こんばんは。
雫石雪乃です。
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夢の中にかねちが出てきて、なぜか
「かねちの本を読まねば!!」
と思って、電子書籍で購入して読みました。
たぶん、私小説。
ほぼほぼノンフィクションなのでしょう。
ハンマーで殴られたような軽い脳震盪状態です。
子供の頃のことから、未成年売春斡旋の罪で拘置所に入れられていたことまで包み隠さずに書かれています。
もし、自分の子供の同級生にこんな子がいたら。
たぶん、嫌だと思っていただろうな・・・と思う。
そして、その嫌だと思っていた子がいつの間にかテレビに出て人気者になっていたら、苦々しい気持ちで見るかもしれない。
けど。
大樹少年に似た子がうちの長男君(中3@不登校)の同級生にもいたから、あの子もいつかかねちのように大事なことに気づいてくれたらいいな・・・とも思います。
その少年T君は小学校入学当時からとにかく問題児でした。
お友達を見れば、すぐに暴力。
同級生だけでなく、年上でも年下でも関係なく暴力。
先生にも暴力。
暴れて学校の校舎も破壊しまくり、授業はまともに受けずに廊下に寝転がったり、あちこち徘徊しているので、いつも補助の先生が捕まえて図書コーナーに連れて行ったり、寝転んだまま放置されたりしていました。
長男君はその子とは同じクラスにはなったことがなかったので、直接暴力を振われることはなく、廊下を歩いていて(その子から見て)邪魔な位置にいれば突き飛ばされるぐらいで済んでいましたが、それどころではない被害にあった子は大勢います。
けれども、あるきっかけで私はその子を見る目が変わりました。
それは、小学校1年生の冬のこと。
授業参観も終わり、ほとんどの親御さんが子供たちと下校した後、その子とその子のお父さんが後者の影で何やら話している声が聞こえました。
「T、今日は何人締めた!?そうか今日はそんなにやったかえらいぞ」
この会話を聞いてなるほど、と。
T君は理由もなく同級生に暴力を振るっていたわけではなく、お父さんに
「やられる前にやれ。一人でも多くとっちめろ」
と毎日言いつけられていたのです。
だから、お父さんに気に入られたくて、褒められたくて、T君は毎日一生懸命にお友達に暴力を振るっていた。そういうことをしているから、お友達にも先生もそして他のお友達にも嫌われて、でも、お父さんに言われた通りにいい子にしているのになぜ?という理不尽さが拭えなくて、日に日に怒りが募り学年が上がるほどに暴力が増して行ったのです。
大樹少年も殴られて育つことで、暴力は正義だと思い込み、なぜこんなにも正しいことをしている自分が惨めな気持ちになるのか分からなかった。
こんなにも可哀想で惨めな自分は、暴力を振るっても許されるんだ。正義をしているんだ。と思っていた。
でも、そうではないと気づいた彼はどんどん変わって行ったのです。
自分は可哀想だから、どんなにダメでもしょうがないんだ。
どんなことをしたって、何もしなくたって許されるべきなんだ。
そう思って全てを諦めている人たちに読んでいただきたいな、と思った一冊です。
秋の夜長にどうぞ。
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