7月27,28日 ソマティック・エクスペリエンシングのアシスタントのためお休み

8月3,4日 ソマティック・エクスペリエンシングのアシスタントのためお休み

8月11日 AM パーツワーク研修 午後は〇

8月18日 AM パーツワーク研修 午後は〇

8月28日~9月2日 SEマスタークラス「シンドローム」研修のためお休み 


お盆は営業しています。


その他は、通常どおりです。(週に1~2日不定期にお休みをいただいています。)


週末の予定がふさがっていてご迷惑をおかけしています。

平日お仕事終わりの夜など対応させていただきますのでよろしくお願いいたします。


夏休みということもあり、お子さんを連れて来られる方もいらっしゃるかもしれません。

お早目のご予約をお願いいたします。


「ここ・から レジリエンス神経育みプログラム」などの継続プランの方は、2回分ご予約いただけます。



そろそろ夏本番ですが、水分、塩分を摂りながら、しっかり休養もして、乗り切りましょう。



いつもありがとうございます。




いずれも

・朝寝起きが悪い

・疲れやすい

・午後の方が調子が良くなる

・立ちくらみ

などの症状を伴います。

本来、私たちの体はストレスが加わった時に内分泌系、自律神経系、免疫系の調節システムがバランスをとることで恒常性を保つことができるとされています。


このうち内分泌系では副腎からコルチゾールと呼ばれる抗ストレスホルモンを分泌することでストレスに対処することができます。

コルチゾールには抗ストレス作用の他に血糖調節作用や脂肪分解促進作用、抗炎症作用などがあります。

ただし、コルチゾールの分泌は短期間のストレスには対応できますが、長期のストレスや、複数のストレスが一度にかかった時には、対処しきれなくなりいわゆる「副腎疲労」の状態となります。

「副腎疲労」の状態では例えば慢性炎症が体内に存在してもコルチゾール本来の作用である抗炎症作用が低下するため炎症がくすぶることとなります。

次に自律神経系ではストレスに対して、交感神経を優位にさせることによりアドレナリンを放出します。

このアドレナリンの作用により血圧を上げ、脈拍をあげ、そして血糖を上げます。

この反応のおかげで私たちの先祖は、狩りでもうまく収穫ができたり、危険を回避したりすることができたのでしょう。

そこにストレスが持続したり、大きなストレスが一度に加わる場合は自律神経の失調を起こすようになり、その一症状が起立性調節障害と考えられています。

これら自律神経系や内分泌系がそれぞれ単独で働くことはなく、どのような状況においてもストレス下では相互作用を及ぼしながら調節していると考える方が自然です。

と考えると

副腎疲労も起立性調節障害も同時に共存するケースが多くあります。

ですから起立性調節障害と診断された場合も副腎疲労がベースにあると考えた上で、副腎のケアを念頭に置いたタッチ療法やストレス緩和療法、及び食事療法や場合によってはサプリメントなども効果が期待できると思います。

副腎疲労の側面から見た場合、ストレス対策や手技療法、栄養面からのサポートを重視しますから起立性調節障害の場合も副腎疲労に準じたアプローチが望ましいと思われます。

そらとりで提供するクラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクス、ソマティック・エクスペリエンシング、ソマティック・レジリエンス&レギュレーションなどで対応可能です。

特に思春期には学校生活でも求められるものが多くなり、もともとストレス耐性の低いお子さんでは副腎疲労や起立性調節障害の症状が出やすく栄養面だけでなく、心理面、身体面(運動など)からのアプローチも必要な場合も少なくありません。

気になる症状があればご相談ください。

#起立性調節障害 #副腎疲労 #薬なし #ソマティック #身体的心理療法 #クラニオ  #自律神経 #ポリヴェーガル理論 #疲労 #倦怠感 #立ち眩み #愛知県 #一宮市  #不登校 


自分だけの花をどこで咲かせようか、まだ旅の途中でしょうか?

