私は幸せになる訳にはいかない

いま、いつものドトールで、隣に座っている３０代前半とおぼしき女性がいかに自分の人生が波瀾万丈であったかを熱く語っているのを、聞かされている女性はどんな気持ちで聞いているのだろうと思いを巡らせているリーディングカウンセラーの雫石雪乃です。

語っている方の女性はどうしても

あなたは不幸でとっても大変認定✨

が欲しいらしく、殴られても殴られても立ち上がるボクサーのごとく、慰められても慰められても、次々と次の一手を出してきます。

面白いなー。
どうしても不幸な自分でいたいんだな～。

変態だな～ヾ(＠°▽°＠)ﾉ

誰よりも大変だという、いらん誇りとプライド。
これって、簡単に捨てられるようでそう簡単には捨てられません。

「私のことを不幸で大変な子だって認めなさいよ！」

って・・・。
認めてもらってどうするの？
あなたが欲しいのはそんな特別感？

本日、午前中のクライアントさんがまさにそれ。

子供の頃、言いたいことも言えず、やりたいことも出来ず、すべてを否定され続けて来た彼女の今の望みはとにかく、毎日恐怖や不安を感じずにただただ「ウフフ♡」と笑って過ごすこと。

あまりにも不安や恐怖が多いから、これまでもヒプノセラピーやカウンセリングをいくつか受けたのだそうです。それでも今なお消えない、人や世間に対する恐怖。

今、彼女が不安や恐怖を手放し、毎日「私、幸せなの。ウフフ♡」と笑って過ごせないのは、

「なんの苦労もなくていいわね」

って思われたくないから。
他人にそう思われたくないから、

「私はとっても苦労して、辛い人生なんです」

ってことがちゃんと周りの人に伝わるように、心からウフフ♡笑うわけにはいかないし、なんの悩みもなさそうに幸せそうにしている訳にはいかないのです。

だから、彼女は正確には「望む幸せを手に入れられない」のではなく「望む幸せを手に入れるわけにはいかない」だけ。

幸せになることに、思いっきり抵抗しているのです。

他人からみて幸せに見える訳にはいかないから、
苦しみ、人生に絶望する自分を続ける。

不幸なんてただの他人に対するポーズやアピールでしかないのです。
誰かに対して謝ってもらうためであったり、反省しているフリを見せるためだったり。

こんなことでも、他人にどう思われるかを気にし、他人に自分の人生を奪われているんですよね。

他人から見てどうみえるかより、
自分が毎日幸せを感じて生きることの方が大切。

あなたの人生を他人に奪われないように気をつけて！！

まずは幸せになることへの抵抗を手放しましょう。
そうしたら、心からウフフ♡と笑って過ごせるようになりますよ。