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社会のマンホール

コーヒーカラー代表 仲山卯月 兼
恵比寿横丁流し パリなかやま
によるブログ

先日は大阪出張では多くの方にお世話になりました。
中でも前述のTさんには、ご自宅にまで泊めていただき
その御家族にもお世話になってしまった。

深夜おじゃましたので、さすがに寝静まっておりましたが翌朝、
ご家族と朝食をいただき、
娘さんたちがピアノ演奏発表会前日ということで、
演奏を聴かせてくれました。
こんな見知らない客人を前に、なかなか快活で度胸がある娘さんたちです。

この朝、Tさんは土曜日で、会社もなかったので
私を昼の大阪観光へ連れて行ってくれました。
(会社員であるにも関わらず、ここまでしてくださったTさんに感謝)

さて観光へ
どこへ行くか、そこは、万博公園。

ちょっと都心部より離れている1970大阪万博の跡地にある有料公園。
代々木公園か、そのくらい広いのですが、
ここには画像でご覧のように
目玉があります。岡本太郎作の「太陽の塔」
とてつもなくでかい。自由の女神よりでっかいそうです。

異形ですね。
この塔のヘッドにある鳥のような仮面のような顔は
アニメなど、いろんなものに影響を与えているように思います。
私は青山のこどもの城にある像の大きい版くらいのもの
を想像していたので度胆を抜かれ、思わず土産屋でクリアフォルダーを買いました。
太陽の塔、なめてました。


ワンオクロックというバンドをご存知だろうか。
元ジャニーズグループであった森進一さんの御子息がリードボーカルをしている
いま世界的に人気になりつつあるバンドだ。
私、最近のヤングなバンドに疎くて
リクエストがきて、で、ようやく調べはじめて耳にする、ということがある。
ワンオクロックもそういう手順で知った。



さて
いざ聴くと、これがなかなかカッコイイ。わんおく。湾奥?
英語も無理なく歌い熟している。
サウンドだけは十分カッコイイというロックバンドは日本にも
かつていたし、いまもいると思うが、
日本人でありながら、男性ボーカルが日本語に縛られないまま
で尚且つカッコイイというのは・・なかなかない!
そう!
このワンオクロックの肝はボーカルのTAKAだ。
(ほか、英語でカッコイイ邦バンドはOUTRAGE)

なるほど、TAKAの人気の秘密がわかってきた。
彼は彼なりに、挫折を乗り越えてきていて
たいへんな努力の上に今がある、と。
詳しいエピソードはわからない。
ただ、そう書いてあった。
TAKAは街で出会ったファンの青年に、
自らマジックを買ってあげてサインしたそうだ。
TAKA、いいやつみたいだ。


TAKAが夢に出てきた。

夢の中で、TAKAは私の従弟(いとこ)だった。
TAKAはジローラモみたいなイタリア人と一緒にラジオDJをやっていた。
イタリア語の挨拶や、いろんな言葉を
自分の名前風にアレンジして、
なにか一生懸命、流行語を作ろうとしているようだった。
私は「おいおい、安いマネをするんじゃないよTAKA」
と兄貴ヅラして思った。

朝。
コーヒーを飲んで思う
ファンになったのかもしれない。


(JPメタルの雄、OUTRAGEも聴いてください。)


大阪出張_第一夜 2015.04.17土

大阪はコーヒーカラーで何度もお世話になった街です。
当時はレコード会社やプロダクションのアテンドがありました。

そして
本人たちはくっついてくのみでしたので、その後、
大阪との関係としては途絶えてしまっていました。

東京でもそうですが、当時出演のライブハウスも
とっくにスタッフが変わっているでしょうし。
そんなこんなで、大阪はすっかり御無沙汰でした。

今回はとあるきっかけで決めた旅でした。

そして、私が街で歌い始めてから
横丁で知り合った御縁の方々を頼りに出かけました。

イベンターでもお店屋さんでもない方々が、
私が歌える御店を探し、相談し、私を招聘し、
その日のために仲間を集めてくださいました。

初日の夜。
おじゃました御店は梅田の「ほっぽう」さん
この御店には広告代理店のTさんが連れて行ってくれました。

Tさんは数年前「人生に乾杯を!」を
焼酎「ひむかのくろうま」のCMソングとして起用した中心人物です。
東京出張の際にたびたび恵比寿横丁に遊びにきてくださいますが
今回は私の大阪出張ということで、
10年来の行きつけ店を紹介してくれたのです。


濃厚な常連陣とそれをさばくママ。Tさんは常連で最年少だとか。
なんだか和むし、料理は手作りでウマイし、私も楽しんでいたのですが、
こちらの御店には秘話がありました。

実はそのCMソングのプランニングは、
この御店の常連のSさんも加わり、
そこで四苦八苦しながら進んだのだ、ということ。
CMです→


なので、たまたま常連だからTさんの顔が利く店、ということではなく
私が御挨拶すべき御店だったということなのです!
来てよかった!