探し求めて歩き続けるのもいいですね。

もしかしたら、遊牧民だったころ、ジプシーだったころ、あるいは巡礼者だったころの余韻を今楽しんでいるのかもしれません。


ここじゃないどこかを探し求めるのも楽しいものです。

かつての僕も、26歳のときに日本を出て、12年もの間、メキシコを中心に中南米を歩き回っていました。

今の僕のアイデンティティを支える、かけがえのない体験です。


ここで、心理的な観点を加えて見てみると、主に周産期において周囲の環境があなたにとって居心地が悪いと、この地上にちゃんと着地することができずに、少し浮足立った状態で過ごします。


その後の体験や出会いによって、徐々に「着地」してくることもありますが、まるで根無し草のようにその場にとどまることができずに、住む場所や仕事を転々としたり、理想の桃源郷を求めるあまり、気持ちの面でも「今ここ」に落ち着いていることができない、という状態が長く続くことがあります。


その場合、周産期、愛着に特化したトラウマ療法が改善の早道です。


よく、「「今ここ」の感覚がつかみにくい。」、「グラウンディングができない」などという声が聞こえてきますが、もしかしたらその原因ははるか昔、まだ赤ちゃんだったころかもしれません。


よく、「1人でなんとかします」って人がいます(僕もそのうちの1人です。。(笑))が、これも実はトラウマ反応の現れなんです。

周産期や愛着トラウマにおいて、「誰かと一緒にいて安心」「見てもらえてる」「聴いてもらえてる」「感じてもらえてる」っていう体験が欠落していてトラウマになっているわけで、癒しの過程において必ず「相手」が必要なんです。


関係性が良好なパートナーや、深いつながりがある友人などがいると、徐々に癒されてくることもあるかもしれませんが、相手もトラウマを抱えている場合、そこが共鳴してしまってお互いにしんどくなり、関係性が危うくなることもあり得ます。

そういった点から、専門のセラピストとの間で進めていった方がいいのです。

最近は、愛着に関する情報は本やネットで手に入りやすくなりましたが、周産期はまだまだ少ないようですね。

相性のいいセラピストとのいい出会いがありますように。


で、「今ここ」というのは、最近のマインドフルネスの影響もあって、多くの人が知るようになりました。でも深いレベルで、「今ここ」を生きている人はどれくらいいるでしょうか?

「今ここ」というのは、過去でもない、未来でもない、「今」です。あっちでもない、どっちでもない、ここです。過去の失敗からくる恐れからも、まだ来ぬ未来への不安からも解き放たれていて、今、自由です。

パワースポット巡りもいいですけど、最大のパワースポットは「今ここ」、自分の中心です。「呼ばれたから」といって神社巡りするのもいいですけど、「今ここ」からでもその神社と繋がれます。


今世の課題によって最終目的地は各々違ってくるのでしょうけど、もしまだはっきりと見えていないなら、今いるこの場所で、最初の花を咲かせてみるのもいいかもしれません。そのために集中するんです。過去にも未来にも理想郷にも目をくれず。。今、与えられているこの場所で、自分の手が届く範囲で行動に移すんです。

動くと、周りも変化します。花を咲かせる栄養素が自然に集まってきます。時間はかかるかもしれないけど、そのときがくれば花は咲くでしょう。


そしたらね、しばらくその花を楽しんでください。

もし、あなたが望むなら、その花から落ちたタネが次の場所を示してくれると思います。

最終目的地を、「今ここ」に定めてみる、これを選択肢の中の1つに加えてみるのはいかがでしょうか?

#周産期 #愛着 #グラウンディング #着地 #求道者  #巡礼者 #自己探求 #今ここ #パワースポット #神社巡り #世界に1つだけの花  #トラウマ #クラニオ #ソマティック 


スーザン・マコーネル・著の「ソマティックIFSセラピー」が面白い。


IFSというのは、最近よく話題にするパーツワークのことです。

Internal Family System(内的家族システム) を略したもの。


「実践における気づき・呼吸・共鳴・ムーブメント・タッチ」というサブタイトルに惹かれて思わず買ってしまいました。


で、今、第3章の「意識された呼吸」を読んでいるのですが、なかなか面白い。

前回のブログでも少し触れましたが、少し引用してみますね。


空気の要素と結びつくことは、私たちを取り巻いている無限の宇宙からの贈り物を受け取れるように、自身を開くことでもあります。

宇宙との関連において、そこには「私」と「私ではない」という二元性はありません。そこには1つのエネルギーフィールドという基盤があるだけです。そのフィールドは、私たちのこころの最も高い機能と呼応しており、その情報の源は、私たちの成長を導いています。そのフィールドは力であり、私たちが健康でいられるか病気になるかを最終的に決定するのは細菌や遺伝子ではなく、この力によります。・・・(←ってこれ、バイオやね。。?一次呼吸にアクセスして、静寂を待ちます。すると自ずと調整が始まります。)


