Colly's Camp -29ページ目

クリスマスの工作。

photo:01



クリスマスを前に久しぶりにモノづくりに没頭した。

モノづくりといってもプレゼントの包装なのだけれど、デザインから用紙選び、プリントアウト、加工まで、これほどまでに朝からどっぷりとクラフトに浸かる事は数年振りで、誰かの為にモノを作る…という事が、こんなにも真剣で楽しい時間なのだ…と改めて感じる事ができた。

photo:02



作ったのは珈琲豆を入れる袋。
某シアトル系コーヒーショップのロゴやらスピリットをリスペクトした結果、我が家の愛犬をモデルにしつつもほぼ丸パクリの状態であります。

photo:03



これで誰かが喜んでくれたり笑顔になってくれるのなら、こんなに嬉しい事はありません。きっと豊かな人生ってこういう事の積み重ねなんですね。

冒頭にあるのは勢い余って作ったクリスマスカード。
多くの人が新しい時代の始まりを祝福して心豊かに過ごせる事を祈るばかりであります。

メリークリスマス。



iPhoneからの投稿

優しい時間

photo:01



今から7年前、僕が道の駅とホテルの支配人に就いて初めての冬に、テレビドラマ「優しい時間」が放送されていて、僕は毎週楽しみに観ていた。

放送翌日の雪が降る通勤路では、このドラマ主題歌の平原綾香が歌う「明日」が流れ、音が耳に残っている状態で、雪の積もるテラスからせせらぎと森をのぞむ、まだ誰もいない静かな道の駅のレストランの席に座り、そのまま景色と音の余韻を楽しんだ。氷点下10℃の空気はピンと張り詰めていて、雪が積もっていく音が小さく聴こえていた。それは仕事前のとても贅沢な時間だった。

photo:02



客席からカウンターを眺めて、あんな風にお客さんにミルで挽いてもらって珈琲を出せたらいいな…と思いながらも、そんな事は無理だな…とすぐその思いを打ち消したっけな。

今日、ネット動画でその「優しい時間」を見ながら、そんな昔の早朝の出来事を懐かしんだ。

今思えば、やろうと思えば十分に森の時計に近付ける事は出来たんだろう…と思える。

渦中にいると、なかなか冷静な目で物事を見られない。現実というマトリックスのような世界にスポイルされて、可能性を見失ってしまっていたんだろうな。

そんな事を考えていたら、美味しい珈琲を飲みたくなって、ドリップで淹れてククサに注いだ。

photo:03



う~ん、なかなか良いじゃない…

「森の時計はゆっくり時を刻む」

劇中の店舗の中にさりげなく飾られている、このドラマの脚本を手がけた倉本聰氏自筆の書にあるように、
ゆっくりとした時間を感じる事のできる優しい空間を作りたいものです。


iPhoneからの投稿

失われた時をもとめて?

photo:01



腕時計を着けなくなってから5年近くが経つ。ずっと愛用してきたハミルトンのオートマチックの竜頭が温泉成分にやられて壊れてしまって以来、あまりのショックに時計を着ける事をやめた。温泉に一緒に入ってしまうくらい
長年愛していた時計だった。

あれから随分と時間が経って、つい先日久しぶりに腕時計を購入した。一つは農作業用。もう一つは次にする時計はコレだと決めていたダイバーズウォッチ。

でも、久しぶりにする腕時計は、している事を忘れるくらい全く視覚に入らなくて、気が付けばiPhoneで時間を確認している自分がいた。これは腕時計をしなくなった時に、無意識に腕時計のない左腕を見てしまうのと同じくらい恥ずかしかった。

先日、Facebookで十数年ぶりの再会があった。僕が大学生の時にバイトをしていた店の店長で、彼が実家の福島に帰ってしばらくして音信不通になってしまった。
僕がFacebookを始めた時、いちばん初めに彼の名前を検索した。その時は彼はまだFacebook上にはいなかった。

311の大震災があった時も、真っ先に彼の事を思った。「大丈夫だろうか?」

そんな彼から先日突然友達申請がきた。びっくりして車を停めた。メッセージも来ていた。

きっとこの十数年の間に色々な事があったんだと思う。僕にだって色々あった。お互いが知らないうちに時計はぐるぐると文字盤を何周も周っていたんだ。

「ゆっくりと時間をかけて、失われた期間の報告を…と思っています」

そう書いてあった。

震災から一年半を経た今、その言葉はとても重く感じる。でも、力強くもある。

僕が腕時計をしていない期間なんて、ささやかなものだけれど、僕が時計を外している間には実に色々な事があった。

こうやって改めて、彼の言葉を借りるならば「失われつつあった期間」を思うと、この新しい腕時計が刻む新しい時間をより大切に生きようと思える。

奇しくもマヤ暦が終わろうとしているこの時に、新しい時計を手にいれて十数年ぶりの友人との再会を果たせた。

誰かが決めた暦が終わったら、今度は僕らが自分の暦を作る番だ…

なんて事を真新しい腕時計を眺めながら思ってみる。

なんだか、この歳になると時間がとても大切に感じます。それでもだいぶ無駄な時間の消費をしてしまう自分がいるから困るんですけど…

だからなおさら、明日はちゃんと生きようって思うのです。

iPhoneからの投稿