緊急SP、インド12億、中国13億、新興国が熱い目を向けるのがニッポン。
新興国が明かすニッポンのビジネスチャンスとは?
中国人経営者の剣豪集団会長鄭さん、百度の陳日本駐在長の二人が登場。
陳さん「おしんや山口百恵を見て憧れた」
鄭さん「偶然に来て1週間で帰ろうと思ったが20年以上いる。」
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兵庫県・淡路島、そのはずれにある古ぼけた工場。プラスティック工場だが、安い外国製品に押されて廃業さえ考えていたが、ついこの間中国のビジネスで生き返った。河野プラスティックは中国に進出して成功した。
専務の河野繁が責任者だが、彼が感謝するというのが剣豪集団の鄭さんだ。鄭さんは、日本企業の中国進出をサポートする。
ジリ貧だった繊維産業も同じように中国進出を果たして成長した。
日本の中小企業の持つ技術はまだまだ通用するのだ。鄭さんは「内に篭るな。成長市場に打って出よ!」と働きかける。
鄭さん「中小企業が中国進出するのは手助けが必要。今までは大企業が、安い生産力を得るために中国に進出したが、中国の大きな市場を目当てに出ていける中小企業はたくさんある。」
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陳さんは1992年留学生として来日。時給600円からスタートし、今は六本木ヒルズに社を構える。
バイドゥは検索で世界第三位。43歳のロビン社長が率いる。忘年会は北京体育館を借りてコンサートのよう。
TKPは会議室の賃貸を行う会社だが、最近借りるのが中国人ビジネスマンが多い。その理由はバイドゥの検索サイトで上位にあるため、中国での検索が多いからだ。ネット広告を使えば13億の中国人のうちネットユーザー4億人、バイドゥはそのうち3億人が顧客として控えている。
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足して10になるように、良い点と悪い点を上げてもらったら、両者とも良い点8、悪い点2だった。
鄭さん「Kのつくものは良い。悪いところは、70歳や80歳の人がまだ経営者としていて、若い人がのんびりしている。」
陳さん「野菜の品質や形が統一されていてすごい。サービス業は世界一で中国のVIPが来て感動する。」
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インド・デリー。昔と今が入り混じった巨大都市だ。店舗数380の巨大モール。そこのizakayaが大人気だ。インド初の居酒屋を作ったのがITTR社サチーン社長。宝の山が集まっていると語る。
東京のシーファさんは、インド工科大学を卒業し一流の金融機関を経験し、新丸ビルでコンサルタント業を起業した。一筋縄ではいかないインドの政府や州政府と折衝など、まだまだ手ごわいのでビジネスチャンスがある。という。
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サチーンさん「ダメな点は決断が遅い。」
この日、インド人が主催したセミナー。日本人向けなのに、インド人が目に付く。インド人の活用は世界に比べて遅れているのが日本だ。
インド人技術者を入れた会社はその出来に満足して、継続して契約したいという。
サチーンは鳥取県に向かった。平井知事と面談し、鳥取をIT都市にしようという構想に乗った。サーチンはインドのIT会社と契約し、技術の提携、研修のやり取りをしたが、インドの技術力は舌を巻く高さだという。
サーチンさん「地域で、現地の人を採用しながら、技術でジリ貧から復活する。」「人口が少ないから決断が速い。」「一番英語を話すのがインド人。ipad,iphoneもインド人がたくさん開発チームにいる。」
シーファさん「競争が激しいからレベルが高い。」「貧しい出身だが、学費が安いので一流大学も入れる。」
日本のインド人学校では1年からIT、5年で漢字、6年ではフランス語を教わる。
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街で管総理の年齢ってどう?という質問。63歳という年齢は諸外国のトップに比べて高い。
今まで番組に呼ばれた経営者の平均は60歳。龍さんは他の国々と比べると際立って高いという指摘をする。
陳さん「日本は成功した成熟した会社が多いので、若手がガンガン出てくるような状態にはないのでは。」
鄭さん「日本も大変化の時代だから、若者が出てくるのではないか。」
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龍さん「もの作りという言葉はバブルがはじけてからいわれてきた。日本の製造業のダイナミズムが失われたのではないかと思うが、何%くらいあるのか?」
鄭さん「50%はあると思う。日本の成長期の精神を世界に持っていけばいい。」
サーチンさん「もの作りはナンバー1だと思う。」
龍さん「グローバリズムに勝ち負けは無いのではないか。部品などは世界中で調達するし。」
鄭さん「中国と日本を広い市場だと思えばいい。すごいチャンスですよ。」
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編集後記・・・中国やインドは強烈なモチベーションで学ぼうとしている。その意欲は学べないが、日本は自身を肯定してよい。