あなたは虐待にどんなイメージを持っておられますか?
今日はもしかしたら勘違いされているかもしれない虐待の認識についてお話しします。
一般的に虐待には5つの定義があるとされています。
①身体的虐待
②ネグレクト
③心理的虐待
④性的虐待
⑤経済的虐待
私自身は子供の頃、自分が虐待されている意識はありませんでした。
たまに父に殴られることはありましたがそれほど頻繁ではありませんでしたし、食事も三食きちんと食べ、お風呂も毎日入り、洋服なども与えられ、学校も習い事もさせてもらっていたので、虐待されているとは夢にも思っていませんでした。
父に大声で怒鳴られたり、否定されるような言葉を言われても、世の中にはもっとひどい目に遭っている人がいるんだから・・・と自分で自分を納得させていたように思います。
でも言葉の暴力も立派な心理的虐待ですし、何よりも姉が毎日殴られている姿や、それを泣いて止めに入る母の姿を見せられることは立派な心理的虐待でした。
でも私はそんな生活が日常になっていたので、どこか麻痺していたのかもしれません
例え虐待だと理解したとしても、子供にはどうしようもなかった。
その環境で生きていくしかなかったので、自分を頭で納得させ適応させていくしかなかったんです。
大人になり、心理学を学んだことで私は立派な虐待サバイバーだと自覚しました。
うつやパニック、その他様々な病気に罹ったのも、納得がいきました。
自分の認知が歪んでいて、人間関係や人生が上手くいかない理由もよくわかりました。
子供の頃は世界が狭くて、家庭が唯一の居場所です
傍から見てどんなに過酷に見えても、子供はその環境で適応して生きていくしかなかったんです。
まずは「自分は虐待サバイバーであった」と認めることが最初の一歩です。
自分の心の傷を見ないふりをして頭で納得させようとすると、その傷は別の手段であなたに伝えようとしてきます。
私の場合は原因不明の体の痛みとなって出てきました。
トラウマを克服するというのは、過去のつらい出来事に向き合うのではありません。
過酷な環境に、無理やり適応してまで生き抜いてきた自分を認めるのが大切です。
自分への感謝です
トラウマの傷たちはそれを待っています。
トラウマ克服は怖いものではありません。
この記事があなたのお役に立ちますように
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