サポートメンバーのkodemariです。

こんにちは!

 

コロナが拡大し始めてから、マスクを手作りする方が増えていますが、

みなさん、うまく出来上がりましたか?

自分で選んだ布で、一から作ったマスクは、

愛着が湧いて、嬉しい気持ちになりますよね✨

 

でももしかしたら、

「レシピ通りに作ったのに、何か違う・・・」

「あの人の作ったのはどうしてあんなにしっかりしてるんだろう?」

なんて思われる方もいるかもしれません。

 

そこで!

マスク作りシリーズ7回目は、

 『立体マスクをきれいに仕上げるコツ』 です!

 

 

立体マスクは、扇形にカットした4枚の布を縫い合わせるのが一般的です。

(マスクの種類や作り方はこちらの過去記事をみてください)
 

型紙通りに切って、縫うだけなら、意外に簡単かもしれません。
でも、きれいに作るには、やっぱり

ひと手間 が必要です。

 

(何度も書かせていただいて恐縮ですが)

私はハンドメイド作家tema worksとして、布小物を販売しています。

きっちり・かっちり目に作るのが好きな性格なので

どこに手間をかければきれいになるか、結構自信ありです(笑)

 

写真付きで解説していきますね。

 

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マスクシリーズ⑦

立体マスクをきれいに仕上げるコツ

 

【目次】

 

1) きれいに仕立てるコツ

 ① カーブに切り込みを入れよう

 ② こまめにアイロンをかけよう

 ③ ステッチをかけよう

 ④ 内布は、表布より数mm小さく裁断しよう

 

2) 使いやすいマスクに仕上げるコツ

 ① 上下がわかるように目印をつけよう

 ② ちょうど良い厚さの生地を選ぼう

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 1) きれいに仕立てるコツ         

 

① カーブに切り込みを入れよう

 

裏返した時に、生地が引きつれてシワができることがありますよね。

これは、裏返す前に切り込みを入れることで、解決されます。

 

・ シーチングやブロードなどの、普通のコットン地は、

 切り込み、入れた方がきれいです!!

 

・ ダブルガーゼは、

 入れなくても大丈夫 (むしろ入れない方が良い) です。
 織りが甘くてなじみが良いことと、

 切り込みを入れるとほつれやすくなってしまうからです。

 

 

表布に薄手のデニム、内布にダブルガーゼを使った、切り込みの例を見てみましょう。

 

■ 表・内、それぞれを縫い合わせた後、切り込みを入れる

縫った後、切り込み入れます。

(先に切り込みを入れたら縫いづらくなってしまいます。)

 

ここでは、デニムの方にだけ切り込みを入れています。

(もし表・内、両方普通のコットン地だったら、両方に入れます。)

 

■ 表布と内布を、中表で縫い合わせた後、切り込みを入れる

写真の赤線のように、上下に切り込みをいれます。

もう少し本数少なくても大丈夫です。

 

ここでは、内布がダブルガーゼなので、
デニム生地側(上1枚)にだけ、切り込みを入れています。

(もし内布が普通のコットンであれば、表・内2枚、一緒に入れます。)

 

■ 切り込みを入れる時の注意点↓

 ・ 間隔は、適当で大丈夫です

 ・ ただ、カーブがきついところは多めに入れます

 ・ 縫い目を切ってしまわないよう、2~3mmくらい残しましょう

    

 

 

② こまめにアイロンをかけよう

 

アイロン、ものすご~く大事です✨

かけた場合と、かけなかった場合とでは、かなりの差が出ます!

 

私は、ほぼひと工程縫うごとに、アイロンをかけます。

例えば、

最初に中央を縫った後 → アイロンで縫い代を割る。

 

表布と内布を縫い合わせて裏返した後 → アイロン。

 

ゴム通し口を縫う前や、完成後にも、
とにかくこまめにアイロンをあてると、

ミシンもかけやすいし、きれいに縫えます。

 

 

二つ上の写真では、立体部分にアイロンを当てるのは難しいですが、
”まんじゅう(万十)” というものを使うと便利です。
市販の”まんじゅう”はこんなの↓ですが、

 

 

 

 

私は布に綿(わた)を詰めて自作しています。

(おまけでもらった生地。ブロッコリーちゃん(笑) )

 

タオル等を厚く畳んで使ってもOKです👌
その際は、火傷に充分気を付けてくださいね!

 

 

② ステッチをかけよう

 

ステッチとは、↓こういうのです。

ミシン目の際(きわ)、5mmくらいのところに粗めのミシンをかけるものです。

 

ステッチがなくても、マスクにはなりますが、

あった方が、型崩れを防ぎ、しっかりします。

 

中央の部分は、立体的なので少し縫いにくいですが、

本体を立体に保った感じで縫うと良いです。

(この写真は、左手の人差し指と中指で布を調節しながら縫ってます↓)

↑この中央部分は、内布の方にもステッチを入れましょう。

 

 

④ 内布は、表布より数ミリ小さく裁断しよう

これはちょっと慣れた人向けかもしれません。

表布と内布を、同じサイズで裁断して縫い合わせると、
内布がだぼついてシワが寄ってしまいます。
立体なので、内側の面積の方が小さくなるのは当然ですよね💦


   
なので私は、
表布の型紙を作った後、
全体的に2~3mm小さな、内布の型紙を作ります。

(↑ 黄色い線が表布、赤い線が内布の型紙です。
 赤線は、黄色の端からそれぞれ1~2mmずつ小さく取ると、全体的に2~3mm小さな型紙になります)

 

