関西で集団感染が起きている可能性が高くなってきました(*まだ確定ではありません)


神戸の高校生に続いて大阪でも1人の女子高生がインフルエンザ遺伝子検査で豚インフルエンザ陽性が確認されました。海外渡航歴はありません。


さらに8人(内7人が先の女子高生と同校生徒)もA型陽性で、豚インフルエンザかどうかを確認中です。


ほかにも100名が同様の症状を訴えていると言う事です。





 16日、厚生労働省は、神戸市内の県立高校3年男子生徒(17)が、新型インフルエンザに感染していることを確認しました。

 水際検疫によるもの以外では国内初めての感染の確認となります。同じ高校に通う2年男子(16)と2年女子(16)も発熱などを訴えており、16日の遺伝子検査で陽性を示したために国立感染症研究所で最終確認検査を行っています。


 3人はいずれも海外渡航歴がないということです。


 国内で新型インフルエンザの感染者が出たことによって、政府の新型インフルエンザ対策本部は、政府の行動計画を現在の「第1段階(海外発生期)」から、「第2段階(国内発生早期)」などへ引き上げることを決定しました。


 対策としては、これまでの検疫などの水際対応から、国内の感染拡大防止策に移ります。


 当面の措置として、「基本的対処計画」に盛り込まれていた不要不急の外出自粛要請、集会やスポーツ大会の開催自粛などを一律に要請することは見送られましたが、主催者に開催の必要性を改めて検討させ、感染機会を減らすための工夫を考えるように要請します。


 さらに事業者や学校に対しては時差通勤や時差通学、自転車通勤・通学を認めるなどの感染機会を減らす工夫を求めるということです。


 特に学校ですが、感染者が発生した場合には臨時休校も検討し、休校した場合には都道府県が一週間ごとに休校の継続を検討させるということです。



 本日、新型インフルエンザの感染によって成田市のホテルに「停留」されていた大阪の高校生47人が停留解除となりました。ウイルスの潜伏期間とされている7日間が過ぎ、医師の診察で問題がなかったので停留を解除されたということです。

クラウド・バスターの安全主義

「パンデミックから身を守る“新型インフルエンザ対策”」荒岡敏:著

(日刊工業新聞社 ISBN978-4-526-06183-7)1400円+税


 新型インフルエンザのことを書いた本を探して、いくつかの書店を見たのですが、1冊も目にすることがありませんでした。ところが昨日、何気なく覘いた松戸の書店でこの2冊を見つけました。すぐに購入しましたが、書店のコーナーを見ると「サイエンス」と書いてありました。これまでは「ビジネス書」「健康」「家庭」「医学」などのコーナーを見ていました。だからみつからなかった・・・のでしょう。書店でもこういった本のコーナー分けは難しいのでしょうね。


 この2冊は、今回の新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染拡大の前に発行されています。ですからここで言う新型インフルエンザは、WHOが監視し続ける「トリインフルエンザH5N1型」のことです。それでも未知の新型ウイルスに変わりはありませんので、この本は充分参考になるはずです。


 その内容は、やや過剰な表現で危機感を煽るような内容ですが、未知のものに対しては“過剰”な方がよいのです。


 日本列島は文字通り島国ですから、鎖国していた江戸時代までは外部からの進入に強かったのです。幕末のコレラ大流行も、その後のスペイン風邪も、鎖国体制を解いて開国したことが要因なのです。多くの人たちが亡くなりましたが、地続きの大陸ほど感染拡大する例が少なかったのです。そのため日本人は危機管理に関する意識が弱いのです。


 そのために多少過剰にしなければ日本人の意識は目を覚まさないのです。


「パンデミックから身を守る」の目次は以下の通りです。


第1章:パンデミックで何が起きるのか

第2章:パンデミックからどうやって身を守るのか

第3章:企業としてのパンデミック対策

第4章:ポストパンデミック 日常生活への復帰

付録:パンデミック対策リスト

クラウド・バスターの安全主義

「新型インフルエンザ恐怖のXデー」岡田晴恵:著

(PHP研究所 ISBN978-4-569-70132-5)952円+税


「新型インフルエンザ恐怖のXデー」の目次は以下の通りです。


第1章:新型インフルエンザ・パニック

第2章:家に2ヶ月籠城せよ!

