パンデモニウム 3 (ジャンニ・マウロ、 マリアーノ・ペッレッラ、 ジャンナ・カルロッタ、 アンナリタ・ピラストゥ)
★パンデモニウム (coro) Pandemonium
1976年に結成されたミュージカル・演劇グループで現在も活躍しています。
活動期間:1976年 – 現在
所属レコード会社:RCA Italiana、Meeting (CLS)、Detto Music、Bubble (Cinevox)、Golden Sound、Amici/ Vianello Ediz、DV More/Disco Piu
サンレモ音楽祭出場1回:1979年10位
公式サイト:http://www.ipandemonium.it/public/
1979年サンレモ音楽祭メンバー
・マリアーノ・ペッレッラ (Mariano Perrella) (1947年生)ヴォーカル、ギター、マンドリン、ベース、ピアノ現在メンバー
・ジャンニ・マウロ (Gianni Mauro) (1950年生) ヴォーカル現在メンバー
・アンナリタ・ピラストゥ (Annarita Pirastu) 別芸名アンナ・デッシ (Anna Dessì) (1953年生) ヴォーカル現在メンバー
・ジャンナ・カルロッタ (Gianna Carlotta) (1952年生) ヴォーカル現在メンバー
・アンジェラ・カンパネッリAngela Campanelli (1957年生)途中所属メンバー
・エルガ・パオーリ (Elga Paoli) (1960年生)途中所属メンバー
・エンツォ・ポリート(Enzo Polito)、本名ヴィンチェンツォ・ポリート (Vincenzo Polito) (1951年生)途中所属メンバー
・アンジェロ・ジョルダーノAngelo Giordano (1952年生)途中所属メンバー
*カルメン・ダメリア(Carmen D’Amelia) (1952年生)
*セルオ・コルサーニ(Sergio Consani) (1952年生)ドラムス
・ミケーレ・パウリチェッリ (Michele Paulicelli) (1950年生)途中脱退メンバー
94年から、エドアルド・ヴィアネッロ (Edoardo Vianello)が作った会社アミチ(Amici/ Vianello Ediz)に所属し新たなアルバム「Quiero El Sombrero」を制作。これはスペイン語で「帽子が欲しい」と言う意味で、収録曲目スペイン語のタイトルが付けられています。
AMC-8002 (1994年 Amici/ Vianello Ediz ) CD Los Pandemonium - Quiero El Sombrero
1.Quiero El Sombrero
2.El Tren De La Alegria
3.Nunca Teolvidarè
4.Como Un Rayito Del Sol
5.El Gato
6.Ay Que Vida Mi Vida
7.Como Te Quiero
8.Donde Esta’ Miquel
9.Como Quema El Sol
AMC-9002 (1995年 Amici/ Vianello Ediz ) CD Ma Che Musica È Pandemonium
1.Ma Che Musica È
2.Tu Fai Schifo Di Più
3.Stiamo Freschi
4.Barista
5.Non Ci Rimane Che Buttarci A Mare
6.Canzone Scartata
7.Canzone Del Tubo
8.La Colpa È Di Maria
9.Morena
10 Fatte Curà
翌95年アミチからアルバム「Ma Che Musica È Pandemonium」を出します。今度は全てイタリア語の曲のようです。
さらに96年結成20周年記念アルバムとして彼らの代表曲をセルフ・カヴァーした「20 Anni Di Clamorosi Insuccessi Pandemonium」を出しています。
PDP-0196 (1996年Amici/ Vianello Ediz.) CD 20 Anni Di Clamorosi Insuccessi Pandemonium
1.Fatte Curà
2.Sexi Cola (Sexy Cola)
3.L'Immenso
4.Ma Le Gambe