いかにして呼吸が、私たちの苦の根源である信念からくる負荷を降ろすように導くのか。。鈴木俊隆の著書「初心禅心」の中のフレーズも引用されていました。

私たちが息を吸うとき、空気は私たちの内的世界に入ります。私たちが息を吐くとき、空気が外界に出ていきます。あなたのこころが、ただこの動きに従っており、純粋で静寂ならば、そこは空であり、私もない、世界もない、こころもない、身体もないのです。私たちは、ただ、開閉する扉となります。・・・(←般若心経ですね。バイオのセッション中もここに入ります。こころも身体もない「空」のとき、不安や恐怖、妬みや痛みからも解放されます。)


古代から、呼吸を意識することは瞑想の修練の最重要課題とされてきました。呼吸の訓練を通して、過去の恐怖や未来への不安という呪縛から解き放たれ、個人と宇宙は、ただお互いを鏡に映して見ているだけになり、お互いの存在を内包します。二元論は、私たちにとってなじみのある考え方で広く浸透していますが、この状態において私たちは、この二元論という幻想を超越します。



「空」や「非二元性」からは、愛とか光しか感じることができません。



呼吸を意識すると、パーツが刺激されることもあるかもしれませんが、やさしく丁寧に負荷を降ろして、セルフが出てくるスペースを広げてあげます。

不安や恐怖のパーツ主導から、穏やかで慈愛に満ちたセルフ主導に導いていくのがIFS、内的家族システムのパーツワークです。




#IFS #内的家族システム #ソマティック #ソマティックIFSセラピー #クラニオ  #バイオダイナミクス #呼吸 #空 #非二元性  #ホワイトマジック #白魔術 #ポリヴェーガル理論 #健康 #癒し #慈愛 


スーザン・マコーネル・著の「ソマティックIFSセラピー」が面白い。


IFSというのは、最近よく話題にするパーツワークのことです。

Internal Family System(内的家族システム) を略したもの。


「実践における気づき・呼吸・共鳴・ムーブメント・タッチ」というサブタイトルに惹かれて思わず買ってしまいました。


で、今、第3章の「意識された呼吸」を読んでいるのですが、なかなか面白い。

前回のブログでも少し触れましたが、少し引用してみますね。


空気の要素と結びつくことは、私たちを取り巻いている無限の宇宙からの贈り物を受け取れるように、自身を開くことでもあります。

宇宙との関連において、そこには「私」と「私ではない」という二元性はありません。そこには1つのエネルギーフィールドという基盤があるだけです。そのフィールドは、私たちのこころの最も高い機能と呼応しており、その情報の源は、私たちの成長を導いています。そのフィールドは力であり、私たちが健康でいられるか病気になるかを最終的に決定するのは細菌や遺伝子ではなく、この力によります。・・・(←ってこれ、バイオやね。。?一次呼吸にアクセスして、静寂を待ちます。すると自ずと調整が始まります。)


いかにして呼吸が、私たちの苦の根源である信念からくる負荷を降ろすように導くのか。。鈴木俊隆の著書「初心禅心」の中のフレーズも引用されていました。

私たちが息を吸うとき、空気は私たちの内的世界に入ります。私たちが息を吐くとき、空気が外界に出ていきます。あなたのこころが、ただこの動きに従っており、純粋で静寂ならば、そこは空であり、私もない、世界もない、こころもない、身体もないのです。私たちは、ただ、開閉する扉となります。・・・(←般若心経ですね。バイオのセッション中もここに入ります。こころも身体もない「空」のとき、不安や恐怖、妬みや痛みからも解放されます。)


古代から、呼吸を意識することは瞑想の修練の最重要課題とされてきました。呼吸の訓練を通して、過去の恐怖や未来への不安という呪縛から解き放たれ、個人と宇宙は、ただお互いを鏡に映して見ているだけになり、お互いの存在を内包します。二元論は、私たちにとってなじみのある考え方で広く浸透していますが、この状態において私たちは、この二元論という幻想を超越します。



