るとアクリル画だったりすること多いですよねー。
油絵研究室を卒業して、
アクリル画を制作してるなんて話もよく聞きます。
油絵にはデメリットもあります。
・危険な絵の具やオイルもある
(カドミウムや水銀が含まれているものも…)
・扱いや手入れが何かと面倒
・乾燥がゆっくりなので制作にすごーく時間がかかる
・揮発性のオイルなど匂いが気になる
などなど
あとは画材の価格も高かったり…
うっかり油こぼしたりすると悲劇だったり…
結構あるなぁ・・・
絵の具1本のお値段が・・・
絵の具と筆を数本ずつレジに持っていくだけで
お会計2万円超えとかしちゃうんですよー…
↓↓↓
やっぱり今の時代はアクリルかな!!??と
私もアクリル画の制作に挑戦したことがあります。
・油絵に近い表現が可能!
・油で練り上げた絵の具より手入れが簡単!
・匂いが気にならない!
・なんと言っても乾くのが早い!
などなどアクリル絵の具のメリットがたくさんあります!!
そうして、
アクリル画を何枚も何枚も描いてみた結果。
やっぱりやっぱり油絵がいい!!!と気がつきました。
(現代的なアクリル画だけではなく、
テンペラ画やフレスコ画などの古典技法も挑戦しました)
油絵だけの、透明感…。
油絵の具は、完全に乾燥させると
下の色と混ざり合わずに色を重ねることができます。
これがもう、感動の透明感なんですよ…
透明感のある色の層…油絵の具イズ、アメージング!!!
背景、緑になってますが…
私的には「はじめから緑を塗る」と「ピンクを下塗りしてからの緑」は
まったくの別物!!というくらい違います。
ピンクを塗ったからこその、奥行きや透明感!!!
(絵の具に直接触れると有害性がある場合があります。
良い子は手で描かないように)
オーダーメイドで描かせていただいた肖像画
(主に魂の色彩を描いてお届けしていますが
こういった肖像画も描かせていただいております♪
価格は号数×2万円が基本ですが、サイズやご予算等お気軽にご相談ください〜!!)
オイルだからこそできあがる光沢も好き
こんな風にいろいろ試してみた結果、
やっぱり油彩が美しい!!!と惚れ込んでいます
今、この時代に油絵を選んでいる理由でした
それでは、また。
光田色李(こうだいろり)
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