伊藤三巳華さんの『スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅1 (HONKOWAコミックス)』
もうこのブログでも何度も取り上げるので、すでに読んだ方もいらっしゃるかもしれませんね。
霊感の強い人がパワースポットと呼ばれる場所や神社に行ったら何が見えるのか!?
予備知識を入れずに体当たりで様々な場所へ行き、その場所に住み着く見えない人、時に神様たちと対話したり、怒られたりする(笑)漫画です。
私自身、この漫画から気付かされたこと、自分の中で曖昧だった点がまた別の点と繋がったものがたくさんあります。
そして、私がこの漫画に共感出来る一番のポイントは、この作者の伊藤さんはかなり色々な物が見えているように思えるのですが、それでもやはり彼女も私と同じように
自分の妄想かもしれない
という一文をどの本にもかならず入れていることです。
それぐらいスピリチュアルな世界というのは曖昧。
自分にしか見えていないのだから、他の人に確認のしようがないのです。
実際、この漫画の中でも伊藤さんには見えているものが、こざくらさん(同じく神様系が見える方)には見えていなかったり、逆にこざくらさんにはみえているものが伊藤さんには見えなかったりします。
というか、その方が多いのです。
2人に共通して見えるものというのがほとんどない。
だからといって、見えていないとは言えないし、見えていますとも言い切れない。
でも、スピリチュアルが好きな人にはっきりと申し上げたいのは、スピリチュアルが好きでその存在、たとえばエンジェルとか守護霊とか、そういうものやリーディング能力なんかを信じているのは、それが本当に存在すると魂のレベルで知っているからだと私は思っています。
細胞レベルというか潜在意識レベルで、いてもおかしくないと思っているし、リーディングが出来ても不思議ではないと思っているから好きだと思うし、素直に信じられる。
ということは、好きな人は誰でも訓練次第で見れるようになるし、聞こえるようになります。今はやり方を忘れてしまっているだけで、潜在能力はあるのです。
というのも、10年ほど前だったと思うのですが、私がまだリーディングなどとは全く無縁だった頃、
カレン・キングストンの『ガラクタ捨てれば未来がひらける (小学館文庫)』
という本を読んで、その中に書いてあった「氣」を感じる方法を実践してみたら数十分練習しただけで、自分の手のひらから発せられる氣を感じてパワーを強めたり、弱めたりということが出来てしまったんです。
それで
「ああ、これは全然難しいことじゃないし、誰にでも出来るな!」
って思いました。
実際にわたしがやっているリーディングも今考えれば、この本の中に書かれていることを忠実に実践して毎日練習すれば誰にでも出来ると思います。
「スピ散歩」の伊藤さんも自分で修行(?)することによって能力を高めているし、ひっそりとスピリチュアルしています ―えっ! ?意外! 神仏はこんな人が好きの識子さんも地道に日々その能力を高めています。
力の強弱こそあれ、誰でも持っている力なので、興味のある方は自分でも能力を高める訓練をしてみると良いですよ。
お話会なんかでそのコツをお教え出来たら良いなと思っていますけどね( ´艸`)
話は変わって、先日、伊藤さんの新刊が発売されていたので思わず買って読んでみました。
視えるんです。 ミミカのとおの物語 (幽BOOKS)
伊藤さんが柳田邦男『遠野物語』の舞台である遠野にカッパを探しに行く(?)お話です。
今回もまた様々な場所で不思議体験をする伊藤さんなのですが、気仙沼出身の私としては後半に描かれていた被災地のお話にどうしても心奪われました。
被災者の献花台に向かって祈り続ける被災した霊たち。
そして、陸前高田で視た高校生ぐらいであろう若い男女の霊と子供の霊。
どの霊も皆、悲しんだり恨んだりすることなく、
「私たちは大丈夫だよ!元気だよ!」
と伊藤さんに向かって語りかけてくるのです。
その様子を読みながら、震災で亡くなった私の祖母が
“私は、あのまま生き続けても、みんなに迷惑をかけるだけだから、自分で死ぬことにした。自分で死ぬって決めて、死んだんだ。誰のせいでもない。私はいまとても幸せだから、だれも後悔したり、悲しんだりする必要はない。このことを帰ってから、かならずみんなに伝えてくれ”
こう言ってくれたことを思い出しました(「震災が私にもたらした能力」より)
もしかしたら、震災で亡くなった人は皆、私の祖母と同じ気持ちなのかもしれない。
そして、それを伝えてくれる人を今も笑顔で探しているのかもしれない。
この物語を読んで、そんな風に感じました。
そういえば、昨日は阪神淡路大震災から20年でしたね。
東北も一日も早く復興しますように。
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