メキシコで「豚インフルエンザ」が発生しました。動物から人への感染ということです。


これまで「新型インフルエンザのパンデミック(感染爆発)」を想定して、様々な対応策が検討されてきました。新型インフルエンザと言うのは従来にはなかった新しいタイプのインフルエンザのことを指すのですが、この「従来なかった新しいタイプ」というのが想定外の脅威なのです。


従来のインフルエンザであれば対応できる“ワクチン”や“対応薬”が用意されているのですが、新しいタイプのウイルスに対応できるワクチンの精製には短くても半年はかかるそうなのです。


さらに最悪なのが「豚インフルエンザ」というのが新型インフルエンザ枠の想定外だったということです。

新型インフルエンザと言えばアジアからの「鳥インフルエンザ」の感染が懸念され、国としても、それに対する危機意識があったのですが、豚インフルエンザというのはまったくの想定外だったのです。


つまり、今、豚インフルエンザの感染者が発生しても、国として充分な対応はできないのです。


感染者が発生すると、感染者の家族、感染者が通勤に使用する電車やバス内の乗客、さらに感染者が勤める企業の社員・・・とどんどん感染は拡大していくのです。


治癒への対応が充分でないなかに感染者が拡大すれば、都市や経済、政治、国としての機能ができなくなってしまうのです。


感染爆発(パンデミック)というレベルに達すると、強制的に外出禁止令も出される可能性があります。そうなると食料や水の貯蓄ということも考えなければならなくなるのです。


いずれにせよ、感染の兆しがあれば、個々の感染予防に努めるべきです。


サージカルマスクなども不足する場合も考えられます。企業は勿論、家庭でも新型インフルエンザ感染予防製品を今の内に購入しておくべきです。