リーディングカウンセラーの雫石雪乃です。
5匹いた私の可愛い「めだちゃん」が、出産で疲れ果ててしまったのか、はたまた私の飼い方がまずかったのか、4匹になってしまいました💦
残りの1匹もものすごく弱っていたので、
「この子だけでも助けたいよ〜」
とオロオロしていたら、小学校2年生と3年生の息子2人に
「水槽にメダカ用のお塩を入れてあげれば良いんだよ!
卵は親に食べられちゃうから、ちがう水槽に入れて!」
とアドバイスされ、その通りにしたら残りの1匹は見違えるほど元気になり、卵も無事に孵って元気に水槽の中で泳いでいます。
ついこの間まで赤ちゃんだと思ってた子どもたちに、こうやって何かを教わる日が来るとは思ってもみませんでした。
老いては子に従えとはこういうことを言うんデスネ(たぶん違います!)
そんな子どもたちと私の関係を大変仲良しだと思われている方も多いようですが、この間、私はプチ家出をしました(笑)
ある日のこと。
きっかけは何か忘れたけれど、久しぶりに次男くんのランドセルの中を見たら、大量のやってない宿題(もちろん先生にも提出していない)が出てきました。
それで、あくまでも口調は柔らかく、
「どうしてやってないの?先生に出さなくても怒られないの?」
と聞いたら、次男くんはダンマリ。
さらに質問を重ねてみても、ますますダンマリでなんにも教えてくれません。
終いには私を睨みつけて、
「そういう風に言われるのがイヤなんだよ!もう出てけ!!」
と言われ、私もそれほど大人ではないので、
「はぁん??ああ、そうかよ!!ただ聞いただけなのに、そんな風に言われるなら出てくよ💢」
と怒り狂って長男君を連れて家を飛び出しました。
飛び出したところで、遠くへ行く氣ももちろんなし。
長男君と近所のパンケーキ屋さんに入り、クールダウンをします。
そして、長男君に質問
「ねえねえ。次男くんはどうして宿題しないであんなに溜め込んでたんだと思う?」
「うーん。もし僕が次男くんだったら、たぶん分からなくて出来なくてやらないうちにああいう風にいっぱいになっちゃうと思う」
「そっかぁ・・・次男くんは分からなくて出来ないからああなっちゃったのかもしれないんだね?そしたら、どうしたらいいと思う?」
「僕はさ、もし分からないんだったら、先生の教えてもらうか、チャレンジ(教材)をやるとかそういうのがいいと思うよ。次男くんにそういう提案をしてみたらどうかな?」
「なるほどね。そういうので出来るようになったら宿題もちゃんとやるようになるんだね?」
「うん。きっとそう思うよ。だから、おうちに帰って次男くんにこのことを相談しよう」
「うん。そうしよう」
そう言って、2人で家に帰りました。
自宅に戻って確認すると、やっぱり長男君の言っていた通り、授業について行けていないらしく、そのことが苦しかったようで堰を切ったように泣き始めた次男くん。
出来なくて開き直ってやらなかったのではなく、
出来ないけど出来るようになりたくて、
でもどうしたらいいのか分からず誰にも相談出来なくて困っているところに私の質問攻め。
そりゃあ、苦しくなって「出て行け!」とも言いたくなるでしょう。
次男くんと話し合って、2学期からは週に一度だけイケメンの家庭教師のお兄さんに来てもらうことになりました。
ちなみにイケメンは私の希望ではなく、子どもたちの希望デス。本当に。
さて。
私のプチ家出事件はこのように解決しましたが、解決の要因はなんだったかというと「話し合ったこと」ではないかと私は思っています。
セッションにいらっしゃる方は色々なお悩みを抱えてきますが、人間関係の問題を抱えている人の多くに共通しているのは話し合う力がないことだと私は思っています。
自分のことを理解してもらうことや、怒られないように(自分のせいにされないように)話を持って行くことに必死で相手の話を聞いていないから、会話が成立しないのです。
ココロプロジェクト継続中のKさんも1回目のセッションはまさにそんな感じでした(1回目のセッションの様子『”わたしのことをもっと理解して欲しい”が生む苦しみ』)
私がする質問に対する答えがすべて
雪乃さんに正しいと言ってもらうため、
雪乃さんに好かれるため
の答えであって、彼女自身の意見ではなかったのです。
どういったら雪乃さんに褒めてもらえるのか、
どういったら雪乃さんに「良い人だわ」って思ってもらえるのか、
そればかりに氣を取られているから、考え方がすべて「他人軸」になってしまっていました。
そうやって多くの人が「自分を生きる」ことを忘れてしまっているのです。
ですから、彼女には
「私に好かれるための答えではなく、Kさん自身の本当の気持ちを教えて下さい」
とメールしました。
それからしばらくして2度目のセッション(セッションの様子『米がもらえなくなるから不幸でいないとヤバい』)
この時になってようやく彼女は私に理解してもらうおうとする気持ちを手放しました。
すると、面白いぐらいに会話が成立し、彼女自身の理解も深まりました。
以下、Kさんからいただいたメッセージ。
雪乃さんへ
こんにちは!
