嫌われても死なない

先日のカウンセリングにて、クライアントさんが

「両親に認められたい、愛されたいという気持ちを捨てることが出来ません。だって、本当に愛されたいんだもの・・・」

と涙ながらに語るので、

「じゃあ、愛ってどこにあるものだと思いますか？」

と聞いたら、

「え・・・その辺にあって、それをもらいながら生きているんじゃないんですか？」

と彼女は答えました。
さて、皆さんは愛ってどこにあると思いますか？

それを持っている人と持っていない人がいて、与え役と与えられ役に分かれていると思いますか？

もしそうだとすれば、両親のどちらも与えられ役であって、与えることが出来ない人だと、その子どもは一生愛を与えてもらうことが出来ません。

「愛」というのは、一人一人の中にちゃんとあるものです。
ですから、自分以外の誰かからもらう必要など本当はないのです。

もし、もらったと感じたことがあるのだとすれば、それは相手からの愛を受け取ったのではなく、相手からの愛に自分の愛が共鳴して動き始めたのを感じたというのが本当のところです。

「私も他人から愛情をもらいたいと思うのではなく、自分の中の愛情を感じられるようになりたいです！！」

という彼女に、自分の愛情のありか、その感じ方を教えてあげると、すぐに彼女はそれを見つけることができました。
とてもとても簡単なことなのです。

それなのに、多くの人がそれを見えないもの、感じられないものとしているので、その在処が分からないだけ。

誰かに愛されようとしなくても、誰かの愛よりも大きく包んでくれる愛が自分の中にある。そのことに早く気づいて下さいね。

さてさて。
先日、クライアントのヒサヨさんと寝る前にチャットをしました。
その時の内容がこちら

『満たされている理由』/ Hisayo's style

ヒサヨさんがその時のチャットの内容の中でも、自分の心に引っかかった言葉を付箋にしていつも見えるところに貼ってくれているのですが、このリストをみてビックリ。

・「私も素晴らしい」「私よりこの人の方が素晴らしいをやめる」
・自分に還る
・徹底的に嘘をやめる
・何者かにならなくていい　私以外私じゃないの♪
・好きなコト・楽しいと思うことに出来るだけ時間を割く
・嫌われても死なない
・自分の住む世界を「好き」にする

まさか、私の言った言葉の中から、

嫌われても死なない

を取り上げるとは思ってもみませんでした（笑）

ごめん、これ、本当にみんなそう思いながら生きているのだと思っていました。
だから、たいした言葉ではない・・と。

女の子であればよくある話だとは思いますが、私もご多分に漏れず、小学生、中学生時代に意味もなく、嫌われたり、無視されたり、からかわれたりということがよくありました。

これって辛いですよね。

でも、そうされるたびに私は思ったのです。

「意味もなく（もしくはしょうもない理由で）人をいじめたり、からかったりするような子に私は好かれたくないし、そういうことをしない私の方が素晴らしい。

だから、誰も私と話をしてくれなくても堂々としていよう。
別に悪いことをした訳ではないんだし。

どうせ、
嫌われたって死なないし」

嫌なヤツに好かれるために、自分を殺して生きる必要などなくないですか？

私もたくさん嫌われたのかもしれませんが（自覚症状ほとんどなし）、４０のババアになってもこうやってふてぶてしく生きています。

あんなことをしたら嫌われるかも、
こんなことを言ったら嫌われるかも・・・

と思うのであれば、

あんなことをしたぐらいで嫌いになる人と仲良くしたいか、
こんなことを言ったぐらいで嫌う人とお付き合いを続けたいか、

よく考えてみてください。

あんなことをしても、こんなことを言っても嫌いにならない人とだけつき合えば良くはないですか？

人に愛されたければ、まずは徹底的に嫌われることです。
愛してくれる人と、嫌う人を混合してはいけません。
自分を嫌う人の世界も尊重してあげること。

そうして徹底的に嘘をやめて自分に還ることです。

本当の私だけを見てくれる人、本当の私だけを好きになってくれる人を自分の世界に配置して行くのです。

自分の世界を「好き」で一杯にして行くのですよ。

自分の住む世界は自分の手で幸せに。