2003年2月13日 BMGファンハウスよりリリース


前作「極東 I LOVE YOU」の発売が2002年3月6日。
今作が2003年2月13日。
1年も経ってません!すごい!
前作でもちらりと書いたのですが、当初2枚組にする予定だったとか。
だからなのかしら?
「極東~」と今作。
ベクトルは一緒でございます。
ただ、今作は今井さん色が大変強いです。
しかも、今作でついに、今井さんがメインボーカル(櫻井さんのコーラス付き)を担当する曲が現れました。
凄い事です。かなり驚きます。
また、今作中5曲が今井さん作詞となっています。
この中にも、生きにくくなった世の中、世界に対する怒りがこれでもかと入り込んでいるいるのですが、今井さんが作詞を手がけた曲が結構あるからなのか、かなりシニカル(しかし強烈)な詞が多いです。
そして、前作を「青い炎」と例えましたが、今作は「赤い炎」です。
この時代。色々な怒り、憎しみ、そして悲しみに溢れていました。
そんな中生まれた「Mona Lisa OVERDRIVE」についての感想を書かせて下さい。


ナカユビ
前作「極東 I LOVE YOU」の最後のインストゥルナンバー「Continue」を土台とした、かなり激しい曲です。
テンポが速い速い。
ここまでバスドラドコドコの曲って…「地下室のメロディー」以来?(違っていたらごめんなさい)
しかも、今までにないくらいスピーディーです。
ヤガミさん。さぞかし大変だったと思います。
詞について。
ヒップホップとかロックとか聴いていると、結構頻繁に出てくる単語がありますよね?
「Fuck」
これです。(書いて良かったのか?)
この単語の後に色々タンゴをくっつけて、意味を成させるわけですが…。
え~。
分かった分だけ。
「しくじる」
「失せろ」
「クソ野郎」
「もう我慢ならねえ」
で、訳してみたら、かなりお怒りのご様子。
自分自身、そして、取り巻く全ての存在に対して「ナカユビ」を突き立てろ。
そんな意味だったんですね。
全然関係ない、いきなりのソラミミアワーで申し訳ございません。
 SO FUCK IT
ここ、今井さんが言ってるんですが、私にはどうしても、
「猪八戒」
に聞こえてなりません。
この曲の一番好きな所。
間奏後の「Fuck up!」の辺りが凄い好きです。


BUSTER
ロックです。リズムがタイトです。
初めにドラム、次にベースとギターが入るんですが、この流れが好きです。
これは、ある外国(複数です。大国、閉鎖された社会主義国など)に対する皮肉を歌っているという事ですが。
歌詞を見れば、自ずと見えて来ますね。
踏み潰す「破壊者」
食い潰す「捕食者」
穴を掘る「掘削者」
さて、彼らに共通する言葉は?
悪性遺伝子病
だそうです。
この「悪性遺伝子病」っていうのは、あれですか?
「他者を『暴力』で支配したがる遺伝子病」って事で良いのでしょうか?
以前よく口ずさむ歌詞にも書いたのですが、この詞が好きです。
深い暗い巨大な穴 そろそろ気が付く頃だ
 深い暗い巨大な穴 お前の墓の穴だ Bingo!
この「穴」というのは、地下核実験場(言葉おかしくないか?)だと思うんですが。
それが、本当の「墓穴」になる前に止められたのでしょうか?
答えは、「No」です。


残骸-shape2-
シングルカットされた曲です。
たしか「たけしのTVタックル」のEDで流れてませんでしたか?
この曲の、リフが。ギターのリフが。
最高にカッコいいんですよ!しかもユニゾンですよ!
歌詞については…書いた方が良いんですかね?
この曲も、おそらく「‏GIRL」も同時多発テロの事を書いていると思ったんですよ。
それだけには留まらないのでしょうけれど。
この曲と、カップリングにもなった「GIRL」は「対」の曲だそうで。
この曲は櫻井さん、「GIRL」は今井さん作詞です。
まず、この曲の主人公は「明日が来ることを」「夢見ない」と言っているんですが、今を一生懸命生きるっていう決意の表れだと超ポジティブ解釈してみます。
対する「お前」は「鎮魂歌」である「雨」に「撃たれ」ても「明日が来ることを」「夢見」ています。
「お前」とは、「GIRL」の主人公なんじゃないのかなと、ここで妙な解釈をしてみます。
ちなみに。
この曲のPVの櫻井さんは、なんかエロティカルです。


LIMBO
踊れそうだ。クラブでかかっていたら、確実に踊りますね。
結構気持ち良くトベそうな。
ただ、これが櫻井さんにかかるとエアロビのなるのがなんとも…。
この「LIMBO」の意味。
リンボーダンスと、あといくつか種類があります。
中間、不安定、拘留所(?!)、天国と地獄との間で洗礼を受けていない人の霊が集まる所。
歌詞の中に、BUCK-TICKファンの皆様がにやりとする所が何箇所か出て来ますね。
私もにやりとしましたよ。


Mona Lisa
ラップ。
今井さんが。ラップ。
これ初めて聴いた時はすごい驚きました。
こんな事にも挑戦するのか、今井さん!てな具合で。
ギターのフレーズが印象的です。けだるそうな。そんな感じがするのに、サビの所で爆音でギター襲来。
この相対する感じが好きです。
最初は、櫻井さんと今井さんの共作かなって思ってたんです。
ラップは今井さん。
「凍りつきそうなんだ」からサビの所が櫻井さんっていう風に。
違っていたのか…。
むしろ、最初からパートが分かれる事を前提として今井さんがこの詞を書いたとしたなら、よく考えたな~と思います。
櫻井さんが、前半のラップ部分も担っていたとしたら、それはそれで面白そうなんですが。
さて、昨日の日記でも書いたんですが、「Kraus」って何?
「Kraus」の後に、「Hyper opera voice song」と続くので、人だろうというのは分かりました。
というわけで、調べました。
「クラウス」の名を、姓名どちらかでお持ちの音楽家さん。
クラウス・ノミ(Klaus Nomi, 1944年1月24日 - 1983年8月6日)は、ドイツバイエルン州immenstadt(インメンシュタット)出身の歌手/パフォーマー。
そのスタイルはオペラ、ニューウェーブ、ディスコ、ダンスなど多岐にわたる。
クラウス・シュルツェ(Klaus Schulze, 1947年8月4日- )はドイツ・ベルリン出身の作曲家である。主にシンセサイザーやシーケンサーを使用した大作的な楽曲で知られる。
分類的にはプログレッシブ・ロックと見なされるが、後のアンビエント・ミュージックやトランス・ムーブメントにも影響を与えた。
クラウス・フォアマン (Klaus Voormann, 1942年4月29日 - ) は、ドイツのミュージシャン(ベーシスト)、画家。英語風の発音でヴーアマンとも呼ばれる。ベルリン生まれ。
アルフレード・クラウス(Alfredo Kraus, 1927年11月24日 - 1999年9月10日)は、スペインのテノール歌手。20世紀後半のもっとも偉大なリリコ・テノール歌手とされている。
今分かる人でこの位です。
で、条件があります。
「Kraus」
「R」の人。
一人しかいませんね。この人なんでしょうか。
確かに、テノール歌手と言う事でオペラもやる事は分かりますが。
私個人としては、「クラウス・ノミ」だと思ったんですけど…。
話変わりますけど、「もう二度と会えないんだ」にどきりとしました。
もともと、今井さんはシニカルな人だと思っていたので、「MY EYES~」みたいな綺麗な、ロマンチックな詞を書くという事に驚いていたんですけれど、この曲は…。
ギターフレーズが印象的だと書きましたが、このフレーズを聞くと、なんだか不安になってくるんですよね。
そして、歌詞に表立って書かれてはいませんが、とても不安げで。
いったい何が不安なのかなと、ついつい考えてしまいました。


GIRL-shape2-
爽やかです。シングル盤では、初っ端から聴き易かったんですが、今回は初っ端遠いです。
明るいなあ。間奏部分のメロディが結構好きです。
聞く所によると、「GIRL」でも「BOY」でも「DOG」でも良かったんですか?
さて、「残骸」の「対」というお話。
残骸」の主人公は、「明日」に対して夢を見ない=希望を抱かないと思っていると仮定して話を致します。
GIRL」では、ある人物「君」に対する「希望」を歌っていると思ったんですね。
すると、「残骸」の所で書いた「残骸」の「お前」=「GIRL」の主人公は成り立たなくなりますね。
随分ぐでぐでで申し訳ないんですが。
ただ、「残骸」の「俺」にしろ、「GIRL」の主人公にしろ、相手に対しての心の向け方は一緒なのかな?と思ったりもしました。
残骸」では、「明日が来る事を」「夢見」ている「お前」に対して「愛してくれよ」と願っています。
GIRL」では、「君を見ていると」「いい予感がする」と言っています。
それぞれの中で、言葉には出て来ない愛情を歌っているのかなと。
「お前」も「君」も、今の世の中で彼らにとっての「希望」なのかなと。
そのわりに、「GIRL」の主人公は、「夢物語でもいい」と言っているんですが。
何に対してでしょうか?
「世界が崩れそうな そんなことばかりじゃない」と言うのが、「夢物語」や「願い」「祈り」だとしてもいい。
そういう事でしょうか?


