13日、富山県に住む70代の男性が、国産の新型インフルエンザワクチン接種後に死亡していたことを厚生労働省が発表しました。男性の死亡は発表前日の12日です。
この男性には基礎疾患(肺気腫)があり、厚生労働省は「持病が死因で、ワクチン接種とは無関係」と言っていますがどうでしょうか? こういうことが起こると国は無責任に転じますから。
11日にかかりつけの病院で新型インフルエンザワクチンの接種を受け、帰宅しましたが、その日は特に変わった様子もなかったようですが、翌日亡くなっているのを家族が発見したそうです。
国は10月に国立病院機構の67病院で接種した医師や看護師など約2万2112人を追跡調査しています。それによると重い副作用の発生率は0.002%といいます。軽い副作用は3人。重い副作用に至った方は4人でした。
重い副作用4人のうち3人が入院しています。接種当日に吐き気、筋肉痛、動悸などの症状が現れています。
上記の追跡調査以外のワクチン接種でも重い副作用を訴えた方がいるそうです。スズメバチなどに刺されて抗体が異常活性化するアナフィラキシーショックのような症状です。
従来の季節性インフルの接種では昨年度のデータ(推定4740万人に接種)から121人に重い副作用があり、発生率は0.0003%です。
何度も書きますが、薬品に頼らず、企業も家庭も、まずは新型インフルエンザに感染しないように充分気をつけることだと思います。
