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サポートメンバーのkodemariです。
こんにちは!
コロナ対策としてお送りしているマスクシリーズ、
第2回 『ハンドメイドマスクを取り扱う、岡山の雑貨屋さん紹介』
に続き、今回は
第4回 Wガーゼの代替品と、生地の買い方
そして次回は
第5回 ゴムとワイヤーの代替品
と、材料について見ていきたいと思います。
マスクの材料は、最近はどこも品切れで、手に入りにくくなっていますが、
でも大丈夫!!
代わりのもので、十分良いマスクを作ることが出来るんです✨
私はハンドメイド作家として、ミシンで布小物を作っています。
作り方や、布についての知識はある程度ある(と思う)ので、
そんな経験をふまえて、お届けできたらと思います。
(tema worksという屋号です。 作風や腕前 (笑) はインスタや ブログで確認してみてください)
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マスクシリーズ④
マスクを作ろう!Wガーゼの代用品と、生地の買い方
【目次】
① 素材の特徴と、水通し
② ダブルガーゼに代わる生地は?
③ 布屋さんで生地を買うには(初心者さんへ)
④ 布は何cm必要?
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① 素材の特徴と、水通し
最初に、素材についてお話をさせてください。
マスクにはやっぱり コットン をお勧めしますが、
素材それぞれに長所・短所があるので、覚えておくと便利です✨
■ 綿(コットン)
吸湿性が良い。種類が多い。
一般の布屋さんで売られているのはほとんど綿100%です。
シワになりやすいので、見た目が気になる方はアイロンがけが必要になります。
マスクにするなら・・・◎
・ ダブルガーゼ、シーチング、スケア、ブロードなどがお勧めです。
・ 空気を含みやすいので、ノーズワイヤーがなくてもメガネが曇りません 曇りにくいです✨
■ ポリエステル
吸湿性が低い。シワになりにくい。
布屋さんではT/C(コットンポリエステル)などの混紡で売られていますが、数は少ないです。
市販の速乾Tシャツとかはポリエステルですが、そういう特殊な生地は布屋さんにはありません(ネットで購入できます)。
マスクにするなら・・・△
・ 薄手の柔らかい生地を選んでください。
・ 蒸れやすいので、夏は暑いかもしれません。
■ 麻(リネン)、綿麻
吸湿性があり、丈夫。やや厚手のものが多い。
ものによってはチクチクするので、実物を触って選ぶのが良いです。
麻100%のものは価格が高めです。
洗濯をすると縮むので、作る前に 必ず ”水通し” ※ をしてください!!
マスクにするなら・・・△
表面は麻、肌に当たる裏面は綿、と、生地を2種類使って作ると肌当たりが良く、価格も抑えられます。
■ ウール
主に冬向けの保湿性の高い素材。
ウール100%や、他の素材と混ぜたウール混がありますが、洗濯が難しい場合が多いようです。
布屋さんでの取り扱いは少ないです。
マスクにするなら・・・×
チクチクしたり、暑かったりするので、あまり向かないと思います
※ 水通しとは
布は、最初に水につけた時に縮むので、裁断をする前に水につけておく必要があります。
特に麻や綿麻は、伸縮率が高いので(5~10%)、必ず水通ししてください。
コットンは、少し縮みます(2~3%)。私は、サイズが気にならないハンカチなどは、水通ししないで作ったりします。服などの大物や、他の布と合わせするときなどは、水通しした方が良いです。
※ 前回記事で紹介した マスクの作り方お勧めサイト:neigeさんのレシピは、縮む分を見越して型紙を作ってあるので、縫製後、洗濯することによってちょうど良いサイズになり、水通しの手間も省けます。
■ 水通しの仕方
1) 水につける (1時間くらい)
2) 軽く脱水する (30秒くらい)
3) 陰干しする (少し湿り気が残るくらいで 4 へ)
4) アイロンで布目を整える
水通しの詳しい方法は、こちらのサイト↓が参考になります
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② ダブルガーゼに代わる生地はある?