5.La Colpa È Di Maria
6.Collage – Rino Gaetano
7.Barista
8.Collage – Villa Maria Antonietta
9.Collage – La”Mara”
10.Tu Fai Schifo Sempre (ふきげんなあなた)
11.Canzone Del Tubo
12.Canto Gregoriano
13.Stiamo Freschi
14.Collage – “Cappuccello Rosso”
15.Shampoo
16.Canzone Scartata
17.Collage – “Operette”
18.Ma Che Musica È
19.Lapasserella
1.Barista
2.Sexi Cola (Sexy Cola)
3.L'Immenso
4.Tu Fai Schifo Sempre (ふきげんなあなた)
5.Fatte Curà
6.La Colpa È Di Maria
7.Canzone Scartata
8.Non Ci Rimane Che Buttarci A Mare
9.Canzone Del Tubo
10.Ma Che Musica È
11.Stiamo Freschi
12.Colage Rino Gaetano
a.Gianna (ジャンナ)
b.BertaFilava (紡ぎ女工ベルタ)
c.Il Cielo ÈSempre Più Blu (空はいつまでもより青く)
13.El Tren De La Alegria
14.Quiero El Sombrero
97年編集ベスト盤業者DVモアから彼らの代表曲を集めたアルバム「I Pandemonium Il Meglio」が出ました。多分現在メンバーのセルフ・カヴァー・ベスト盤と思いますが現品未入手で内容は不明です。
98年特に新解釈した歌詞の「リノ・ガエターノへのアプローチ」が評価され、批評家はパンデモニウムを「クアルテット・チェトラ」の後継と見なし、キャバレー業界音楽部門のボーカルグループの「クアルテット・チェトラ」賞を授与されました。
また2000年アミチから正規ベスト盤「I Più Grandi Successi Pandemonium」が出ていますが、全て不明でタイトルのみ掲載しております。
(2000年Amici/ Vianello Ediz.) I Più Grandi Successi Pandemonium
現在のメンバー
・マリアーノ・ペッレッラ (Mariano Perrella) (1947年生)ヴォーカル、ギター、マンドリン、ベース、ピアノ
・ジャンニ・マウロ (Gianni Mauro) (1950年生) ヴォーカル
・アンナリタ・ピラストゥ (Annarita Pirastu) 別芸名アンナ・デッシ (Anna Dessì) (1953年生) ヴォーカル
・ジャンナ・カルロッタ (Gianna Carlotta) (1952年生) ヴォーカル
・パトリツィア・タパレルPatrizia Tapparelli在籍1979年-現在 ヴォーカル
パンデモニウムは以上です。 この後はメンバー達を紹介していきます。
☆ジャンニ・マウロ (Gianni Mauro)
1955年2月26日ナポリの南東25kmにある都市サレルノ(Salerno)生 パンデモニウム設立以来の現在メンバー、ヴォーカル担当。
1976年からSIAE(イタリアの音楽著作権管理団体)に登録し、RCAイタリアーナと契約した作詞作曲家で、77年からはカンタウトゥーレ(自作自演歌手)としても活動しています。
76年ジャンニ・マウロが考えた音楽と演劇を融合した集団パンデモニウムを結成し、翌77年にはローマ民謡の歌手でもあるガブリエラ・フェッリ(Gabriella Ferri)とコラボレーションした77年音楽バラエティー番組「...E Adesso Andiamo A Incominciare」でパンデモニウムの一員としても参加し成功を収めました。
78年サンレモ音楽祭第3位となったリノ・ガエターノ (Rino Gaetano) が歌い大成功した“ジャンナ”のバック・コーラスとしてジョルジョ・ベッティネッリ、アンナリタ・ピラストゥなど4人の1人としてジャンニ・マウロとして参加しました。