「空」や「非二元性」からは、愛とか光しか感じることができません。



呼吸を意識すると、パーツが刺激されることもあるかもしれませんが、やさしく丁寧に負荷を降ろして、セルフが出てくるスペースを広げてあげます。

不安や恐怖のパーツ主導から、穏やかで慈愛に満ちたセルフ主導に導いていくのがIFS、内的家族システムのパーツワークです。




#IFS #内的家族システム #ソマティック #ソマティックIFSセラピー #クラニオ  #バイオダイナミクス #呼吸 #空 #非二元性  #ホワイトマジック #白魔術 #ポリヴェーガル理論 #健康 #癒し #慈愛 


些細なことで周囲に対して壁を作ったり、「敵」を作りだして自身の身の安全を心配したり。。


以前にもこれと似たようなブログを書いたことがありました。

そのときは、世代間トラウマや戦争トラウマをテーマにしました。

https://sora-tori.amebaownd.com/posts/39489387


今日は愛着と周産期のトラウマをテーマに書いてみようと思います。

(少し重たいテーマなので、こころに余裕があるときにお読みください)


「おぎゃー」と生まれたこの世界で、「自分は歓迎されていない。。」という状況が続いたら。。


例えば、

・両親の仲が冷え切っていたり。。

・望まれない妊娠だったり。。

・母親が産後鬱を患っていたり。。

・家族が入退院を繰り返すなどで家の中が慌ただしかったり。。

・母親が地方から出てきたばかりで、出産時に周りのサポートが得られず不安だったり。。

・自身の健康状態がよくなくて、手術や入院を繰り返していたり。。


大人であれば状況を理解できたり、うまく対処できることでも、生まれたばかりの赤ん坊は無力です。


「この世界は脅威だ」と感じ、息をひそめて周囲に危機はないか、神経をとがらせているかもしれません。


その結果、「不快」「恐れ」に反応する扁桃体が活性化し、それがデフォルト(初期設定)となり、大人になってもそのままのことがあります。


すると、他の人にとっては何ともない出来事や言葉にも過剰に反応して、「攻撃された!」となってしまいます。防衛パーツが大活躍してくれるんです。傷ついた幼い自分を守るために。


そう、まずいち早く敵を見つけます。自分の安全を守るために。はたから見ていると、自ら敵を作り出しているようにも見えます。

「あ~、あの人、またやってるなあ」って場面に出くわすことありませんか?


でもこれ、決してその人が悪いのではなく、そのような環境で育ってこられた結果、そのように反応する脳になってしまった、というだけなんです。一番つらいのはご本人のはず。行く先々で孤立してしまうでしょうから。。見捨てられ不安も加わるとさらに複雑になります。


で、私たちが注目するのは、「脳は変化できる」というところです。神経可塑性といいます。

適切な刺激を入れてあげることで、脳や神経系の育ちなおしができるんですね。


愛着とか、周産期とか、影響は計り知れないです。

でもここが癒されると、ぐっと生きやすくなりますよね。


パーツの負荷を降ろして、傷ついた幼い自分を癒してあげて、パーツ主導からセルフ主導に導いていきます。

もちろん、タッチも添えて。「あなたはあなたのままでいい」


ただ横たわって、そっと触れてもらっているだけで何故こんなに変わるのか?


それは、今まで気づかないうちにまとってきた鎧から、これまた気づかないうちに解放されてくるからです。


ありのままの素の姿で横たわるあなたという存在全てを包み込む、なんの意図も介入もない静かなタッチによって、「素の自分でいいんだ」「なにも身構えなくていいんだ」って、身体の深いところから安心安全を感じてもらえているからだと思います。


また、そうなるよう自分自身のワークも深めていきます。




#愛着 #愛着障害 #アタッチメント #周産期  #発達性トラウマ #見捨てられ不安 #被害妄想 #不安  #恐れ #キツネリス #風の谷のナウシカ #IFS #内的家族 #パーツワーク #共感 #共鳴 #呼吸 


「自分のことなんてどうせわかってもらえない。。」

だから、誰にも何にも相談せずに、1人でなんでもやってしまう、って人いませんか?

