元宇宙工学者が語る「心の宇宙」工学by CoCoRo和ぁるど -23ページ目

「責めること」は悪いこと?

30年来の友人から質問をいただきました。


「人や状況を責めること」と
「自分を責めること」は同じなのでしょうか?


こんなふうに答えました。


まず、お伝えしたいのは、


「責めること」が、
決して悪いと言っている訳でなく、


責めることが、
自分にとって有益かどうかということです。


その観点から見ていくと、
とっても分かりやすいと思います。


まず言えるのは、
責める対象が、

自分であっても、相手であっても、

弓矢の矛先が違うだけであって、

弓矢が内側でとんがっています。


本来、
この弓矢(責める気持ち)があるかぎり、
心は穏やかでないはずです。


まずは、人を責める場合…


人を責めているかぎり、
人や状況のせいにしているかぎり、
自分の人生を見ていません。


自分の幸せを、相手に委ねてしまっています。
自分の手の中から、幸せを手放してしまっています。


例えば、
誰かにナイフで刺されたとします。
お腹から大量に血が流れています。


それなのに、
刺した相手に向かって、


「なぜ私にこんな仕打ちをしたのか?」
「おまえは悪いやつだ」
「悪魔と同じだ!」


などと、罵っているばかり。


そのうちに大量の出血で死んでしまいます。


本来このとき、自分の傷に注意を注ぐべきです。
一刻も早く止血して、生きることが第一です。


罵ったとしても、何もなりません。


私たちはこれと同じことをしているのです。


相手や状況、あるいは自分のせいにして
自分の人生、自分の幸せに意識が向いていないのです。


昨年までの私がそうでした。


人や状況のせいにしたり、
自分を責めたりして、
自分の幸せを無視していました。


さて次に、自分を責める場合…


自分を責めている限り、幸せではありません。
自分を嫌っている限り、決して幸せではありません。


自分を責めている人で、幸せな人はいません。



逆に、幸せな人は、自分のことが大好きな人です。
自分のことが大好きになれば、人のことも大好きになれます。


以下のブログ参照。
http://www.cocoroworld.com/index.php?Blog%2F2010-06-10


対象が人であろうが、自分であろうが、
責めているかぎり、

エネルギーがどんどん浪費します。


そのロスに気付いてみて下さい。


責めることで、どれだけ無駄なエネルギーを注いでいるか。


脳がその無意味さに気づいたとき、
そのパターンが壊れます。


「心の宇宙」エンジニア オーヤ


苦しむクセ、悩むクセ

苦しみたくないのに、なぜ苦しんでしまうのか?
悩みたくないのに、なぜ悩んでしまうのか?


これは、
先日のショートトークのテーマです。

スジャイさんが、
ある犬がクセを克服した面白い話をしてくれました。



彼の友人宅には、大きな犬がいます。
その犬は、何か怯えながら歩きます。


理由は、

犬が子供の頃にいた家は、
床タイルでとても滑りやすく、
最初の頃は、転んでばかりだったのです。


犬は自然と、慎重に歩くようになります。
転ばないようにビクビクしながら。


引っ越した家は、絨毯の床でした。
もうすべって転ぶことはありません。


それなのに、
怯えながら歩くクセは、同じです。


脳がそのように組み込まれてしまったのです。
脳のパターン化です。


飼い主はどうしたか?


毎日一時間、
怯えながら歩く犬を家中引っ張り回しました。


一週間ぐらい経つと、
犬は少しずつ、安心し始めます。


早く歩いても、転ばないことが、
カラダで分かってきたのです。


二週間ぐらい練習すると、もう普通に歩き始めます。
怯えるそぶりは、もうありません。



私たちも、この犬と同じです。


私たちは、
悩んだり、落ち込んだり、苦しんだりするクセになっています

葛藤するクセになっています。



その無意味さ、無駄さを、何度も認識する必要があります。


この犬のように、
ビクビク怯える必要は全くないんだと認識する必要があります。


絨毯の床の上では、
注意深くなって緊張する必要はまったくないんです。


私たちも同じです。


悩む必要もないのに、落ち込む必要もないのに、
悩み落ち込みます。


これは、子供時代に作り出された、
条件付けや刷り込みが原因になっています。


この無駄さ、無意味さに、気づきを向けることで、
この条件付けや刷り込みが解消されていきます。


「心の宇宙」エンジニア オーヤ

人生パターンを壊すワザ

先日のショートトークの内容は、


苦しんでしまうクセ
葛藤してしまうクセ


それが人生のパターンになっています。


そのパターンを壊すためにはどうしたらいいのか?