この型紙に合わせて、布をなるべく ピッタリに裁断します。

ピッタリ裁断するには、↓が良いです

 ・ チャコペンで写してから、ハサミで丁寧に切る

 ・ ロータリーカッターを使って切る

 

 

表布と内布を縫い合わせる時は、大きさが違うので、

重ねてもピッタリ合わず、縫いづらいかもしれません。

内布を引っ張って、端を合わせて縫い合わせてください。

 

更に、

縫い合わせた後、裏返してアイロンしますが、

この時、裏側にちょっとずらすのもポイントです。

特に、写真のように表・内の色が違う場合、
表から内布の色が見えないようにするときれいです。

 

 

この「表より小さく裁断」と「裏側に少しずらす」の2つで

内側がこんなにスッキリ仕立て上がります✨


※ この、”内布を数ミリ小さく作るコツ” は、
 マスク以外にも、

 巾着やバッグなどを作る際にもオススメです♪

 

 

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 2) 使いやすく仕上げるコツ         

 

① 上下が分かるように印をつけよう

 

立体マスクの型紙は、ネットにたくさん載っていますが、

たいてい、上下があります。
でも、出来上がって使っていると、結構わかりづらかったり、

間違えてつけてしまうことがありますよね。

そんな時は、こんな方法↓がお勧めです✨

 

■ かわいいスタンプを押す

完成後に、好きなところに押しましょう。

布に押す場合、インクは「布用」を使ってください

100均で買えます。

押した後、アイロンをかけておくと、洗濯しても落ちにくくなります。

(参考写真:tema works。 内側にbottomのスタンプを押しました)
 

■ ワッペン・アイロンシートを貼る

これも、完成後に、好きなところに貼れます。

最近は、100均でかわいいアイロンシートも販売されています。

 

■ ワンポイント刺しゅうをする

刺しゅうをするなら、裁断前にしないといけません。

刺しゅうをする時に、丸い刺しゅう枠を布に挟んで固定するので、
裁断後だと挟めなくなります。

刺しゅう枠も、100均で買えます。100均ってすごいですね✨

 

また、布にチャコペンで型紙を写すときも、

あまり端っこだと枠に挟めなくなるので、

余白を多めにとるようにしてください。

(マスクではないですが、刺しゅうの参考画像:mimiさん

 

■ 布タグをつける

 

布タグをつけると、一気に高級感 ✨が出ますよね。

布タグは、ネットショップで購入できます。

 (私はhaskeypowerさんが好きです♡)

大きさにもよりますが、1枚50円くらいです。

近所の布屋さんでは、売られてるのを見たことがないですが、おしゃれなところにはあるのかな?

 

タグをつけたいときは、

作り始める前に、生地の水通しをした方が良いです。

洗濯後、生地が縮んで、タグの部分が引きつれてしまう可能性があるからです。

 

 

② ちょうど良い厚さの生地を選ぼう

 

ここ、皆さんが一番悩まれるところではないでしょうか?

 

お勧めは、口に当ててみることです。

マスクは表裏2枚を合わせて作るので、

生地も、2枚合わせた状態にして、口を 完全に ふさいでみます。

少し息苦しいくらいだと、マスクにしたとき顔との隙間から空気がだだ漏れします。

ちょっとスース―風が通るかな、くらいがちょうど良いと、

私個人の意見ですが、思います。

(ちなみに、ダブルガーゼはかなりスース―します。)

家にある古着などで作る時に、試してみてください。

 

 

でも、布屋さんで購入したい時は、口に当てられませんよね。

そんなときは、

なるべく薄手の生地を選ぶようにしてください。

購入後、もし薄すぎると思ったら、3重・4重にすれば良いし、

厚かったら、他の薄い生地と合わせれば良いのです。

 

ちなみに、今回作ったデニム生地は、
2枚重ねると空気を殆ど通さなかったのですが、

内布をダブルガーゼにしたところ、ちょうど良くなりました。

 

 

せっかくのハンドメイドなのですから、

臨機応変に、自由に作ってみてください!

 

 

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いかがだったでしょうか?

 

うまく説明できているか自信はありませんが💦

もし、分からないところなどありましたら、

お気軽にお問合せください。

cococaraの問い合わせフォームからでも良いし、

tema worksのインスタのDMからでも大丈夫です。

 

みなさんがハンドメイドを楽しまれますよう、願っています(*^^*)

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・・・ところで、

最後までお読みくださった方に、秘かに朗報✨

 

この記事を書くにあたり、

制作例の写真を撮りながら、デニムマスクが一つ、完成しました。

見本だからと、めーっちゃ丁寧に作ったので、

めーっちゃきれいなマスクになったと、自分では思っています♪

 

これ、欲しいって思ってくれる方、いませんか??

本当にきれいかどうか、実物を見てみたい方、

または、こんなんじゃまだまだ甘いわねぇ~と、ダメ出ししてみたい方(笑)いませんか?

 

近日、何か良いお知らせがあるかもしれません(*^^*)

詳しくは、私kodemari(tema works)のブログでお知らせしますので、

時々チェックしてみてくださいね✨

GWの終わりごろになるかなー。。。

 

 

 

マスクシリーズ

 第1回  『ハンドメイドマスクが買える!岡山の作家さん紹介』

 第2回  『ハンドメイドマスクを取り扱う、岡山の雑貨屋さん紹介』

 第3回  『マスクを作ろう!初心者向けやアイデアマスクも』

 第4回  『マスクを作ろう!Wガーゼの代用品と、生地の買い方』

 第5回 『マスクを作ろう!ゴムとワイヤーの代替品』

 第6回 『布マスク、その使い方で大丈夫?』

 

 



 

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