ごちそうを食べる機会が多い
年末年始。


ついつい、お酒を飲み過ぎたり、
食事でカロリーを取りすぎたり
してしまうことも…


「食の5原色」と言われる色は、
赤・黄・緑・白・黒。


この5色を食事に取り入れると、
彩りも美しく、栄養のバランスも
よいとされています。


5色は、適当に決めたのではなく、
中国から伝来した陰陽五行説に
関係し、日本の節句行事には
重要な意味を持ちます。


1年の初めに食べるおせち料理。

 

重箱の中は、何色ですか?


おせち料理は、主に4色。
それぞれに意味があります。

 

赤:吉兆、長寿、魔よけ
黄:金銀財宝、尊さ
白:清浄
黒:魔よけ


おせち料理には、「食の5原色」
の緑が見当たらないですね…。

 

緑の食材と言えば、葉もの。

日持ちしにくいので、三が日分の
保存食でもあったおせち料理には、
向かなかったのかな?


あまり馴染みがありませんが、
「ちしゃとう」という旬野菜が
おせちに使われるそうです。


アスパラ似た緑の茎を、縁起のよい
竹に見立てたんだとか…。


また、緑の葉は料理の引き立て役
として使われ、防腐効果もある
ようです。

 

例えば、葉らんは、重箱の料理の
仕切りに便利です。

 

常緑樹の松は、飾りとして、
長寿や健康を意味します。


おせちの語呂合わせも知ると、
すべて食べたくなりますよね…。

例えば、
・鯛は、めでたい
・昆布巻きは、よろこぶ
・黒豆は、まめに働く
・海老は、腰が曲がるまで長生き

 

おせち料理は、江戸時代に庶民に
広がり、明治時代に「めでたさが
重なるように」と、重箱に詰める
ようになったそうです。

 

江戸時代の平均寿命が30~40代
と言われています。

 

「1年を無事に過ごせますように」


きっと、そんな願いが重箱の中の
料理と色、言葉遊びに込められて
いるんですね…。

 

もういくつ寝るとお正月 🎶
来年への思いを込めて、新しい年を
迎える準備を続けます。