以下、いくつかの生地の種類を挙げてみました。
ただ、全くの私の主観ですので、
「向かない」と書いた生地でも上手に作っている方はいらっしゃると思います。
是非、布屋さんで実際に手に触れてみて、選んでみてください。
選ぶポイントは↓です。
・やさしい肌触り
・ある程度の通気性
※ 生地の名前や素材は、生地に付いているタグに書かれています。
分からない場合は、店員さんに聞いてみてください。
<マスクに向く生地>
比較的薄手の生地です。
2重~4重くらいにして作るのが良いと思います。
目の粗い生地(ダブルガーゼやシーチングなど)を使う場合、インナーマスクを併用するとフィルター効果がUPします(インナーマスクについては 『マスクを作ろう!初心者向けやアイデアマスクも』 参照)
■ダブルガーゼ ◎
ガーゼを2重にしてある布。柔らかく、通気性と吸湿性が良い。
でも今、とても手に入りにくくなっています
■ブロード、スケア ◎
やや薄手の布。無地の色々な色が並んで売られています
■シーチング ◎
ブロードより、ほんの少し厚めの布。
大抵、布屋さんの無地コーナーに、ブロードやオックスなどと並んで置いてあります。
布屋さんに並ぶプリント生地は、このシーチングや、ローン、オックス、綿麻が多いようです
■インド綿 (生地の写真はありません)
やや透け感のある薄手のコットン。チェック柄が多いです。
薄手なので、多めに重ねて作ると良いかもしれません。
■先染めコットン (生地の写真はありません)
シーチング程度の厚みで、チェックやストライプ柄などがあります。
■抗菌ニット (生地の写真はありません)
綿や特殊素材の混紡で、抗菌のほかに、UVカット、消臭、クール、発熱などもあります。
抗菌効果は永続するものではありません。
家庭用ミシンでは縫いにくいと思います。
ネットショップで取り扱われています(一般の布屋さんでは殆ど見かけません)。
<マスクにもできるが、注意が必要な生地>
肌触りや通気性が悪かったりするので、肌に当たる裏布に綿を使うなどの工夫が必要です。
■ローン
薄手で良いですが、ものによっては織りが密で通気性の悪い場合もあります。
リバティはこれにあたります。この場合、表はリバティ・裏面は薄手の綿やガーゼにすると良いと思います
■刺しゅう生地
かわいいですが、刺しゅう穴が開いていることがあるので、他の生地と重ねる必要があります。
刺しゅうの凹凸が肌に当たると痛いので、裏面は薄手の綿やガーゼにすると良いと思います
■ネル
うっすら起毛しているので、肌触りは良いです。
ホコリがつきやすかったり、使ううち毛羽立ちが気になったりするかもしれません
■タオル地
ループ状になっていて、肌触りは良いです。
ホコリがつきやすかったり、使ううち毛羽立ちが気になったりするかもしれません
タオルを買っても良いですが、タオル生地としても販売されています。
■リネン(麻)
ものによって、厚かったり薄かったり、サラサラして手触りが良かったりチクチクしたり、とても差があります。実物を触ってみて、薄手の柔らかいものを選ぶのが良いです。
チクチクごわごわする場合は、裏面は薄手の綿やガーゼにすると良いと思います。
水通し ※ 必須です
■天竺ニット (生地の写真はありません)
Tシャツに使われるニットです。
薄手のものなら良い(40/2とか)。厚手のもの(20/2とか)はゴワゴワするので向かないと思います。伸びるので、家庭用ミシンでは縫いにくいです
■フライスニット (生地の写真はありません)
天竺よりやや厚手のニットです。
薄手のものなら良いかもしれません。天竺同様、家庭用ミシンでは縫いにくいです
<あまり向かないかなー…という生地>
「向かない」といっても、私の主観です。
マスクにできないことはありませんが、実物を触って感触を確かめてみることをお勧めします。
■ボイル
透け感のあるとても薄いコットンです。たくさん重ねないと透けてしまうかも。
■綿麻、ハーフリネン
綿と麻の混紡です。比較的厚手で、ガサガサします
■ツイル
斜めの織り線が特徴の、厚手の生地です。チノパンに使われます。
コットン100%や、コットンポリエステルなどがあります
■オックス
ツイルと同じくらいの厚手の生地です。小物やエプロンに使われます。
