みなさんは、今年はどのように
年越しの時間を過ごしますか?
大晦日と言えば、毎年NHKの
紅白歌合戦を楽しむ人もいるの
かな?
今年のトリは、近藤真彦さんと
松田聖子さん。
「ギンギラギンにさりげなく」
「赤いスイートピー」
銀と赤の対決かぁ~ なんて
思っていたら、ふと疑問が…?
「ギンギラギン」って何?銀色?
意味を調べてみたら、
「目立って輝いているさま、 派手」
とあります。
ちなみに、「きんきらきん」は、
「きんきら」を強めた語で、
「きらきらと派手に輝くさま、
きらびやかに飾りたてるさま」と
ありました。
つまり、金や銀の特定の色という
よりは、どちらも派手に輝いた状態
を意味するんですね…。
(知らなかったのは、私だけ…?)
「きらきら」と同じ意味の擬態語。
面白いのは、日本人の音の感覚。
濁音のほうが強く、重く感じ、
清音は良い意味に、濁音は悪い意味
になるんだそうですよ。
「日本語の文の仕組み
技術者のための日本語文法」 国分芳宏著
たしかに、
「きらきら」と「ぎらぎら」
「きらり」と「ぎらり」では、
同じ状態でも別の意味に感じます。
「きんきら」と「ぎんぎら」も、
同じ状態を表わしているんですね。
(何となくすっきり…。)
運動会も、赤組と白組に分かれて
対抗しますよね…。
これは、源平合戦にルーツがあり、
敵と味方を区別するため、
源氏が白旗、平氏が赤旗を揚げて
戦かったからだそうです。
平氏の隆盛は長くはなかったのに、
紅白の色分けが、源平の合戦から
800年以上経った今も続いている
とは…。
紅白は、伝統的な二組の組分け
によるものだったのですね。
紅白歌合戦で女性が紅組なのは、
「紅一点」や「口紅」など、色の
イメージからでしょうね…。
みなさま、どうぞ健やかな新年を
お迎えください。