本日も独身なり~恋モンの純愛日記 -27ページ目

ナンパするパパ

 2007年 7月
 受付嬢にふられたボクを心配してか黒豹さんが電話を掛けてきました。

 夜11時。
「元気ですかぁ~ッ!?」
こんなベタな笑いを全力で仕掛けてくるのは黒豹さんしかいない。
 黒豹さんは、ボクの小学校からの同級生で既婚者です。それも1児のパパです。
「今、家?遊ばない?」
 今から~?あの~、今日、明日って台風ですよね?
「黒豹ボンバイエ(※コンパの事)の話もしたいし」
 コンパをセッティングしてくれるのはありがたいけど、ボクがそのコンパの大スポンサーにもならないといけないのね…
「あと、今日も少し多めにお金持ってきて」
やっぱり~!!1万円も貸したままだけど、この人だけは憎めない。あなたは羽賀研二ですか?いいえ、黒豹です。

 夜12時。もちろん大雨。少しだけオシャレして銀座のクラブ(踊るほう)へ行く。ボクはクラブ何年ぶりだろう?それにしても、こんな大雨の日に女の子なんているの?
「台風の日は女のアソコも大洪水だぜ」
と、1児のパパとは思えない言葉を吐く黒豹さん。…お願い!死んで~!
 事実、それなりに女の子はいた。大洪水かどうかは知らないけど。
 さっそく、女子を物色し始める黒豹氏。女子に声をかける黒豹氏。泥試合もあるが、3人組の1人と仲良くなる黒豹氏。
うん、うん、良かったね

て、おい!ほんとかよ!黒豹さん、そのレベル行くの~ッ!?まじで!?その女、良く言って25点だぜ!!デブだし。どインディーじゃん!
 でも、ちょっとだけ黒豹さんをリスペクトするわ。ボクが恋モンなら、黒豹さんはインディーを活性化させるインテリジェンスモンスター(※注1)だよ!いつか刺されるけどね…

 深夜2時。数百円しか持っていないのに、25点と銀座の街へ消えていく黒豹さん。やっぱ、まじリスペクトっす。
 残りの女の子2人は、家が駒込でボクの家と近いからタクシーで送る。2人は26歳と27歳。黒豹さんがいない会話が意外に盛り上がってメアド交換する。紳士的に送って別れる。

 後日、黒豹さんに聞いたら、その日は駐車場でネイチャーダンス(エッチ)したらしい。

ちょ~リスペクトうぃっしゅ!



※注1 インテリジェンスモンスター: プロレスラー、ブルーザー・ブロディのニックネーム。そのインテリジェンスぶりから問題児でもあり、'88年にプエルトリコで刺され死亡。

ラブショット大作戦

 2007年 7月
 次の任務は、一目惚れした夏川純ちゃん(似)との2ショットです。

 その前に安心感を与えるというわけで、純ちゃんの会社の仕事を担当していたHくんの送別会を開催しました。ナイスタイミングで辞めてくれます。この人。
 5人だけの小人数の送別会です。ウチの会社はボクを入れて3人が参加。あっちの会社は純ちゃんとPR担当の女子2人が参加。PR担当とは初対面です(汗)。ボクが純ちゃんを好きなのは変わらないけど、PR担当がブサイクなわけがない!新キャラへの期待が高まる。

 新宿南口で待ち合わせ。
 ちなみに、純ちゃんは携帯を家に忘れてきたらしい…おっちょこちょいな純ちゃん。自然体な純ちゃん。ねえねえ純ちゃん。かわいいな~。 
 Hくんの携帯にPR担当から電話。
「いま着きました~」
あ、いたいた。
 やっぱりかわいすぎる純ちゃん♪とPR担当が登場。PR担当はしゃくれ系。しゃくれ好きなボクだけど、NGなしゃくれ系。何かが違う、このしゃくれクソ野郎!

