天井クレーンの保全記録 -5ページ目

減速機のオイルの量が・・・

お疲れさまです!

天井クレーン修理点検の中野です。

クレーンの走行減速ってあまり確認しないですよね~!(弊社はしますよー!)


走行駆動部


今回は初めて点検させていただくクレーンと言う事でチェーンカバーを外しチェーンの確認、給油。

その後減速機のオイル確認。


走行用減速機


減速機の下の方にある丸いのが油量計です。本来ここでオイルの量を確認するのですが、今回は、旋回いつ頃オイル交換をしたのか分からない為とりあえず減速機上面にある空穴を兼ねた丸いオイル給油口を覗いてみたところ

何と!! 油面がすぐそこに見てています。


給油穴からの映像

何と、満タンですね! 減速機底から5cmぐらいオイルが入っていれば問題ないのですが、今回は減速機の上まで来ています。

多分、どこからか水が入り込んだと思いますが、大変な事ですね。

もし全部オイルだと負荷も掛かるし、減速機内部の温度もかなり高くなり、油漏れしますよね。モーターが可哀想です。

もし水が入ってこうなったんだったら上5cmぐらいから下が全部水の恐れがあります。ギヤーもベアリングも水につかった状態ですよ。

正直、空気に触れなければ錆びませんが・・・・

とりあえず次回にはオイル取替実施できる事を祈ります、




IHIホイスト 20/7.5CWH 巻上ブレーキ不具合!

お疲れさまです!

天井クレーン修理点検の中野です。

先日、年次点検を実施したところ何と!

巻上がウンウンうなってて動きません。

慌てれブレーキのカバーを外し調査したところ、ライニングが引っ付いてはなれません。


主巻 20t 巻上ブレーキ

開けてビックル、ブレーキ自体が錆びだらけ。

ホイスチには暴雨カバー付いていましたが、湿気や何かで鋼なるんですね。

ひとまず分解・整備・組立で応急処置完了。

結構この型式のブレーキの整備、調整は面倒くさいんですよ。

分からない方がいたらコメントください!

では・・・






機械の寿命を維持する秘訣

お疲れさまです!

天井クレーン修理点検の中野です。

先日点検していて発見した不具合箇所。

現場の都合で写真はありませんが15tクラブの巻上電磁ブレーキの軸、穴周りがかなりガタついていました。

ブレーキ本体の穴の摩耗はどうする事も出来ないので、今回は軸のみ取替。


取替した軸

結構摩耗していましたね!


摩耗していた箇所

実は、穴をそのままで、軸のみを新しいものに取り替えたのですが、こうする事によって電磁ブレーキ自体の状態が数年前の状態に戻ります。

100%新品に近い状態に戻す事も大切ですが、時間もお金も賭けないで、とにかく数年前の状態に戻す。

こういう作業も時と場合によっては必要ですね!


横行が止まらない!

お疲れさまです!

天井クレーン修理点検の中野です。

先日修理の問い合わせが在りました。

押しボタンで操作していると時々横行が止まらなくなるんですよ!

至急現場に駆けつけたら何と30tクラブ式天井クレーン!

早速押しボタン調査。


押しボタン

ビスを取り外し、開けようとしたらケースが半分は損していましたがその他は問題無し。

次にクレーンの上に上がり調査を開始。

まずは横行ケーブルの確認。


横行給電用ケーブルとケーブルベアー


次に横行駆動部、特にブレーキの開閉状態の確認。


横行モーター及びブレーキ


動作確認しましたが、ケーブル、ブレーキとも問題無し。

次は制御盤。

横行用電磁接触器




補助リレー

電気的にも問題なさそうです。


結局そうなんですが、現在正常に動いている限り原因を見つけるのは困難なんですよね!

ひとまず、押しボタンとケーブルに予備線があったので一応予備線を使って配線をし直してきました。


写真は在りませんが、色々見回しているうちに、巻上げブレーキの調整がされておらず、主巻、補巻ともライニング摩耗のメモリが限界を遥かに越していたのでそちらも調整。

特に、主巻の電磁ブレーキが解放状態になっており、危うく吊り荷を落とす所でした。

やはりこのクラスになると点検って大切ですね。

もう少しで大きな事故に繋がっていましたよ!!


ブレーキの調整を定期的にしないとこういう事って起こるんですよ。

ブレーキ不具合が見つかる時って吊り荷が落ちる時なんですよ・・・



年次点検の依頼について その2

お疲れさまです!

天井クレーン修理点検の中野です。

年次点検の依頼でもかきましたが、ブログヤfacebookを見たとの事で年次点検の問い合わせを頂きます。

年次点検は日頃月例点検では中々点検できない所を年に一回時間を作り、点検する事です。


日立ホイスト 横行モーター ハウジング

確かに定格荷重を吊ってブレーキテストをしたり、電流計ったり、タワミ測定を行いますが、それがメインではありません!

すべての個所が分解し状況を確認できる訳ではないのである程度、点検個所を決め、年次点検時に確認します。

なので、

荷重を吊ってデータをとる事が年次点検ではないんですよ!

実査問題、現在動いている天井クレーン、わざわざお金をかけて分解点検する事はないと思われますが、見えない部分こそ、点検が必要です。