Sid Vicious ON THE BEACH
さて、やって参りました。
今井さん。初めてのメインボーカル曲でございます。
GIRL」が「夏の終り」を本当に思い起こさせる曲だったんですが、この曲は、本当に「真夏」です。
ドライブにとても良いんじゃないでしょうか。
イントロから聴けるギターのカッティングがとても好きです。
で、そんなに速くて激しい曲ではなく、もう、ポップです。
櫻井さんのスキャットの後に、今井さんの歌声が流れてくるわけですが。
けだるい。
けだるくて、なんか投げやりな感じです。
しかも、いつも聴く様などこから出ているのか分からない、摩訶不思議な声では無く、低い渋い歌声でございます。
そういえば、この曲は櫻井さんが「今井が歌えばいいんじゃない?」みたいな事を、本人ではなく別の人に言ったそうですね。
と言う事は、当初は櫻井さんが歌う予定だったんですか。
それはそれで聴いてみたい気もします。
でも、どうして歌わなかったんでしょうね?
さて。この曲。ちょっと意味が分かりません。
タイトルは「Sid Vicious ON THE BEACH」ですが、「Sid Vicious」が歌詞に出て来ません。代わりに「hero」が海辺にいる事になっています。
おそらく、「hero」=「Sid Vicious」でしょうけど。
「Sid Vicious」といえば、セックスピストルズのベーシストです。
パンク好きな人にとっては、文字通り「hero」ですよね。
その彼がいる海辺から見えるもの。
「コバルト60の打ち上げ花火」です。
それ以外にも色々見えるわけですが、天使とか。
それぞれに対して「とても絶妙」なんだそうですが。
で、「コバルト60」が何なのか分からなかったので、調べてみました。
コバルト60
Co-60はコバルト(原子番号27、原子量58.9332の鉄族に属する金属元素)の人工放射性核種の一つである。
γ線源として使用され、厚さや密度を計る工業用測定器、食品の殺菌、がんの放射線治療、および植物の品種改良などに広く利用されて
いる。半減期は5.271年である。
単体金属としてのコバルトの用途はほとんどないが、その中で最も重要なものは、
放射性同位体のコバルト60をγ線源として用いるもので、医療分野での放射線療法、ガンマ線滅菌、食品分野での食品照射(ジャガイモの発芽防止)などに広く利用されている。
核爆弾の一種で、原子爆弾又は水素爆弾のまわりをコバルトで包んだもの。
具体的には、核反応が充分に進行しないうちに核物質が四散して爆発が不完全に終わるのを防ぐ「タンパー」と呼ばれる重金属の覆いにコバルトを用いる。
コバルトの原子量は59であるが、核反応により放出される中性子を取り込んでコバルト60が生成され、これが爆弾の爆発と共に広範囲にまき散らされる。
コバルト60は半減期5.3年でガンマ線を放射するため、コバルト爆弾は放射線兵器となる。
中性子爆弾と共にSFの第三次世界大戦など核戦争による世界破滅するジャンルでよく使用想定されていたが、中性子爆弾と違って、
コバルト爆弾では半減期の長いコバルト60による汚染のため味方にも被害が及び、被災地の占領も困難であるなどの理由で実用性に乏しく、理論上の兵器に終わった。
少し、難しいですね。
さて、そんな物騒なものが「愛より深く世界を飲み込む」んですけれど。
あの、この詞って物凄く他人事みたいな感じの、突き放した詞に見えるんですよね。
先程も書きましたが、「hero」がいる海辺から見える情景と考えると。
「Sid Vicious」は亡くなっています。
なんだろう。「対岸の火事」みたいな。
そんな中、何が起ころうとも地球は回っているわけで。
諦めというか、関係ないみたいな感じにもとれるんですけど。
「馬鹿な事してるなー人間達は」って事ですか?


BLACK CHERRY
まったりとした、ちょっぴりセクシーな曲です。
これ、驚いたんですが、櫻井さんと星野さんが作詞なんですね。
星野さん、どの辺書いたんだろう。
歌詞は、もう、お得意のって書いたら失礼ですが、セクシーな歌詞です。
ちょっとマゾっけありな。
で、星野さんはどの辺書いたんでしょうか。
もしかして、「ミウ」みたいにキーワード提出でもなさったんでしょうか?


原罪
ここでいきなり激しい曲に戻ります。
今作中、「ナカユビ」並に好きな曲です。
テンポはそんなに速くないんですが、ノリが好き。
歌詞は…。「あんた」とは自分なんですかね?
鏡にわざわざ映っている位ですし。
あと、ちょっとどきりとした部分。
「いつかの青い星も 今じゃ灰色」
初めて宇宙に飛び立ち、宇宙から地球を見た人が「地球は青かった」って言ってませんでしたか?
すごく、納得してしまいました。


MONSTER
これは星野さん作曲のヘビーな曲ですね。
これも、そこまでテンポは速くないんですが、激しく聞こえます。
サビの所が凄く好きです。
歌詞の通り、「光が包む」感じで。
本当に真白なイメージが湧きます。
で、ですね。
この曲。
MACHINE」が出て来ます。ついついタイトルを間違えてしまいます。
「狂った太陽」の「MACHINE」も、この「MONSTER」も、「夜」に走っていますね。
結構共通する部分があります。


愛ノ歌
この曲のイントロがかっこいいです。
何て言えばいいのかな。サンプリングされた音がカッコイイと言いますか。
しかし、このアルバムの最後が「愛ノ歌」とは。
歌詞の表面は、もう、情事の最中みたいな感じで、恋人同士の夜を書いているんですが、アルバム中に「狂った世界」を歌った曲が多いだけに、「愛」って重要なんだなと思ったりしました。
どんな形であれ、「愛」があれば、争う事も無いって事なんでしょうかね。
だから、「狂った世界」でも「愛の歌」を愛する人に捧げるんでしょうね。
いや、「狂った世界」だからこそ。なんでしょうね。


Continuous
今作が激しい曲が多かった為、殊更この曲のイントロのピアノの音が、凄く綺麗に聞こえます。
メロディも、切なく優しい感じです。しかし、サンプリングされたパーカッションの音が、綺麗なだけという印象を引き締めています。
最後のカウントダウンが、前作の「極東 I LOVE YOU」の一曲目「疾風のブレードランナー」に引き継がれます。
これを聞いたら、次は「極東 I LOVE YOU」を聴かないといけない気になりますね。
そして、ループを繰り返す。
今の人の営みみたいですね。


以上です。
最後の方、随分と駆け足になりました。
感想らしい感想でもないですが、お暇つぶしになれば幸いです。

で、追記なんですが。
今井さんがメインボーカルのくだりとラップの話。
メインボーカルの件もラップも、「相変わらずの~」ですでにやってましたね。
歌ってこそはいませんが、長い事声を出してます。
本当に、私は何を書いているんだか。
申し訳ないです。ごめんなさい。

2002年3月6日 BMGファンハウスよりリリース


前作「ONE LIFE,ONE DEATH」以降、かの有名な日独英合体ユニット「SCHWIEN」を経て、
リリースされたアルバムでございます。
嘘かほんとか分かりませんが、「SCHWEIN」に参加した櫻井さん(の魂)がしばらく戻って来なかったとかなんとかで今井さんがあせったとかなんとか。
これ、妄想なんですか?エンジンのかかりがやたら遅かったとか。
対する今井さんは、何でか知らないがぽこぽこ曲を生み出していたとかなんとか。
…聞きかじりで書くのは良くないですね。反省します。
さて、このアルバムの特徴ですが。
…「静」ではないです。次の「Mona Lisa OVERDRIVE」は確かに激しいですが。
表面的な(曲)話をすれば、静かな曲が多いですけど。
でも、「Mona Lisa~」とベクトルは一緒だと思います。
「Mona Lisa~」が赤い火なら、「極東~」は青い火なのでは無いかと。
希望に充ち溢れる裏側で、絶望に打ちひしがれる人がいる。同じ人なのに、何故?
という、静かな「怒り」が所々に隠れている様な。
当時、世界的に有名になった事件がありました。
今でも語られるその出来事。
リアルタイムでTVを見ていた私には、初めは映画の様に感じられました。
有名なビルの火災だと思っていたんです。
それが、本当に起こった出来事であると気付いたのは、二機目の突入を見てからだったのですが。
話が逸れました。(後で同じ事書くでしょうけど)
今作は、本当に「櫻井さん」色ですよね。
「Mona Lisa~」は今井さん色なんですけど。
では、一曲毎に感想参ります。


疾風のブレードランナー
タイトル見ると、映画を思い出します。
見た事あるかもしれないです。幾つの時か分かりませんが。
曲の構成が凄く良いですよね。
カウントダウンから始まって、「0」になった途端に光が溢れるような。
イントロの電子音とピアノが相まって、初めは夢の中って感じなんですよね。
で、どこからともなく聞こえてくる歪んだカウントダウンで目が覚めたら光が…っていう。
もう、全部が元気いっぱいな。
ギターソロがラベルの「ボレロ」なのは有名なんですが、最初聞いた時には分からなかったです。
「あ、どっかで聴いた事ある様な…」位の印象。気づいた時には思わず笑ってしまいました。
今井さん、やるな~と、しかも、違和感が無い。
それが凄い。
ライブバージョンはもっとカッコいいですよね。
これ、生で聴きたい一曲です。(全部聴きたいんですけどね)
詞に関しては、ほんと、「前向きだよ、今井さん!」としか言い様がないです。
描かれる情景は、近未来の(それこそ大きな戦争が終った)ように思えます。
「酸性雨」が降ったり「雷」が鳴り響いている中で、「お前」に伝える言葉の前向きさ。
まさに「青い春」の如く、言葉が悪いですが、結構青臭い歌詞なんですけど、とても真摯だと思います。
不思議なのは、サビの「青空の下で あふれて」の後です。
最初は「る」で、最後が「いる」。
何故、こうなったんでしょうかね?
メロディラインの為、なんでしょうが…。
ただ、その違いのおかげなのか、後半の「あふれている」の所が胸にくるんですよね。
因みに、一番好きな詞が、「忘れるな 世界は輝いている」です。
本当に素敵な曲です。


