*Birthday Dinner for Jasmine & COCO 2013*
20日は私と姉の誕生日でした。
例年通り、ワシントンDCから2週間余の休暇を過ごしに、今年は19日にロサンジェルスにやって来たジャスミン。
母のお腹の中にいた時からウン十ウン年、一緒に祝わなかった誕生日は今までで2回だけです。
「二人の誕生日だから」と、毎年大抵夫が何か作ってくれるのですが、今年は姉が。
今年の夫の誕生日に私が作った「ロブスターのナージュ風」(→「『およげ!ロブスターくん』—銀之丞のバースデーディナー2013」参照)を是非とも食べてみたいと言って、ロブスター3匹を、私と夫へのクリスマスプレゼントとして送ってくれたのです。
ごちそう様です、お姉様~♪(ちなみに彼女は私より6分だけ年上です。)
と言うわけで今年のバースデーディナーは、メイン州産ロブスターをメインに^^、あとはやはり自分たちの誕生日ですので適当に手抜きをして、こういうメニューになりました。
シャンパンは夫がピンクのモエ・エ・シャンドンを買って来てくれました。
*Dinner with Moët & Chandon Imperial Rosè Champagne
スープはこれも姉のたっての希望で^^作った、以前ご紹介したことのある「栗とさつまいものポタージュ」です。(→「銀ママの滞在・後編—Dinner Party with Two Bettys—」)
*Soup of Chestnut, Sweet Potato & Cream
ナツメグをちょっとだけ効かせた、ぽってりとほの甘いスープは寒い季節にぴったり(この日の最高気温は18℃とちょっと寒めでした^^)。
サラダは柿とイチジク入りでほんのり甘く、粒マスタードと白バルサミコ酢、オリーブオイルの我が家の定番のドレッシングであっさり目に。
*Salad with Boston & Romain Lettuce, Cucumber, Fig, Persimmon & Pine Nut
そして、ピチピチ活きの良かったロブスターで作ったメインディッシュです。
*Lobster à la Nage (Swimming Style) with Fennel Bulb, Petit Onion & Zucchini in White Wine Butter Sauce
前回と違って寒い時期だったからか、前の日の夜に届いたロブスターは翌日になっても元気が良くて…半割りにするダーティー・ワークは申し訳ないけど銀之丞に頼んでしまいました(何と、身を半割りにされた後も夫の指に巻き付いて来たんですよぅ…。キャー!)。
人参、玉ねぎ、セロリ、リークで濃いめに取った出汁の中でロブスターを蒸しゆでにして、残った出汁にシャルドネを加えて煮詰めます。
レモン汁とバター、塩こしょうで味を整えたソースを、殻をむいたロブスターと出汁の中で別にゆでたフェンネルと小玉ねぎ、ズッキーニに「泳がせるように」たっぷりかけたら「ナージュ風」の出来上り。
おいしいミソも忘れずに添えました(フェンネルとパセリの下になってますが、見えますか?)。
ロブスターの甘い身がシャンパンとよく合います…。
姉も「ロブスターはシンプルに、レモンとお醤油とかで食べるのが一番だと思ってたけど、違うね!これが今まで食べた中で一番おいしいロブスター料理だわ!」
十八番の台詞を取られた夫は「右に同じ!」…と言ったかどうか…?
とにもかくにも、ヨカッタヨカッタ。
3人掛かりだったので、前回よりはずっと作るのも楽でした。
そしてデザートには、これまた姉のリクエストで「パンプキンスパイスケーキ」を用意していたのですが…(以前作ってアップした記事はこちらです。→「感謝祭ディナー2013と我が家のクリスマス支度」)。
ピンクシャンパンを「おいしい、おいしい」と上機嫌で、珍しく1杯強も!^^きこしめした我が姉上、食事が終わる頃にはアラ?顔はゆでたロブスターのように赤くなり、目はとろ~んと…。
普段めったにアルコールを口にしないと言う姉は、私以上に下戸なのです。
DCとは時差が3時間もありますから、食事が終わった7時半頃はもう姉のベッドタイムだったということもあるでしょうが…。
「あたし、ちょっとフラフラするの。」とダイアナ・バリーのようなことを言って部屋に上がったジャスミンは、皿洗いもせずにそのまま寝てしまいましたとさ。
夫も私も満腹でしたし、姉が食べないなら…と結局この日はみんなデザートはパス。
台所の片付けを終えた後、夫は焼いてあったフルーツケーキをちょっとつまんでいましたが…。
*Trudy's White Fruitcake
この「ホワイトフルーツケーキ」が、我が家の定番のクリスマスケーキなんです。
ずっと以前、ミネソタに住んでいた頃夫の大叔母トゥルーディーさんに教えてもらったレシピ(→「*レシピ*トゥルーディー大叔母のホワイトフルーツケーキ」)で、毎年私が焼くのです。
「フルーツケーキ」と言うと、私もそうだったのですが、普通はドライフルーツが沢山入ったパウンドケーキのようなものを想像しますよね。
アメリカではその従来型のバターケーキタイプのフルーツケーキは、実は「もらって嬉しくないギフト」又は「たらい回しにされる確率の高いギフト」として悪名高いのだそう…(以前アップした記事です→「トゥルーディー大叔母のホワイトフルーツケーキ」)。
でも、この「ホワイトフルーツケーキ」は見ての通り、殆どケーキっ気のない、デーツやチェリー、レーズン等のドライフルーツとくるみやアーモンド、ブラジルナッツがびっしりねっちりひしめき合った、ちょっと羊羹のようなお菓子です。
仕上げにラム酒入りのシロップを塗って、2日以上おくと味が落ち着いておいしくなります。
お裾分けしても喜ばれるので、今年は2本焼きました。
大叔母は今年めでたく105歳を迎えられましたので、大変縁起の良いケーキとも言えるのではないでしょうか。^^
日本は今日がイブですね。
私はクリスチャンではないのですが、クリスマスの起源は元々太陽を祭り収穫を願う冬至祭だったそうですし。
冬至を迎えて寒さは更に厳しくなるけれど、これから次第に昼の時間は長くなって行きます。
来るべき春の明るく優しからんことを。
メリークリスマス♪
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