 1次会は新宿東南口の晩白柚というお店。タカノフルーツパーラーがプロデュースするお店らしい。
 微妙にトンチの効いた自己紹介をするしゃくれクソ野郎。女性はそ~いうのいりません!
 終始、共通の仕事関係の話題でそこそこ盛り上がる。あの人のセクハラがひどいとかキモイとか。完全にうなずきマーチなボク。前回が、がっつきキャラだったから…まあ、いいか。
 7月は純ちゃんの誕生日だったから、お祝いに予約したケーキをハプニングプレゼント。ろうそくを消す純ちゃん。意外にリアクションが小さい純ちゃん。素直な純ちゃん。
 退社するHくんにもストラップをプレゼント。
「かわいい~」
と、これに一番食いつく純ちゃん。素直すぎる純ちゃん…ああ、純ちゃん…

 2次会はデンアクアルーム新宿というお店。水族館みたいなお店です。
 携帯を忘れた話から、携帯に依存しない話になって、メールの話になった。
 その流れで、男の絵文字を批判しだすしゃくれクソ野郎。自分はメール嫌いだと話すしゃくれクソ野郎。返事をしないか「了解」しか出さないしゃくれクソ野郎。
 てか、絵文字を使いまくるボク。むちゃくちゃマメにメールするボク。それを知っている純ちゃん。あえて、それに触れない2人。
 23時30分ごろ、帰るしゃくれクソ野郎。心の中で大帰れコールなボク。それを送っていくYさん。ナイス!
 これで、ボク、純ちゃん、Hくんの3人に。2人っきりもいやらしいし、まあいいか。
 Hくんは退職する人間だし、関係ねえ。ここでスパートをかける。
「やっぱりストラップかわいいですよね~」
まだ食いつく純ちゃん。
「じゃあ、誕生日にプレゼントしよっか」
「ほんとですか~」
「その代わり、お願いがあるんだけど…」
「なんですか~」
「一緒に買いに行こうよ」
「全然いいですよ」
ほんとかよ!戸惑うHくんを横に商談成立!ばんざ~い!
「メアドのときも思いましたが、伊藤さんって
(同僚の前で)勇気ありますよね」
これは勇気ですか?いいえ天然です。

 というわけで、今回の任務は見事遂行されました。つづく…

ハチクロのごとく一目惚れ

 2007年 6月
 夜は取引先との打ち上げがありました。

 取引先との打ち上げなんて、知らない人も多いし、面倒くさい。行きたくない。ブーブー言いながら、東新宿の1次会のお店を探す。
「(場所が)わかりづれ~よ」
とウチの打ち上げ幹事たちにまたブーたれる。
 20時30分ごろ、少し遅れてお店に入る。お店は貸切りだ。40人はいる。うわっ、入り口近くの丸卓は偉い人たちもいるし面倒くさそ~…と、逆の4・4の8人席に目をやると…

「えっ!?」

 ≪ねえ、ねえ、見付けたよ!見付けたよ!東新宿で天使を見付けたよ!
少しパッツンパッツンだけど、天使は夏川純に似ているね。
あっちは整形だけど、こっちは天然産だよね。勿論、年齢詐称もしていないよね。
ヤバイよ!ヤバイよ!変身しそうだよ。そう、恋モンに!!≫

 出会った!!!!

 退屈そうにしている純ちゃん。その周りの不甲斐ないオタクども。
「伊藤さんは、ここです!ここです!」
幹事たちが独身部長のボクに気を使ってか…ボクは純ちゃんの斜め前の席に案内される。
 純ちゃんは、取引先のマーケティング部で27歳。元週プロレス編集長ターザン山本ばりにスイッチが入る。取引先の人なのにタメ語全開!ターザン語全開のコンパモード全開!俗に言う「炎上」です。視界の外だが、ウチの女性社員たちが引き気味なのが分かる。

 2次会のお店に移動中、トンパチで既婚者のT部長が純ちゃんに質問する。
「彼氏いるの?」
「今はいません」
まじスか!?こんなにかわいいのに…

 2次会には20人ぐらいが参加。
 ボクの軍団員のサポートもあり、純ちゃんの隣の席をキープする。
 この辺から、周りが泥酔し始める。もうカオスな状態。
「ストラップかわいいですね」
「あ、そうそう、バーバリーなんだよ。ほら」
と、ボクが携帯を取り出す。周りが泥酔しているのを確認して
「携帯のメアド教えてよ」
「あ、いいですよ」
と、電光石火でメアドを赤外線で交換する。よし!よし!イエス!イエス!今日の仕事は終わった。もうこれ以上も以下もない。ああ、ありがとう。

 深夜1時に2次会が終了。M部長とタクシーで帰る。

 家に帰って「お疲れさま」メールを送った。深夜2時14分に返事が来る。
「いとーさんも遅くまでおつかれさました♪
ではではおやすみなさいヒヨコヒヨコヒヨコ
おやすみなさいの後には、ひよこの絵文字が3つ付いていた。


 ボクは生まれて初めて一目惚れをした。それは、ハチクロのごとくだった(見たことないけど…)。