◆笑って許してしまえば良いではないの

こんばんは。

雫石雪乃です。

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初めての方はこちらからお読み下さい。

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ちょっと前に、子供を虐待死させた父親がその前にネットで「子供を殴るのをやめられない」と言うキーワードで何度も検索していたと言う記事を読みました。

やめたかったんですよね。

どうすればやめられるのか知りたかった。

でも明確な答えを見つけることができず、自分の中の怒りを止めることがどうしてもできなくて本人も辛かったんだろうなぁと思います。

それぐらい我慢できるだろう、って言う人もいるでしょう。

でも、出来ないんですよ。

それは本人にしか分からない。

私も子供が転んだ時、

「大丈夫？」

って言えば良いだけの話なのに、それが出来なくて、どうしても不注意で転んだ子供を叱りたくてしょうがなくて、自分の怒りをコントロール出来なかったのですごくよく分かるのです。

私が持っていた怒りよりも大きなものを、抱えていたのでしょうね。きっと。

私はその怒りをコントロールするために感情解放というものを手に入れましたが、それを手に入れることが出来ずに自分の暴力的な心に苦しんでいる人はたくさんいるのだと思います。

今、マスクやトイレットペーパーを買い占めている人たちを怒っている人たちがいます。

それらをたくさん買っておかないと不安でたまらない人たちもいます。

そのどちらの人たちも、この子供を殴ることをやめられなかった父親とさほどかわりがないと私は思っています。

みんな不安。

みんな心配。

その心配を抑えきれない人たち。

私も感染したらどうしようと心配でたまらない、その心配を抑えられない。

その心配を抑えられない人に対して「なんで他の人のことを考えないんだ」という怒りを抑えられない。

要するに、感情をコントロールできないということが問題なのだと思います。

抑えられないことが悪いということじゃないんですよ。

抑えられないと辛いですよね。

自分が苦しいですよね。

抑えようとするから苦しくなる。

抑えようとするから辛くなる。

対象が違うだけで、どんな人でも抑えられない衝動というものを持っているのだと思います。

どうしても食べたい衝動。

他の子に好きな人を取られそうだと焦る気持ち。

怒られないようになんとか言い訳をいっぱいしないとという気持ち。

何を恐れるかでその衝動が違うだけで、誰もが不安を抱えています。

「マスクなんて買えなくたって良いわよ、別に」

と思っている人が、自分の彼氏を取られそうになったら死に物狂いになってなりふり構わずいろんなことをしてしまうかもしれません。

でも、マスクに死に物狂いになる人は、自分の彼氏が誰かに取られそうになっても

「あの子と一緒にいる方が彼が幸せなら」

と好きな人の幸せを願ってあっさり手を引くかもしれません。

要するに言いたいのは、どうするが正しいとか間違っているとかではなく、

誰のしていることが良いとか悪いとかでもなく、

自分も責めず、他人も責めず、

今日を何事もなく過ごせていることに感謝しましょうよ。

ってこと。

誰かを悪者にしようとする嫌な奴の自分を認めて、

怒りや心配を手放したら、

まあ、いっか。

みんな心配なだけなんだものね。

というあったかい気持ちになれますよ。

でも、本当は心配しなくても大丈夫なんですけどね

大丈夫、大丈夫。

みんな大丈夫よ

さっき、Aさんがこんなメッセージを送ってくれました。

ありがとう✨

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雪乃さんご無沙汰しております。
ブログ、いつも楽しみにしています
トイレットペーパー、ラス3、大丈夫ですか？
うちも、うかうかしてたら買えずラス10くらいです早く店舗にトイレットペーパー🧻が並んでくれる事を祈るばかりです

昨日、コロナウイルスで休校になった、ミラノの学校の校長先生が、生徒に宛てた手紙と言うのを知りました。
とても感動しました✨✨
雪乃さんのブログを読んで、この校長先生のお手紙を読んで、なんかコロナもかかる時はかかるし、マスクもいらんわい！って気持ちになりましたぁ
感情解放した訳じゃないけどら雪乃さんのブログは、なんか笑かしてくれたりするので不安が無くなりますね
いつもありがとうございます
そのミラノの校長先生のお手紙のお話、雪乃さんも見ましたか？？
ご紹介しますね

以下、全文(私が見たニュースより)

ヴォルタ高校の皆さんへ〜

”ドイツのアラマン族がミラノに持ち込む可能性があると健康省が恐れていたペスト。それは、実際に持ち込まれ、イタリア中に蔓延し、人々を死に至らしめた…”

これは、1630年にミラノを襲ったペストの流行について書かれた”許嫁”の有名な第31章です。見事な先見性と良質な文章。ここ数日の混乱の中に置かれた君たちに、よく読んでみることをお勧めします。ここに全てが書かれています。

外国人を危険と見なし、当局間は激しい衝突。最初の感染者をヒステリックなまでに捜索し、専門家を軽視し、感染させた疑いのある者を狩り、デマに翻弄され、愚かな治療を試し、必需品を買い漁り、そして医療危機。

君たちもよく知っている通りの名前がいくつも登場するこの章は、マンゾーニの小説というより、まるで今日の新聞を読んでいるかのようです。

（中略）

この機会を利用して散歩をしたり、良質な本を読んでください。体調に不備がなければ家にこもっている理由はありませんが、スーパーや薬局に殺到しマスクを探しに行く理由もありません。マスクは病気の人に必要なものです。

感染の広がりが速いのは、発展した文明の結果です。それを止める壁がないことは、数世紀前も同様で、ただその速度が遅かっただけです。このような危機における最大のリスクについては、マンゾーニ、そしてボッカッチョが、私たちに教えてくれています。

それは、人間が作る社会が毒され、市民生活が荒れること。目に見えない敵に脅かされた時、人間の本能は、あたかもそこらじゅうに敵がいるかのように感じさせ、私たちと同じ人々までもを脅威とみなしてしまう危険があります。

14世紀と17世紀のペスト流行時とは異なり、現代の私たちには確実で進歩し続ける医学があります。社会と人間性、私たちの最も貴重な資産であるこれらを守るために、文明的で合理的な思考をしましょう。もしそれができなければ、”ペスト”が勝利してしまうかもしれません。

では、学校で君たちを待っています。」（全文の翻訳はこちら）

マスクは病気の人のために取っておいてあげる。。
そうだなぁと思いました。
私もバカみたいに探し回って
自分がうつらないように、も、そうだけど、人にもうつさないように。エチケットではありますが

雪乃さんのブログをよんで、次男くんのお話で笑って、
コロナへの免疫力がアップしそうです
これからも楽しみにしています
長々と申し訳ありませんでした。
それでは