新型インフルエンザ感染による死亡者が続発しています。


54人目:9日、愛知県犬山市で新型インフルエンザに感染した生後7か月の乳児が亡くなりました。男の子です。感染死亡者の最年少となります。基礎疾患はありません。


8日、乳児は、ぐずってはいましたが、乳児特有のものでインフルエンザのような症状があったかどうかは家族にもわからなかったそうです。しかし、翌9日の早朝、自宅で乳児が呼吸をしていないことに家族が気づき、病院に緊急搬送されましたが、搬送時には心肺停止状態となっていて、搬送先の病院で死亡が確認されました。


直接の死因は確認されていませんが、死後の調べで新型インフルエンザに感染していることがわかりました。


7か月の乳児、基礎疾患なし、死亡前日にぐつつく、死亡当日早朝呼吸をしていない状態で発見、直接の死因は不明


53人目:8日、栃木県に住む80歳代の男性が細菌性肺炎および多臓器不全のために亡くなりました。男性は肺気腫を患っていました。


男性は10月27日に38.6度の発熱があり県内の病院を受診。簡易検査でA型陽性だったのでタミフル投与などの治療中で、経過観察のために入院していました。


29日に意識レベルが低下したために転院してICU治療を受けました。一時、意識回復などの傾向が見られましたが、11月5日には細菌性肺発症など病状が悪化し、8日の午前に亡くなりました。


80歳代の男性、基礎疾患に肺気腫、38.6度の発熱、簡易検査でA型陽性、タミフル投与、死亡まで13日、直接の死因は細菌性肺炎と多臓器不全


52人目:8日、埼玉県深谷市に住む3歳の男児が新型インフルエンザ感染によるインフルエンザ脳症(推定)で亡くなりました。


男児は6日の夜に発熱、翌7日午前に深谷市内の病院を受診。簡易検査でA型陽性だったのでタミフルを服用しました。しかし、午後になって意識不明となったために市内の別な病院に搬送されましたが死亡しました。基礎疾患はなかったそうです。


3歳男児、基礎疾患なし、死亡前日に発熱、簡易検査でA型陽性、直接の死因はインフルエンザ脳症とみられる