21st Cherry Boy
「21世紀少年」ってマンガありますよね。
前にニコ動で「ROMANCE」見てた時に、顔が布に覆われた男性に「トモダチ」とか書いてあった様な。
かたやこちらは「21世紀童貞少年」ですからね。
関係ないですが。はい。
あのー、私、T-REX知りませんごめんなさい。
昔、Xさんが「大魔神五人組」とかいう謎のバンドで演奏してた…らしい曲。
確か、「21st century boy」でしたっけ?それが元なんですよね?
その曲にも、「I wanna be your toy」って歌詞があったような…。
そして、この曲も元気。
PVが好きでして。
ヒールでつぶされるトマトやケーキ、ハンマーでつぶされる豚さん貯金箱や洗剤や牛乳。(何故決め顔の今井さんに牛乳がかかっているんですかね?ギャグですか?しかもそれをやらかしたのが描写的に星野さんな辺りが笑えます)
一番なのが、周りの姉さんズのやっほーい具合に片眉上げてニヤリとしている(恐らく素に近い)櫻井さん。
さて、詞。
「悪魔の夜」って?悪い事の代名詞みたいなものなんですかね?
そういや、詞の出だしが「輝くんだ 世界中」ですよね。
「疾風の~」で私が好きと言いましたが、「世界は輝いている」って出て来ます。
偶然なんですかね?
忘れるな 世界は輝いている
輝くんだ 世界中 目覚めてくれ

で、歌詞カードを見た所、まず「疾風~」が今井さん作詞。
「21st~」が、櫻井さんと今井さんの「合作」となっております。
意図的に繋げたんでしょうかね?
あと、「駆け抜ける」について。
「疾風~」では「共に青い春を駆け抜けよう」でした。
「21st~」では、「君が駆け抜ける」です。
あれ?見送っちゃってますか?あれれ?
これってスタンスの違い?
今井さんだけだと「一緒に」感がありますが、櫻井さんが入るとなんでか距離感が。
ただ、「俺もお前も独りだ」と書いていて、「飾り立てたならおいで」なわけですからねえ…。
どちらにしろ、ポジティブである事には変わりはないですけどね。
何が言いたいんだかさっぱりなんですが。


WARP DAY
イントロを聞いた瞬間、何故か「Tight Roop」を思い出しました。
浮遊感があるって言うのは共通しているんですが。
寝る間際に聞くと、スコンと眠れます。
おもしろい曲ですよね。ふわんふわんしているかと思いきや、歪ませたギターとアコギの音が混ざり、局所的に「タタン」とリズムが(これ、シンセドラムですか?)入る。
なにやら、寝起きを思い起こさせるような。
詞については、なんか、こう…。
引き籠っている狭い世界の中から出て行った「僕」の、…自殺の歌?
何か違うなあ…。自殺って言うのはおかしいなあ。
なんか難しいなあ。


謝肉祭-カーニバル-
これは、とても綺麗な曲です。何よりもベースに聞き惚れてしまいます。
リズムを刻みながら、全体を引っ張っている感じがします。
綺麗な曲ですが、なんでか異次元に引っ張られるような感覚がします。
ん~…。異次元と言うか。異世界?
それから、この曲のおかげで、櫻井さんのファルセットがとても綺麗な事に気付きました。
どちらかと言うと、櫻井さんの声は低い。
そして、高音部も地声で通す。
そんなイメージしかなかった(ごめんなさい)ので、初めて聴いた時はびっくりしました。
詞について。
意味が分からなかったです。最初。
「ほんの少し血を流したら」とか。
何よりも分からなかったのは、
幾千の月の夜も 息を殺し誰かを待つ
 灼熱の砂を噛んで 傷の痛み忘れて
の部分なんですが、「悪魔とフロイト」を見て、そうだったのかと思いました。
これ、一発で分かる人いたらすごいな~と思います。
いや、私があほなんで気付けなかったのかも知れない。
櫻井さんが歌いながら銃を構える(ライフルかな?)所の歌詞が「幾千の~」なんですが、いやはや…。
最初の四行がかなり痛いです。
ところで。
このタイトルの「謝肉祭」とはなんでしょうか?
…調べてみますか。
謝肉祭(wikiより)
謝肉祭(しゃにくさい)とは、カトリックなど西方教会の文化圏で見られる通俗的な節期。
四旬節の前に行われる。
仮装行列やパレードが行なわれたり、菓子などを投げたりする行事が行なわれる。
謝肉祭は、英語ではカーニバル(Carnival)、ドイツ語ではカルネヴァル(Karneval)・ファッシング(Fasching)・ファストナハト(Fastnacht)、スペイン語ではカルナバル(carnaval)、イタリア語ではカルネヴァーレ(carnevale)、フランス語ではカルナヴァル(carnaval)、ポルトガル語ではカルナヴァウ(carnaval)、ハンガリー語ではfarsang、ポーランド語ではカルナヴァウ(Karnawał)と呼ばれる。日本語でもカーニバルと呼ぶことがあり、特に華やかなパレード等を指す時にはカーニバルと言う方が多い。
カーニバルの語源は、一つにラテン語のcarne vale(肉よ、さらば)に由来するといわれる。ファストナハトなどは「断食の(前)夜」の意で、四旬節の断食(大斎)の前に行われる祭りであることを意味する。
しかし一説には、謝肉祭は古いゲルマンの春の到来を喜ぶ祭りから由来し、キリスト教の中に入って、一週間教会の内外で羽目を外した祝祭を繰り返し、その最後に自分たちの狼藉ぶりの責任を大きな藁人形に転嫁して、それを火あぶりにして祭りは閉幕するというのがその原初的なかたちであったという。
したがってカーニバルの語源は、この農耕祭で船を仮装した山車であるcarrus navalis(車・船の意)を由来とする説もある。いずれにしても、その宗教的起源は今ではあまり姿を留めず、現在では非宗教的行事になっている所も多い。行列が行われることが多く、多くの土地では観光行事化している。
長さは一定しないものの、多く一週間である。最終日はつねに火曜日(灰の水曜日の前日)であり、一部の地域では、この火曜日をマルティ・グラ(肥沃な火曜日)、シュロブ・チューズデー(告悔火曜日)、パンケーキ・デイなどといい、パンケーキを食べる習慣がある。これは、四旬節に入る前に卵を残さないために生じた習慣でもある。シュロブ・チューズデーの名は、かつて謝肉祭最終日すなわち灰の水曜日前日に、みなが告悔を行う習慣があったことに由来する。
…おもいっくそカーニバルか…。なんか負けた気がします。
カーニバルってすごく楽しそうなイメージなんですが、この歌の中ではそうじゃないみたいですね。


TRIGGER
もう、初っ端のドラムが好きです。以前、ドンドコいってるドラムが好きってどこかで書いたような気がしますが、これはドンピシャリ。
マリリンマンソンの曲に似ているんですか?今度探してみよう。聞いた事ないので。
気のせいでなければ、このアルバム中唯一の「エロい」曲。
いや、エロく書いているだけでそうじゃないんかもしれませんが。
コーラスも好きです。「AH-WOO」ですね。
受け身全開の詞です。以前、TABOO」「狂った太陽」辺りで書いたと思いますが、「櫻井さん受け身説」(説?)に最初に気付いた曲でもあります。
TRIGGER」って引き金なんですが、前に「俺は弾ける」って書いてあります。
なんか意味ありますのでしょうか。
まず、引き金と言えば「銃」、なのは思いつくんですけどね。
書くのも憚られるんですが、夢占いかなんかで「銃」というのは「男性器」の事を指すんだそうです。
「弾ける」引き金。…そういう事なんでしょうか。
それよりも前に、「あんたの眼が 俺を犯る」ってあるんですけど、そこからの流れなら、まあ、そういう事なんだろうなあ…と思います。
男らしい言葉遣いなのに、受け身。「ハイエナ共」からしゃぶられて、「あんたの眼」に「犯」られる。
(追記です。マリリンマンソンの曲を聴きました。聴いたというか、視聴したんです。なんだっけ、「Ass Hole!!」とか叫んでるやつ。MTVの映像ですかね?…確かに似てました。いや、出だしからして同じだったような。気のせいなんかな?)