方法は二つです。


一つは、
危機的な状況です。


危機の中で、
脳がパニックを起こし、
組み替えが起こります。


そのときパターンが壊れます。


しかし、
その組み替えが必ずしも
プラスになるとは限りません。


マイナスになることもありえます。


鬱病になったり、
強烈なトラウマになったり。


ですから、ある意味危険な方法ですし、
危機なんか、あまりウェルカムではありませんよね。


もう一つは、
気づき
です。


もし、自分のパターンに気付き、
これが役に立たないと分かれば、
脳は、そのパターンをストップさせます。


大酒のみが、
お酒で、人生を台無しにしていたと気付いたとき、
大酒がストップします。


タバコで肺ガンになった場合、
その危険性に目覚め、タバコをやめます。


自分の言動によって、
人間関係を壊しているとはっきり気づいたとき、
自分の言動が変わります。


そのように、
強烈な気づきがあれば、

パターンはストップします。


自然と脳の経路が変わります。


これのほうが、安全で、効果的です。


ですから、
私たちは、気づきをお勧めしています。


現時点の私たちの気づき(awareness,attention)は

どこに向かっているのか?


責めることに向かっています。
人を責めたり、状況を責めたり。


そうしている限り、
パターンを変えられません。


注意力が、外に向かっていて、
根本原因である自分のパターンが

何も変わらないのです。


私の場合、

引きこもりが1週間ほど続いたとき、


「これでは生きているとは言えない」
「このままでは人生終わりだ!」

と、はっきり感じました。


このどん底状態で考えたことは二つ。


「生きて、何らかの行動を起こすか?」
「それとも生きるのをやめるか?」


生きることを選択しました。
そして、インド行きを決めました。


危機的状況の中で、
生きることを選択する必要性を
はっきり感じ取りました。


ある種の気づきが働いたのだと思います。

こうして今の自分がいます。


「心の宇宙」エンジニア オーヤ

自分の声を取り戻せ!

今日は、エドウィン・コパードさんの
リアル・ピープル・ミュージックパーティー
というイベントに参加しました。


この方は、アンソニー・ロビンズ氏のイベントの中でも
長年、ゲストスピーカーとして参加者を導いていた方です。


彼のメソッドの凄いのは、
本来の声を取り戻すお手伝いをする中で、
参加者一人一人が、本当の自分を取り戻していくことです。


前日のワンデーセミナーでは、各自が作詞作曲します。
そして、人前でそれを発表する訳です。


今日も、何人かの方が、私たちの前で、発表しました。


とても不思議なことなんですが、
歌が下手でも、

ハートから出る歌声は、涙をそそります。


歌う最中、
身体が自由に動いています。
中には、オリジナルのダンスをしながら歌っている人もいます。


お世辞にも上手いとは言えないダンスなのに、
私も自然と、それにつられ、踊り出しました。


歌い手と、一体になります。


この体験は、とても感動的でした。



懇親会にも参加し、
エドウィンとたくさん話をすることが出来ました。


そして、分かったのは、
私がこの15年間ずっとビジョンとして持ってきたものと
彼が目指していることがまったく一緒だったのです。


誰もが、
つながれなくて、とても寂しい想いをしています。

つながることも忘れてしまって、息苦しい人生です。


エドウィンも私も、
つながれるチャンスを作りたいのです。


その感動を分かち合いたいと思っています。


エドウィンコパードジャパン代表の賀集美和さんも、
同じでした。


そして、
この貴重なチャンスを作ってくれたのは、
20年来の友人、小倉光迦陽さんです。


「つながり」を感じた、一日でした。
そして、
とても素晴らしい出会いの一日でした。


エドウィンコパードジャパンのHP
http://www.edwincoppard.com/jp/

「心の宇宙」エンジニア オーヤ



元宇宙工学者が語る「心の宇宙」工学by CoCoRo和ぁるど-Edwin


宇宙工学の発展

私の得意な宇宙工学分野で、
日本が大きな役割を果たしています。


数日前は、小惑星探査機はやぶさが、
小惑星「イトカワ」調査ミッションを終え、地球に帰還しました。

月以外の天体から帰還できたのは、人類史上初めてです。
http://hayabusa.jaxa.jp/index.html


また、昨日のニュースで、
宇宙ヨット「イカロス」の映像が流れました。


たまたま私の大親友

東工大の松永准教授が関わっています。

太陽の光を浴びて宇宙を旅するヨットです。
宇宙工学的に見て、凄い進歩です。
http://www.jspec.jaxa.jp


このたび、
私のペンネームも
“「心の宇宙」エンジニア オーヤ”
と改めました。


私も若い頃、
東京工業大学の大学院で、宇宙工学を学び、

研究の日々を送っていました。


また、私が役員を務める実家の工場では、
最新鋭ボーイング787の製造設備を納入しています。


そんなふうに、
航空宇宙工学とは、きっても切れない関係にありそうです。


これをきっかけに、
「心の宇宙」をタイトルにして、
心のワールドを楽しく、面白く、ご紹介したいと思っています。


CoCoRoも一つの宇宙です。


一緒に宇宙探検するつもりで、
ワクワクしながら、CoCoRoを見ていきましょう。


「心の宇宙」エンジニア オーヤ