何を隠そう、僕自身がそうです。


中高生の頃だったでしょうか。。

「あんたはいっつも事後報告!」っていつも母親に言われていました。。


思っていることや悩んでいることなど、一切相談することなく、自己完結して、結果だけ伝えるっていうことをしてたんでしょうね。


今となれば、きっと寂しい思いをさせていたのかなあ。「親なんだからもっと頼って欲しい」って思ってくれていたのかもしれません。


でも、当時の僕は、相談するっていう発想がそもそもなかったし、親が頼りないって頭で考えてそうしてた、ということでもなかったんです。なんでそうなってしまっていたのか、自分でもわかりませんでした。。生まれつきの性格なのかなあ、って感じ。。


周囲の友達からも、「何を考えてるかよーわからん」って言われていたので、自分の胸の内を明かすということを、家の中でも、外でも、やってこなかったようです。


歳を重ねるにつれて、だんだん自覚するようにもなりましたけど、だからと言って、どうしようもできないというか、ポケットに入っていない飴玉を取り出せないように、「相談する」とか「自分のニーズを訴える」ということがどうしても出て来ない、という状況が続いていました。たまに頑張って悩みを打ち明けてみても、「なんか嘘っぽい」って言われるのがオチ。。


でも、ようやくある答えにたどり着いたように思います。

周産期にまでさかのぼります。


皆さんは、おぎゃーと生まれて来られて、母乳で育てられましたか?それとも哺乳瓶でしたか?

授乳中のこと、覚えていますか?お母さんは、どんな様子でいましたか?


僕の母親は、母乳があまり出なかったらしいんです。もちろん、そのことを責めるつもりはありません。こんなに丈夫で健康な身体に育ててもらっていますし、感謝しています。

ただ、自分の癒しのワークを進める中で気づいたというか、ある映像が見えたんですね。母の胸に抱かれてお乳を飲もうとしてるんですが、出ないからといってパッと胸から離されて、ベッドか何かに降ろされた。。

お乳を飲むという行為は、生きていく上で本能的に求めるものです。そこを断たれると、どうでしょう?無力な赤ちゃんの僕は何を感じたでしょうか?

この先生きていけるのだろうかという本能的な恐怖や不安だったかもしれません。

「求めても与えられない」という絶望だったかもしれません。

母親の温かくて柔らかい胸元にもっと抱いていて欲しかったのに叶わなかった、という悲しみかもしれません。

もちろん、訴えたと思います。ぐずったり、泣いたりして。。

でも、母には届きませんでした。

母はあまり気が長い方でもなく、それに母乳が出ないという劣等感や申し訳なさ?のようなものを感じていたのかもしれません。


「欲しい!と求めても与えられない」

「言ってもわかってもらえない」


恐怖や絶望なんて感じたくないので、求めなくなりました。言わなくなりました。

それがパターンとして深く深く、刻み込まれるのです。

赤ん坊なりの防衛策です。


赤ん坊のニーズって、そんなに数は多くないですよね。

お腹空いた、おっぱいちょうだい。

眠いよ。

暑いよ寒いよ。

おむつが気持ち悪いから替えて?

数は少ないけど、根源的な生理的欲求です。深いんです。


だから、この時期にどんな体験をするかがと~~~~っても重要なんです。

その後の人生を左右します。


ただ哺乳瓶を口に突っ込んでいればいいってものではありません。

たとえ母乳が出ないにしても、優しく抱いてあげて、優しいまなざしで、柔らかいトーンの声で話しかけながら、です。

すると「僕は愛されてる」「ここは安全だ」「この世界に歓迎されている」「求めれば与えられるんだ」「緩んでくつろいでていいんだ」って身体で感じて、そのパターンが刻み込まれてその後の人生に活かされていくんです。


周産期トラウマを癒すことの重要性、少しは伝わるでしょうか?