御店のテーマソングは
美空ひばり「ひとりぼっち」だそうで、私まったく知らず、
ママのアカペラにおぼろげながらギターを合わせました。
次回には会得したいと思います。
しかし大阪の皆さん、誰でもよく歌うこと!


ざっくりいって、流しは誰でもできる。
やがて慣れる、だから成れる、と私は思う。

そして
どんな仕事だって早く慣れて、
効率よく稼ぎたいし上手くやりたい。
上手くやれれば愉しい。それが発展です。
それを仕事の発展と言いましょう。

では
どうしたら短期間で仕事が発展するか。

どんなアルバイトでも要領のいい者がいる。彼等は一体なんなのか!?
私は滅法要領が悪く
身体で覚えないとダメな方で
興味のでない方面の記憶力などが、まったくもってイマイチだ。

ところが、そんな私でも
これが当人の死活問題になってくると話は別で
この流し稼業はちゃんと発展したように思う。

死活問題
それは生きるか死ぬかサバイバルの問題です。
目の前の事柄
それをやんなかったら生き残れない、死ぬ、という状況を指す。


私にとって流しは、興味ある分野の刺激的なものだった。
そして
私が流しに参入した時期
それは、ちょうど私の「活ける音楽家」のキャリアに暗雲がチラつき始めた時であった。
つまりその時、
流し稼業を成り立たせることは、は私にとって(限定的だが)死活問題だったのだ。
こうなると自分の不足や未熟を補うため
毎日あたらしい発見やイノベーションが起こる。



というわけで
仕事を発展させるには、それを
「死活問題にすること」
が最も手っ取り早い、と私は思う。

この道理は何となく分かっていただけるだろう。
昔から言われる
・火事場の馬鹿力
・窮鼠猫を噛む
みたいなことです。

しかし
斜陽とはいえ、まだまだ豊かな現代日本で
「稼業が死活問題」とは、なりにくい。しにくい。
まず、選ばねば仕事は無数にあるのだから。

「この仕事でやってなきゃ、私は生きてても意味がない」
とまで思えたならば、限定的死活問題になるだろう。
しかし単に「自分を追い込んで」という言葉だけでは難しい。
(マゾな人はおいておく)

そう
よほどの自己暗示ができなければ
仕事を本当の死活問題にするのは難しい、と私は思う。

そして、さらに難しいのは
死活問題と向き合い続けることである。これは、とんだストレスだし
普通避けたい。まあ最初は大変でも、ある程度、要領がよくなる。
どんな仕事もやがて慣れる。
そうして発展しなくなってしまう!

ま、とにかく
目の前の仕事を「簡単に死活問題にはできない」
ということで同意していただきましょうか。

さて
図らずも流しとしては妙な安定期に入った私は
仕事を死活問題として取り組み続けることができにくくなった。
つまり慣れた。
そこで代理として使えるアイデアを思いつく。

続く。



さてこれはどんな歌か。
歌好きの方はぜひ他の例も教えてほしいですね。
私がふと面白いと思ったのはピチカート5の「東京は夜の七時」

コーヒーカラーのライブも終わり開放感に満ち溢れた私は
久しぶりにどうしても聴きたくなったのですピチカート5が。

どうしても音源が見つからないので(むかし聴いてたのに何故だ)
面倒だエイ、とツタヤサンで借りた。
いざ控えめの爆音で聴くと、私の部屋には今も昔も全然似合わない音楽なのだが
相変わらず小躍りしたくなるご機嫌なムジカだ。

しかし、ピチカート5はのらせてくれるだけにあらず
歌詞がとても自然に、脳の水面に流れ込んでくる。
それは一聴瞭然
すごく明瞭な日本語を駆使してつくってあるからだろう。

近頃、横行しているような
洋楽っぽく英語を混ぜたり、英語っぽい日本語発声を一切しない。
だから通常の話し言葉みたいにどんどん中身が届く。

中でも好きなのがこれだ
「東京は夜の七時」


どうでしょう?主人公女性が
「本当に愛してるの」「とても寂しいあなたに会いたい」
と東京の夜の七時に訴えている歌だ。
彼氏?に(早くきて!)という感じだ。

しかし
この音楽と、このつるっとしたヴォカリゼーション(響き?)で歌われていくと
「キミは(女は)ただ単に自分がさびしいだけだね?自分が大切だね?」
そんな人物像が伝わってきます。
「お腹が空いて死にそうなの」とも言っているし、しょーもないなコイツは、
こりゃこの相手は大変だな~、なんてとこまで頭をよぎる。

私の儚い男性脳ではそんな印象。
世の女性にこの歌はどういう印象になるのでしょうか。

ピチカート5の楽しさは、サウンドだけにあらず
他の歌でもそうですが、この半分は歌詞にあり
曲と詞が相互補完しています。

ふふふ