Colly's Camp -37ページ目

風の盆に学ぶ。

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その坂の多い城下町には酒屋があって八百屋があって…魚屋と肉屋があって…電気屋があって郵便局があって…銀行があって、診療所があって、たまに来るお客様をもてなす食事処があって、必ず大工さんがいて…

そして町いちばんの踊り子がいて…

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彼女の踊りを見ると喉がカラカラにに渇くんだ…

でも編笠をとって酒屋の店番をする祭り以外の彼女はいたって普通の女の子で…

きっと、僕らの生活はこんな風にあるべきなんだ…と最近よく思う。

最初単位のコミュニティで人々の明確な役割があれば、生活は安定するし、そんな町の祭は自分達の生活への感謝と文化の伝承のために行われる。

富山にある八尾という町はまさしくそんな町で、今や全国的に有名になった「おわら風の盆」でさえも観光客に媚びる事なく、どちらかというと、そんな事よりも夜も深くて誰もいない町を自分達だけの為に踊り流すのが目的だったりする。

旧い町はこんな風に独立国家的であるほど、魅力が保たれる。

観光と経済という甘い言葉に、ある一線を踏み越えてしまうと、あっと言う間に欲に町が蝕まれて行く。

町民の暮らしはぐっと豊かになるが、その暮らしを維持するための経費はもはや自分の住む町からだけでは賄えなくなる…

…なんて事を教えてくれた今年の風の盆前夜祭。

この夏はじめての祭は、少し蒸す富山の空気と吹き抜ける秋の風が胡弓と三味線と唄をしなやかな踊りを魅せてくれる魅力的な祭りでした。


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う~ん…欲しい…

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そういえば、子供の頃おもちゃ屋のショーウィンドウにペタりと両手と鼻先をくっつけて、食い入るような真っ直ぐな瞳で純粋に目の前にある魅力的なおもちゃを欲していたなぁ…

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こんな風に…

回り込んでも…

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強い瞳で冷たい缶コーヒーをガン見。

そんなくらいに、暑い8月の下旬であります。

最近、そんな風に真っ直ぐに何かを欲した事があったっけか?

あ~、なんか冷たい缶コーヒーが飲みたくなって来たなぁ…



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チャンプルーな夏。

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今から3ヶ月前のゴールデンウイークにこうなる事はあらかじめわかっていた。我が家のコリー農園の昨年までキュウリを植えていた場所にはゴーヤの苗が3つ植えられた。

こりゃ、今年の夏はチャンプルーな夏になるぞ…

そんな日々は畑のゴーヤが実る前から始まっていた。待ちきれずに購入したゴーヤで一発目のチャンプルー。

うちの奥さんは沖縄に行った事もないくせに、ゴーヤチャンプルーの腕はすこぶる良い。

彼女の作るゴーヤチャンプルーには、いつもその時にちょうど良い苦みがある。

ビールだって、ゴハンだってすすんでしまうよ。

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いよいよ畑からゴーヤが採れるようになると、食卓の一角には常に沖縄の風が吹いていた。真ん中にはイタリアの風が吹いて、手前の方では静かに刺身の盛合せが日本海の風を吹かせていた。こういうのをきっと食卓チャンプルーというのだ。

ともあれ、この夏は本当にゴーヤチャンプルーをよく食べた。

お盆を過ぎて飛騨ではもう秋の風が吹きはじめているというのに、今年の夏のこれといった思い出はまだない。

しいていえば、

やっぱりゴーヤチャンプルーだ。

38年の人生の中で圧倒的に沢山のゴーヤを食べた夏だったな…

まだ終わっちゃいないけれど…


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