だから、「どうせ言うてもわかってもらえへんから」っていうのは僕の性格ではなくて、生まれてからできた後づけのパターンだということです。

そして、そのパターンは修正可能なんです。



一緒に目指したい方は、「ここ・から レジリエンス 神経育みプログラム」をお申し込みください。

10回コース79000円ですが、5月31日までお申し込みの方は74000円にさせていただきます。

また、現在「トラウマ脳リセットタッチ」、「ここ・からレジリエンス神経育みプログラム」「6回券」などの継続コースをご利用中、もしくは3月1日以降にいったん終了された方は72000円とさせていただきます。

ご検討をよしくお願いいたします。


毒親とか、愛着の問題とか耳にすると、「親の責任だ~」って凹んでしまいますが、あなた1人だけが悪いというわけではありません。


あなたが、あなたのお子さんに不適切な養育をする毒親だったり、適切な愛着関係を結べなかったのは、あなた自身もそうやって育ってこられたのが原因かもしれないからです。


虐待をしてしまうのは、あなた自身が虐待されて育ってきたから。。

共感できないのは、あなたの子ども時代に共感をもらえなかったから。。

ではないでしょうか?


また、あなたの親や祖父母の時代に、戦争や災害などがあって、ゆとりがなかったり、それぞれがなんらかのトラウマを抱えて生きていらしたかもしれません。

そして、そういった世代間のトラウマが、私たちの代にまで伝播する、と言われています。


例えば、2019年のラットを使った実験では、チェリーの香りを嗅がせた後に電気ショックを与えられたラットに子ども産ませました。その子どものラットは、チェリーの香りを嗅いだだけで驚愕反応を示した、ということです。

また、親によく舐められて育てられたラットは、親になった時に自分の子どもをよく舐めるいい親ラットになった、との報告もあります。


なんとなく、品のいい人って、そのご両親やおうち自体がなんかいい感じ、、ってそういうことなのでしょうか。。

いいものも悪いものも、DNAに刻み込まれて受け継がれていく、ということです。


そこで、その負の連鎖を断ち切って、舵を切りなおすのがトラウマ療法です。そう、ご先祖様から引き受けたものも、あなたの代で解消できるのです。


また、直接的な血縁がらみではないけれども、その地域のしがらみとか、文化的なものの重荷がこびりついている場合もあります。(例えば、長男が親の面倒を見なければいけない、とか、家を継がなければいけない、とか。。)

そういった負荷も降ろしていきます。


トラウマなんて、自分の人生で背負ってきたものだけでも大変なのに、先祖や地域のものまで癒していかないかんなんて!!!って大変だし辛すぎますよね。。

でも、そこに取り組むだけの価値は十分にあると思います。


なんていうか、どこからともなく、祝福が届く感じです。




ぜひ体験してみてください。

世代間トラウマに取り組むには、ここからレジリエンス神経育みプログラムがおススメです。

https://sora-tori.amebaownd.com/posts/50291537









#トラウマ #世代間 #レジリエンス #毒親 #愛着 #不適切養育 #IFS #内的家族 #DNA 


あるとき妻に言われました。

(僕が)次男に話しかけるときはものすごく優しい。叱るときもすごく気を遣っているように見える。末っ子のときは同じことを言うのでもキツいのに。。

「えこひいきしているように見えるってこと?」

そう見えるけど・・?


ほう。。そう見えるのか。。なるほど~。。

僕には全くそんなつもりはなかったのに、そう見られていたことに驚きました。


僕の中ではもうほぼ無意識でやっていることなんですけど、要するに、ポリヴェーガル理論に沿って「耐性領域」を広げる接し方をしていたんですね。

「耐性領域」ていうのは、ストレスがかかったときの耐えれるキャパのことです。生まれ持ってきたものや生育環境によって個人差があります。

わかりやすく、「耐性領域」=緑色の幅(腹側モード)と捉えていただいて大丈夫です。


・赤が強い人は、闘争/逃走モードで、緊張気味だったりピリピリしています。

・緑が強い人は、リラックスしていて人の輪の中にいても自分らしく振舞えています。

・青が強い人は、省エネモードで気力体力も落ち気味、鬱や引きこもりの状態。(頑張りすぎた後にここで休息する人も。。)


どれか1つに当てはまるということではなく、ブレンドもありますし、1日の中で変化することもあります。

例えば、お友だちとご飯を食べに行ったりはするけれど、帰宅後は1人でちょっと一休みしないとしんどい、という感じです。社会交流の「緑」と、休息の「青」です。行き帰りに自転車で出かけていれば当然「赤」の交感神経も使っています。