■デニム
薄手のものから厚手のものまで、また綿100%や混紡など、色々あります。
■帆布
主にバッグに使われる、とても厚い生地です。
マスクには全然向きません。
■ラメプリントのもの (生地の写真はありません)
上記の色々な生地に、ラメプリントされているものがありますが、
チクチクしたり、ラメがぽろぽろと剥がれ落ちたりするので、マスクには避けた方が良いです。
■スムースニット (生地の写真はありません)
Tシャツなどに使われる柔らかいニットですが、使ううち伸びてしまうことが多い生地です。
<その他、こんな物でも作れます>
■不織布
園芸で使う薄い布で、100均で買えます。使い捨てマスクになると聞いたことがあります
■古着
着古したシャツやTシャツを使うのもアリだと思います。
顔に直接触れることや吸湿性を考えて、なるべく 綿 柔らかい生地 薄手の生地 を選ぶと良いと思います
■水着用のレオタード生地
縦横によく伸びて、フィット感が良いそうです。
端は切りっぱなしでOKです。家庭用ミシンでは縫いにくいです。
探すならネットショップで。
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③ 布屋さんで生地を買うには(初心者さんへ)
布屋さんには、たくさんの生地が棒芯や板などにぐるぐると巻かれて置いてあります。
初めての方は
「どうやって買うの?💦」
と不安に思われるかもしれませんので、
そこも解説しておきますね。
■ レジに行く前に、カット台で必要な分をカットしてもらいましょう
布屋さんには必ず、
生地をカットするための大きなテーブルがあります。
そこがカット台です。
そこに、生地を持っていき、
店員さんに何cmほしいのかを伝えれば、
カットして、伝票も一緒にもらえます。
そのままレジに並んでも良いし、買い物を続けても大丈夫です。
■ カットは、10cm単位でカットしてくれます
カット台で、 30cm以上、10cm単位で必要数を伝えてください。
(お店によって違うので店員さんに確認してください。)
タグに書かれている値段は、1Mあたりの場合が多いです。
店員さんは、曲がって切ってしまうかもしれない分を見越して、
数cm多めに切ってくれます。
多くの生地は110cm幅で売られているので、
例えば「30㎝ください」というと、
110cm×35cmくらいの布をもらえる、ということです。
※ ネットショップでは、50cm単位で販売するお店が多いです
■ カットクロスもあります
カットされた状態で販売されている生地です。
・ ダブルガーゼ、オックス、綿麻などのカットクロスは、50cm(×生地幅)のものが多いです。
・ シーチングやブロードなどは、パッチワーク用にもう少し小さいサイズで売られています。
■ カート
たくさんの生地を買いたい時、大きな生地をいくつも抱えて歩くのは大変ですよね。
大きなロール生地は買い物かごにも入りません。
そんなときは、カートを利用してみてください。
大抵、傘立ての大きいのみたいなカートが、どこかに置いてあるはずです。
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④ 布は何cm必要?
前回記事で紹介した マスクの作り方お勧めサイト:neigeさんのレシピで計算しています
概算ですので、参考程度でお願いします。
■ 立体マスク
110cm幅を 30cm 買った場合
⇒ レディースマスク : 4つ
低学年用マスク : 5つ
カットクロス(30cm×30cm)の場合
⇒ 1つ
■ プリーツマスク
110cm幅を 40cm 買った場合
⇒ レディースマスク: 6つ
低学年用マスク : 7つ
カットクロス(30cm×30cm)の場合
⇒ 継ぎはぎすれば 1つ
カットクロス(50cm×50cm)の場合
⇒ 3つ
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今回はここまでとなります。
です。
ここ、みなさんが一番探されているところではないでしょうか。
乞うご期待✨
よろしくお願いします。
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