天井クレーンの保全記録 -27ページ目

天井クレーンの使用目的

お疲れさまです!

天井クレーン修理点検の中野です。

労働安全衛生法第3条第2項に

「機械,器具その他の設備を設計し製造し,若しくは輸入する者~中略~機械が使用されることによる労働災害の発生の防止に資するよう務めなければならない」と記され,また,法第28条の2に事業者は,「リスクアセスメント及びその結果に基づく措置の実施に努めること」

と定めてあります。

つまり、お客さんに使用目的、頻度、使用状態などを考慮して設計段階からリスクアセスメントを取り入れて行きましょう!っと言う事です。

例えば同じ天井クレーンでも製鉄所向けのクレーンだとかスクラップ屋さんなどのリフマグが付いたクレーンと一般工場のクレーン、機械、組立工場などのクレーンなどでは初めっから使い方が違ってきます。

クレーンの構造規格なのには使用目的(適用されるクレーン)の種類によって、強度計算で使う作業係数がかなり違ってきます。

例えば、同じ5tx18mの天井クレーンでも作業係数は、

1.鍛造クレーン、搬入クレーンなどは1.14~1.2

2.バケット付、マグネット付などは1.14~1.2

3.一般工場用クレーンなどは1.05~1.11

4.機械及び組立工場用クレーンなどは1.02~1.08


と言う具合に、作業係数が違ってきます。

ですから、5tx16mの天井クレーンを見積してください!っという依頼が来てもまず、どういう目的でクレーンを使用するかをまず確認する必要があります。

ちなみに、発電所用クレーン、分解点検用クレーンなどは1.00~1.02

っと言う具合に殆ど割り増しを計算に入れなくても良いそうです。

作業係数が1.0のクレーンと1.2のクレーンでは自ずとクレーン本体の強度も違っており、価格も違ってきます。


同じ一般工場でも1.05と1.11とではかなり作業係数が違ってきますので、どの辺りの係数を使うかによってクレーン自体の性能が変わってきます。

でも、現状ではその辺りはクレーン製造メーカーが、勝手に判断し、積算し、見積します。

見た目の仕様だとか、使い方がけでは上手く自社にあったクレーンを作ってもらうのは難しいはなしですね。

今度クレーンを発注する時は一度製造メーカーの方と話し合って作業係数を決める必要がありますね。

日立ホイスト巻上ステーター

お疲れさまです!

天井クレーン修理点検の中野です。

先日、日立ホイスト5D-T55のホイストの巻上用ステーターが焼けたらしく巻き返したステーターを取り付けに行ってきました。



何事も無く取り付け完了し、ステーターの線を接続しようとしたら、

なんと、接続の仕方が分からなくなってしまいました。

おまけにホイスト制御盤に書いている配線図は消えてしまって分からなくなってしまいました。

仕方が無いのでテスターであたり確認していったところ、

なんと、ブレーキに行っている線の一本(S相)は巻上げの可逆のマグネットスイッチの下からではなく、マグネットスイッチの頭から取っていました。

とうりで、配線するとき線が1本多かったんですよ。実は•••

どういう訳かは今度改めて説明します。


皆さんも気をつけてくださいね~!

ガーダーの断面性能

お疲れ様です!

天井クレーン点検修理の中野です。

僕の場合、クレーンの見積もりやクレーンの全体図などを書く時はたわみ率を基準にクレーンガーダーの断面性能を決定して、ガーダーのサイズを決めます。

たわみ率とは、クレーンのスパンに対して定格荷重を吊った時のガーダーのセンターでのたわみ量の比率です。

クレーンの安全規格で、たわみ率は1/800以上と決まっています。

どう言う事か?っと言うと

例えばクレーンスパンが16mとします。計算の都合、長さの単位をmかmmに変えると16000mmですね。

1600mmの1/800と言うと2mmですね。つまり、16mのクレーンはいかなる事があっても20mm以上たわみ量があってはなりません。

これを元に吊り上げ荷重に合わせたクレーンガーダーのサイズ(断面性能)を決めます。

計算式はここでは省きますが、クレーンの積算や設計はここからスタートします。

つまり、

1/800と言う値は全ての始まりなんですよね。

ただ、

1/800と言う設定は最低の数字で有り、この数字をどれぐらいの値に設定するかがクレーン製造メーカーのノウハウです。

わが社では、この値を

クレーン自重のたわみと定格荷重を吊った時のたわみを足した値を使い、その値とクレーンスパンの比率を1/1200と定めています。

この値は長年の経験を元に自分で決めた値で、何かを参考にした訳では有りますねん。デスが、一応計算書では定格荷重を吊った時のたわみ率が1/800以上なので問題はない訳です。

なので、

クレーンの予算と比較しながらこのたわみ率をクレーン製造メーカーは勝手に決めることが出来ます。

ところで、あなたの工場の天井クレーンのたわみ率がいくつで設定されているかご存知ですか?

もし、設置したクレーンの吊り上げ荷重が3t以上であれば設置届と言う書類が事務所に保管されていると思います。その中に必ずクレーンの強度計算書が入っており、その中でクレーンのたわみ率がいくつで設定されているかが書いて有りますので、一度確認される事をお勧めします。

ホイスト巻上減速機のオイル

お疲れさまです!

天井クレーン修理点検の中野です。

先日連絡があり、クレーンを一度も点検していないという事で、年次点検をする事になりました。


アルミのダイカスト屋さんで、クレーンが何だか真っ黒です。


巻き上げ時ゴロゴロと音がするので巻上減速機内のオイルを確認したところ、まったくと言っていいぐらいオイルが入っていませんでした。

ホイストの寿命はだいたい20年と言われています。それをすぎると部品の供給が無塚しいものもあります。

今回点検したクレーンは平成2年製で、そろそろ寿命ですが、あまり頻繁に使っていなかったという事でそれほどダメージを受けていません。

残念ながら減速機のオイル不足の影響だと思われますが、ベアリングがダメのようです。

本当なら、減速機内を一度府ラッシングして、オイルを入れ、様子を見て音がうるさいようであればベアリングを取り替えてもいいのですが、

後々の事を考えると新品に取り替えてもいいかもしれませんね。

だったら、この際何もせず、壊れるのを待って新品に入れ替えるのもいいかもしれません。

とにかくこの事をお客様に伝え、判断していただく事にします。

年次点検?

お疲れ様です!

天井クレーン点検修理の中野です。

昨日は茨城県鹿嶋市まで年次点検に行って来ました~!っといっても、

ほとんどの時間作業は終了しているので、クレーンの掃除と荷重試験がメインです。

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掃除と言ってもただ掃除するのではなく、ボルトの緩みや溶接の亀裂を確認しながら作業を進めていきます。

ただ、クレーンの長さが約21mあるので、ほうきではくと1時間以上かかりましたよ。

それにしても今日は暑かったですね!


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