任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
この日、朝から禁断の遺跡でリンゴとティアゴは永遠とセシィーののろけ話を聞いていた..
セシィー
「エドモンドったらね、朝は抱きしめてくれて夜も寝る前にぎゅーって抱きしめてくれるの」
ティアゴ「・・・」
リンゴ「ラブラブなんですねー」
ティアゴはただ黙って聞いているのでリンゴが相づちをうっていた。
セシィー
「この前の休みはまたイムを追いかけて間違えて禁断の遺跡に入ろうとしてティアゴさんとXさんに見つかって怒られたんだって」
ティアゴ
「..あれ、イムを追いかけてたんですか..」
エドモンド情報ばかりが追加されていくこの時間..
この少し前
リンゴは森でキノコ狩りをしていると、
にこにこ笑顔のティアゴに声をかけられた。
ティアゴ「リンゴ♪ おはよう」
優しい笑顔のティアゴに一瞬ドキッとしたが、すぐにリンゴは不安を感じた。
リンゴ(な、なんだろう・・すごく機嫌よさそう。でも、なんだか嫌な予感がする)
「お、おはようございます・・」
ティアゴ
「禁断の遺跡に行くメンバーを探してるんだけどリンゴも行くよね」
リンゴ「え?禁断の遺跡..?う、うん..」
(なんか、私に選択肢のないような聞き方..)
ティアゴ「じゃあ、早速行こうか」
ティアゴはリンゴの背後に立ちリンゴの肩を掴み、そのままリンゴを禁断の遺跡の方へ連れていく。
リンゴ(嫌な予感しかしないぃ..)
禁断の遺跡にはセシィーさんがいた。もう一人のメンバーはセシィーさんだった。
セシィー
「あ、リンゴちゃん♪ティアゴさんが言ってた約束の相手ってリンゴちゃんだったんだねー」
リンゴ「約束..?」
リンゴはティアゴを見た。ティアゴはニヤリと笑った。
いつか言ってた、やかましい人に誘われたらリンゴと約束してるといって、道連れにすると言ってたやつを本当に実行したらしい..
*210年 約束の練習試合より
やかましい人はセシィーのことらしい。
リンゴ
「そうなんですよ..私禁断の遺跡好きなんで..よろしくお願いします」
ティアゴに話を合わすしかない..
朝から先輩のパワハラ?にあい、先輩ののろけ話を聞いた...
セシィーさんは魔銃師会のメンバーなのに、なぜか剣を使っていた。
リンゴ「どうして、剣を使ってるんですか?」
セシィー
「エドモンドと北の森のダンジョンばかり行ってたらビーストセイバーをドロップしたの。エドモンドとお揃いなの!」
セシィーは満面の笑みで答えた。
リンゴ「なるほど..」
なんてセシィーさんらしい理由だろうか。
こんなに真っ直ぐに、好きだと思ってそれを口にできるセシィーを、リンゴは羨ましく思った。
エドモンドがセシィーを大切にする気持ちがよくわかる。
リンゴ「仲良しの秘訣ってなんですか?」
セシィー
「そうだねぇ、毎日のスキンシップかな?やっぱりスキンシップは欠かせないよね、ティアゴさん」
ティアゴ
「え、俺にふるの..?!」
ティアゴはあきらかに嫌そうな顔をした。
リンゴ
「ティアゴ君、スキンシップ好きだよね。奥さんに手出すの我慢できないし」
*210年 大人の余裕より
ティアゴ
「あ、あれは..!」
ティアゴは困惑した。
セシィー
「ティアゴ君ったらリンゴちゃんの前でイチャイチャしてたの?」
セシィーは楽しげに聞いてきた。
リンゴ
「そうなんですよ、朝からイチャついてて..」
セシィー
「そーなんだ!エドモンドに教えてあげよー!きっと喜ぶ!」
ティアゴ「それは勘弁して下さい!」
(喜ぶってなんだ?!)
リンゴ(今のやりとり、地味にダメージくる)
自分で発した言葉にダメージを受けてリンゴは遠い目をした。
この頃、騎士隊のメルヴィンさんが亡くなった。
まだ20歳だった。
初代のモニカ陛下のお子さんで
ベアトリスが亡くなって、モニカ陛下最後のお子さんでしたが、メルヴィンが亡くなりこれでモニカ陛下のお子さんは全員ガノスに逝ってしまった。
上のエドナのお子さんが、今のエティ陛下、そしてヴェルンヘル殿下と続く。
メルヴィンさんは20歳という若さ..
ベアトリスは長生きなほうだったけど...