それで面白いのは、我が家の息子たち、

長男が「青」、次男が「赤」、末っ子が「緑」とそれぞれ分かれているんです。


末っ子にキツく言っているつもりはないのですが、「緑」が十分育っているので、仮に多少強く言ってもそれを受け入れるだけのキャパがあります。(もちろん、普段の信頼関係にもよりますね(笑)) また、ビシッと言われて伸びる子もいますよね。


次男は「赤」に寄りがちで、末っ子と比べると「緑」がまだ十分に育っていません。「赤」に寄りやすいポジティブ要素としては、戦略を立てられるので計画して試験勉強を頑張れます。ネガティブ要素としては、キレやすい、という点が挙げられます。


神経系の発生について詳細は省きますが、「おぎゃー」と生まれた時点で、「赤」と「青」はほぼ出来上がった状態で生まれてきます。

「緑」は哺乳類だけに存在する神経系で、誕生後、主に親などの養育者との愛情深いやり取りの中で育まれてくる神経系なのです。


本当のところはどうかはわかりませんが、次男の幼少期において、彼が必要とするタイミングで、必要な量の愛情やスキンシップを受けられていないことが「緑」が少ない原因かもしれません。(3兄弟の真ん中あるある?)

また、「赤」に入りやすい原因としては、胎児期のことや陣痛促進剤のことも考慮に入れないといけません。 


もう高校生になっていますが、まだ「緑」のところを育もうという意識で、柔らかいコミュニケーションを心がけています。

柔らかいコミュニケーションというのは、こちらも「緑」のところに落ち着い状態で向き合う、ということです。そうすると相手の「緑」を引き出してお互いに実りのあるコミュニケーションが取れますし、こちらの「緑」が深ければ深いほど、相手の「緑」を育てることができます。

「帰ってくるのが遅い!今何時だと思ってるの!?ご飯いらないなら連絡くらいして!」って、「赤」の交感神経で発してしまうと、相手の「赤」が反応して、言い返してくるか(闘争)、部屋に閉じこもるか(逃走)のどちらかでしょう。


私のいうこと、聞いてくれないから、ちゃんと言っておいて。。

とも言っていましたが、単に赤と緑の違いなんだと思います。たぬきじゃないですよ。(動物占いではたぬきだったけど。。)

いつも「緑」寄りの人になら、安心して耳を傾けてみようかなという気持ちにもなりやすいですよね。


先日、近所のスーパーに寄ったときに、3歳と5歳くらいのお子さんを連れた若いお母さんを見かけました。弟君が泣きわめいている声が響き渡っていたので自然と視線がそちらに行ったんです。

まあ、よくあるような「お菓子買って?」「ダメ!」のやり取りなのかな?とは思いましたが、その泣き方がかなりヒステリックなんです。

お母さんの方をちらっと見ると、かなりイライラしていらっしゃるご様子。。「もう17時だから帰るよ!!」でまた「ひぃいいいいいい~~~!!!」って感じ。側にいるお兄ちゃんは何をするでもなくモジモジしていました。。

いろんなご事情があるでしょうからどうこう言えませんが、一つだけ、弟君の気持ちへの寄り添いが見られないんですよね。。で、おそらく、そのときだけでなく、日常的にそうなのかな、と。それであのようなヒステリックな感じなのかな、と。。

本当ならお母さんと一緒にいて育まれるはずの「緑」が少ないんですね。おそらく、お母さんのも少ないかもしれません。もしくはお仕事や家事、育児で「赤」が強く、余裕がないのかもしれません。

僕自身も、少し前まではそうだったので、何とも言えない気持ちになりましたが。。でも大丈夫、いつでも「育ちなおし」はできるから。。

で、そこを通りかけたうちの近所に住むおばあちゃんが、「あ~、怒っとる怒っとる。。顔真っ赤にして~。。」ってニコニコしながらその子の頭をなでていったんですね。そのとき、弟君の顔がちょっと緩んでいたのを見て僕も救われました。

そういう触れ合いも、昔と比べて減ってきていますよね。。

子育て中の親御さん、本当にお疲れさまです。


子育てって、自分(親)を育てることだとはよく言ったものですね。





#子育て #ポリヴェーガル理論 #耐性領域 #キレやすい #ibalance #クラニオ #ソマティック  #兄弟 #迷走神経 #自律神経 #ストレス  #胎児期 #乳幼児期 #幼少期 #トラウマ  #陣痛促進剤    #周産期



