本日も独身なり~恋モンの純愛日記 -28ページ目

メイドLOVE

 2007年 6月
 受付嬢にふられてボクの迷走が始まりました…

 オナニーの回数もめっきり増え、TSUTAYAで素人モノ(勿論ヤオ)のエロDVDを2本借りるが満足できず、お店を探す。
 風俗にはもう飽きた。もうヌキはいらない。西日暮里にはSUPER STAR(※昔あった風俗店の名前)はいない。いるのは、御徒町に天使がいる。メイドの姿をした天使がいる。そして、耳かきをしてくれるらしい。
 お店の名前は「萌え枕」。
 汗だくになって、お店を探す。髪の毛がぺったりして、リアルに常連みたいだ。
 あった、あった、ここだ。エレベーターで4Fに上がる。3、40分待ち?まあ、いい。外で待ちます。

 暇だから、街の占い師に手相を見てもらう。1000円。
「過去にトラウマになるような恋愛をしてますね」
「うつになりやすい真面目な方ですね」
「本命の子とは、うまく行きそうで、最後はフラれます」
「真面目な女の子とは、自分から別れますね」
「今年いっぱいは、恋愛で苦労します」
まじスか!?まあ、あながち間違ってないけど…
「素敵な結婚はできるかどうか…」
がび~(゜Д゜:)~ん!!!!
「解決方法が知りたかったら、昼間に3時間ぐらいかけて占いますので…」
あれ!?胡散臭い…もういいです。さようなら。

 お店に戻る。意外にこの空間、悪くない。
 そして、メイドの姿をした天使が降臨。
「はじめまして」
さっそく耳かき。50分コース開始!てか、人の膝枕って、こんなに柔らかいのか!!
「今日は混んでるんです。待ちましたか?」
「3、40分待ちだったから、街の占い師に手相を見てもらってた」
「ホントですか!?」
なんて話しから、占いの話しで盛り上がる。
「オレは火星人マイナスだよ」
「ホントですか!?私、金星人で火星人マイナスとの相性バツグンなんです~」
「ウソ!?まじで!?そういうのやめて。好きになっちゃうから(笑)」

 なんて話しから、恋の話、両親の話をする。岐阜から(岐阜ってどこ?)彼氏と別れて2月に上京してきたらしい。将来は、声(声優とかナレーション)の仕事をしたいらしく、昼はイベントコンパニオン的な仕事をしながら勉強中だとか。夢を語るその目は、キラキラしていた。

「一応、オレも業界人なのかな」
「え~すご~い」
この言葉に弱いです。
「名刺ください」
「いいよ」
名刺を見て
「わ~すご~い」
この言葉に弱いです。
「この立場は努力の結晶ですね。
名前もいい名前ですね」
「まだ独身で、幸せ治めてないけどね…」
「…たぶんみんなに治めてるんだと思います」
ΣΣ(゜д゜lll)ズガ~ン!!
もう通います。ごめんなさい。もう通わせてください。お願いします。てか、好きです!いや、大好きです!

 最後の客だったから、エレベーター前まで送ってくれた。
「ありがとう。声優になれるようにがんばってね!!」
と、夢中で頑張るキミへエールを送った。

エレベーターの中で…

 2007年 6月14日(木)
 受付嬢が退社することになりました。
 別に社内恋愛がバレたとかそういうことではありません。もともと派遣社員だったので契約満了ってやつです。
 それで、もう恋愛関係は終わったけど、最後に2人でランチを食べようとなりました。


 新宿○△ビル29階のレストラン街。ここの和食の店がソファーで1番落ち着く。楽しい会話とランチ。このぐらいの関係性と距離感もなかなかいい。

 このビルには2種類のエレベーターがある。1つは、ここの社員も利用する各階に(正確にいうと各階じゃないけど)停まるエレベーター。もう1つは、1階から29階まで直通で全面ガラス張りのエレベーター。こっちは2ショットチャンスがある。
 食後、ボクが言う。
「(少し遠回りだけど)眺めもいいし、あっちの(直通)エレベーターで行こうか」
 直通エレベーターの前にはサラリーマングループがいたから、≪こりゃ、2ショットは無理だな≫と思ったけど…2台のエレベーターが同時に来た。1台にサラリーマングループがドッと乗る。もう1台にボクら2人だけが乗る。これもまた運命。
 ドアが閉まる。当たり前だけど2人っきりの世界だ。抜群の眺めに
「うわ~♪」
と無邪気に外を見る受付嬢。
 そんな受付嬢の背後から…
一瞬のラブアクチュアリー(※キス)を決める。
「(小さい声で)えっ」
≪伊藤さん(※ボク)、こういうことするんだ~≫
みたいな表情をした彼女に…もう一発ラブアクチュアリーを決める。ボクがケジメと強がりで言う。
「…もう嫌いだから」
「えっ!?嫌いなの~
キスして損した…」
「ううんうん。ホントは好き」
「うん!」
アイコンタクトをして、最後のラブアクチュアリーを決める。一瞬のラストインパクト。ドアが開いて、ハッ!!と離れる。
 会社に戻って
「午後もがんばってね」
と別れる。そして、部長と受付に戻る…

 受付嬢は
「二度と会えないなんて言わないで」
とか言うけど
「本当は…いまでも好きでした
さようなら」
これが最後の最後のメールです。それ以降、会うのも連絡も止めました。


 そうそう、あとボクはこのエレベーターをエロベーターと呼ぶことにしました…(笑)

恋モン誕生

 元彼、いや、彼のもとに戻った受付嬢が電話で言いました。
「伊藤さん(※ボクの仮名)は、真面目だし、すごい優しいし、仕事も頑張ってるし、オシャレだし…でも…」

 はい、正式にふられました…
 ふられ気分でRock'n Rollなので、ボクも言ってやりました。

「まだ好きだから、不幸になってほしくないな…
幸せになってね。
本当はオレがしたかったけど…」

「(小声で)すごい嬉しい…
やっっっぱり素敵…」

「もう遅いよ(笑)」

 とりあえず、次の日、会社を休みました。ついでに、髪を切りました。携帯の機種変更もしました。
 はい、ボクの中身は乙女なんです…なさけない…


 会社を休んだ日、出社の早い彼に
「オレはもうあの人とは無いから
だから頑張れよ。
仕事と勉強(ついでに彼女)に疲れたら、いつでも軍団伊藤に戻ってこいよ。
待ってるぞ(≧∀≦)b」
とメールをしました。
 それを見た彼が電話をしてきた。その声は、自分のせいでボクと受付嬢が終わったと思い焦っていた。まあ、本当はそうなんだけど…
「そういう問題じゃないから」
と否定して、友情のシェイクハンドをしました。電話だから気持ちの握手です。
 彼は緊張と緩和で泣いているような感じだった…


 と、ここまでがこの恋愛日記のプロローグになります。このトラウマのような出来事が恋モンを誕生させたのです。