夫婦の新たな目標!養育里親のオリエンテーションに参加する
まもなく4月近所の桜が咲いている様子を見かけていないんだよね。今週末は姫路城を見学する予定でいるけど、改修工事が完了したばかりの桜の季節。かなり激混みだと友人が言っていたので、駐車場もおそらく満車だろうけど、それでもドライブがてら、ハナとテファとダンナと愛車に乗って出かけてみようと思う。日曜は神戸の友達とハーバーでランチの約束。ようやく春めいて素敵な季節なのに、前回のブログでは体調不良と夫婦危機の予感めいた内容を書いてしまった。私は更年期MAX、ダンナは仕事にやる気がない・・・そんな夫婦じゃこの先不安で仕方ない。そんな時、私からダンナにある提案をしてみた。今まで、何かをやり遂げたことを見たことのないダンナだけど、意外にも目の色が輝いたので、ビックリ!それは、養育里親制度のこと。8年前、最後のチャンスを賭けて不妊治療、それも体外受精を何度かチャレンジしてみたけれど、お金も使い果たし、受精卵が分割はするものの着床にいたらなかった。高齢からの不妊治療で通院している夫婦の数は急増している。私たち夫婦が子どもを諦めたのが6年前。その後、どんどん40代からはじめる不妊治療の専門クリニックや、全国で名高い体外受精で有名な病院なども急増し、実績を治めている。子どもを妊娠して出産したいことはとっくに諦めた。だから、不妊治療をリタイアしたと同時に、前から約束していた愛犬のハナを家族に迎え、その1年後にテファをハナの兄弟に迎えた。ハナも4月で満6歳、テファは2月で5歳になった。このコたちは本当に賢くて手が掛からない。不妊治療を始める時、仕事も辞めて、週3~5日の通院に専念したものだった。治療を止めた途端、私には何も残っていなかったのでもぬけの殻状態だった。そんなことを予想して、子どもがダメだったら、愛犬を本当の子どものように育てよう。そして、2頭をパピーの頃から育ててきた。このコたちの成長と共に、私はキャリアカウンセリングの資格を取ろうと養成スクールに通い、無事卒業。その後、試験に合格し、自宅でメールカウンセラーの研修をしながら元々書くことが好きだった私が、徐々にWEBライターとしての実績を積み重ねていった。私もダンナのことは言えない。好きなことは続くけど、途中で挫折することだってある。でも、どちらかというと、いつも目標を持っていないと生きていけないような人一倍好奇心とエネルギーだけは持っていると思っていた。でも、年齢と共に、気持ちに身体が付いてこれなくなってきた。だからと言って、このまま老後までただダラダラと過ごしていくのは人生がムダなような気がしてならないのだ。こんな話をダンナに話しても、ぜんぜん反応がなかった。ダンナは「できないものはできない・・ダメなものはダメ...」というタイプ。男として甘いんじゃない?と思ったこともあったけど、男性は女性より安定を求めるんだなとようやく理解ができるようになってきた。そんなダンナに、養育里親制度のことをネットで調べたことを話すと、目の色が輝いた!ああ、この人はやっぱり子どもが好きなんだなぁと。私だって同じ。産むことはとっくに諦めているけど、子どもを育てて、子どもと一緒に成長して行くことはできるのではないか、と。ここ1週間、夢中で里親制度のことを調べ、児童施設で生活をする児童がどんな原因で施設にいるのか・・・ほとんどが実親からの虐待でケースワーカーさんが実親と実子を引き離したほうがよいと判断し、施設で暮らす児童が多いとか。また、離婚をして母親が子どもを引き取り、働くために施設に預けられているケースも多い。その他、不倫による子ども・・・etcさまざまなケースがあるらしい。amazonで「養育里親が里子を迎えて家族になる」という体験談を綴った書籍を買った。実際に養育里親になり里子を委託した家族の体験のブログを探し、読んでいる。養育里親になるには、地域の子どもセンターでオリエンテーションを受け、養育制度の説明を受ける。そして覚悟が決まったところで、今度は基礎研修・実技・認定前研修・実技、、、と研修を受け、研修が終了したら自治体に登録認定をもらい、委託待機となる。実際に、養育里親として委託に至るまで長い道のりが掛かりそうだ。それでも、私たちは夫婦揃ってオリエンテーションを受け、研修を受ける目標を作った。良いことばかりではなく、施設で育った児童は愛着障害や試し行動をする時期があり、非行や暴力行動に走ったり、苦労をする里親さんの体験談も読んだ。今は、ただ子どもと一緒に家族になってみたいという憧れ意識が強いけれど、オリエンテーションや研修を受けながら、不安になり挫折することもあるかもしれない。養育里親は、夫婦の視線が一緒でなければならないし、どちらかが不安なら無理に委託を受けることは不可能だから。とにかく、4月に夫婦揃ってオリエンテーションを受けようと思う。私たち夫婦の成長と、恵まれない子どものために何かしらの力になりたいと願っている。