第3章:自分と家族を守る7つの対策

第4章:覚えておきたいクスリの知識と使い方

第5章:家族で取り組む対応マニュアル

参考資料編(新型インフルエンザ情報源、各種ガイドライン)

感染症指定医療機関一覧

クラウド・バスターの安全主義
クラウド・バスターの安全主義

 昨日、待ちに待ったN95マスクが届きました。N95というのは米国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格をクリアし、認可された微粒子用マスクのことです。Wikipediaの「N95マスク」を参照すると、記号のNというのは耐油性はないという意味で、95というのは規格認定時に使用する試験粒子を95%以上捕集できることを意味しているそうです。

 もともとは製造現場などで使用されるマスクでしたが、SARSなどの感染防止に効果を上げたので医療用に使用されるようになったそうです。医療用のマスクには「サージカルマスク」というのがありますが、N95マスクとは区別して用いられています。ちなみにサージカルマスクは装着者から外部に飛まつを拡散しないために用いるもので、N95マスクは「レスピレーター(呼吸用保護具、防塵マスク)」と呼ばれ、サージカルマスクとは逆に外部からの飛まつや粒子の吸入を防ぐために用いるものです。

クラウド・バスターの安全主義

 今回購入したマスクは、「FOLD-FLAT RESPIRATOR」という折りたたみ型のもので、装着するとたたまれていた部分が顔の前に突き出て、見た目が河童のようになります(笑)。くちばしのように突き出た部分が空洞なので、サージカルマスクに比較すると呼吸が楽です。

 20枚パックで、1枚ずつビニール袋でパッキングされています。ティッシュペーパーのように紙箱から1枚ずつ取り出すことができるので大変、衛生的です。

 今回、N95マスクを購入した理由は、万が一の場合の新型インフルエンザの感染拡大に備えるものです。でも20枚だけじゃ肝心なときには足りないかもしれませんね。

千葉県鎌ヶ谷市に住む高野聖(たかのひじり)は日の塵(ひのちり)なり


千葉県鎌ヶ谷市に住む高野聖(たかのひじり)は日の塵(ひのちり)なり

千葉県鎌ヶ谷市に住む高野聖(たかのひじり)は日の塵(ひのちり)なり

千葉県鎌ヶ谷市に住む高野聖(たかのひじり)は日の塵(ひのちり)なり

デュポン社 タイベック製 化学防護服

かみさんにアゼアス防護服を着せてみました(笑)


先ほど、ミドリ安全さんに注文していたデュポン社のタイベック製「アゼアス防護服」と「ソフトウェア」が届きました。この二つは、フード付きの全身を被う“つなぎ服”で、本来はアスベスト除去時、ペイントスプレー作業時、農薬散布時などに有害な物質から作業者を守るための化学防護服です。防護服は、微粒子、液体スプレーなどに対する防護のため、化学薬品の毒性や作業環境に応じて使い分けられるものです。


ポリエチレン不織布素材の“タイベック”は、0.5~10ミクロンという極細の連続長繊維に熱と圧力をかけて形成されており、有毒性の細かな粒子に対して強力なバリア性を確保できます。しかも丈夫で、空気、水蒸気も透過するので快適に着用できます。


双方とも千円程度の安いものですが、強度もあって、いざというときに効果を発揮してくれそうです。

アメリカでも感染患者が死亡しました。亡くなったのは1歳11ヶ月の幼児です。


政府は海外渡航者や駐在員、さらにその家族を帰国させています。さらに船舶物流も同様です。帰国入国された方々には申し訳ないのですが、現時点での空港や港湾での検疫は、あまり意味がないと思われます。新型インフルエンザがどのようなものなのか誰にもわかっていないからです。