Long distance call
この曲があったから、私はBUCK-TICKファンになりました。
この曲と、次の「極東より愛を込めて」のコンボで転がるか上がるか分かりませんが、ファンになりました。
まず曲なんですが、本当に静かに始まります。
曲の流れとしては、ベースから始まり、アコギが聞こえて歌が始まって、サビに入る直前にドラムが入るんですが。
私のツボを見事に押してくれました。
あと、コーラスが凄く綺麗です。二回目の「聞こえる」の所です。
で、詞。
最初から最後までかぎかっこで括られています。
シチュエーションとして、「戦争に行く息子が母に長距離電話をかけている」ということなんですが…。
もしかすると、「戦地にいる息子」なのかもしれません。
「誰かを傷つけにいく」その前に、母の声が聞きたかったという心理を見事に表していると思います。
ただ、途中に挿入される「もう上手く聞き取れないよ」というのはどういう意味なんでしょうか?
「大事な話」があるから電話をかけた。
その内容は、「誰かを傷つけにいく」という事。
でも結局、「上手く話せない」から「おやすみ」だけを言う。
最初は聞こえていたはずなのに、途中から「上手く聞き取れな」くなるのは、物理的に遠い距離にいるが為に電波が悪くなったのか、それとも心理的なものなのか。
もしかしたら、電話の向こうの母には、「大事な話」が何なのか分かったかもしれません。
それを否定(例えば、軍人さんでしょうから退役して帰って来いって言ってるかもしれませんしね)される言葉を「上手く聞き取れなかった」のかな?しかもわざと。
何故なら「心が壊れ」「誰かを傷つけにいく」と分かっていて、それが嫌でも、世の中は「止まらない」から「俺は行く」と決めたからで。
そしてもう一つ。ファンの方なら一度は思った事があるかもしれませんが。
この長距離電話。
ある一人の男が、長い間かけて言えなかった言葉を、亡き母に告げる為にかけたものなのかもしれませんね。


極東より愛を込めて
こういう曲好きです。
星野さんは作りそうにありませんが、今井さんが作曲っていうのが意外でした。
この曲。ヴィジュアル系(ごめんなさい)の人達が多く用いる「疾走するマイナーコード」の代表みたいな曲ですよね。
これに近い曲は「Ash-ra」がありますね。
最後のギターソロが好きです。
今井さんがギタリストだと初めて実感した曲でもあります。
なぜなら、この時まで今井さんが演奏している所を見た事がなかったので、今井さんの事を何でも屋さんだと思っていたからです。
今井さん、ごめんなさい。
タイトルだけ見ると、ついつい笑ってしまいがちなんですが。
でも、本当は強烈なメッセージなんですよね。
この頃、同時多発テロが世間を騒がしていました。
この時、「悪の枢軸」という言葉をブッシュ大統領が言っていましたが、果たして片方だけが悪いのか。
もちろん、尊い命が多く失われ、悲しみに沈んで行きました。
「テロ」は、悲しみと憎しみしか生み出しません。
それでも敢えて、「極東から」問うのです。
汝の敵を愛する事が 君に出来るか

と。
この出来事の後も、世界はますます混迷しています。
今、表面上の平和を保っているはずのこの国も、近隣に脅威を抱えています。
それらを、「顔を背け」ずに見つめる事が、私に出来るでしょうか?


GHOST
ロマンチックな曲ですね。
Bメロと間奏が好きです。
なんだろう。曲そのものにエロスを感じます。エロスというか、艶めかしさ、そして、少しの悲しみ。
人ならざる者。
タイトルの「GHOST」からしてそんな風にしか思えない詞です。
後に世に出る「新月」(櫻井さんソロ)「ROMANCE」と同系統の曲と思いきや…。
表面上、「赤い血だけが欲しいだけだ 首筋には真っ赤な傷」って書かれただけだと「吸血鬼?」と思います。
それだと面白くないので(?!)、斜め上の想像をしてみました。
ここから先は私の想像なので、流し読みして「こいつ痛い奴」と笑ってやって下さい。
で、斜め上想像。
主人公は夜のお仕事の人である。
「赤い血」とは人肌のぬくもり。「真っ赤な傷」(最初、真っ赤なキスだと思ってました)はキスマークの事。
「透明になれる 素敵な夜」
普段(日中)は自分の仕事に罪悪感を感じ自分を汚いと思い込むが、夜になれば存在を許されるので「透明になれる」。つまり綺麗な存在になれる。
で、この先が問題。
「死神さえ振り向きゃしない」
本当は死にたいんだけど、死ねませんって事ですか?
あ~…やっぱり無理あるかな。
例えば、主人公が人ではないとしても、「赤い血」辺りも説明出来ますし、「死神」が振り向かないのも納得できるんですが。
では、一番最後の、「忘れ去られる」「それが悲しい」は?
この曲の、唯一の本心の吐露だと思うんですよ。
ん~…最終的に相手が死んじゃうからですかね?
死んでしまえば、相手は自分を二度と認識しないじゃないですか。
だからなのかな?
「赤い血だけが欲しいだけだ」と言っておきながら、「愛して」という。
もちろん、「それが口グセ」という言葉で気持ちが無いって言っているつもりなんでしょうが。
でも、「忘れ去られる」=相手の意識に自分が存在しなくなるのを悲しく思う。
ああ、そういや、間奏直後にこんな詞がありました。
私ここに あなたの中
「あなたの中」は心の中だと思うんです。「キミガシン..ダラ」にもそのような詞がありました。「キミガシン..ダラ」の場合ですと、お互いの心の中にお互いがいる限り、肉体は死んでも、きみとわたしは生きているよっていう意味に捉えられるんですが、「GHOST」の場合だと、彼もしくは彼女の本心である「忘れ去られる」「それが悲しい」という気持ちを、相手にそれと分からないように伝える為に、「私ここに あなたの中」という短い言葉で残しているんじゃないかなと思いました。


Brilliant
いやあ…暖かい曲です。優しい。
静かに、そしてゆったり。
なんでしょうね。暖炉を思い浮かべました。
この曲は、おそらく「Long distance call」の母親側の歌なんだろうとは思いますが。
にしたって不思議なのは、「お帰りボウヤ」と歌っても何の違和感もない櫻井さん。
で、この「ボウヤ」。
生きているのか死んでいるのか、よく分かりません。
「死んだように眠っている」という描写なので、一瞬生きているのかな?と思ったんですが。
答えはありません。
こう言ったらあれですが、生きていても死んでいても「ボウヤ」は母の元へと帰り着いた。
彼が帰る前後には「残酷な雨」も終わっている。
この「残酷な雨」が、静かな夜を乱していた存在であり、それが終ったから、「ボウヤ」の眠りも妨げられる事はありません。
生きていようと死んでいようと。
母にとっては、どんな状態でも「ボウヤ」である事に変わりなく、食事の世話もするし、話もするでしょうね。
自分の子供がどんな「存在」になっても、母の愛は変わらない、と言う事なのでしょうか。
…父かもしれませんが。


王国 Kingdom come -moon rise-
もう、全てが遠いですよね。
エコーバンバンで、ものすごーく遠い所から演奏されてるみたいな感覚がします。
幻想的です。
さて、優しさ溢れる詞なんですが、一挿しが入ります。
「死」
流れとして、
「愛しては死ぬ」
と言う事なんですが、この「死」とは?
「愛しては~」の後が2パターンありまして、
「日々が過ぎ 巡り合う夜」
「日々が過ぎて行く」
となりますが、さて?
この曲に関しては、いまいちよく分からないので、この辺にしておきます。(こら)


Continue
インストです。
幻想的な「王国」の終りから、急激に電子音とノイズバリバリの曲になります。
テンポも速く、激しい曲です。一瞬静かになり、歪んだピアノでメロディーが奏でられるわけなんですが、この音が、次のアルバムに繋がります。
だから、「Continue」なんです。
これ、今井さん本気で二枚組にするつもりで作った、当初からあった曲なんでしょうか?


2000年9月20日 BMGファンハウスよりリリース


まずは全体の感想から。
なんというか、踊れる曲が多いな~という印象。
確か、二回目の移籍後初のアルバムだったそうで。
閉塞感の無い曲が多いですね。
そのかわり、これでもかーというくらい内向的な曲もありますが。
ただ、根本的なカラーは一緒ではないかな、と思います。
自然に聞いていられる曲が多いです。
結構好きな曲が集中してます。
なんと言えばいいのか、BUCK-TICKを聞いた事の無い人に聞かせるには良いアルバムだと思います。
あ、難しいかな。
結構、毒もあるしドロドロの詞もあるし。
バラエティーに富むアルバムです。


Baby,I want you.
出だしの歌詞は、どうしたって櫻井さんが書いたとは思えないですね。
「SEXY天国」ってイイ所なんですか?あなた一人で十分「SEXY天国」なんじゃないかと。
曲は、もうぐいんぐいん踊れそうですよ。
ユータさんのベースがイイ感じにうねってます。
今回は、どの曲聞いてもベースラインが印象的なんです。
にしても、この曲。
AメロBメロはやたら強気(詩も曲も)に押せ押せ状態なのに、サビになったら急に甘えた美メロになりますね。
その緩急が気持ちいいです。


CHECK UP
「music」の発音が話題になった曲です。(笑)
今井さん炸裂その1。
とてもシニカルな事書いてますよねー。
戦場にしろ現実にしろ、現状において自分がどの選択肢を選ぼうとそれで良いんじゃないの?
そんなのあんたの勝手でしょ?
そう言われているような気がします。
ちなみに、「heavy game」の今井さんの妙にかっこいい低音にくらりとしました。
そして、私はまぐれ当たりに期待するタイプです。


GLAMOROUS -FLUXUS-
ちょっぴり色っぽいです。
櫻井さんの歌い方とか、歌詞とか。
君が何を探しているのか、とても気になります。
けなげに、そして微笑んで探し続けるもの。
なんだろうなあ…。
曲は、独特の浮遊感があります。
シングルに比べて音(ノイズ?)が増えていて、終わり方も違いますね。
最初は違和感があったんですが、気がついたらこっちのバージョンじゃないと物足りなくなりました。