できればエティ陛下には長生きしてもらいたい。
禁断の遺跡はハードだった。
ヤーノ市場で回復薬を買い込んでから、リンゴはお昼ご飯を食べようと酒場に入った。
そこには珍しく、友人と食事をしているティアゴの姿があった。
とりあえず、挨拶だけしようと二人の席に近づいた。
リンゴ
「こんにちは。ティアゴ君、お友達いたんだね」
ティアゴ
「お前は俺をなんだと思ってるんだよ..」
リンゴ
「だって、初めてなんだもん、お友達と食事してるところ見かけるの」
*バルナバ、バーニーなどは仕事関係なのでそれはのぞいて考えている。
ティアゴ
「たしかに、久々にコイツとは食事するけど。紹介するよ、コイツはローデリック。長年モテキングだったテリー・チチェスターさんの息子。」
ローデリック
「・・どうも」
ローデリックは無表情でリンゴを見ていた。
ティアゴ
「この子は、騎士隊のリリー隊長の娘さんのリンゴ・フォード。今は俺と同じ魔銃師会の一員だよ」
リンゴ
「リンゴと申します。よろしくお願いします」
ローデリック
「ああ、この子か。ティアゴがよく言ってる子って」
ティアゴ
「..余計なこと言うなよ」
ティアゴは顔をしかめてローデリックをみる。
リンゴ(私のこと何話してるんだろ?)
ティアゴ「・・・・」
リンゴ「・・・・・」
(ティアゴ君、私のことを説明する時、そんな風に言ってるのか...)
ローデリック
「アンタ、おじさんキラーとか言われて恥ずかしくないの?どういう事してたらそんな言われ方されるわけ?」
リンゴ「ど、どういう事って..」
リンゴは困惑し、ティアゴはローデリックの発言に驚いた。
ティアゴ「ローデリック…」
ローデリック
「バルナバ兵団顧問やバーニー兵団長と仲がいいんだって?その二人と変な関係?」
リンゴ
「バーニーさんは私のおじさんだし、バルナバさんはお母さんの友人でそれで仲良くさせてもらっているだけです..」
ローデリック
「ふーん、ティアゴともずいぶん仲が良いらしいけど?ティアゴとはなにもないの?」
リンゴ
「え?!ティアゴ君は昔からの知り合いで..」
ティアゴ
「俺はリンゴを小さい頃から知ってる。だから親しいんだよ」
ティアゴは助け船を出した。
ローデリック
「俺はこの人に聞いてるんだけど..さすが、過保護だと噂になるだけあるねー」
ローデリックは無表情のまま言う。
ティアゴ
「ローデリック、なんでそんなにリンゴに当たりが強いんだよ
コイツ、カンストしてるんだぞ!どんなに恐ろしい奴か知らないだろ!そのうち闇討ちされるぞ!」
リンゴ
「..ティアゴ君、君に闇討ちしようか?」
ローデリック
「アンタ、性格悪そうだし、友達いなそうだね。
女友達、いないでしょ?」
ティアゴ
「初対面の年下の子に何を言ってるんだよ..」
リンゴ
「...
いいよ、ティアゴ君..
確かに私は、色んなことを打ち明けられるのはバーニスちゃんとティアゴ君だけだし. .
同世代の友達はいないんだと思う..
こんな性格だから、みんな寄ってこないんだよね
せっかくの休憩時間邪魔してごめんね、では失礼します」
リンゴはぺこりと頭を下げて、酒場を後にした。
ティアゴ
「・・」
ローデリック
「・・」
ティアゴ
「おい、・・お前どーゆーつもりだよ・・」
ティアゴは不機嫌そうな声を出した。
ローデリック
「別に。」
ティアゴ
「あの子と初対面だよね?」
ローデリック
「そうだけど」
ティアゴ
「初対面の年下の子にあんな事普通言う?リンゴは別にお前に何もしてないだろ?」
ローデリック
「さすが、スケベ導師、お優しいことですね」
ティアゴ
「あのなぁ...」
ローデリック
「食べ終わったから、これで帰るよ。またな」
ローデリックは去っていった。
ティアゴ(なんなんだよ、アイツ..)
[人物紹介]
ローデリック・チチェスター
父親はテリー・チチェスターといって、初代シルピアの友人で、旅人の女性と恋仲になっていたので帰化させた縁がある。その二人の息子。
すでに両親は他界。ぶっきらぼうな性格。
一度登場、名前だけ出たりしている。
*210年 始まりと終わりの彩る花火ここで一瞬登場している。
初対面の人に痛いことを言われて心が痛いなか、リンゴは山岳兵団のトーナメントに顔をだした。
バーニー
「もちろん、今年も最強の座を譲るつもりはありません」
バーニー
「今の兵団長にはちょっとお休み頂きたいと思います」
バーニーとの関係性で、
この笑顔でバーニスちゃんが言うとなんだか面白い。
そしてバーニスちゃん可愛い..
今年はメーベルがチクっとさす。
初戦は、バーニーとウォーレス。
バーニーは手堅く一勝する。
バーニーの勝利を見届けて、リンゴはカルネ遺跡へと探索に向かった。
あとがき
ブログ仕上げてたら、朝になっていた。
夜寝るか徹夜するか、極端すぎる..