メキシコでの死亡者は免疫力や抵抗力の弱い老人や幼児でなく、予想外にも若い年齢層の方々が多いといいます。不思議なことです。


潜伏期間ですが、今回アメリカで死亡した幼児は2週間ほど前から具合が悪かったのだそうです。それから考えても国境封鎖や海外渡航者の帰国や海外からの観光客の入国を許したWHOだけでなく世界各国は初動を誤ったような気がします。


せっかくのGWでもあまり出歩かないようにして、出かけるのであれば、マスクを着用して人ごみを避けるべきだと思います。


今の時期の季節はずれ・・・?? なマスク着用は、決してかっこ悪いものではありません。あなただけでなく、あなたの大事な方々を守るためにひとりひとりの感染防止意識が重要なのです。


いたずらに感染パニックに陥ってもよくありませんが、これからは個々の感染防止に期待するしかありません。

WHOは、豚インフルエンザの警戒レベルを“レベル4”に引き上げました。「小集団での感染」というレベルとなります。パニックになる必要はありませんが、感染防止のための予防策を講じる必要があります。




予防と言っても難しいことではありません。まず、普段からマスク着用を心がけることです。ご家族分のマスクを確保することが先決だと思われます。




万が一、感染が発生した場合には、大変なことになりますので、これからは厚生労働省はもちろん、専門会社であるミドリ安全やセコムトラストなどのサイトを参照していたほうがよいかと思います。




これまでは人に感染しにくい“トリインフルエンザウイルス”が人に感染するウイルス「新型インフルエンザ」への進化が懸念されていましたが、今回の豚インフルエンザは、人インフルエンザとトリインフルエンザのウイルスが豚の体内で新型インフルエンザウイルスと進化し、人に感染したものと考えられています。

ですから従来のワクチンでは対応できないのです。感染ウイルスを採取して、それに対応できるワクチンを精製しなければならないの、対応ワクチン感性までには短かくても半年はかかるのです。



これから日本は風邪をひきにくい暖かい季節となりますが、油断はできません。



いずれにしても、風邪をひかないように従来から人ごみの中ではマスクの着用を心がけることだと思います。

メキシコで「豚インフルエンザ」が発生しました。動物から人への感染ということです。


これまで「新型インフルエンザのパンデミック(感染爆発)」を想定して、様々な対応策が検討されてきました。新型インフルエンザと言うのは従来にはなかった新しいタイプのインフルエンザのことを指すのですが、この「従来なかった新しいタイプ」というのが想定外の脅威なのです。


従来のインフルエンザであれば対応できる“ワクチン”や“対応薬”が用意されているのですが、新しいタイプのウイルスに対応できるワクチンの精製には短くても半年はかかるそうなのです。


さらに最悪なのが「豚インフルエンザ」というのが新型インフルエンザ枠の想定外だったということです。

新型インフルエンザと言えばアジアからの「鳥インフルエンザ」の感染が懸念され、国としても、それに対する危機意識があったのですが、豚インフルエンザというのはまったくの想定外だったのです。


つまり、今、豚インフルエンザの感染者が発生しても、国として充分な対応はできないのです。


感染者が発生すると、感染者の家族、感染者が通勤に使用する電車やバス内の乗客、さらに感染者が勤める企業の社員・・・とどんどん感染は拡大していくのです。


治癒への対応が充分でないなかに感染者が拡大すれば、都市や経済、政治、国としての機能ができなくなってしまうのです。


感染爆発(パンデミック)というレベルに達すると、強制的に外出禁止令も出される可能性があります。そうなると食料や水の貯蓄ということも考えなければならなくなるのです。


いずれにせよ、感染の兆しがあれば、個々の感染予防に努めるべきです。


サージカルマスクなども不足する場合も考えられます。企業は勿論、家庭でも新型インフルエンザ感染予防製品を今の内に購入しておくべきです。