79年サンレモ音楽祭に彼とメンバーのアジェロ・ジョルダーノ、ミケーレ・パウリチェッリが作った“ふきげんなあなた”で出場し10位になりました。この時期から現在までパンデモニウムの音楽作家、歌手、演劇俳優の活動の広い分野で活動を続け、作曲家としてもデット・マリアーノと映画のコラボレーションをしています。
2007年からはフィクションや短編小説の作家として出費ツ活動を始めました
☆マリアーノ・ペッレッラ (Mariano Perrella)
1947年ナポリ生、パンデモニウムのヴォーカル、ギター、マンドリン、ベース、ピアノ担当として設立から現在までメンバーとして在籍。
1964年からナイトクラブやダンスホールのオーケストラ楽団員として音楽活動に携わり、その後マッシーモ・ラニエリ(Massimo Ranieri)、ヴィアネラ( I Vianella)、ウェス(Wes)、ジャンニ・ナザーロ( Gianni Nazzaro)など歌手たちのバック・オーケストラ楽団員となっています。
70年にローマに引越し、ピエロ・ピントゥッチ(Piero Pintucci)、ベルト・ピサーノ(Berto Pisano)やデット・マリアーノ(Detto Mariano)など有名な楽団指揮者のオーケストラに入り、スタジオ・ミュージシャンの交代要員としてドメニコ・モドウーニョ(Domenico Modugno)、ミア・マルティーニ(Mia Martini)、アメデオ・ミンギ(Amedeo Minghi)、ガブリエラ・フェリ(Gabriella Ferri)などの歌手のレコーディングで働きました。
76年音楽家、編曲者としてパンデモニウムの結成メンバーの一人です。80年以後彼はグループ内のすべての曲を共同執筆しています。
86年からデッレ・ミューズ・ローマ劇場(Teatro “ Delle Muse” di Roma)のミュージカルの作者、プロデューサーとなりました。95年からはSIAEのDOR部門の散文作家として著作活動も始めました。
☆ジャンナ・カルロッタ (Gianna Carlotta)
1952年生パンデモニウムの女声ヴォーカル担当として設立から現在までメンバーとして在籍、歌手、女優、振付家。
晩年ロベルト・ロッセリーニ(Roberto Rossellini)と協力してカラヴィラニ美術学校(Artistico Caravillani)を運営し、振付家、芸術監督として高等教育者の役割を果たしました。
☆アンナリタ・ピラストゥ (Annarita Pirastu)
1953年サルディニア島の小都市オリスタノ(Oristano)生、2017年2月23日ローマ没。別芸名アンナ・デッシ (Anna Dessì)、女声ヴォーカル、サンレモ音楽祭出場メンバーの一人です。亡くなるまでパンデモニウムに在籍しました。
幼い頃サルディニアからジェノヴァに引越し、9才から音楽の勉強を始めます。新人音楽祭に優勝し、プログレ・バンド、ニュー・トロルス(New Trolls)のヴィットリオ・デ・スカルツィの会社アレア・レコードから芸名アンナ・デッシとして歌手デビューしました。
ARNP-43002 (1973年 Area Record – Dischi Ricordi) Con I Miei Pensieri/ Che Differenza E' ... [Anna Dessì (Annarita Pirastu)]
K22P- 241 (1982年7月5日 SEVEN SEAS -キング) アトミック・システム (ATOMIC SYSTEM) [ニュー・トロルス (NEW TROLLS)]
1.父オブライエン (LA NUOVA PREDICA DI PADRE O'BRIEN)
2.オ・ビスト・ポイ (HO VISTO POI)
3.真実に向かって (TORNARE A CREDERE)
4.禿山の一夜 (UNA NOTTE SUL MONTE)
5.冬眠 (IBERNAZIONE)
6.美しい世界 (QUANDO L'ERBA VESTIVA LA TERRA)
7.バタフライ (BUTTERFLY)
国内盤が出たニュー・トロルスのアルバム「アトミック・システム」のバッキンッグ・ヴォーカルにアンナ名義で加わります。
75年ローマに引越しした彼女はRCAイタリアーナと契約し、パンデモニウムに参加します。個人として多くのレコーディングのバック・コーラスとして加わります。
数多くの舞台、TVに出演していましたが2017年ローマで亡くなりました。
パンデモニウム 4は次回に続きます