細胞具ドリー:ソラミミ:PHANTOM
今井さん炸裂その2。
ドリーを覚えていますか?
私はあんまりワカリマセン。申し訳ない。
というわけで、ちょっくら引用。
ドリー(羊)【wikiより】
ドリー(Dolly, 1996年7月5日 - 2003年2月14日)世界初の哺乳類の体細胞クローンである雌羊。
スコットランドのロスリン研究所で生まれ、6歳で死亡するまでそこにいた。
ドリーの誕生は1997年2月22日に発表された。
ドリーという名前は乳腺細胞由来にちなんで、飼育係がドリー・パートンの巨乳を称えて提案したものである。
ドリーは体細胞の核を除核した胚細胞に移植する技術によって誕生した。
ドリーは1996年に6歳の雌羊の細胞からクローンされ、今日まで続く議論の的となっている。

との事です。
確かに、一頃話題になっておりました。
話を戻します。
これ、ボサノバが~の辺りで曲調が本当にボサノバになっている所に今井さんの凄さを感じます。
詩は…怖いなあって思う所と、うまい事言うなあって思う所とあります。
考えてみれば、生きてる私達が本物なのかどうかなんて、本当は分からないですよね。
なんだっけ。「私が蝶の夢を見ているのか、それとも蝶が私の夢を見ているのか?」っていう。
もしくは、ゲームのネタで申し訳ないですが、FF10みたいな感じなんでしょうか。
そこまでじゃないにしろ、実験と称して誕生させられたドリーにもしも感情があったなら、自分がコピーである事に何を思ったんでしょうかね?
そういや、聞いた話しなんで定かじゃないんですが、「ソラミミが」の所の「ソラミミ」の音階が、まんま「ソラミミ」って言うのは本当ですか?


カイン
ご存じの方も多いとは思いますが、人類最初の殺人者【カイン】の唄…なのかこれは?
「カインとアベル」の、カインですよね?
この詞、結構韻とか踏んでて面白いけど。
「卑猥なライン」と「淫らなサイン」とは…。恐るべしは櫻井氏。
しかし。
相変わらずひにゃんは「カインとアベル」の話がよく分からないので、やはり引用。
「カインとアベル」【やっぱりwikiより】
カインとアベルは、アダムとイブがエデンの園を追われた後に生まれた兄弟である。
カインは長じて農耕を行い、アベルは羊を放牧するようになった。
ある日2人は各自の収穫物をヤハウェに捧げる。しかしヤハウェはアベルの供物を喜び、カインの供物は無視した。
嫉妬にかられたカインはその後野原で弟を殺す。
カインはこの罪により、エデン園の東にあるノド(『流浪』の意)の地に追放されたという。
この時ヤハウェは、もはやカインが耕作を行っても作物は収穫出来なくなる事、また カインを殺す者には七倍の報いがあると呪いをかけ、彼にその印を刻印したという。
この事から一部のオカルト研究者は、カインを殺せない=カインは死ぬことが無い、呪いによって死を取り払われた忌むべき存在、転じてヴァンパイアの始祖であると解釈する説も出ている。

ってなわけですが…。
さて、私はこの曲のBメロが好きです。しかも、「溢れるワイン~」の辺りが。
曲はとてもシンプル。そして、前半はけだるく後半は十字を背負い走るカインの如く、ギターが歪んでおります。
で、櫻井さんは歌詞の中で、「俺は羊たち数えている」っていう詞を書いていらっしゃいます。
カインは農夫…じゃなかったのか?
そこで注目なのが、「俺はお前」の部分。
カインはアベルになりたかったんじゃないかと。
櫻井さんの中での話ですが。
で、羊を数えているのは、彼が楽園を追放された後なのではないかと思うわけです。
もう、土で作物を作る事は出来なくなってしまったからですね。
ああ、もうぐちゃぐちゃになってきた。


Death wish
櫻井さん、女言葉がお似合いで。
この曲、「ナイスマダム」を思い出しますね。
そして、「お願い」のいやらしさ…。もうもうもう…。
曲は、リズムが一定じゃないから演奏するの大変そうだ。
相変わらずの自虐。そして受身体質全開。
言葉遊びも結構あって面白い曲です。
で、先ほどリズムが一定じゃないと書きましたが、ノリにくそうだ…。
私、リズム感ゼロなん…。


女神
暗い。
というか、思いつめてますよねえ、これ。
ある意味、「密室」(Six/Nine)の主人公に通じる物を感じます。
しかし、静かな時と激しい時の切り替わり…というかなんというか。
詞と曲がマッチしてますよね。
にしても、何だろう。
この人、願いは叶ったのかしら…?


サファイア
また…エロス。
曲は、…そうだな、踊れそうだけど、体を密着させてしまいそうな感じ?(なにそれ)
素っ頓狂なリードがまた、少しあっちの世界にいっちゃってるような雰囲気で。
なのに、曲の後半にはコーラスが入ってて、神々しい雰囲気。
詞に関しては、もう、受け身全開です。
あなたの世界って、ちょっとお兄さん。
待ちわびるって、ちょっとお兄さん。
ムチって、ちょっとマジでおにーさーん!!!
因みに、最初は普通に歌っていたそうですが、今井先生よりこの歌い方でとリクエストされたそうです。
どうやってリクエストしたんだろうか。
もしや歌ってみたりなんかしたのか?!
今井さんが?!


RHAPSODY
そしてこれは「元気よく」歌ってとの事。(↑からの続き)
いや、実際に初っ端からジャイアン出現してますけど。
あの今井さんが。
あっちゃんよりも元気よく、歌っていらっしゃいます!
すごく好きです。
イントロが、けっこうドラマティックなんですよね。
本当に好き。
しかも、「愛と勇気とケータイ持って」なんて、普通考えつかないでしょ?
今井さん…。
そういや、「ほらきれいだろう」という歌詞。
櫻井さんと言えば、「醜い」という単語を頻繁に使ってましたよね。
今井さんは歌わせたかったんでしょうかね?


FLAME
ああ…。ダメだ。泣いてしまう。
もう、この曲は、私の中でもトップ10に入るくらい好きな歌です。
そう。「FLAME」と「RHAPSODY」の共通項は【花】でしたね。
偶然説と、今井さんの詞を受けて櫻井さんも書いたってのと二つ説がありますな。
一番好きなラスト、「花が咲き乱れる様に~」の所。
もう駄目。
大好き。

1997年12月10日 マーキュリーよりリリース


前作「COSMOS」から約2年後、レコード会社を移籍しての発売となります今作。
前作が結構ポップで明るい印象だったのに対し、この作品は比較的シリアスな匂いがあり、しかもテクノ…というか、打ち込みが多いです。
「COSMOS」の中に「Living on the Net」という曲がありましたが、この曲から膨らんで「SEXY STREAM LINER」に繋がったかな?という印象です。
まず、全体を通しての感想なんですが、曲は文句なくカッコイイ。
最初から最後まで肉感的では無い…と言いますか。テクノロック(?)でありながら、凄いスぺーシーだったり、和風だったり。
やはり、電子音が多いせいなのか、イメージとしては「近未来」です。
ただ、歌詞に関しては浮世離れ感のあるものもありますが、基本的にその当時の世相描写が多い様に見受けられました。
戦争をイメージさせる詞が2曲程、当時の世の中に対する皮肉とも思える詞が2曲。
残りは精神世界だったり、欲望だったり。
では、一曲ずつ感想参ります。


タナトス
イントロの浮遊感が気持ちいい曲です。その浮遊感を味わっていると、突如現実に引き戻される…というような。
この曲、タメが随所に出てくるんですが、それがまたかっこいい。
一番は間奏部分のタメで、だんだん間が詰まってくるのがイイです。
さて、詞についてなんですが…。
タナトス」ってどんな意味?そんな花があるのか?
と思いまして、早速ですが調べてみました。
タナトス(wikiより)
ギリシア神話に登場する、死そのものを神格化した神。
ニュクス(夜)の息子でヒュプノス(眠り)の兄弟。抽象的な存在で、古くはその容姿や性格は希薄だった。
ただ、神統記では、鉄の心臓と青銅の心を持つ非情の神で、ヒュプノスと共に大地の遥か下方のタルタロスの領域に館を構えているという。
しかしホメロスは、タナトスとヒュプノスの兄弟が英雄サルペドンの亡骸を トロイアからリュキアへと運ぶ物語を述べ、初めてタナトスは人格神として描かれた。
さらに後世の神話では、臨終を迎えんとする人の魂を奪い去って行く死神として描かれる様になる。
英雄の魂はヘルメスが冥府に運び、凡人の魂はタナトスが冥界へ運ぶともされる。
また、王妃アルケスティスの魂を運ぼうとしてヘラクレスに奪い返された話や、 冥府に運ぶはずのシシュポスに騙されて取り押さえられ、それから しばらく人が死ねなくなった話なども伝えられている。
一説にはレテと兄弟であるとも言われる。 また、ヒュプノスとタナトスの兄弟のモチーフは、ドイツではザントマンとその弟の死神として結実する。
フロイトの用語でも用いられ、神話でのタナトスの役割同様に、攻撃や自己破壊に傾向する死の本能を表す。
ほうほう。ギリシア神話の神様だったんですね。ん?フロイト?心理学の用語にもなっているんですか?
え~っとなになに?「死の欲動」?対局がエロス…。ほへ~…。
さて、この「タナトス」の詞。
なかなか素敵だと思いませんか?
良いなあと思ったのが、
時を止めてみたいと思ったことが?
ですね。すごく面白い所で詞を区切っています。
普通、クエスチョンなんだから、「思ったことは?」ってなるはずなんですが、敢えてそれを「思った事が?」にしている辺り、冷たいというか、詰問っぽくて良いです。
というより、相手が「時を止めてみたいと思ったことが」あると決めつけて(断定して)わざと訊くような感じに捉えられるんですよね。
「私」と「あなた」の「胸」に「タナトスの花」=「時を止めてみたいと思ったことが?」
なんでしょうかね?