先日は、どうもありがとうございました。
2回目のカウンセリングから逃げていたのに、気持ちの変化に驚いています。
ブログで記事にしていただき、それがきっかけになりスイッチが入りました!
雪乃さんから、本来の自分に還るヒントをいただき「もしかしたら、こういうことか」という腑に落ちた感覚は、そうか そうだったのか、 とほっとするような感覚です。
自分の正しさを押し付けない、について。
正しさを主張することは、その時は一時的にスッキリしても、なにも解決しないのです。むしろ何故か心には、モヤモヤが残ります。正しさを主張したはずが。
モヤモヤが残る時点で、その対応は正しくなかったんです。
正しいか正しくないかではなく、お互いにとって何がベターなのか。
自分の事しか頭にないと、『私は、正しい!』と主張しがちです。物事を俯瞰することができるようになれば、感情にまかせて『私は、正しい!』アピールをしなくなるのかな。日々実践ですね。
一つ一つ自分に還るための気づきは、晒されると恥ずかしいし、耳が痛いことが多々あります。
先月までは、気づきたくなかった(認めたくなかった)気持ちが強く、私は何故ここに泣きにきてるんだろう。何よりまず、私の正しさを早く伝えなきゃと、だって私悪くないから、間違ってないから…と。はやく相手にそれを分かってもらわなきゃ!とそればかりグルグル回っていました。結局、自分を守ろうと必死でした。
それから、《The劇団不幸》所属だった私は、脚本家兼役者として引退してきました(笑)母に宣言しました。
物心ついたときから、劇団に所属していたため、だんだん現実と演技の境がわからなくなり、あやうく本当の不幸になるところでした。
雪乃さんのプロジェクト2日後に母に用事があり、会ったとき、色んな気づきを得意気に(^-^)/報告しました。
母に「表情や顔つきが違う。顔色もいい!こんなに短期間によく色々気づけたね」と言われました。
「物心両面の心配いらないから、お母さんの心配リストから、私の名前は削除してね」といいました。
米欲しさだけでなく、母に心配してほしくて、私の味方でいてほしかった。幼少期、父に「父が正しい」と怒鳴られてコントロールされた体験が元になり、父から自分を守って欲しくて、母の気を引こうとしていたのですね。
こんな感情があったなんて、おどろいています。
生活苦エピソードをいくつも演じなくたって、大富豪ではないけど、いま生活苦でなく、生きていける事に感謝しないといけませんね。
嘘から でた まこと。
生活苦演じて、生活苦引き寄せたらバカらしい(|| ゜Д゜)演技は必要ないんです。
ところが最近、主人が通勤定期券の更新を1ヶ月勘違いしていて、5000円自腹になってしまいました。幸いにも、定期券切れて1週間して運良く気が付き5000円で済んだのです。
もし私が劇団を退団していなかったらと思うとゾッとします( ´△`)所属歴が長期に渡っていた為、退団後にウッカリ不幸劇団のなごりでこんな事が起きました。
今回の出来事、主人は落ち込んでいましたが、私はむしろ1週間経過で気が付きラッキーだと思ったし、もう演技を止めた私だからこの先、このような不慮の自腹事件は無いと確信しているので、全く心配していません。
演技してるとき、じつは心苦しかったんです。そして、演技のあとにお米もらうと嬉しい以上にに心苦しかったんです。後ろめたかったんです。でも、その感情、気づかないフリをしていました。いま初めて話します。
ということは、苦しいならやめればいい。その演技は間違ってる。と気づきました。
6月27日「ちゃんと自分の事はなしてますか?」の記事について。
先日のココロプロジェクトで「今週土曜日みかんこさんのお茶会なんです。でも初対面かつ大勢で話すのが
苦手」というような話をしたら、雪乃さんは「お茶会のまえに、みかんこさんに伝えた方がいいよ」とアドバイスをくださいました。