「利他の精神」について公式LINEのメッセージでシェアさせていただきました。

(公式LINEご登録はこちらをクリック)


「自分のこともままならないのに、他人に優しくしたり無償で何かを提供したりなんてできない」というお声も届いてきます。


確かに、健康のこと、経済的なこと、家族間や職場での人間関係などで苦しい状況に置かれていると、「利他」どころではない、というのもうなずけます。

私自身も、辛い状況に置かれると、つい視野が狭くなって自分のことで精一杯になってしまいます。


そんなとき、今学んでいるパーツワークの本の中に「なるほど~」と思わせる箇所があったのでシェアさせていただきますね。(専門的な言葉は使わずわかりやすいように一部書き換えてお伝えさせていただきます。)


(「悪い私」はいない 内的家族システムモデル(IFS)による全体性の回復 リチャード・シュワルツ著 より )


現在、私たちは自分自身や私たちの仲間を、根本的に利己的で欠陥のある存在とみなしていて、それが「食うか食われるか」の冷酷な経済・社会システムをもたらしています。そして、問題に対して、体系的ではない、脈絡のない方法でアプローチしているため、これらの問題に対する解決策はしばしば事態を悪化させ、地球を傷つけ、社会から追いやられた人々を大量に生み出しています。

社会の枠組みからはみ出した人がいるという状況は、そのシステムにとって何のメリットもありません。それは、私たちが互いに繋がること、自分の身体や地球と繋がること、そして神聖なものと繋がることを断ち切る行為なのです。

私たちの内なる世界もまた、このパラダイムによって汚染されています。本来は宝物である私たちのパーツが、外側のシステムを反映してしまう結果となるのです。たくさんの傷ついたパーツたちがいて、多くの防衛パーツたちに負荷をかけています。そのように、私たちの内なるシステムは、もつれた毛糸の玉がいくつも絡み合っているような、重たい状態が通常パターンとなっています。これは、私たちがだれでも備えている、調和、慈愛、落ち着きに満ちている「セルフ」とは真逆の状態です。

このように、私たちの内的システムが混乱していたり、社会と断絶していたりする状況は、疲弊と破綻をもたらします。

そこで、

私たち一人一人の中には、聡明で慈愛に満ちた善なる本質があり、それは調和に満ちた関わり方を知っています。そして、そこには毛糸の玉のように混乱した「こころ」ではなく、調和に満ちたパーツが織りなす「内的システム」があるのです。

これらのパーツはときに破壊的であったり、害を及ぼすことがありますが、いったん重荷をおろしてあげることができると、パーツたちは本来の善なるものに戻るのです。そして、それが真実であるからこそ、私たち一人一人がその本質にアクセスして、人生を導くための明確な道筋を持つことができるのです。それは、私たちの内側の世界でも外側の世界でも同じことです。そうすることで、私たちはあらゆるレベルで相互に繋がっているという基本的真実に気づき、その自然な結果として、思いやりと勇気ある行動が生まれるのです。

大変なことのように聞こえるかもしれませんが、このパラダイムシフトを行うには、実は大きな犠牲や苦しみが必要なわけではありません。ほったらかしにしていた自分のパーツを取り戻すことは痛みを伴うかもしれませんが、その努力はそれ以上の価値があります。

自分自身と他者へのより多くの愛、より多くの喜びと歓喜につながります。そして、より有意義な習慣や活動、充実したビジョンが感じられるようになります。


~引用終わり~


パーツの声を聴いてあげてその負荷をおろしてあげると、

「傷ついた私」に癒しがもたらされて、

セルフ主体の調和のとれた存在となります。


自分の内側も調和がとれていて、

自分と外側の世界や自分以外のひととも調和がとれている状態です。


自分も他人もない、みんな同根だということが深いレベルでわかっている状態。


この状態では、自然な形で「利他」が行われます。利他だと意識せずとも。


「パーツの声を聴くことで豊かさへの道が開く」とも言えないでしょうか?


パーツワークのご興味のある方はご連絡くださいね。



#パーツワーク #IFS #内的家族システム #エグザイル #ソマティック #愛着 #インナーチャイルド #トラウマ #ストレス #癒し #クラニオ #ポリヴェーガル理論 #一宮市