SEXY STREAM LINER
インストですが、これがまたカッコいい。
バキバキのテクノでは無いんですが、打ち込み音のリズムの鋭さとは対照的に主題がえらく浮遊感…というか、融合しちゃっている辺り、今井さんはカッコイイんだなと思ってしまいます。


ヒロイン-angel dust mix
「ヒ」と「ヘ」の違い…。
さて、まずは音の方から。
このギターフレーズ。痺れます。カッコいいなんてものじゃない。
こういう印象的なフレーズ、今井さんならではじゃないでしょうか。
わざわざサブタイトルがありますから分かるんですが、先行シングルとは若干違います。
分かりやすい所を挙げますと、初っ端の「おまえとひとつだ」が無い事と、最後のサビの直前、一瞬静かになる所でシングルでは聞こえなかった主題フレーズが聞こえてくる、と言う所が変更されてます。
細かい所は、分かりません。
詞についてですが、冒頭の「ヒ」の「ヘ」の違いがあるそうで、実際は「ヒロイン」じゃなくて「ヘ」の方だったってな事なんですか。
在りもしないものを探し、抱けないモノを抱いている様な描写がある、と言う事からすれば、まあ薬物がどうのこうのって言われて「へー」ってなるんでしょうが、ここは単純に、「お前と一緒に遠い所に行きたいんですよ」っていう詞でも良いんじゃないかなと思います。
後、「サソリ」と「十字」はそれぞれ星の呼び名(サソリは星座)であり、最後の「キミガシン..ダラ」にも出て来ます。
若干リンクしているのかも知れませんね。


無知の涙
この曲の、ファンキーな感じが好きです。イントロのドラムがですね、凄い好きなんですよ。
ギターのリフとかも好きです。
では、詞についてなんですが、タイトルの「無知の涙」。
確か同名の本がありましたよね?それとは、内容的に無関係の様です。
で、この詞は、個人的に思うんですが、某大国を皮肉っているみたいに思います。
大義の炎で 世界中を焼き尽くす
大国で戦争。1990年代と言えば。
以前、この頃(アルバム発売当時位)戦争がなかったか的な事を書いたんですが、1990年に湾岸戦争がありました。
ゲームの様な爆撃画面を見た気がします。暗視スコープかなんかで、爆撃している場所を遠くから撮影していたり、実際の爆撃機の中からの映像を放映してたりしてましたよね?
さてさて、「大義の炎」が焼いた後、残ったものはなんだったんでしょうかね。
何の戦争とは言ってなくても、結局「戦争」っていうのは、国と国の最終的な「外交」手段であり、国に都合の良い「大義」を掲げ争うわけで。
その「大義」の犠牲になるのは、いつの時代も、力無き人々です。


リザードスキンの少女
ミドルテンポの曲ですが、結構ハードですよね。ベースが好きです。
腰に来るし、タメとかもう好き。ギターもそんなに難しい事していなさそうですが、歪んだ音の後にたまに聞こえるアルペジオがイイです。
この曲の詞は、今井さんですね。先の「無知の涙」とリンクしているような。
ただ、「無知の涙」には「怒り」みたいな感情の波を感じるんですが、この曲は本当に冷めているような。シニカルというか。
曲のテンポと相まって、余計にそう考えるかもしれませんが。
痛烈なのは、「僕達は蚊帳の外」ですよ。
確かにその通りなんですが。ただ、よく思うんですけれど、「戦争反対」のデモをやった所で止める国ってあるんですかね?
私達の国は、表面的には平和ですけれど、蓋を開ければ腐ってますしね。
幾ら「戦争反対」と叫んでも、結局は遠い所の話だから「蚊帳の外」ですしね。
そういや、面白い表現がありました。
まず前作「COSMOS」に収録されている「キャンディ」と「チョコレート」が歌詞に入ってますね。
そして、

明日 月の裏側で神隠しにあった

という詞。
主語は未来の事を言っているのに、地球からは見えない場所で「神隠し」に「あった」っていう過去形。
予告は確定されているって事なんでしょうか?不思議。


螺旋 虫
星野さんの曲です。もう、メロディが切ない。浮遊感も堪らないです。
なのに、どこか淡々としてます。後に発売された「月世界」と同じ、現実感の無い無重力の静けさです。
詞に関しても、やはり読んでいても静けさをイメージしてしまいます。


蝶蝶
この曲も星野さんですが、「螺旋 虫」から一転、結構ハードな曲です。
星野さんの曲って、きれいなメロディも印象的なんですが、所々緊迫感のあるフレーズが存在してますよね。
そこがとても好きなんです。いや、今井さんの曲が緊張感が無いって言ってるわけじゃないですよ。
詞についてですが、相変わらず「ブタ」とかなんとか。
サルも出て来ますね、そういや。蝶蝶もそっか。
自分が所属する場所、また世の中について書いている様に思います。
でも、不思議な箇所もあるんですよ。
まず、バタフライは蝶蝶ですよね?そう定義すると、
俺はブタ、エサは「踊る蝶蝶」
→あの子が「奇麗な蝶蝶」を追いかけているのを見ると、悲しくなったりおかしくなったりする
→俺は高くなったり低くなったりしながら、バタフライに生まれ変わる
→しかも、クモの巣で踊るバタフライ
…書いてたらわけ分からなくなりました。
結局「俺」は「蝶蝶」って事ですか?


囁き
生々しい曲ですよ。何でか知りませんが、ドラムにしろベースにしろギターにしろ、えらいセクシーに感じてしまいます。妖しさ満開です。
詞についても、もうエロスとしか言いようがない。しかも、かなりディープな。アブノーマルな。
テーマは、「SM」なんでしょうね。そのまんまで捻りもないですが。
しかも、ちょっと生々しすぎて「汚い」っていう言葉が出て来ますが、確かにダーティというか。けして高尚な詞では無いですよね。
ただ、人は誰でもそういう欲がありますからね。ま、ここまで曝け出してる人いないですけど。
あと、「汚い」っていうのは生理的に受け付けないって言う意味では無いんです。
「生々しい」事って、結構下品で野蛮と捉えられる事って多いと思うんですよ。
それを前面に出してくると、ダーティなイメージが先行してしまうのは私だけなんでしょうかね。


迦陵頻伽 Kalavinka
当り前な話なのかもしれませんが、一発で変換出来ませんでした。
この曲、面白いですよね。素っ頓狂な和メロディなのに馴染んでます。
ボーカルメロディも、結構ベースラインと素っ頓狂リードに合ってないのに馴染んでます。
和風な様で、結構無国籍ですよね。タイトルのせいかも知れませんが、和風で仏教国風。
詞に関して言えば、無常感と現世の欲がテーマ…なんですか?
表現がすごいですよ。
「悲喜交交」を詞として使う、その眼の着け所が凄いです。
さて、「迦陵頻伽」ってなんでしょうか?(出たよ)
一応知ってはいるんですが、浅い知識なんでここでお勉強をば。
迦陵頻伽(wiki)
迦陵頻伽(かりょうびんが、迦陵頻迦とも)
上半身が人で、下半身が鳥だという想像上の生き物。
『阿弥陀経』には迦陵頻伽が、共命鳥とともに極楽浄土に住むとしている。仏教における想像上の生物でサンスクリットの kalavinka の音訳。妙音鳥とも意訳される。
中国の仏教壁画などには人頭鳥身で現れるが、日本の仏教美術では有翼の菩薩形の上半身に鳥の下半身の姿で描かれてきた。
敦煌の壁画には舞ったり、音楽を奏でるものもいた。時にコミカルに描かれる。
一般に迦陵頻伽が描かれていれば、その図像は浄土を表現していると理解され、同時にそれによって如来の教えをたたえることを意図する。
だそうですよ。有難い生き物なんですね。


MY FUCKIN' VALENTINE
来ましたよ。ライブで盛り上がる曲。初っ端のサイレンみたいな音がいい。
電子音バリバリなのに、背後でアコギのストロークが聞こえたりして、だいぶ面白い事をしています。
もちろん「狂った太陽」の「MY FUNNY VALENTINE」とは別物です。
今井さんが表立って長いこと一人でマイク使用するの、この曲が初めてじゃないですか?
この掛け合いがまたカッコいいわけなんですが。
詞については、韻を踏んでいる今井パートと病んでる言葉だらけの櫻井さんパートに分かれています。
やはり、世相の歌。詞をじっくり読んでいると、何やら自分が人間である事が恥ずかしくなってきます。
歌われている状態をどうこうしろとは書いてませんが、今の自分や取り囲む世間について考えてしまいます。
それに答えなんて出やしないんですが。


