替玉食堂 | 酒と散歩の日々                                               

 若い頃はかなり家系ラーメンも愛好した。が、少し歳がいってからもうあかん。二郎系のラーメンも数回くらいなら口にしたことはあるが、これもあまりあかん。

 基本的に、端麗なラーメンが好きである。個人的には東神奈川の「夢」や野毛にある「己巳」,それから湘南台の「53’noodle」(ここはしばらく行っていないけど、まだやっているのかなぁ)がベストである。これとは別に、「一酵や」(葉山にもあったが、樋田さん自身は西横浜の方の店にいた)や「イツワ製麺所」を展開してきた樋田さんのつくるラーメンやつけ麺たちも好きだ。樋田さんは西横浜でやっていた「一酵や」を閉めて、このGWに「イツワ製麺所」があった場所へ新たに「スカ醤本舗」という新店を開いた。「イツワ製麺所」は何年やっていたんだろう。開店した当時から(このブログを始めるずっと前 リンクを張った元が2012年だものなぁ)行っていた。

 いやいや、話が長くなった。これは明日書く予定の「スカ醤本舗」のマクラみたいなもの。

 

 この端麗系以外でたまにいただきたくなるのが、九州のラーメンである。初めて喰ったのは大学時代に暮らしていた東京でのこと。まず、ラーメンのスープに驚いた。それまで、醤油・塩・味噌と喰ってきたが、どれとも違う白濁したその姿。麺も違う。ソーメンみたいな・・・確かその店では、茹で加減(固めとか)を聞かれなかったと思うが・・・

 さらに卓上にあった紅生姜。これをラーメンに入れるという文化はなかったからね。でも入れて驚いた。スープと細麺と紅生姜の調和。もちろん、替玉という制度も初めて。

 

 のちに横須賀に戻って、公郷にあった熊本ラーメン「火の国大将」にはよく通った。その場所が、それこそ「スカ醤本舗」のすぐ近く。これはまた明日書くが、樋田さんとの関わりがここにもある。が、それも書けば長くなるので、話を戻そう。

 

 その九州ラーメンが久しぶりに喰いたくなった。さてどこで喰えるか・・・記憶をたどると、市役所前公園の通り(天丼の「岩松」もある)のあたりで、そんな店を見かけた気がする。

 

 

 いってみると、あった!博多ラーメン「替玉食堂」。「豚骨スープガンガン~」とか書いてあるね。どうやら名前の由来は、最初から替玉が1つサービスとなっていることかららしい。ま、最初から料金に入ってるということだよね。

 

 食券制。普通のラーメンの券を購入して、カウンター席へ。

茹で方は普通でお願いする。お好きな方に水を差すようだけども、「バリカタ」とか「針金」だっけか。麺の味がわからない気がするんだよね。

 

 

 紅生姜を含め、トッピング類は豊富に用意されていた。

 普通といっても細麺。すぐに茹で上がる。

 

 

 青ネギときくらげとペラペラの煮豚。このペラペラさも、九州ラーメンの特徴なのかなぁ。知ってる店は大体そう。

うん、このとんこつの感じが願ったりの味。この時の気分にちょうどマッチ。

 あっという間に麺を平らげて、替玉を。

 

 

 こっちも普通の茹ででね。それでもすぐに出てきた。

私的には、これで十分。が、隣の席にいた親子。その子供の方がすごい。私がこの2杯分を喰っている間に、多分替玉を5回くらい追加している。店の人がサービスにと、何かをトッピングしたご飯を出していた。すげぇな、胃袋の容量が・・・

 牛丼屋でも紅生姜を多めに取ってしまう方だけども、ここでもたっぷりと入れさせていただいた。

 

 美味かった。