*Birthday Dinners with Paella and Porterhouse Steak*
20日は私(と、DCに住むの双子の姉のジャスミン)の誕生日でした。
生まれて来てからほぼ毎年、一緒に誕生日を祝って来た私たちでしたが。
こんな時ですので今年は姉はこちらに来られず。
夫銀之丞と二人で過ごす、誕生日と年末年始です。
でも、姉が私へのバースデーギフトにと、美味しいステーキ肉を贈ってくれました…夫ももちろん大喜びです。
20日は日曜日で、宅配サービスはお休みです。
土曜日着にすると、万一その日に届かなかった場合(アメリカあるあるです)、配送が週明けになってしまうのでそれは避けようと、「18日の金曜日」に届くように手配してくれました。
余裕を持って、2週間前の、12月5日にオーダーしてくれたそうです。
な、の、に、ですよ。
姉が配送状況をチェックすると、17日になってもまだ発送されていない。
18日、どうもこの日にニューヨーク州から発送されたらしいのですが、同日にカリフォルニアに到着するとは…到底思えません。
そして数時間後にチェックすると、もちろん姉には何の断りもなく、しれっと、配送予定日が「21日、月曜日」に変更されていたと言うのです。
いくら冬場とは言え、生のお肉ですし…しかも南カリフォルニア、最近の最高気温は22〜26℃と、と〜ても暖かいんです。
こちらの配送トラックは冷蔵車ではなく、大きな発泡スチロールの箱に、商品が保冷剤と一緒に入った状態で届きます。
……。
5月のあの悪夢が蘇りました(→「想定内です…悲しいけれど。」 「アニバーサリーディナーに想定外の展開——頼むから来ないで!?揺れるチーズケーキ」 「ロブスターの行方——本番アニバーサリーディナー2020」)。
この配送日が変更された時点で、姉は店側に送料の払い戻しを要求するメールを送り、それはあっさり受理され、お金は戻って来たそうなのですが。
20日のバースデーディナーはどうしましょう…?
夫が「何でも好きなものを作るよ」と言ってくれたので、ではここは魚介を使ったお料理を…。
折しも、18日の金曜日の夕方、テレビの日本語放送のチャンネルを見ていたら「Moco’s Kitchen」でパスタのパエリヤを作っていて、「すっごくおいしそう!食べてみたいわ〜!」とヨダレを垂らしたところだったのです。
「じゃあ、パエリヤを」
夫もパエリヤに挑戦するのは初めてなので、変化球のパスタではなく、普通のお米を使ったものをリクエストしました。
*Paella
家中に漂うサフランと魚介とチキンのいい匂い!
パエリヤ鍋はないので普通のフライパンを使ったのですが、このフライパン、我が家にある一番大きなもので、直径が32cmあるんです^^;。
二人なのにフルレシピで作ったらしく…出来上がりは6〜8人前、といったところでしょうか?
*Paella Dinner with Salad of Wedge Lettuce, Persimon and Pomegranate
ロゼのヴーヴクリコで乾杯!
サラダは、ウェッジに切ったレタス(こうすると重なった葉の歯ごたえが楽しめておいしい)、柿とザクロに、少しだけお砂糖とマスタードを効かせたフレンチドレッシングがかかっていました。
パエリヤは、魚介の火の通し加減が上々で…。
*Paella with Bay Scallop, Chicken Thigh, Lobster, Mussel and Shrimp
夫がロブスターのむき身も入れてくれたので、味も濃厚。
おこげも香ばしく、最初は「ちょっと多いな」と思った量を平らげてしまいました。
今まで食べた中で、一番!おいしいパエリヤでした。
この20日のお昼頃、姉から電話がありました。
「こんなお花が届いたんだけど、あなたたちから? 差出人の名前がないんだけど」
*Birthday Bouquet for Jasmine from Ginnojo
私は心当たりがなかったので、「私たちじゃないよ。お花屋さんに聞いてみたら?」。
姉が電話で問い合わせたところ…送り主は果たして、銀之丞でした。
夫はちゃんと「Happy Birthday」のメッセージと、自分の名前を入れるようオーダーしたそうなのですが。
付いていたメッセージカードは「白紙」だったそうです…(これもアメリカあるある?)。
今年は一緒に祝えない姉に、私にも内緒で(私に言うとバラされてサプライズにならないと思ったらしい)お花を贈ってくれるなんて、優しいなあ、嬉しいなあ…。
と感激していたら、私にも。
この日の8時半過ぎに、届きました。
夫から、2ダースの赤いバラが。
何だか24歳に若返った気分(笑)。
夫も私も、最近焼き加減はレアが好みです。
4日遅れで届いたせいで、更に熟成された旨味を味わえたのでしょうか(笑)。
ちょっとだけ柚子胡椒とお醤油で味を変えて楽しみましたが、塩胡椒だけでも十分においしかったです(お姉様、ご馳走さまでした〜)。
付け合わせのスカロップポテトは、7mmくらいの輪切りにしたじゃがいもをラップに包み、電子レンジで軽く火を通したものを、まず半量、バターを塗ったグラタン皿に並べ塩を振ります。
その上にバターで炒めた薄切りの玉ねぎを散らし、その上に残りのポテトを並べて塩を振り、生クリームと牛乳(3:1くらいの割合かな?)をお鍋で煮詰め塩胡椒で味付けしたソースをかけて、425℉(220℃)のオーブンで〜20分くらい、焦げ目がつくまで焼きました。
野菜は、ズッキーニと山芋はオリーブオイルと塩をまぶして。
しいたけは、傘の裏にマヨネーズを乗せてのばしたところにお醤油を2、3滴落として。
トマトはトップを少し切り落としてタネをざっと取ったところに黒オリーブのペーストを詰めて。
450℉(230℃)のオーブンに入れて、時間を加減しながら焼いたものです。
ワインはCakebread Cellarsのピノノワール。
お肉がおいしくて、気が付いたらこんなに飲んでしまっていました…いつもはこの半分くらいがやっとなのに。
ここのピノは少し土の匂いがして、軽すぎないので好きです。
また宅配業者に振り回されることになりましたが、おかげで2回、バースデーディナーを楽しむことができました。
終わり良ければすべて良し…と本気で言える程、私は悟れてませんが。
今年のこのホリデーシーズンは、コロナのせいで郵便局も民間の配送業者も、歴史的な数の荷物を抱え、パンク状態なのだそうです。
実際、私から姉に送った誕生日とクリスマスのプレゼントの入った荷物も、本当なら14日に着くはずだったのに、未だ届いておらず…一体今どこにあるのかも分からないのです。
姉には申し訳ないけど、こんな時ですから待つしかないですね。
泣いても怒っても笑っても状況は変わらないのでしたら、笑っておきましょう。
日本はイブも過ぎましたね。
サンタさんが大忙しで駆け回っている頃かな。
こちらは明日、25日がクリスマス本番です。
二人きりなので、プレゼントもご馳走も、色々手抜き気味なのですけれど…。
May your Christmas wishes come true❣️
ではまた。
きっと近いうちに。