こんばんは。
雫石雪乃です。
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昨日の続きです。
1回目のセッションでお母さんとの関係まで辿り着けなかったと知ったモコちゃん。
できればお母さんとの関係の見直しまで辿り着きたいと思って2回目のセッションを申し込んでくれたのだそうです。(ちなみに3回でも4回でも何度でも受けて自分の心の中を綺麗にしていきたい✨と言ってくれました。ありがとう)
ご先祖のお墓に捨てられてしまうほど、お母さんには厳しく育てられたモコちゃん。
それでも人生の要所要所で大切なことを教えてくれ、励まし、導いてくれたお母さんのことは大好きなのだそうです。
ただ。
お母さんのことを思うと、どうしてもお母さんのようにはなりたくないという思いが出てくることもまた否定できない事実。
そこでモコちゃんに向けてこんな質問をしてみました。
「その”お母さんみたいになりたくない”っていうのは、お母さんのどんな部分が嫌で、どんな風にはなりたくないっていうことなんだろう?」
しばし考えたモコちゃんは、
「お母さんは昔の人みたいに腰が曲がっちゃってるんです。そこも嫌だし、おばさん臭くて、どんどん外に出なくなってしまってそんなところも嫌なんです」
と答えてくれました。ほうほう、それは外見や見た目を気にするということなのかな?と一瞬思いましたが、ここでさらに質問を重ねてみました。
「腰が曲がっていることの何がモコちゃんは嫌なんだろう??どうしてお母さんのそんな姿が嫌なんだと思う?」
「・・・ええと、お母さんのそういう姿を見て”弱い”って思うんです」
「それは肉体的に?精神的に?」
「肉体的にです」
「肉体的に弱いことがモコちゃんはなぜそんなに嫌なの?」
「ええと・・・私、昔から勝ち負けにものすごくこだわるところがあって、肉体的に弱いと負けちゃうって思うんです。それで、負けることは死を意味するみたいな思いもすごく強くて、なんというか、負けたら家を守れない、一族を守れない、だから強くないと!!みたいな風に思ってしまうんです」
そんな戦国風なことを考えるなんて・・・・と思いましたが、もしかして”弱いものはだめ”という思いの根源は前世?
そう思い、モコちゃんに両手を出してもらって前世をリーディングさせてもらいました。
実は前世リーディングはそれほど得意ではないので、普段はあまりしません。
ですが、今回に限ってなぜしたかといえば、モコちゃんの前世の方が
「わらわを癒してたも〜!!まだ辛いのじゃ〜!!」
と訴えかけて来ているようで、私の中にどんと入ってきて
全身の毛が総立ちになり、鳥肌がゾクゾクと止まらなかったからです
わらわ、アピールしすぎ!笑
モコちゃんの前世リーディングにより見えてきたものは、それほど大きくはないお城の天守閣で一人佇む女性(年齢はよくわかりませんでしたが、その城主の奥方という雰囲気の方でした)
今にも敵軍に攻め入られ落城ももう時間の問題という場面で、その奥方は
「悔しいのう。悔しいのぅ。わらわが男であれば戦場にも行って、皆のものと共に戦えたものを。わらわは何の役にも立てない。わらわは弱い。なぜわらわはおなごに生まれたのか。男に生まれていればこの家のことも一族のことも守れたものを。無念じゃ。無念じゃ〜!!」
そう思いながら自害したようでした。
そのことをモコちゃんに伝えると、
「そういえば、子供の頃からなんでか分からないけれど、”男の子に生まれればよかったのに!!”ってすごく思っていました」
ああ、やはり。こういう形で前世での思いというものは人の中に残るものなのですね。
そこでモコちゃんには、前世で悔しい思いをしたその女性に、”女でもなんでも出来るよ!悔しくないよ!”ということを教えて、癒してあげるように提案しました。
すると、モコちゃんがまた驚きの発言をしました。
「私、ずっと憧れてた女の人がいるんですよ。ほら、あのヨーロッパで軍を率いて戦った女の人がいるじゃないですか!!ええと、なんだっけ?」
「ジャンヌ・ダルク?」
「そうそう!!ジャンヌ・ダルク。あの人みたいに先頭に立って戦う強い女性にすごく惹かれるんです」
「なるほどね。女性でも闘いたい。戦場に行って自分も活躍したいと思っていた思いがそういう形で現れていたんだね。すごい〜!!
じゃあ、過去生の自分を癒すために、モコちゃんには過去生の癒しの作業に入ってもらうよ。
目を閉じて、お城の中で悔しがっている過去の自分を想像してみて。その女性に甲冑を着せて、戦に行かせてあげてください。女の人でも戦えるし、外に出てもいいんだということをちゃんと教えてあげて」
そこまで伝えると、モコちゃんは想像を膨らませながら深いトランス状態に入っていきました。
何分ぐらいそうしていたことか。
しばらくして
「今、どんな感じ?」
と伺うように尋ねてみると、ゆっくりと目を開け、
「今、ちょうど戦いに勝利して、一緒に戦ってくれた人たちに一人一人に”ありがとう、ありがとう”とねぎらいの言葉をかけていたところでした」
「今の気分は?」
「すごく希望に溢れています。前回のセッションが終わった後もそうでしたが、今回はまた別の形の希望が溢れてきています。女でも何をしてもいい。外にどんどん出て行ってもいいんだ。自由に何をしてもいいんだ。そういう風に物凄く思えています。嬉しくてたまらないです」
モコちゃんが外に出ようとしない、弱いお母さんを見て苛立ちを感じていたのは、そこに過去世の自分を重ね合わせて、消化しきれていなかった悔しさが湧き上がってきていたせいかも知れません。
その悔しさ、負けることはダメなこと、そういう思いがなくなってモコちゃんはさらに表情が明るくなり、彼女の中が希望で溢れていることは容易にみて取ることが出来ました。
そして全てが終わった後、
「こんなにも全てが繋がっているなんて本当に驚きです。自分がお母さんのことを弱いとか弱いことはダメだと思っていたこととか、そういうことに気づけたことが自分の中ですごく大きくて、本当によかったと思います✨」
ニコニコしながらモコちゃんはそう伝えてくれました。
何をするにもスルッと諦め、人が怖くて堪らなかったモコちゃん。
お母さんが好きなのにお母さんのようにはなりたくないと思っていたモコちゃん。
そのモコちゃんが、恐怖や苦しみ、怒り、諦め、悔しさ、そういうものを全部取り除いたら、中から出てきたのはこんこんと湧き上がる、大きな、大きな希望でした。
不安や恐怖、怒りなどのネガティブな感情は、このようにして希望や愛、楽しさや喜びなどのポジティブな感情にガッチリと蓋をしてしまいます。
今の自分、過去世の自分、未来世の自分。そしてご先祖さまの想いなど、一つでも多くの傷を癒してあげてください。
癒やせば癒すほど、心の中から本当の喜びだったり、真実の愛だったりがこんこんと溢れ出てくるようになります。自分のことだけでなく、他人のことも本気で考えてあげられるようになります。
怒りや悔しさ、嫉妬などが沸き上がるたびに自分自身の傷を癒してあげてくださいね。
モコちゃん、今回も来てくれて本当にありがとう!
モコちゃんのこれからに抱え切れないほどたくさんの幸あれ💕
過去世の癒しが気になる人にはこちらの本がおすすめ✨
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