Schiz・o幻想
ああ…この曲は…。もう、鬱です。曲も暗くて重い。重力感じてしまいますわ。
時たま入り込む電子ピアノの音ですら、なんら救いになりはしないです。
夜のイメージ、というよりは、陽が落ちていく感じですね。ん~「斜陽」というイメージです。
詞について。
もう、えぐり過ぎ。傷をえぐって血が流れているのに更に塩塗って海水かけましたみたいな。
あの世の果てまで逃げ惑う
以前、精神的におかしくなってた時にこの曲聴いて、「生きても死んでも一緒なのかな」と考えた事がありました。
夜、眠る事が出来なくて、眠れても嫌な夢ばかり見てて、でも明日になって欲しくは無かったですね。
生きていたくないけど、生きてる。その事が苦痛でした。全部に否定されているような気分でした。
今は平気でグースカ寝てますけど。
そういや「Schiz・o幻想」の「Schiz・o」って何ですか?(また?)
スキゾですかね?何て書いて調べたら良いんかな?
メンタル面での話とするなら「統合失調症」のスキゾフレニアがありますが、それでいいんでしょうか?
かつては「精神分裂病」として扱われていた様です。
因みに「schizo」とは、ギリシア語で「分裂」の意味だそうです。
うう…、怖い曲ですよ。


キミガシン..ダラ
この曲も、結構無重力というかスぺーシーです。
なのに、サビのメロディがいやに歌謡曲。日本的っていうか、日本人の耳に馴染み易いメロディです。
でも、いたってシンプルです。ごちゃごちゃしていないシンプルさは、歌詞にも表れていると思います。
さて、なぜ、「キミガシン..ダラ」っていう妙な区切り方をしているんでしょうか?
普通、相手が死んだ時の事なんて考えたりしないじゃないですか。
親、親戚、兄弟、家族、友人、恋人、同僚、上司、隣の人。
自分に関わりのある人が、もしも死んでしまったら。
考えたくない事です。結構戸惑うと思うんですよね。
その戸惑いが「..」なんじゃないかと思うんです。
とても素敵な事を書いてます。カタカナ表記の部分なんですが、あなたの中には僕、私の中にはきみという対。
これが、一番櫻井さんの言いたかった事かな、って思います。
そして、ここでも「サソリ」と「十字(この曲では十字星)」が出て来ました。
どうして、「サソリ」と「十字星」なんですかね?調べたけれど、全然わからなかった。
夏の星座繋がり?

1996年6月21日 ビクターよりリリース


前作、Six/Nine」後に発売されましたこのアルバム。
前作とは違い、とてもポップな仕上がりになっております。
妙に明るい「キャンディ」、セクシーな香り漂う「チョコレート」、次作「SEXY STREAM LINER」の「MY FUCKIN' VALENTINE」に通じる打ち込みとノイズ全開の「Living on the Net」など、まさにバラエティに富んだアルバムです。
前作とのあまりの落差(テンションの違い)に、ファンの皆様も驚かれたのではないでしょうか?
そんなアルバムについて、一曲毎に感想を書かせて下さい。


Maria
もう、イントロから引き込まれそうなノイズ音から、ギターリフが現れた時にはもう虜でした。
テンポはそんなに早いわけじゃないのに、ベースの音が跳ねているのと、ドラムのオカズが多いせいなのか、結構早い感じがします。
詞についてですが、ここまで現在進行形並に「恋」を書いた事、あんまりないですよね?
書いても、どこか報われてない感じがしていた様に思います。
しかも、「殺されても 君を許そう」と言っていて、「お前は逃げられない」ときたもんだ。
ここまで受け身で強気な詞、あんまり見た事無いですよ。
でも、やっぱり櫻井さんですよ。
「醜悪で美しく」、「ブクブクと」、「ダラダラと」、「心のドス黒い血」…。
こんなこと書いても、やっぱりかっこいいな~。


キャンディ
この落差…。すごいですよ。
最初に書きましたが、前作が非常にへヴィーだったもんですから、なかなか驚かされました。
買ったの最近ですけどね。
アルバム中、シングルカットされたのはこの曲(c/w「チョコレート」)だけだったと記憶してます。
シングル盤バージョンに比べ、ノイズが格段に増えて、ギターの音まで歪んでます。
最初は「えらくうるさくなったなあ」程度にしか思えなかったのですが、今では、シングルの方を聞くと物足りないです。
洗脳だ…。
さて、「キャンディ」がクスリの隠語っていう話はご存じかとは思いますが、実際はそうではないんじゃないかと。
クスリを服用してトンでる歌詞の様なイメージは無いです。
普通に恋の歌なんだろうなと。
だいたいトンだ事ないですしね。


チョコレート
「アー ギヴ ミーチョコレート」の「アー」の所があんまりにもエロいです。
櫻井さんは罪な人です。
そう、サビが「アー~」の部分で、そこのバックコーラスは星野さんですよね。
この曲は、やっぱりリフがかっこいい。
ロックンロールな感じです、私の中では。
さて、この曲のタイトルもクスリの隠語。
歌詞は、多分トンでるところを唄ってるんですよね。
しかし、一番最後の「Ah I'm in the Rest room」は…。
トイレ…ですよね?
何故にトイレ?もしかして、バッドトリップしたとか?
もし、ほんとにトイレなら、曲はカッコいいのにえらい間抜けな歌詞になるような。


SANE
リズムがすごくかっこいいです。ドラムが。
とくに、曲の終りとか。
英詩の部分と日本語部分の差も好きです。
浮遊感が好きです。
詞については、どうして英語で書いたのかな~と思ってます。
まだ訳してないんですけど。
ただ、最後に近付くと発音が跳ねてますよね。
イントネーションがちょっと違うというか…、もっと言語的になっているというか。
でも、やっぱり櫻井さんの声は良い。
「To the bottom~」とか、「Give me something~」の所。
櫻井さんの声に被って、もう一人声聞こえますけど、あれは今井さんなんでしょうか?


Tight Rope
好きです。もう、すごい浮遊感で。
途中からテンポが変わる所が鳥肌ものです。
もう、綱渡りしてるっていうより、宇宙遊泳してるみたいですよ。
心の中の曲かな~と私は思います。
「死の匂いだけが頼り」なのは、なんなんでしょうね?
死ななければ会えない人に、会いたいって思っていたんでしょうか。
綱を渡るっていうのは、やっぱり心の綱なんでしょうかね。
綱を渡り、落ちてしまえば現実世界。
「君」は空中ブランコに乗っていて、「僕」は綱を渡っていこうとしている。
「綱」っていうのは、「生」と「死」のボーダーなのかな?とも思いました。
でも、なぜ最後の「この宇宙を泳ぐ あなたと 夢の果てで逢える?」の「逢える」に「?」がついているんでしょうか?
ほんとは逢えないと、思っているからなのかもしれませんね。


idol
イントロのフェイドインから、なんか機械音みたいな音が聞こえて、ドラムの音がするとほんのり幻想的な、でも無機質な雰囲気の曲ですね。
サビに入った時の、曲の解放感とか良いです。ちょっぴり涙腺も刺激されますし。
詞についてですが、色々解釈出来ますよね。そして、少し難しい。
初め、歌詞を読んでいた時に思ったんですが、「白い病室」で「縛られていた」というのは一体何を意味しているか考えたんですね。
単純に考えれば、精神的に病んで入院している、しかも、暴れるから(錯乱等)「縛られている」って考えていました。
ですが、後半になって、「怖がらず 君は神になるだろう」という歌詞を読んで、もしかして違うのかな?と思いました。
病んでいる事は病んでいるんだろうと思います。でも、そこはかとなく、自問自答している気がしないでもない。
もともと、「白い病室」で「縛られていた」のは誰なのか?っていう疑問もありました。
でも、不思議ですね。病室で縛られているのに、目の前に薔薇の花園。
白い病室と薔薇の花園は、どちらも精神的なものの象徴かも知れません。
でも、針が突き刺さるとかあるしなあ…。
一応、私の中では、詞の中で縛られているのも、「神になる」君も同一人物になってます。
実際、書きたい事はいっぱいあるんですけど、まとまりません。難しいですよ。


Living on the Net
好きですよ、変態度高いギターソロ。
こんなん弾くの、今井さんしかいないですよ。
ドラムも好きです。こう、リズムをつったんつったん刻んでるのも好きなんですが、私、どんどこどこどこなってんのが好きでして。
原始的なリズムが、大変好きです。
この曲、人の声(ナレーションみたいな)がサンプリングされてますよね。
ちょうど、イントロの辺りでしょうか。
「歌の神様が12時をお知らせします」と聞こえるんですよ。耳の悪さには自信があります。
後、ギターソロ直前の男性の声。結構思った人もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
「今井寿 起動します」
あの変態ソロのせいなんでしょうか?そう聞こえて仕方ないです。
ほんとはなんて言ってるんでしょうね?ご存知の方、いらっしゃったら教えて下さい。
さて、詞なんですが、また今井節というか…。
一見すると全く共通してない存在に、「共通する図形」があるって言い切る今井さんの感性には参りました。
この曲で、初めて「クラインの壺」って言うのがある事を知りました。
でも、形は知ってても、実際何なのかが分かりません。
調べてみました。
クラインの壺(wikiより)
クラインの壺は、境界も表裏の区別も持たない2次元曲面の一種で、主に位相幾何学で扱われる。
3次元空間内では実現不可能だが、自己交差を許せば擬似的に作ることができ、その形を壺になぞらえたものである。
ドイツの数学者フェリックス・クラインにより考案された。クラインの管、クラインの瓶とも言う。
表裏の区別を持たない2次元曲面には他にメビウスの帯がある。
メビウスの帯が2次元のテープ状のものをひねり表を辿っていくとそのまま裏に行き着くようにしたのに対し、クラインの壺は3次元のチューブをひねり表を辿ると裏に行き着くようにしたものである。
伸縮自在で太さも変えられる円筒を、伸ばして逆方向に曲げ、差し込むことで作られるが、それは4次元世界でのことで、3次元世界では面の交差が生じるという無理がある。

