灯台下暗し | 酒と散歩の日々                                               

 少し前に野毛の「新京」のことを書いた折に、ハムカツのことに触れた。最近、あちこちの居酒屋などで見かける厚さを競うようなハムカツではなくて、昔肉屋に売っていたようなペラペラのハムカツが喰いたいとね。ハムそのものよりも、衣が美味いんだよな。

 どっかにないかななどと書いていたら、灯台下暗しである。横須賀中央の「中央酒場」にあった。

 

 

 いつもならばホッピーといくところだが、こちらも当時探索中だった色つきの酎ハイ。レモンハイでもライムハイでもなく単なる酎ハイ。「中酒」の酎ハイにはこうやっているがついていると書いたら、割り材として「天羽の梅」を使っているのではとご指摘をいただいた。それを確かめるべくというわけでもないが、カウンターの奥の方、こういった呑みものを作っている近くの席に陣取った。

 改めて一口。梅の風味があるようでないようで・・・馬鹿っ舌である。お代わりをするときに、作り方を見てみよう。

 

 で、つまみである。ハムカツ、いやこの店ではハムフライという。あとは、ホルモン炒めの少な目で。

 

 

 カウンターのこの席からは、ハムフライの文字は読み取りにくい。

 

 

 まずはホルモン炒め。七味をたっぷりと振ってから、熱いうちにいただこう。ホルモンの他の具は玉ねぎくらい。香ばしく、またつまみにちょうどいい味の濃さ。

 

 

 で、ハムフライである。お行儀悪く、かじった後の写真。期待よりは若干厚めのハム。というか、ハムじゃないんだよね、ハムカツ(ハムフライ)のハムって・・・ややこしや・・・安手のソーセージみたいのがその正体なんだよね。

 「中酒」では、どのフライ系も衣ががっつりと厚めでがりっというくらい硬めに揚がっているので、かなり理想形に近い。

 これなら合格点!

 

 

 もう一方の酎ハイだが、目の前で瓶から割り材を出してくれるのではなく、このタップのようなものから、あの黄金色の割り材が出ていた。というわけで、「天羽の梅」かどうかは不明。

 「中酒」ではいつもお店の人が忙しそうにしているから、なかなか訊くタイミングがない。そのうちいつか・・・