◆挨拶ができない人は悪い人？

こんばんは。

雫石雪乃です。

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本当に人に気持ちよく喋らせることが私の才能なんだなぁ・・・と、最近つくづく思います。

昨日の美容師さんは

「いつ手が動き始めるの？？」

と思うぐらい、ずっと手を止めてしゃべっていましたし、

今日、スーパーで偶然会ったママ友は

「ごめんね！なんかすごく喋りたくて止まらない」

と言いながら、ひたすら喋り続けておりました。笑

（聞き上手なのではなく、あくまでも気持ちよく喋らせるだけです。だってほぼほぼ聞いてないから！そこは同じようで大きな違い。何か相手に喋らせるような妖怪がついているのかも！？）

先日、何かの話の流れから

「D君のおうちのママは、D君のお父さんが朝ごはんや昼ごはんをどうしているのか知らないらしいよ」

という話をしたら、ぷっぷちゃん（中２次男）がすごく驚いた顔をして

「え！？それじゃあ、家族の会話はどうするぷぅか！？」

と聞いてきました。

その様子をみて、”そうか、そうか。この子にとっては家族との会話がすごーく大事なんだな。だからこの子は家にいる間、ずーっとしゃべっているんだな”と合点がいきました。

うるさくて逃げ出したくなることもあるけれどしょうがない。

この子にとってそれほど大事なことなら付き合ってやりましょう。

さて、家族の会話といえば。

もう何年も前に、

「仲のいい家族の作り方がわからない」

というご相談でやってきた方がいました。

ご夫婦に小さなお子さんが一人。

夫婦の会話はほとんどなく、お金さえあればそれでいいと思ってしまうそうです。

そんな彼女。

どんな家で育ったのかといえば、やはりお父さんとお母さんが会話を交わさない家で育ったそうで

「ドラマとかで家族の間で”おかえり”とか”いただきます”とか”ありがとう”とか言ってるじゃないですか？あれって、ドラマの世界だけの話で実際の家庭ではああいう挨拶も会話もされていないものだと思っていました」

とおっしゃっていました。

このような例もありますから、もし皆さんの会社とかにも挨拶ができない人がいたら、

「コンニャロー！挨拶もできないのか！！」

と思うのではなくて、

「挨拶はドラマの中の話だと思っているのかも？？」

と思ってみるのもいいかもしれません。

それと、以前何かの記事で読んだのですが、

「会社の部下が謝れなくて困っている。どんなに自分が悪くても絶対に謝らずに取引先などを怒られせてしまう。話を聞くと、どうやらその部下は発達障害のようで、”自分にとって謝るということは、土下座をしてなんでも相手の言うことを聞かなければいけないことです。だから、謝るのは絶対に嫌です”と言われてしまいました」

というような内容のことが書かれてしました。

これだけ読むと、発達障害の人は謝るということに対してこのような認識を持っているから一緒に働くのはすごく厄介だ、という風に思ってしまう人がいると思います。

でも、私はそうじゃないと思うんですね。

おそらくこの部下は発達障害だから謝れないのではなく、それまでの人生において発達障害だから、人と同じことをすることが難しくて、怒られたり、馬鹿にされたりする機会がものすごく多かったんだと思います。

そうして何かができてなくて怒られた時に、親になのか学校の先生になのか、はたまたお友達になのかは分かりませんが、そういう周りの人に

「悪いと思っているんだったら土下座しろ！！」

とか

「お前が悪いんだからなんでも言うことを聞けよ」

と言われた経験がすごくたくさんあったのだと思うのです。

だからこの人の中で

謝ると言うことは、土下座すること。

相手の言いなりになること。