図形も見たんですが、よく意味が分かりません。
「愛」と「あの子の歯形」と「クラインの壺」に共通する図形。
それに例外があるって事なんですが、それは?
そもそも、「Living on the Net」とは?
Netって、インターネットのネットなのか、洗濯物とか入れるネットなのか。
多分、インターネットとかネットワークなんじゃないかなとは思うんですけど、では、そこに存在する例外。
二番目の歌詞に、「常識と矛盾の情報を 毒蛾の羽で撒き散らす」っていうのがありますが、もしかして、例外ってウィルスとか?
いや、ウィルスというより、悪意とか良くない存在って事ですかね?
で、ここまで書いてきて思ったのが、どんな存在でも共通点てあると思うんですよ。
でも、必ず「異端」って現れますよね?それの事で良いのかな?
ここまでだらだら書くのもどうかと思うので次いきます。


Foolish
馬鹿げている…と言う事ですが。
曲はシンプルですよね。ベースがぶいぶいごいんごいん鳴っててイイ感じです。
今井さんにしては珍しく…というか、このアルバムにおいてって事なんですが、曲構成が普通。
COSMOS」というアルバム自体、よくある曲構成なんですよ。
もちろん、「うお?!」っていう曲もありますが。
何を言ってるか分からないと思いますが、曲の基本。
皆さんが聞く曲の殆どが、AメロがあってBメロがあってサビが来て、そのサビのキーが何よりも高くなる構成だと思います。
よく売れてる曲程(勘違いして欲しくないんで書きますが、その構成でなおかつ売れたから良い曲だとは思いません。良い曲かどうか決めるのは、あくまでもリスナーの趣味嗜好です)その曲構成なので、「サビが高音」というのが一般的になっているようです。
で、BUCK-TICKのコンポーザーのお二人はどうかというと(いつか全曲聴いて検証してみるつもりです)。
星野さん→基本的にAメロBメロサビでサビが高音(たまに変化球あり)
今井さん→なんでもあり。すごいパターンだとサビが無い。(例「darker than darkness」…いや、サビのみかもしれない)サビでキーが落ちる曲が多々ある。
あの、私が思っている事なんで、あんまり気にしないでくださいね。
そんな今井さんが、比較的サビでキーを上げる曲を多く出してきているのがこの曲であり、「Ash-ra」であり「COSMOS」であり…とにかく多いんですよ、このアルバム。
どうでもいい事かもしれませんね。話戻しますね。
詞はですね…え~っと。何とも言えませんね。
タイトルが、「馬鹿馬鹿しい」ってもうなんかなげやりな。詞も、諦めているような。
「救いなどありはしない」って書いてたりしますし。
「誰が自分か解らないまま」ってありますが、やっぱり自分の存在っていうのは誰でもそうでしょうが、「表」と「裏」、もしくは「作られた自分」と「素の自分」とあるはずなんですよ。
櫻井さんは、この時も「表」と「裏」の自分のギャップに苦しめられていたんでしょうかね。


IN
イントロが、「愛しのロック・スター」っぽい。ポップで可愛い感じ。
詞も、そこはかとなくエロス。「唇の端に ネバついてる関係」って、どんな関係なんですかね?
「アナタの売りはオーバー ザ ムーン」ってなんですか?
「オーバーザムーン」って聞くと、映画を思い出します。確か、不倫の話だったような…。
あんまり意味ないのかな…。
可愛い、キッチュ、バカっぽい。
でも、言葉の端々に「あ、やっぱ櫻井さんだな」と思う所がありますね。


Ash-ra
文句なくカッコイイです。ハンパないです。イントロのドラムからもう…。このスピード感はたまらないですね。
ヤガミさんのドラムが軽快です。ギターのリフもカッコイイですよね。曲の終わり方も好きです。ピアノの所なんですが、和音で終わるせいなのか、妙に切なくなります。
この曲も、ベースが比較的ぶいぶい鳴ってますね。大好き大好き。
詞。
混沌の渦ですね。
対になっているような感じがします。
対というか、相反する感情や事象を取り上げて、それらを合わせて一つの意味にしているような。
「あなただけを 愛していた」のすぐ後で「そして憎んでる 深く」と歌う。
「俺は生きる 阿修羅の森」と言っておきながら、そこから「逃げて逃げまくるさ お前に逢うために」と歌ってたり。
タイトルにふさわしいと思います、この混沌具合が。
そもそも、「Ash-ra」とは?一応わかってはいるんですが、やっぱり調べてみましょう。もちろん、「阿修羅」で調べてます。
阿修羅(wikiより)
阿修羅(あしゅら、あすら)は八部衆に属する仏教の守護神。
修羅(しゅら)とも言う。
大乗仏教時代に、その闘争的な性格から五趣の人と畜生の間に追加され、六道の一つである阿修羅道(修羅道)の主となった。
阿修羅とは梵語「asura」の音写。
古代インドの魔神アスラが仏教に取り入れられた。
本来サンスクリットで「asu」が「命」、「ra」が「与える」という意味だったが、「a」がサンスクリットで否定の接頭語となり、「sura」が「天」を意味することから、非天、非類などと訳され、ヒンドゥー教で悪者としてのイメージが定着した。
帝釈天とよく戦闘した神である。
リグヴェーダでは最勝なる性愛の義に使用されたが、中古以来、恐るべき鬼神として認められるようになった。
仏教に取り込まれた際には仏法の守護者として八部衆に入れられた。
興福寺宝物殿の解説では、「阿修羅」はインドヒンドゥーの『太陽神』もしくは『火の神』と表記している。
帝釈天と戦争をするが、常に負ける存在。
この戦いの場を修羅場(しゅらじょう)と呼ぶ。
日本語では、争いの耐えない状況を修羅道に例えて修羅場(しゅらば)と呼ぶ場合もある。
激しい闘争の行われている場所、あるいはそのような場所を連想させる状況を指す。

ここで注目したいのが、櫻井さんが作り出した当て字「輪廻り逢う」という言葉。
「輪廻」が当て字で使われていますが、これ、仏教用語ですよね。
上の阿修羅の解説中、「六道」という言葉が出て来ます。では、六道とは?
六道(やっぱりwikiより)
この世に生を受けた迷いのある生命は死後、生前の罪により、地獄道(じごくどう)、餓鬼道(がきどう)、畜生道(ちくしょうどう)、修羅道(しゅらどう)、人間道(にんげんどう)、天道(てんどう、天上道、天界道とも)の6つのいずれかに転生し、これら六道で生死を繰り返す(六道輪廻)と言われている。
たとえ天道であっても、苦しみの輪廻する世界を脱することは出来ない。
諸行無常の原則により、どの世界に生まれ変わろうとも、何時かは死に絶え、別の世界(或いは同一世界)へ転生する宿命。
出て来ましたよ、輪廻が。
それで思ったんですが、この曲の詞って、これがテーマなのかしらと。
かなり強引なのは百も承知で書きますが、六道=「繰り返し輪廻り逢う フロア」なんじゃなかろうかと思うわけです。
そんな深い意味なんて無いと思いますけどね。
むしろニコニコ動画にもようつべにもある、ポップジャムの「Ash-ra」の方が混沌の渦ですけどね。
面白いですよ~。見た事無い方、見て下さい。笑えます。
というか、笑うしかない状況に陥ります。
ギター道とは、弾かぬ事と見つけたり


COSMOS
タイトル通り、スぺーシーなイントロです。このほんわり音。もしやテルミン?
今井さん。今でこそテルミンをノイズ製造機の様に使ってますが(おい)、最初の頃はこんな風にまともに…いや、待て。
今井さんがテルミンを使い始めたのっていつからなんだろう…。

ミドルテンポの、優しい曲ですね。どこまでも広がっていくような、お花畑感漂う良曲です。
詞についてなんですが、もう、「血にまみれた」って。「愛」の前にそんなんつけるの、櫻井さんしかいませんね。
でも、この「血」なんですが、けして不浄の血では無いと思うんです。悪い血なんてあるのかっていう話なんですが。
妙な話で申し訳ないんですが、月経の血。あれ、元は何かご存知でしょうか?胎盤です。胎盤とは何か。赤ちゃんのベッドです。
赤ちゃんは、「血」で出来たベッドで育ちます。別に血にまみれてはいませんけどね。
見方によれば、母の「血」で作られたベッドで育つって言うのは、ある意味血にまみれてるって言ってもいいですけど。
で、「血にまみれた愛」って何かなって思うとき、何故かこの事を思ってしまうんですね。
「愛」ってなんなのか、よく分からないんですが。
もしかしたらこうなのかな、と思う事があるんですが、実際子を産んでみないと分からないかもしれません。
なので、ここから先をいつか書くとしたら、私に子が出来た時かもしれませんね。
いつになるか分かりませんが。