帰り道の電車で、 みかんこさんへ初対面かつ大勢で話すのは苦手なので、みなさんの話を聞いて楽しみたい、のようなメールをしました。
結果的に、諸事情により、マンツーマンお茶会となりました。
素直に伝えることで、自分を知ってもらえるし、自分にとっても心地よい環境に身を置けるのですね。
他にも気づいたことがあります。自分にとって、そうであって欲しい答えの確認を、相手に求める癖がありました。例えば独身の恋愛中でいうと「私の事好き?」の確認のように。
誰かに自分の求める答えを言って貰うことは、何の意味もないんだと気が付いたんです。
私自身がそう感じたら、それが答え。だから、相手に私が求める答えを言って貰うこと自体無意味なんです。
今年に入り、雪乃さんとお話したい!お会いしたい!自分を変えたい!という気持ちが勝り、迷わず申し込みしたことは、誰かに参加を決めて貰った訳ではありません。私の心がワクワクときめく選択をした結果、雪乃さんに出会えました。誰かにしてもらった選択や答えではなく、自分の選択だからこそ良い未来を選びとれるんだと気が付きました。
相田みつをの《幸せはいつも自分の心がきめる》という言葉、ご存知ですか?
学生のころ初めて目にした言葉ですが、今になり腑に落ちるようになりました。
初回の話に戻りますが、雪乃さんに好かれたいからと、こんなに欠点に気づいた私は、素直でいい子でしょアピールメールをして腑に落ちていない事まで羅列していました。
例え、雪乃さんがどうであれ、私が雪乃さんを好きかどうか。私が雪乃さんを好きなら、雪乃さんが私の事をどう
思っていようが、それ自体問題でない。自分の取り繕わない気持ちを大切にする。
さらに、《雪乃さんに好かれるにはどうしたらいいかプロジェクト》ではなく、《私自身のココロプロジェクト》。それすら忘れていました。
相手に好かれようとすると、ブログにあるように、好かれるための嘘をついたり、自分を取り繕ったりして
心が疲れるんですね。
ほかに、ふと気がついたこと。わたしは気遣いができていると思っていたのですが、じつは、気の遣い方を間違っていたのだとわかりました。
私の気遣いは、相手の為を思っての気遣いではなく、自分がどう思われるかを気にしての言動が多々あったように思います。
結局、この偽装気遣いも、
他人に気遣いが出来る人と思われたい、つまり、良く思われたい➡良く思われないと不安➡何故不安に➡自分の今までしてきた事が間違ってた事になってしまうという不安。なのだと思いました。
最近、ときめきのこんまりさん断捨離を始めました。数年前1度やったのですが、挫折し中途半端になっていました。
以前は、ときめいたはずの手元に残した物が、いま改めて向き合うと、ときめかない物がどんどん増えているんです。以前の自分自身とは変わったんだと思っています。
断捨離始めたばかりですが、なんと大好きなチョコレートを以前ほど欲しなくなりました。ビックリ!本当にチョコレート大好きなのに…。
もちろん今でも食べますが、チョコレート欲がなくなったのです。
そしていま自分に還りつつあるなかで、幼稚園の役員をしているママたちとの関係が、以前とは違う心地よさが生まれています。過ごした時間の長さに比例したたとは思えません。若干はあるかもしれないですが。
色々な気づきを通して、人間関係において相手と隔てていた壁がなくなり、私自身に良い意味で高校生の頃のような自分らしさを出して接する事が徐々に出来るようになってきたのかなと感じています。自分らしさを出しているから、苦しくない、心地よい。
何日もかけて、気づきをまとめました。あれこれ話がまとまらず読みにくいかと思われますが、今回は全て出しきりました。
次回楽しみにしています。
長くなってしまったので、このメッセージの解説はまた次回。
みなさんは、自分の意見をただひたすら押し付けるのではなく、ちゃんと「話し合い」が出来ていますか?
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