「自分のことなんてどうせわかってもらえない。。」

だから、誰にも何にも相談せずに、1人でなんでもやってしまう、って人いませんか?

何を隠そう、僕自身がそうです。


中高生の頃だったでしょうか。。

「あんたはいっつも事後報告!」っていつも母親に言われていました。。


思っていることや悩んでいることなど、一切相談することなく、自己完結して、結果だけ伝えるっていうことをしてたんでしょうね。


今となれば、きっと寂しい思いをさせていたのかなあ。「親なんだからもっと頼って欲しい」って思ってくれていたのかもしれません。


でも、当時の僕は、相談するっていう発想がそもそもなかったし、親が頼りないって頭で考えてそうしてた、ということでもなかったんです。なんでそうなってしまっていたのか、自分でもわかりませんでした。。生まれつきの性格なのかなあ、って感じ。。


周囲の友達からも、「何を考えてるかよーわからん」って言われていたので、自分の胸の内を明かすということを、家の中でも、外でも、やってこなかったようです。


歳を重ねるにつれて、だんだん自覚するようにもなりましたけど、だからと言って、どうしようもできないというか、ポケットに入っていない飴玉を取り出せないように、「相談する」とか「自分のニーズを訴える」ということがどうしても出て来ない、という状況が続いていました。たまに頑張って悩みを打ち明けてみても、「なんか嘘っぽい」って言われるのがオチ。。


でも、ようやくある答えにたどり着いたように思います。

周産期にまでさかのぼります。


皆さんは、おぎゃーと生まれて来られて、母乳で育てられましたか?それとも哺乳瓶でしたか?

授乳中のこと、覚えていますか?お母さんは、どんな様子でいましたか?


僕の母親は、母乳があまり出なかったらしいんです。もちろん、そのことを責めるつもりはありません。こんなに丈夫で健康な身体に育ててもらっていますし、感謝しています。

ただ、自分の癒しのワークを進める中で気づいたというか、ある映像が見えたんですね。母の胸に抱かれてお乳を飲もうとしてるんですが、出ないからといってパッと胸から離されて、ベッドか何かに降ろされた。。

お乳を飲むという行為は、生きていく上で本能的に求めるものです。そこを断たれると、どうでしょう?無力な赤ちゃんの僕は何を感じたでしょうか?

この先生きていけるのだろうかという本能的な恐怖や不安だったかもしれません。

「求めても与えられない」という絶望だったかもしれません。

母親の温かくて柔らかい胸元にもっと抱いていて欲しかったのに叶わなかった、という悲しみかもしれません。

もちろん、訴えたと思います。ぐずったり、泣いたりして。。

でも、母には届きませんでした。

母はあまり気が長い方でもなく、それに母乳が出ないという劣等感や申し訳なさ?のようなものを感じていたのかもしれません。


「欲しい!と求めても与えられない」

「言ってもわかってもらえない」


恐怖や絶望なんて感じたくないので、求めなくなりました。言わなくなりました。

それがパターンとして深く深く、刻み込まれるのです。

赤ん坊なりの防衛策です。


赤ん坊のニーズって、そんなに数は多くないですよね。

お腹空いた、おっぱいちょうだい。

眠いよ。

暑いよ寒いよ。

おむつが気持ち悪いから替えて?

数は少ないけど、根源的な生理的欲求です。深いんです。


だから、この時期にどんな体験をするかがと~~~~っても重要なんです。

その後の人生を左右します。


ただ哺乳瓶を口に突っ込んでいればいいってものではありません。

たとえ母乳が出ないにしても、優しく抱いてあげて、優しいまなざしで、柔らかいトーンの声で話しかけながら、です。

すると「僕は愛されてる」「ここは安全だ」「この世界に歓迎されている」「求めれば与えられるんだ」「緩んでくつろいでていいんだ」って身体で感じて、そのパターンが刻み込まれてその後の人生に活かされていくんです。


周産期トラウマを癒すことの重要性、少しは伝わるでしょうか?


だから、「どうせ言うてもわかってもらえへんから」っていうのは僕の性格ではなくて、生まれてからできた後づけのパターンだということです。

そして、そのパターンは修正可能なんです。



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